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大学の講義で観た中で、一番印象的だった作品。映像の美しさに圧倒されて忘れられなかったけど、難しくて理解は出来なかった…。こんな分かりやすくて詳しい解説をRUclipsで観れるなんて…感動🥺
ほんまに最高のチャンネル自分の言語化できなかった好きだと感じる物をジュネさんを通して理解することができる感じがする
「ざくろの色」、若い頃に映画館で見ました。パラジャーノフ祭として上演されていました。仕事終わり、疲れて、暗い映画館の椅子に沈み観るパラジャーノフの映像は、極彩色の夢の様でした。彼方此方から寝息が漏れていました。ああ!いい!何て素敵なんだろう!! 夢うつつの人ばかり!今日は沢山の人達と一緒に美しい夢を観ているんだわ。その時の気持ちは鮮明に覚えていて、今また甦って心をときめかせます。あぁ~...いい!VHS で購入していたビデオ、観れないから捨ててしまった事が悔やまれます。
後ろの本の多さに圧倒されましたこれほどまでに知識があってそれを配信してくださることに感謝です!
テスト終わりの電車でジュネさんの動画見るの至福、、、メッシュや瞼まで柘榴を感じさせる所プロ意識高すっぎすっき
テストお疲れ様でございました。ワァ細かいところまで熱心にご覧くださって造り手冥利に尽きるとはこのことです、ありがとうございます⚜
お久しぶりごさいます!待ちに待った動画にまさかのパラジャーノフ監督作品がくるとは!お名前と作品名は本を読んで知っておりましたが、DVDが出ていることは知りませんでした😢現在はジョージアと呼ばれていますが、私の年代ではやはりグルジアのほうがピンときます☺当時のソ連、「鉄のカーテン」の内側では本国のソ連人芸術家達も不遇の時代を生きていた事を思うと、彼の存在は非常に貴重な例だったと思われます。感激のあまり長文になってしまいましたが、これからも唯一無二のチャンネルを渇望しております!
お待たせしました!英語読みの「ジョージア」と言ってしまうとジョージアコーヒーやジョージア州のイメージが先行しがちですから、私もロシア語の「グルジア」読みの方が好きですね笑仰る通りです、パラジャーノフの不当な逮捕をタルコフスキーは非常に心配して手紙など送っていましたが、そのタルコフスキー本人もソ連当局と確執を抱えてついに亡命した人ですし、芸術家にとっては冬の時代だったと思います。しかしそんな中でもこのように己を貫いた人の生き様を見ると、胸に迫るものがありますね。
構図がカッコ良すぎる。
ワンシーンごとに動く絵画を見ているような圧倒的な映像美に目が離せず、ドキドキしながらくぎ付けになって観ていた覚えがあります。観たのが子供の頃だったのでタイトルも覚えておらず、おぼろげな記憶をたよりに検索しても出てこなかったのですが、この動画のおかげでタイトル、監督が分かり再度見ることができます。今回の動画はいろんな意味で衝撃でしたwありがとうございます。政治的な検閲や批判、表現の自由を抑え込まれた映画監督、芸術家、作家の苦悩を乗り越える情熱があるからこそこういった芸術が産出いるんだと、それを見ることのできる自分はすさまじい特等席に座っているんだなと今回の動画をみて再認識いたしました。
子供の頃にご覧になったとは、それは強烈な思い出でしたね笑 再び巡り合うお手伝いができたのでしたら光栄です。「それを見ることのできる自分はすさまじい特等席に座っている」、あまりに正鵠を射た表現で感動しました。本当に仰る通りですねえ。
AIによって自分の好みにカスタマイズされたSNSや検索でしか新しいコンテンツを得られず、不満を抱えていた自分にとって最高のチャンネルです。毎回動画に出てくる知らない人物・作品名をメモして後で鑑賞することが楽しみです😊ほんとうにこのチャンネルに出会えて良かった!!!これからも末永く、私を知らない世界に連れてってください😎😎😎
電子の海の中から見つけ出してくださって、そしてメモまでして熱心にご覧くださってありがとうございます。ようこそ、暗く美しいアンダーグラウンドへ!
最近おすすめにて、パラジャーノフ祭の動画が流れてきたので、久方ぶりにジェネ様の解説を聞きたくなり、戻ってまいりました
めちゃめちゃ勉強になる...カルチャーへの深い知見を豊かな語彙で表現できてて凄い。このチャンネルの世界観に嵌りそう...💜
まじで動画お久しぶりですねジュネ様民族文化系の話ほんと好きです☺️
ジュネさんの新作待っておりました!!ジュネさん相変わらずセンスが良い〜😖💕
主人公の背景を知ってやっと映画が理解できました!ありがとうございます!
「映画は立体的である」という自分の中に潜在的に存在していた固定概念が映画のスクリーンショットをみて顕在化しました。
「映画は立体的である」というお言葉の真意が分かりかねますが、可視の次元の話であれば、パラジャーノフの映画は動画でご説明している通り絵画的──つまり2次元的であり平面的な画面作りに特徴があるので、それを何故「立体的」と形容されているのかに興味があります。
ややこしい文章を書いてしまい、申し訳ありません。私が言いたかったことは、『ざくろの色』というような平面的な画面作りの映画をみて、「映画は立体的である」と思い込んでいた自分に気づいたということです。映画に対して立体的か否かと言う視点でみていなかったために、自分の中にある「映画は立体的である」という固定概念があったことさえ気づいていなかったのです。
久しぶりにお邪魔しましたがいつも通り楽しげに解説する方だなあ。興味が湧いてきました。見てみたい
私は高校で演劇部だったのもあって、第一印象は「舞台的」の方が強かったですが、この動画を見て絵画と舞台は似ているところがあるな〜と感じました!(視点がひとつに定められてるところとか……その分観点は沢山増えるところとか……)ジュネさんの素敵な動画が日々の癒しです!ありがとうございます☺️
カメラの視点が非常に舞台的ですよねえ。ただ本映画とは別に絵画と舞台を比較するなれば、絵画は近くで見ても遠くで見ても良し、正面から見ても斜め横から見ても良しなので、舞台よりは見る側の視点の自由はあるかなあと思います。ご覧くださってありがとうございます。
久しぶりの動画とっても楽しみです❤︎ざくろの色は初めて聞きました😍すっごく好みで民俗的であり絵画要素が盛り込んでて興味が湧きました❤︎ルネサンス時代の絵画的よりは民俗衣装を映像にしたモチーフが本当に美術的で素晴らしいです❤︎ジュネ様のお衣装も作品と良く合い素敵です。模様が好みですね笑❤︎次回も楽しみにしています💕
以前、中井英夫の回で勝手にリクエストしたパラジャーノフのざくろの色を取り上げていただき、嬉しい限りです。相変わらず幅広い知識と深い洞察力に裏打ちされた解説には感服いたします。パラジャーノフといえば、彼が投獄された時、ゴダール、フェリーニ、トリュフォー、ヴィスコンティなど、錚々たる映画監督が救済活動を行った事は有名ですね。それから10年以上前に松任谷由実さんがラジオ番組の中で、資生堂のCMの中には、かなりのパーセンテージでパラジャーノフの影響が見られるとおっしゃってました。
その節はコメントありがとうございました。リクエストは受け付けていないと言えど、自分以外にも『ざくろの色』を愛してやまない方がいるのだと知れて大変嬉しかったです。著名監督たちの救出活動についてもカザルスの著作に言及がありまして、興味深く読んでおりました。松任谷さんの仰ることは何だか分かる気もしますね笑 セルジュ・ルタンスが関わっていた頃のCMなんか特に素晴らしいと思うのですが、そのルタンスは少なからずパラジャーノフの影響を受けていたんではないかと個人的に勘繰っています。
絵画のような、舞台のような映画……初めての出会いです。自分の中の映画のイメージが新しく変わったように思えます。
私も本作に出会って映画の概念がガラリと変わりました。唯一無二の映像体験ができる作品ですねえ。
中東がまさかくると思ってなかったのでめちゃくちゃ嬉しいですー!!ありがとうございます!
BGMで勘違いさせてしまったかもしれませんが、アルメニアは正確には中東ではないんですね……西アジア、あるいはやはりコーカサスと言うのが適切です。こちらこそご覧くださってありがとうございます⚜
@@DilettanteGenet 丁寧に訂正と返信ありがとうございます!アルメニア知識不足過ぎたので学びます( ¨̮ )きっかけをありがとうございます。
前に、ジュネさんがRUclips LIVEでざくろの色を紹介してたときからこのような動画をずっとずっと楽しみにしていました!!😭(コメントでパトリック・カザルスの本を紹介した者です…!!!)ざくろの色はまさに映像美だと私も思っているので、ジュネさんが絵画じゃなくて映画なんです!と動画内で仰る度、分かる!!と思って拝聴していました笑どこを切り取っても絵画のような独特かつ美しい世界観を表せるのはパラジャーノフしかいないですね。最高の解説動画ありがとうございました😭😭
ごきげんよう、その節はコメント誠にありがとうございました。パラジャーノフ映像の凄まじさに戦慄してもそのロジカルな部分をまだ解さなかった私にとって、お勧めいただいた書物に大変勉強させていただきました、おかげで今回の動画を作ることができたと言っても過言ではありません。ご覧いただき感謝です⚜
いつも素敵な動画をありがとうございます!予告編を観ましたがたしかに世界観に引き込まれてしまいました。あと何故かホドロフスキーのエルトポやホーリーマウンテンを思い出してしまいました笑
ジュネさんの横顔が素敵です☺️
周りの人に言っても「なにそれ」としか言われない作品取り扱ってくれるジュネさんありがとう…。この映画、意味わからんしつまんないと思ってたのに何かずっと頭の中で残って、もう一回見たら好きな作品になってた映画だ…。
「なにそれ」としか言われなくてもそれらを愛してやまない孤高の好事家であるカレーライス大御神さんにご覧いただけて、私もとっても嬉しいです、ありがとうございます。私も初めて観た時は困惑の方が大きかったのですが、戸惑いながらも涙が止まらないという不思議な経験をしてしまったが故に本作の虜になってしまいました。理解できる/できないを通り越して、一度見た人に必ず強烈な印象を残す映画ですよねえ。
映画を拝見いたしました。大変美しく楽しめました。
さっそく観てきました。RUclipsてほんとありがたい鑑賞イロハを教えて貰ったおかげで、美術館を散策する感じで観れました教えて貰わなかったら絶対寝てたw ありがとうございます
こちらこそ電子の海の中から出会ってくださって、ご覧くださってありがとうございました⚜
いつも興味深く拝見させて頂いております。ご健康な様で安堵しております。骨折等なさりませぬよう。
好事家なりたての私をまだまだ知らない世界へ誘ってくれる最高のチャンネル✨✨映像の美しさで殴ってくるような映画がほんとに好きで1番は「ヴェニスに死す」だったのですが、今回ほんとにいい作品を知れました!ありがとうございます!今やこの手の作品は削ぎに削ぎ落とされてしまっていて、過去にタイムスリップしてみたいと思ってしまいますね…まだまだ私の知らない世界へ誘ってください!笑
アルメニア🇦🇲!!! バレエの留学で訪れた事があるので、興味深く拝見致しました😳
あらすじのシーンの殆どが映像特有の動的さを感じさせない、次の瞬間別のカットになってそうという、映画?の一枚絵感を感じたでヤンス。映像なのに止めや平面感を出す、という二次元をそのまま三次元にする構図が多い印象でした。何はともあれ久しぶりの動画upお疲れ様です!次回も待ってます。
赤メイク素敵です☺️
お久しぶりです。元気そうでよかったです😮💨💗またまた素晴らしい作品のご紹介ありがとうございます!!
ジュネさん今日もビジュいい😍
I love this movie and your style ! Is possible to have subtitles in English?
わぁ。この映画の名前をまた聞けるとは!嬉しいです。
初コメ失礼します!最近ジュネさんを知ってからチャンネル見まくってます笑ジュネさんのおかげで今ままで興味がなかったことも興味が出て楽しませてもらってます。ありがとうございます😌🙏
初コメント嬉しいです。こちらこそ電子の海の中から見つけ出してくださってありがとうございます。ようこそ、暗く美しいアンダーグラウンドへ……!
RUclipsで72分版を観ました。これは美しい。
ありがとうございます。あなたが大好き
初コメ失礼します😳💦メイクとても素敵です🥺💟見た事ない作品だったので知れて良かったです…!ジュネさんの紹介された作品どれも気になるのですが本当に詳しく紹介してくれるので嬉しみです🥲💍私の好きな作品も数多く紹介して頂いてて、周りに好きな人がいないのでとても嬉しいです😳もしご覧になられたことがありましたら「コララインとボタンの魔女」や「伊藤潤二コレクション」なども紹介して欲しいです😭🤍ジュネさんを通して色々な作品を知れたり、同じ作品が好きな仲間に出会えて嬉しいです。これからも影で応援してます🥰
長文ごめんなさい🙇🏻♀️🤍
素晴らしい解説
初めて知る映画です。見てみたいと思いました。
ドゥシャン・マカヴェイエフ監督の「スウィート・ムービー」と同時期に観た記憶があるが・・・・。思い出せない。今調べたらRUclipsで観れるみたいなのでみてみます。
ざくろの色のBlu-ray買ったので見る前に勉強しにきました!ネタバレ部分はあとで見ます😊
パラジャーノフ、結構長い間捕まってたからなぁ…本当に勿体ない…意味は難解だけど、映像美を堪能するためだけに手許に置いてもいい作品だと思う。何も考えなくても見てるだけで癒されるよ。『ひなぎく』や『小さな悪の華』なんかも良かったら扱ってください!あとシュヴァンクマイエルの『アリス』!…それから『落下の王国』!!
クリスマスプレゼントにBlu-ray買って見てみます!
本当若い頃の美輪さんそっくりね。芸術の女神の生まれ変わりかな。
初めて気づかされましたがそうですね!
お久しぶりです!(コメントさせて頂くのは初めてなので正しくははじめまして…?)動画投稿楽しみに待ってました〜!声や話し方とても大好きです☺️
初コメント嬉しいです。いつもご覧くださって、そして長らくお待ちくださって本当にありがとうございます⚜
ざくろの色!! 90年代深夜放送でVHSに録画しました! ソ連映画で言及のあったタルコフスキー監督作品や、”タルコフスキー・ファイル イン”シリーズもTVで観たクチです(笑あの矢を射るシーンは”ホーリーマウンテン”のヒトデ手裏剣なみに えっ??? ってなった(笑
ワ、深夜に放送していたんですねえ、スゴイです。最早こうした映画を地上波で流すことはなかなか難しい時代になってしまいましたね。ホーリーマウンテンのヒトデ手裏剣、あれも面白かったですね笑 このシーンは動画内でお話した通り「サヤトノヴァが救われることはない」というストーリー上の暗示でもあると思いますが、この「偶像の顔を削ぐ」というのはイスラム教徒が侵略地で行ってきたことですから、イスラム教のキリスト教侵略という歴史も遠回しに批判していそうですねえ。
@@DilettanteGenet お返事ありがとうございます。深夜通販番組がテレコンワールドくらいしか無かった頃までは、地上波もサブカル啓蒙の一端を担っていました。私が丸尾末広先生集め始めた頃にちょうどパゾリーニも放送してたなあ(笑… ローカルCMとの落差がすごいw“偶像の顔を削ぐ" よく考えるとソ連ってそういうドロドロの歴史的経緯のある国集めて連邦にしてたんですよねえ… 共産主義は反宗教の理念を持っていますし、パラジャーノフは危険だったのでしょうね。
お久しぶりです!見落としたのではないかとずっとソワソワしてました!ま~た、とんでもないところからネタ持ってきましたねw
映画の存在自体は前から知っていましたが、こういう内容の作品だったのですね!貴重なご紹介をありがとうございます。ジュネさんがエンディングで指摘しておられる通り、ハリウッド映画と同じような感覚で見たら恐ろしくつまらない映画(ないしは単にエキゾチズムに触れて楽しむだけの映画)でしょうが、独特の演出方法が持つ意味合いについて考えながら見るのがよさそうですね。今後も頑張ってください!
ジュネさんはすごい
初めまして、もしかしたらお好きな雰囲気の映画かもしれないので、良かったら見てください。ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「Alice」「LUNACY」「ファウスト」etc...ストップモーションやクレイアニメなどと実際の演者たちと融合させてる感じなんですが、ホラーテイストなのですが、どこか中毒性もあるやつです。
はじめまして。シュヴァンクマイエルいいですよね、私も大好きです。
I LOVE JAPAN FROM ARMENIA
兵士が弓矢を放ってマリアの顔が堕ちるシーンは、なぜソ連当局に削除されなかったのでしょうか?
「表現としてどうか」ではなく「ソ連という『国家』から見てどうか」を考える必要があります。首を切るほどの過激な表現ではないというのも一理あるとは思いますが、一番はマリアの顔を落としているのがトルコ系イラン兵だからではないでしょうか。侵略地で崇拝されている偶像の顔を削ぐという行為は、イスラム教徒が長らくしてきたことです(イスラム教では偶像崇拝は禁止されているので…)。この兵士はきっとイスラム教徒ですから、この「マリアの顔が落とされる」というカットは、「サヤトノヴァが救われることはない」というストーリー上の暗示と同時に、イスラム教のキリスト教侵略という歴史も遠回しに批判していると思われます。そしてこの点においては、ロシアもアルメニアと同じキリスト教圏ですから、キリスト教徒同士の団結意識を強めるという意味ではむしろ好都合な表現だったと言えるかもしれません。いわば「敵の敵は味方」理論ですね、国民の団結と愛国心をあおるために仮想敵を国民に提供するという手口は為政者がよくやる手法なワケで……ヒトラーのユダヤ人批判然り、かつての日本のアメリカ批判然り、炎上ネタを投下してくれる人ほどヒーローとされる最近のインターネット然り……。
@@DilettanteGenet なるほどです。とても納得出来ました!ご丁寧に説明いただきありがとうございましたm(_ _)m
@@DilettanteGenet 横からすみません。ソ連時代はゴルバチョフ政権まで無神論思想であり、ロシア正教会も弾圧対象でした。教会の爆破・解体すら行っています(パラジャーノフがそこをソ連に重ねる意図があったかどうかはわかりません)。なおかつイスラム教国もソ連邦を成している国々であり、ソ連崩壊後北カフカースのチェチェン共和国が激しい紛争を起こしたのはまだ記憶にあるかと思います。カットされる前のオリジナル版が失われているので、真相は定かではありませんが、宮廷詩人の生涯というテーマが単に“革命的“でないとして、偶像破壊シーンよりも問題視されたのではないでしょうか。タルコフスキーは共産主義的でないとして当局の厳しい検閲に散々悩まされますが、名声が高まるにつれ当局も彼を“ソ連の誇る芸術家“として利用しようとしました。パラジャーノフは利用価値以上に個別の国のナショナリズムを高揚させる危険なものと見做されたのかもしれません。
@@Batchdeshi2011 訂正ありがとうございます、確かにロシア正教が復活したのはペレストロイカ以降でした、不勉強でお恥ずかしい限りです。そうなると、マリアのカットが問題でないのは当時のソ連が無神論だったからであり、本作全体が検閲の餌食となったのはやはり宗教的、民族主義的な色が強かったからと言えるかもしれませんね。
@@DilettanteGenet いえいえ、こちらこそ恐縮です。パラジャーノフの作品は社会主義リアリズムから遥かに遠くw 呪術的ですらあったのが駄目だったんでしょうかねえ…
私はアシク・ケリブのほうが好きです💕ざくろの色のほうが芸術的要素は強い気がしますね💡ジョージア行く予定でいたのですが…いつ行けるんでしょう😱
ははーん妙にカメラ目線多く中の人と目が合うなぁ(はぁしかも綺麗な人やん、直視出来んw)と思ってたけどだからかー
役者と目が合う映画体験ってなかなかないですよねえ。
予告編の映像を見ました。何と言う神秘とこの世のならざる表現であるかと思いました。これが当時規制対象になるって…当時のソ連は機械的だったのでしょうか…?
どんな国家も反政府思想に繋がりそうな芽は早めに摘んでおきたいワケで、それが『ざくろの色』の場合「民族意識を高揚させるプロパガンダ」と危険視されたんでしょうねえ。確かにここまでアルメニア色が強いと、ソビエト政府への反感表明と看做される虞は十分にあったと思います。それでもパラジャーノフは姿勢を曲げなかったからこそ凄いのですが……。
アルメニアとなると、東方正教会ですかね。カトリックとも違う。
アルメニア独自のアルメニア使徒教会ですねえ、東方諸教会のひとつではありますが。
ひさびちゃ
これ本当に映画ですか???最初に映画と言われなかったらただ果実の汁が布に染みわたる様子を描いた絵画にしか見えない……もし『ざくろの色』が映画だとして、何故パラジャーノフは映画にして表したんでしょう。絵画の美しさを表現したいのであれば絵画で表せばいいのだし、舞台の様にしたければ舞台で表せばよかったのに、と思いました。舞台・絵画を映画で表したかったのでしょうか?そうだとして何故なんでしょうか?
作品批判はまず作品を観てからするのが筋ではありませんか? ご覧いただければ本作が静止画ではなく「動く絵画」だからこそ美しい理由が分かっていただけるかと思います。個人的な所感では、本作は映画だからこそ面白いと思っています。これが絵画だとそれはただの写実的なペルシア細密画なんですね、舞台でも同様です、斬新さも何もないただの無言劇で終始してしまうでしょう。我々が無意識で「このジャンルではこれが当たり前」と思い込んでいる表現を、垣根を越えてしてやってしまったところに、パラジャーノフの画期的かつ前衛的な凄まじい実験精神があるんです。そしてそこに私たちは、知らず知らずのうちに持っていた固定観念を破壊され、戦慄と興奮を覚えるんですね。パラジャーノフは映画の他にも、絵画、特にコラージュを沢山制作しています。たまたま本作は映画と言う手法にチャレンジしてみた結果だっただけで、映画という手法だけに凝り固まっていた人ではないんですね。しかしここでまた面白いのが、彼が静止画の世界においても、油絵や水彩画ではなく、コラージュという手法を愛していたところです。異物と異物が一緒にされた時に生じる奇妙な美しさ――まさに絵画と映画、舞台と映画をゴッチャにしてみせたパラジャーノフのディペイズマン精神がここにも表れていると思えてならないんですねえ。
大学の講義で観た中で、一番印象的だった作品。映像の美しさに圧倒されて忘れられなかったけど、難しくて理解は出来なかった…。こんな分かりやすくて詳しい解説をRUclipsで観れるなんて…感動🥺
ほんまに最高のチャンネル
自分の言語化できなかった好きだと感じる物をジュネさんを通して理解することができる感じがする
「ざくろの色」、若い頃に映画館で見ました。
パラジャーノフ祭として上演されていました。
仕事終わり、疲れて、暗い映画館の椅子に沈み観るパラジャーノフの映像は、極彩色の夢の様でした。
彼方此方から寝息が漏れていました。
ああ!いい!何て素敵なんだろう!! 夢うつつの人ばかり!今日は沢山の人達と一緒に美しい夢を観ているんだわ。
その時の気持ちは鮮明に覚えていて、今また甦って心をときめかせます。
あぁ~...いい!
VHS で購入していたビデオ、観れないから捨ててしまった事が悔やまれます。
後ろの本の多さに圧倒されました
これほどまでに知識があってそれを配信してくださることに感謝です!
テスト終わりの電車でジュネさんの動画見るの至福、、、
メッシュや瞼まで柘榴を感じさせる所プロ意識高すっぎすっき
テストお疲れ様でございました。ワァ細かいところまで熱心にご覧くださって造り手冥利に尽きるとはこのことです、ありがとうございます⚜
お久しぶりごさいます!待ちに待った動画にまさかのパラジャーノフ監督作品がくるとは!お名前と作品名は本を読んで知っておりましたが、DVDが出ていることは知りませんでした😢現在はジョージアと呼ばれていますが、私の年代ではやはりグルジアのほうがピンときます☺当時のソ連、「鉄のカーテン」の内側では本国のソ連人芸術家達も不遇の時代を生きていた事を思うと、彼の存在は非常に貴重な例だったと思われます。感激のあまり長文になってしまいましたが、これからも唯一無二のチャンネルを渇望しております!
お待たせしました!英語読みの「ジョージア」と言ってしまうとジョージアコーヒーやジョージア州のイメージが先行しがちですから、私もロシア語の「グルジア」読みの方が好きですね笑
仰る通りです、パラジャーノフの不当な逮捕をタルコフスキーは非常に心配して手紙など送っていましたが、そのタルコフスキー本人もソ連当局と確執を抱えてついに亡命した人ですし、芸術家にとっては冬の時代だったと思います。しかしそんな中でもこのように己を貫いた人の生き様を見ると、胸に迫るものがありますね。
構図がカッコ良すぎる。
ワンシーンごとに動く絵画を見ているような圧倒的な映像美に目が離せず、
ドキドキしながらくぎ付けになって観ていた覚えがあります。
観たのが子供の頃だったのでタイトルも覚えておらず、おぼろげな記憶をたよりに検索しても出てこなかったのですが、
この動画のおかげでタイトル、監督が分かり再度見ることができます。
今回の動画はいろんな意味で衝撃でしたw
ありがとうございます。
政治的な検閲や批判、表現の自由を抑え込まれた映画監督、芸術家、作家の苦悩を乗り越える情熱があるからこそ
こういった芸術が産出いるんだと、それを見ることのできる自分はすさまじい特等席に座っているんだなと
今回の動画をみて再認識いたしました。
子供の頃にご覧になったとは、それは強烈な思い出でしたね笑 再び巡り合うお手伝いができたのでしたら光栄です。
「それを見ることのできる自分はすさまじい特等席に座っている」、あまりに正鵠を射た表現で感動しました。本当に仰る通りですねえ。
AIによって自分の好みにカスタマイズされたSNSや検索でしか新しいコンテンツを得られず、不満を抱えていた自分にとって最高のチャンネルです。毎回動画に出てくる知らない人物・作品名をメモして後で鑑賞することが楽しみです😊ほんとうにこのチャンネルに出会えて良かった!!!これからも末永く、私を知らない世界に連れてってください😎😎😎
電子の海の中から見つけ出してくださって、そしてメモまでして熱心にご覧くださってありがとうございます。ようこそ、暗く美しいアンダーグラウンドへ!
最近おすすめにて、パラジャーノフ祭の動画が流れてきたので、久方ぶりにジェネ様の解説を聞きたくなり、戻ってまいりました
めちゃめちゃ勉強になる...
カルチャーへの深い知見を豊かな語彙で表現できてて凄い。このチャンネルの世界観に嵌りそう...💜
まじで動画お久しぶりですねジュネ様
民族文化系の話ほんと好きです☺️
ジュネさんの新作待っておりました!!
ジュネさん相変わらずセンスが良い〜😖💕
主人公の背景を知ってやっと映画が理解できました!ありがとうございます!
「映画は立体的である」という自分の中に潜在的に存在していた固定概念が映画のスクリーンショットをみて顕在化しました。
「映画は立体的である」というお言葉の真意が分かりかねますが、可視の次元の話であれば、パラジャーノフの映画は動画でご説明している通り絵画的──つまり2次元的であり平面的な画面作りに特徴があるので、それを何故「立体的」と形容されているのかに興味があります。
ややこしい文章を書いてしまい、申し訳ありません。
私が言いたかったことは、『ざくろの色』というような平面的な画面作りの映画をみて、「映画は立体的である」と思い込んでいた自分に気づいたということです。映画に対して立体的か否かと言う視点でみていなかったために、自分の中にある「映画は立体的である」という固定概念があったことさえ気づいていなかったのです。
久しぶりにお邪魔しましたがいつも通り楽しげに解説する方だなあ。
興味が湧いてきました。見てみたい
私は高校で演劇部だったのもあって、第一印象は「舞台的」の方が強かったですが、この動画を見て絵画と舞台は似ているところがあるな〜と感じました!(視点がひとつに定められてるところとか……その分観点は沢山増えるところとか……)
ジュネさんの素敵な動画が日々の癒しです!ありがとうございます☺️
カメラの視点が非常に舞台的ですよねえ。
ただ本映画とは別に絵画と舞台を比較するなれば、絵画は近くで見ても遠くで見ても良し、正面から見ても斜め横から見ても良しなので、舞台よりは見る側の視点の自由はあるかなあと思います。
ご覧くださってありがとうございます。
久しぶりの動画とっても楽しみです❤︎
ざくろの色は初めて聞きました😍
すっごく好みで民俗的であり絵画要素が盛り込んでて興味が湧きました❤︎
ルネサンス時代の絵画的よりは民俗衣装を映像にしたモチーフが本当に美術的で素晴らしいです❤︎ジュネ様のお衣装も作品と良く合い素敵です。模様が好みですね笑❤︎
次回も楽しみにしています💕
以前、中井英夫の回で勝手にリクエストしたパラジャーノフのざくろの色を取り上げていただき、嬉しい限りです。相変わらず幅広い知識と深い洞察力に裏打ちされた解説には感服いたします。パラジャーノフといえば、彼が投獄された時、ゴダール、フェリーニ、トリュフォー、ヴィスコンティなど、錚々たる映画監督が救済活動を行った事は有名ですね。それから10年以上前に松任谷由実さんがラジオ番組の中で、資生堂のCMの中には、かなりのパーセンテージでパラジャーノフの影響が見られるとおっしゃってました。
その節はコメントありがとうございました。リクエストは受け付けていないと言えど、自分以外にも『ざくろの色』を愛してやまない方がいるのだと知れて大変嬉しかったです。著名監督たちの救出活動についてもカザルスの著作に言及がありまして、興味深く読んでおりました。
松任谷さんの仰ることは何だか分かる気もしますね笑 セルジュ・ルタンスが関わっていた頃のCMなんか特に素晴らしいと思うのですが、そのルタンスは少なからずパラジャーノフの影響を受けていたんではないかと個人的に勘繰っています。
絵画のような、舞台のような映画……初めての出会いです。自分の中の映画のイメージが新しく変わったように思えます。
私も本作に出会って映画の概念がガラリと変わりました。唯一無二の映像体験ができる作品ですねえ。
中東がまさかくると思ってなかったのでめちゃくちゃ嬉しいですー!!ありがとうございます!
BGMで勘違いさせてしまったかもしれませんが、アルメニアは正確には中東ではないんですね……西アジア、あるいはやはりコーカサスと言うのが適切です。こちらこそご覧くださってありがとうございます⚜
@@DilettanteGenet
丁寧に訂正と返信ありがとうございます!
アルメニア知識不足過ぎたので学びます( ¨̮ )きっかけをありがとうございます。
前に、ジュネさんがRUclips LIVEでざくろの色を紹介してたときからこのような動画をずっとずっと楽しみにしていました!!😭(コメントでパトリック・カザルスの本を紹介した者です…!!!)
ざくろの色はまさに映像美だと私も思っているので、ジュネさんが絵画じゃなくて映画なんです!と動画内で仰る度、分かる!!と思って拝聴していました笑
どこを切り取っても絵画のような独特かつ美しい世界観を表せるのはパラジャーノフしかいないですね。最高の解説動画ありがとうございました😭😭
ごきげんよう、その節はコメント誠にありがとうございました。パラジャーノフ映像の凄まじさに戦慄してもそのロジカルな部分をまだ解さなかった私にとって、お勧めいただいた書物に大変勉強させていただきました、おかげで今回の動画を作ることができたと言っても過言ではありません。ご覧いただき感謝です⚜
いつも素敵な動画をありがとうございます!
予告編を観ましたがたしかに世界観に引き込まれてしまいました。
あと何故かホドロフスキーのエルトポやホーリーマウンテンを思い出してしまいました笑
ジュネさんの横顔が素敵です☺️
周りの人に言っても「なにそれ」としか言われない作品取り扱ってくれるジュネさんありがとう…。
この映画、意味わからんしつまんないと思ってたのに何かずっと頭の中で残って、もう一回見たら好きな作品になってた映画だ…。
「なにそれ」としか言われなくてもそれらを愛してやまない孤高の好事家であるカレーライス大御神さんにご覧いただけて、私もとっても嬉しいです、ありがとうございます。私も初めて観た時は困惑の方が大きかったのですが、戸惑いながらも涙が止まらないという不思議な経験をしてしまったが故に本作の虜になってしまいました。理解できる/できないを通り越して、一度見た人に必ず強烈な印象を残す映画ですよねえ。
映画を拝見いたしました。大変美しく楽しめました。
さっそく観てきました。RUclipsてほんとありがたい
鑑賞イロハを教えて貰ったおかげで、美術館を散策する感じで観れました
教えて貰わなかったら絶対寝てたw ありがとうございます
こちらこそ電子の海の中から出会ってくださって、ご覧くださってありがとうございました⚜
いつも興味深く拝見させて頂いております。ご健康な様で安堵しております。骨折等なさりませぬよう。
好事家なりたての私をまだまだ知らない世界へ誘ってくれる最高のチャンネル✨✨
映像の美しさで殴ってくるような映画がほんとに好きで1番は「ヴェニスに死す」だったのですが、今回ほんとにいい作品を知れました!ありがとうございます!
今やこの手の作品は削ぎに削ぎ落とされてしまっていて、過去にタイムスリップしてみたいと思ってしまいますね…
まだまだ私の知らない世界へ誘ってください!笑
アルメニア🇦🇲!!!
バレエの留学で訪れた事があるので、興味深く拝見致しました😳
あらすじのシーンの殆どが映像特有の動的さを感じさせない、次の瞬間別のカットになってそうという、映画?の一枚絵感を感じたでヤンス。
映像なのに止めや平面感を出す、という二次元をそのまま三次元にする構図が多い印象でした。
何はともあれ久しぶりの動画upお疲れ様です!次回も待ってます。
赤メイク素敵です☺️
お久しぶりです。
元気そうでよかったです😮💨💗
またまた素晴らしい作品のご紹介ありがとうございます!!
ジュネさん今日もビジュいい😍
I love this movie and your style ! Is possible to have subtitles in English?
わぁ。この映画の名前をまた聞けるとは!嬉しいです。
初コメ失礼します!最近ジュネさんを知ってからチャンネル見まくってます笑ジュネさんのおかげで今ままで興味がなかったことも興味が出て楽しませてもらってます。ありがとうございます😌🙏
初コメント嬉しいです。こちらこそ電子の海の中から見つけ出してくださってありがとうございます。ようこそ、暗く美しいアンダーグラウンドへ……!
RUclipsで72分版を観ました。
これは美しい。
ありがとうございます。あなたが大好き
初コメ失礼します😳💦メイクとても素敵です🥺💟見た事ない作品だったので知れて良かったです…!ジュネさんの紹介された作品どれも気になるのですが本当に詳しく紹介してくれるので嬉しみです🥲💍私の好きな作品も数多く紹介して頂いてて、周りに好きな人がいないのでとても嬉しいです😳もしご覧になられたことがありましたら「コララインとボタンの魔女」や「伊藤潤二コレクション」なども紹介して欲しいです😭🤍ジュネさんを通して色々な作品を知れたり、同じ作品が好きな仲間に出会えて嬉しいです。これからも影で応援してます🥰
長文ごめんなさい🙇🏻♀️🤍
素晴らしい解説
初めて知る映画です。見てみたいと思いました。
ドゥシャン・マカヴェイエフ監督の「スウィート・ムービー」と同時期に
観た記憶があるが・・・・。
思い出せない。
今調べたらRUclipsで観れるみたいなのでみてみます。
ざくろの色のBlu-ray買ったので見る前に勉強しにきました!ネタバレ部分はあとで見ます😊
パラジャーノフ、結構長い間捕まってたからなぁ…本当に勿体ない…
意味は難解だけど、映像美を堪能するためだけに手許に置いてもいい作品だと思う。何も考えなくても見てるだけで癒されるよ。
『ひなぎく』や『小さな悪の華』なんかも良かったら扱ってください!あとシュヴァンクマイエルの『アリス』!
…それから『落下の王国』!!
クリスマスプレゼントにBlu-ray買って
見てみます!
本当若い頃の美輪さんそっくりね。芸術の女神の生まれ変わりかな。
初めて気づかされましたがそうですね!
お久しぶりです!(コメントさせて頂くのは初めてなので正しくははじめまして…?)
動画投稿楽しみに待ってました〜!
声や話し方とても大好きです☺️
初コメント嬉しいです。いつもご覧くださって、そして長らくお待ちくださって本当にありがとうございます⚜
ざくろの色!! 90年代深夜放送でVHSに録画しました! ソ連映画で言及のあったタルコフスキー監督作品や、”タルコフスキー・ファイル イン”シリーズもTVで観たクチです(笑
あの矢を射るシーンは”ホーリーマウンテン”のヒトデ手裏剣なみに えっ??? ってなった(笑
ワ、深夜に放送していたんですねえ、スゴイです。最早こうした映画を地上波で流すことはなかなか難しい時代になってしまいましたね。
ホーリーマウンテンのヒトデ手裏剣、あれも面白かったですね笑 このシーンは動画内でお話した通り「サヤトノヴァが救われることはない」というストーリー上の暗示でもあると思いますが、この「偶像の顔を削ぐ」というのはイスラム教徒が侵略地で行ってきたことですから、イスラム教のキリスト教侵略という歴史も遠回しに批判していそうですねえ。
@@DilettanteGenet お返事ありがとうございます。深夜通販番組がテレコンワールドくらいしか無かった頃までは、地上波もサブカル啓蒙の一端を担っていました。私が丸尾末広先生集め始めた頃にちょうどパゾリーニも放送してたなあ(笑… ローカルCMとの落差がすごいw
“偶像の顔を削ぐ" よく考えるとソ連ってそういうドロドロの歴史的経緯のある国集めて連邦にしてたんですよねえ… 共産主義は反宗教の理念を持っていますし、パラジャーノフは危険だったのでしょうね。
お久しぶりです!見落としたのではないかとずっとソワソワしてました!ま~た、とんでもないところからネタ持ってきましたねw
映画の存在自体は前から知っていましたが、こういう内容の作品だったのですね!貴重なご紹介をありがとうございます。ジュネさんがエンディングで指摘しておられる通り、ハリウッド映画と同じような感覚で見たら恐ろしくつまらない映画(ないしは単にエキゾチズムに触れて楽しむだけの映画)でしょうが、独特の演出方法が持つ意味合いについて考えながら見るのがよさそうですね。今後も頑張ってください!
ジュネさんはすごい
初めまして、もしかしたらお好きな雰囲気の映画かもしれないので、良かったら見てください。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「Alice」
「LUNACY」「ファウスト」etc...
ストップモーションやクレイアニメなどと実際の演者たちと融合させてる感じなんですが、
ホラーテイストなのですが、どこか中毒性もあるやつです。
はじめまして。シュヴァンクマイエルいいですよね、私も大好きです。
I LOVE JAPAN FROM ARMENIA
兵士が弓矢を放ってマリアの顔が堕ちるシーンは、なぜソ連当局に削除されなかったのでしょうか?
「表現としてどうか」ではなく「ソ連という『国家』から見てどうか」を考える必要があります。
首を切るほどの過激な表現ではないというのも一理あるとは思いますが、一番はマリアの顔を落としているのがトルコ系イラン兵だからではないでしょうか。侵略地で崇拝されている偶像の顔を削ぐという行為は、イスラム教徒が長らくしてきたことです(イスラム教では偶像崇拝は禁止されているので…)。この兵士はきっとイスラム教徒ですから、この「マリアの顔が落とされる」というカットは、「サヤトノヴァが救われることはない」というストーリー上の暗示と同時に、イスラム教のキリスト教侵略という歴史も遠回しに批判していると思われます。そしてこの点においては、ロシアもアルメニアと同じキリスト教圏ですから、キリスト教徒同士の団結意識を強めるという意味ではむしろ好都合な表現だったと言えるかもしれません。
いわば「敵の敵は味方」理論ですね、国民の団結と愛国心をあおるために仮想敵を国民に提供するという手口は為政者がよくやる手法なワケで……ヒトラーのユダヤ人批判然り、かつての日本のアメリカ批判然り、炎上ネタを投下してくれる人ほどヒーローとされる最近のインターネット然り……。
@@DilettanteGenet
なるほどです。とても納得出来ました!
ご丁寧に説明いただきありがとうございましたm(_ _)m
@@DilettanteGenet 横からすみません。ソ連時代はゴルバチョフ政権まで無神論思想であり、ロシア正教会も弾圧対象でした。教会の爆破・解体すら行っています(パラジャーノフがそこをソ連に重ねる意図があったかどうかはわかりません)。なおかつイスラム教国もソ連邦を成している国々であり、ソ連崩壊後北カフカースのチェチェン共和国が激しい紛争を起こしたのはまだ記憶にあるかと思います。
カットされる前のオリジナル版が失われているので、真相は定かではありませんが、宮廷詩人の生涯というテーマが単に“革命的“でないとして、偶像破壊シーンよりも問題視されたのではないでしょうか。
タルコフスキーは共産主義的でないとして当局の厳しい検閲に散々悩まされますが、名声が高まるにつれ当局も彼を“ソ連の誇る芸術家“として利用しようとしました。パラジャーノフは利用価値以上に個別の国のナショナリズムを高揚させる危険なものと見做されたのかもしれません。
@@Batchdeshi2011 訂正ありがとうございます、確かにロシア正教が復活したのはペレストロイカ以降でした、不勉強でお恥ずかしい限りです。そうなると、マリアのカットが問題でないのは当時のソ連が無神論だったからであり、本作全体が検閲の餌食となったのはやはり宗教的、民族主義的な色が強かったからと言えるかもしれませんね。
@@DilettanteGenet いえいえ、こちらこそ恐縮です。パラジャーノフの作品は社会主義リアリズムから遥かに遠くw 呪術的ですらあったのが駄目だったんでしょうかねえ…
私はアシク・ケリブのほうが好きです💕
ざくろの色のほうが芸術的要素は強い気がしますね💡
ジョージア行く予定でいたのですが…いつ行けるんでしょう😱
ははーん
妙にカメラ目線多く中の人と目が合うなぁ(はぁしかも綺麗な人やん、直視出来んw)と思ってたけど
だからかー
役者と目が合う映画体験ってなかなかないですよねえ。
予告編の映像を見ました。
何と言う神秘とこの世のならざる表現であるかと思いました。
これが当時規制対象になるって…
当時のソ連は機械的だったのでしょうか…?
どんな国家も反政府思想に繋がりそうな芽は早めに摘んでおきたいワケで、それが『ざくろの色』の場合「民族意識を高揚させるプロパガンダ」と危険視されたんでしょうねえ。確かにここまでアルメニア色が強いと、ソビエト政府への反感表明と看做される虞は十分にあったと思います。それでもパラジャーノフは姿勢を曲げなかったからこそ凄いのですが……。
アルメニアとなると、東方正教会ですかね。カトリックとも違う。
アルメニア独自のアルメニア使徒教会ですねえ、東方諸教会のひとつではありますが。
ひさびちゃ
これ本当に映画ですか???
最初に映画と言われなかったらただ果実の汁が布に染みわたる様子を描いた絵画にしか見えない……
もし『ざくろの色』が映画だとして、何故パラジャーノフは映画にして表したんでしょう。絵画の美しさを表現したいのであれば絵画で表せばいいのだし、舞台の様にしたければ舞台で表せばよかったのに、と思いました。
舞台・絵画を映画で表したかったのでしょうか?そうだとして何故なんでしょうか?
作品批判はまず作品を観てからするのが筋ではありませんか? ご覧いただければ本作が静止画ではなく「動く絵画」だからこそ美しい理由が分かっていただけるかと思います。
個人的な所感では、本作は映画だからこそ面白いと思っています。これが絵画だとそれはただの写実的なペルシア細密画なんですね、舞台でも同様です、斬新さも何もないただの無言劇で終始してしまうでしょう。我々が無意識で「このジャンルではこれが当たり前」と思い込んでいる表現を、垣根を越えてしてやってしまったところに、パラジャーノフの画期的かつ前衛的な凄まじい実験精神があるんです。そしてそこに私たちは、知らず知らずのうちに持っていた固定観念を破壊され、戦慄と興奮を覚えるんですね。
パラジャーノフは映画の他にも、絵画、特にコラージュを沢山制作しています。たまたま本作は映画と言う手法にチャレンジしてみた結果だっただけで、映画という手法だけに凝り固まっていた人ではないんですね。しかしここでまた面白いのが、彼が静止画の世界においても、油絵や水彩画ではなく、コラージュという手法を愛していたところです。異物と異物が一緒にされた時に生じる奇妙な美しさ――まさに絵画と映画、舞台と映画をゴッチャにしてみせたパラジャーノフのディペイズマン精神がここにも表れていると思えてならないんですねえ。