【谷川連峰・沢登り】万太郎谷本谷🐟泳ぎと登攀どちらも楽しめる冒険谷!
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- Опубликовано: 10 фев 2025
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(YAMAPアプリと連携して、地図にGPSデータを反映できます)
アプローチ:土合駅に車をとめてから、土樽駅まで電車。帰りはロープウェイで帰る作戦です。
使用ギア:ロープ8mm 50m&30m、ヌンチャク5本、ハーケン5枚(10枚以上持っていましたが、あまり打てませんでした)、スリング4本
コースタイム(合計:19時間)----
アプローチ:1時間
遡行(1日目):9時間
遡行(2日目):4.3時間
詰め:2.7時間
下山:2時間
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永ちゃんがレポート書いてくれたので載せておきます。
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「ウルトラの父がいる ウルトラの母がいる そしてタロウがここにいる」
昔聞いた懐かしい曲、あのころ僕はヒーローだと思っていた。
タロウには、威厳に満ちた父と、慈愛に溢れる母と、力強い兄弟がいて、そのなかで僕はヒーローだった。
あれから幾年月、ヒーローどころか単調に日々にすら疲れた自分。諦めたものと溜息の数を、数えることも止めてしまった。
幼い日々の埒外の自分は、今朝、万太郎谷の沢に立つ。季節は、梅雨の終わり。厚い雲と束の間の晴れ間が交互に過ぎる、8月最初の週末。
入渓してしばらくのゴーロに足をとられながら歩く。そして見えてくるオキドキョウノトロ。へつって落ちて、泳いで水を飲む。全身びしょぬれで震える身に、雨が降り始める。心まで冷やすような、冷たく細かい雨。
小滝とはいえ手強い滝をいくつも越え、眼前に大滝が現れる。容赦なく頭上から注ぐ豊富な水と、水苔で茶色く光るヌメリのある岩。歯がガチガチというのは、寒さだけではない。圧倒的な怖さに打ちのめされる僕に、何の関心なく厳然とそびえる25mの一ノ滝。
二ノ滝を越えた小さな幕営地にて、仲間と焚火を囲む。水の流れから生じる霧は、夜の冷気に乗り、蕭々と谷を下る。今日の山行を語るとき、あの時の寒さと怖さを上手く言葉にできない。浮かんだ言葉は煙のように乱れて消えて行き、結局僕は何も言えずに熾火を見つめる。
翌朝、遥かに見える稜線に向かって歩き始める。
昨日まで空を覆っていた雲は無く、太陽の光は谷の底までは届かないものの、空の輝きに梅雨明けを知る。晴れ行く霧から両岸の木々は姿を現し、朝風にゆっくりと揺れながら、僕らに向かって手招きをする。そして強く歩む仲間たちは、三ノ滝にルートを作る。朝日を映える水を浴びつつ藪の中に入ってゆき、覚束ない足取りの僕をしっかりと引き上げてくれる。
日は高く昇り、灌木の藪漕ぎが続く詰め上げの途中、仲間の声に誘われて、登ってきた道を振り返る。そして、確実に思う。
あるじゃないか、ここに。
蒼天に威厳をもって輝く太陽と、水も木も人も全てを抱擁する慈愛のある谷川の峰々と、そして力が欲しいと願うときに手を差し伸べてくれた力強い仲間たち。
幼い日々の想いの中のヒーローが脳裏に浮かぶ。
ウルトラマンタロウは、最初は瀕死の東光太郎だった。何かが地球に起きるとき、腕のバッジが勝手に輝いて変身していた。でもタロウは6兄弟に助けられつつ成長し、最後は6番目の戦士として、迫りくる赤い火に対峙し、襲い来る侵略者と戦った。万太郎谷には、あの日夢見たヒーローがいる。僕も、いまは弱いけれど、いつか頼れる仲間と肩を並べる日を思いながら、ようやく肩の小屋に立つ。
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■動画内容
00:00 - 概要説明
01:22 - 入渓
03:45 - 関越トンネル換気口
04:10 - オキドキョウノトロ
05:18 - 井戸小屋沢出合い〜ゴルジュ
08:30 - 一の滝(30m)
10:15 - 二の滝(30m)
11:20 - 幕営地点 ※適地ではなかったです
13:47 - 三の滝(下段15m)
14:49 - 三の滝(上段20m) ※右側の支沢から巻き
17:00 - 詰め
17:20 - 肩の小屋
17:40 - まとめ
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⬇️前の動画:【谷川連峰・沢登り】北沢本谷・七ツ小屋沢⭐️高さ30mの七ツ小屋沢の大滝を登る!
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/ taku3tozan