【植物工場(LBS名古屋)】自動化で目指せ!全国一のブルーベリー産地
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- Опубликовано: 17 сен 2024
- ローカルビジネスサテライトナゴヤ限定版です。生育環境を人工的にコントロールして植物を栽培する「植物工場」。今回は、この植物工場で日本で初めてブルーべリー栽培の商業化に成功した企業を取材しました。
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▼内容
名古屋市内のデパートにある果物専門店。店頭に並んでいたのは・・・・ブルーベリー。それも「国産」です。
(中川店長)「この時期に国産のブルーベリーは今まで店頭に並んだことがないので、珍しいです。こちらのブルーベリーは愛知県豊川市で作られているのですが、特殊な方法で作られていると聞きました」
特殊な方法?向かったのは、豊川市。LPガスなどを製造販売する「日本ガスコム」の子会社「アグリガスコム」が運営する巨大なハウスです。中に入ると・・・
(記者)「広いですね~」
5000平米の敷地に約6000本。これ全て、ブルーベリーです。
(梶井農場長)「こちらは、世界で初めてブルーベリーを年中収穫することができるハウスです」
通常のハウスと一体、何が違うのでしょうか・・・。ガラス張りの天井を見上げると・・・
(カーテンが閉まる)真っ暗。これが秘密でした。
(梶井農場長)「一言でいうならば木をだましている感じです。日本は四季があるので、夏になれば日が長いですし、冬になると日が短い。温度を下げつつ、光の長さも調節して、木を騙す。そういうイメージです」
このハウス、コンピューターで植物の栽培を管理する「植物工場」なんです。ブルーベリーは、通常、4月頃に花が咲き、6月から8月にかけて実がなり収穫時期を迎えます。9月ごろから翌年の春まではその為の準備期間です。
これに対して、植物工場では、日照時間などをコントロールすることで、ブルーベリーに季節の移り変わりを勘違いさせ、収穫のサイクルを短縮する事に成功。季節に関係なく収穫が可能になりました。東京農工大学が開発した「連続開花結実法」という技術です。
(梶井農場長)「こちらに見えるのが、ハウスの温度と湿度を測る装置になっております。こちらで温度が高い低いという情報をデータとして送っているという形になります」
集めたデータはコンピューターで一括管理。気温や湿度、二酸化炭素の濃度などを自動で調整しています。 植物工場というとこれまでレタスなどいわゆる葉物野菜の栽培に使われてきた技術。アグリガスコムによりますと、植物工場で果実を栽培するのは、国内で初めてです。
しかし、すべての作業を機械で行っているわけではありません。(ハチが飛ぶ様子)飛んできたのは、クロマルハナバチです。
蜜を吸う為、花から花へ。この時、体についたおしべの花粉がめしべに移ります。受粉は機械ではなくハチに頼っているのです。ただ、確実に受粉させるには、大量のクロマルハナバチが必要です。
(梶井農場長)「一つの巣箱にも(ハチの)寿命がありまして、2~3ケ月ほどで死んでしまので、死んだらまた入れ替えてという感じです」「(ゆくゆくは)自動で受粉までいけたらいいなぁと思っています」
(日本経済新聞社・田崎記者)「人材不足や食糧不足という大きな問題を抱える日本の農業にとって、植物工場は将来性が期待できる技術。ただ、果物の栽培においては受粉という複雑な工程がある。受粉についても全自動化される開発が進められている」
植物工場を巡回する1台のロボット。ロボットのカメラが狙いを定めたのは・・・いちごの花。 自動受粉ロボットです。東京大学の学内にあるスタートアップ企業が、現在、開発中のこのロボット。受粉から収穫までを自動で行います。
完全自動化も現実味を帯びてきた果樹栽培の植物工場。アグリガスコムでは週3回のペースでブルーベリーの収穫を行い、愛知や東京のデパートなどに出荷しています。今年度は、年間3トンの生産を目指しています。将来的には…
(西山代表)「長野であったり既存の産地がありますが、我々の植物工場が生産するブルーベリーで生産量を一気に高めまして、愛知県を一大ブルーベリーの産地、行く末は全国のトップの産地に育て上げることができれば、我々もこの事業を始めた価値があったのかなと思います」
ブルーベリーの収穫は本来、6月から8月ごろの「夏季」だけなんですが、植物工場での商業化に成功した事で日本の食料自給率向上への貢献も期待されますし、さらに、愛知県が「ブルーベリーの一大産地」になるかもしれませんよね。
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二季なりのブルーベリーとかでも変な時期に花咲いて実なったりするけど問題はちゃんと受粉するかなんだよねぇ♪
一箱1万くらいしないと