白鳥浩×宮台真司×神保哲生:空疎な「政治とカネ」論争の裏で国家100年の計に関わる重大な法律が次々と作られている【ダイジェスト】

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  • Опубликовано: 10 сен 2024
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    マル激トーク・オン・ディマンド 第1211回(2024年6月22日)
    『空疎な「政治とカネ」論争の裏で国家100年の計に関わる重大な法律が次々と作られている』
    ゲスト:白鳥浩氏(法政大学大学院公共政策研究科教授)
    司会:神保哲生、宮台真司
     通常国会が6月23日に閉会する。
     この国会は自民党の裏金スキャンダルに端を発する政治改革、とりわけ政治資金を巡る論議に多大な時間とエネルギーが費やされ、メディア報道も自ずと政治とカネ問題に集中した。しかし、その裏では国家100年の計に関わると言っても過言ではない重要な法律が、さしたる審議も経ずに次々と成立していた。
     国民の生殺与奪に関わる意思決定を行う政治が国民の信頼を得ているかどうかは、民主主義の国にとっては死活問題ではある。しかし、その論議に目を奪われて、その間に国民の生殺与奪に関わる重大な意思決定がさしたる審議も経ずに次々と下されてしまうのは、まったくもって本末転倒だ。ましてや史上最低水準の支持しか得ていない政権に、そのような重大な決定を委ねて本当にいいのだろうか。
     悪法も法なり。法律ができてしまえば、それは善し悪しにかかわらず執行される。また、一旦作られてしまった法律や制度は一度走り出してしまえばそう簡単には変えられないものも多い。その意味で、今国会で可決したいくつかの重要法案は、できるだけ早くその危険性や問題点を十分に周知させ、修正が必要なものは速やかに修正する必要がある。
     今回のマル激では改正された政治資金規正法、経済安保情報保護法(セキュリティクリアランス法)、次期戦闘機条約、自衛隊統合作戦司令部設置法、農業基本法の改正と食料困難対策法、地方自治法と入管法の改正、共同親権を導入した民法の改正、日本版DBS法、NHKのネット業務を必須事業に引き上げる放送法の改正などを取り上げ、それぞれの法律の内容とその問題点、それがなぜ国民生活に大きな影響を及ぼし、日本という国の形を変えかねない重大な法律なのかなどについて白鳥浩・法政大学大学院公共政策研究科教授とジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した。
     また、裏金問題で複数の逮捕者まで出す一大政治スキャンダルに塗れながら、事実上ゼロ回答となる政治資金規正法の改正案しか通せない岸田政権と自民党の限界や政治資金以外の重大法案を争点化できない野党の問題意識の低さ、国の形が変わろうとしているにもかかわらず旧態依然たる政治報道を続けているメディアの体たらくについても、厳しく検証した。
     更に、6月20日に告示された東京都知事選について、明らかな売名を目的とした候補者が乱立している問題や、1期目と2期目の間の小池知事の180度の変節と経歴詐称問題との関係などについても議論した。
    【プロフィール】
    白鳥 浩 (しらとり ひろし)
    法政大学大学院公共政策研究科教授
    1968年東京都生まれ。91年早稲田大学政治経済学部卒業。博士(政治学)。静岡大学人文学部助教授、英オックスフォード大学客員フェローなどを経て2007年より現職。21年よりYahoo!ニュース公式コメンテーター。日本政治法律学会理事長。著書に『都市対地方の日本政治』、『現代欧州統合の構造』など。
    宮台 真司 (みやだい しんじ)
    社会学者
    1959年宮城県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授、東京都立大学教授を経て2024年退官。専門は社会システム論。(博士論文は『権力の予期理論』。)著書に『日本の難点』、『14歳からの社会学』、『正義から享楽へ-映画は近代の幻を暴く-』、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』、共著に『民主主義が一度もなかった国・日本』など。
    神保 哲生 (じんぼう てつお)
    ジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表 ・編集主幹
    1961年東京都生まれ。87年コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。クリスチャン・サイエンス・モニター、AP通信など米国報道機関の記者を経て99年ニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を開局し代表に就任。著書に『地雷リポート』、『ツバル 地球温暖化に沈む国』、『PC遠隔操作事件』、訳書に『食の終焉』、『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』など。
    【ビデオニュース・ドットコムについて】
    ビデオニュース・ドットコムは真に公共的な報道のためには広告に依存しない経営基盤が不可欠との考えから、会員の皆様よりいただく視聴料(ベーシックプラン月額550円・スタンダードプラン1100円)によって運営されているニュース専門インターネット放送局です。
    (本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
    #マル激 #白鳥浩 氏 #政治資金規正法 #国会 #神保哲生 #宮台真司

Комментарии • 18

  • @user-ju8je1cx5f
    @user-ju8je1cx5f 2 месяца назад +3

    政治資金収支の情報公開のデジタル化は進まないようですが、AIの発展は著しくて、手書き文字も認識できるそうなので、近いうちにはどんな書式でもインターネット上に公開されていれば、データの集計、仕訳、分析をAIに任せられるようになりそうです。そうすれば、政党、政党支部、個別議員の収支報告を突合させて、それらすべての資金のやりとりを連結集計可能になっていくと思います。

  • @user-cx9ww4fq4l
    @user-cx9ww4fq4l 2 месяца назад +9

    国民の生活に関する議論がない国会。意味あるのか????

  • @-first352
    @-first352 2 месяца назад +17

    ここ数年の政府や与党の国会運営を見ているとあまりにも重要法案の閣議決定パターンが多すぎないか?ということと形式上かもしれないが有権者から選ばれているはずの代議士である議員の存在と国会の存在、国会での議論が軽視されすぎているような気がしている
    動画内で取り上げられている重要法案の詳細、その是非及び国会内での議論報道がキー局含めNHKでさえほとんど時間を割いて番組内で報道していないように感じるのは自分だけだろうか?

  • @user-kn1mf3er6m
    @user-kn1mf3er6m 2 месяца назад +9

    これだけ政府(自公)が主導した法案に賛成している維新が"野党"だというのは無理がある
    ”ゆ”党?閣外与党?

  • @naochannel666
    @naochannel666 2 месяца назад +13

    こういう一大事は全編無料公開した方がいいのでは?

  • @royroy4650
    @royroy4650 2 месяца назад +2

    種苗法改正を言うなら、欧米で使用が制限されてるモンサントの除草剤ラウンドアップを普通のホームセンターで売ってることも指摘してくださいね。

  • @gon2172
    @gon2172 2 месяца назад +10

    袴田事件や大川原化工機事件といった冤罪事件が問題になっているなか、警察の権限拡大につながりかねない日本版DBS法案に賛成した野党の政治センスのなさには呆れました。

  • @hohnermarineto
    @hohnermarineto 2 месяца назад +1

    都知事選や石丸伸二さんについて、宮台先生の見解をお聞きしたいです。

  • @sin10209
    @sin10209 2 месяца назад +4

    いまの日本人にピッタリの法律です

  • @Cathy-okari
    @Cathy-okari 2 месяца назад +7

    問題だらけですね、、
    あ、ずっとか

  • @user-cz2qt1tx9l
    @user-cz2qt1tx9l 2 месяца назад

    選挙ポスターは役所の敷地内だけでいいんじゃないかな。どうせなら小池候補がクリアファイルになったら面白かったのに。これで選挙のネット化が進めばN党の功績だね。

  • @gamingair772
    @gamingair772 2 месяца назад +1

    表でサーカスやって騒いでる時の裏が1番危ないってパターンのやつですね、政権末期だとヤケクソで無敵の政権化していくのって民主主義の欠陥ですよね
    なんで前に作ったやつを次にすぐ廃止したり出来ないのかなぁといつも思う、1度作られたら終わりみたいな構造が良くない
    一応手続き的には無かったことに出来ると思うんだけどなぁ