播州弁母語話者です。 播州弁話者以外は「しよった」を完了形として受けとっていると知ってカルチャーショックです笑 播州弁の「しよった」は、 ①「~しているところだった」 "S was/were doing" と、 ②「ほぼ~するところだった」 "S almost did" の二種類の意味に分かれます。いずれにせよ完了のニュアンスは持ちません。 例えば「姫路駅にきよった時、急ぎよったから車にぶつかりよったわ」だと、"When I was coming to the himeji station,I almost bumped into a car because I was rushing."となります。
偶然抽選に当たった言語学者です。物事が生まれる現場に足を運んでこそ、その醍醐味が味わえる。マグロの心臓を食べるため、漁船に乗る精神で応募してしまいました。まさかの当選に驚きましたが、各地の方言についてサポーターの方々とお話できて、楽しいひと時でした!
お二人それぞれにオススメの方言を、ということで、語源オタクの水野さんには、古語に由来する「ぼっけえきょうてえ」、悪口マニアの堀元さんには、「プロールの餌」(すごく低俗な娯楽)に使える「でえれえやっちもねえ」を紹介(前者が岩井志麻子さんのホラー小説のタイトルになっていることは動画中で触れていますが、この点は後者も同様です)。そこから、両者に共通する、程度が高いことを表す方言へと話を展開しました。
自分の順番が来るまでに収録時間が押しており、色々端折って話したので、この場を借りて補足させて下さい。
これらの方言を紹介した理由は、お二人にパーソナライズしたということ以外にもあります。方言、特にこのような形容詞や副詞には、標準語の対応する語にはない微妙なニュアンスが表せるものが多いですね。岡山方言の母語話者にとって、「ぼっけえきょうてえ」を「すごく恐ろしい」と訳してしまうと、岩井作品のおどろおどろしい世界観に対してしっくりきませんし、「でえれえやっちもねえ」は(音の小気味よさも相俟って)「とてもくだらない」より対象を嫌悪する気持ちが込めやすい。方言が次第に使われなくなっていく中でも、このような表現は残ってほしいですし、自ずと命脈を保っていくと思います。
また、今回参考にした文献のうち、主なものは、岡山方言研究の大家である虫明吉治郎氏と、編集業の傍ら岡山方言に関する論考を多数発表されている青山融氏の下記の著書です。
・虫明吉治郎『岡山弁あれこれ―岡山方言とその周辺―』(研文館吉田書店、1978年)
・虫明吉治郎『岡山弁あれこれ Part2』(研文館吉田書店、1993年)
・青山融『岡山弁JAGA!』(アス[現ビザビリレーションズ]、1998年)
・青山融『岡山弁JARO?』(ビザビリレーションズ、2014年)
「きょうてえ」が「けうとし」、「やっちもねえ」が「埒もない」に由来するというのは一般的な説ですが、後者が「臈次(らっし)もない」に由来するというのは青山説です。
形容詞「ぼっけえ」のもとになった副詞「ぼっこう」が、「素朴」から転じた「すぼっこ」に由来するというのは虫明説、「おこ」に由来するというのは青山説です。
これらの文献では、他にも様々な岡山方言について論じられています。最後の一冊以外は絶版になっていますが、岡山方言のことを詳しく知りたい方には読んでいただきたい文献です。
実は、今回話そうと思っていたネタは別にあったのですが、時間が押していたため、お二人への手土産代わりに用意していたネタに切り替えて話をしました。本来のネタの方は後日、サポーターコミュニティーの「ゆる推し方言ラジオ」で黒島先生を聞き手に、供養しました(方言以外のことにもあれこれ話が飛び、最終的には6時間!笑)。内容は、「どけーいきょんなら いんどかれー」という用例を題材に、岡山方言の文法について説明するというもの。この文、岡山方言の色々な文法的特徴が“全部乗せ”になっています。興味がある方は、どんな表現が使われているか考えてみて下さい!
先生🎓️
愛知出身だけど、中学の英語の授業でaeの発音で戸惑っていた我々生徒に、先生が「このaeは『えびふりゃあ』の『ゃあ』です」って言った瞬間、全員が発音できるようになったのを思い出した
力士の「しこ名」は元来「醜名」で、まさに「強い」「たくましい」にピッタリ。
母が熊本出身でよくカッコつけるやつのことを「しこる」と言っています。
私は大阪で生まれ育っていますが母の影響を直に受けており、その言葉を熊本方言とは知らずに友人の男性に「彼女できたからって何しこってんねん」と言ったことで飲み会が凍りついたことがあります。そこではじめて方言だと知りました。
妹はサッカー部のマネージャーでしたが、「あの先輩最近しこってんな」と言ってしまったらしく私と同じように恥かいたそうです。
「しこる」が方言だという認識が広がれば私と妹のような恥をかく人間が減るし、今回の動画で救われる人多いと思います。ありがたや
きょうてえ
むぞかー
田畑ででんぱたと読むのが堀元さんにマイノリティ扱いされてて驚愕
『にゃあ』だけじゃなく『だっちゃ』も使うので『ないんだよ』が『にゃあんだっちゃ』とかになったりします。ゴツいおじさんも可愛くなる瞬間がある丹後弁(笑)
つまりサポーターはガチの方言言語学者の前で方言について喋っていたのか。その状況でも、こんなに澱みなく話せる皆様すごすぎます
「しよった」というアスペクトの表現、めちゃわかります!
播磨から摂津の学校に西から通っていると、東から通ってくる友人にはたまに通じないことがありました。むしろ大阪だと見下しの目線が入る気がしますね。「あいつ、こけよったで!」みたいな。
「転びやがったぞ」と「転びそうになったよ」では大違いですね
このチャンネルは専門家が惜しみなく出てくるのがマジでスゴイ
既出かもしれないが、「しこる」はテニス用語で「粘る」という意味らしく、妻の親戚の結婚披露宴に出席した時、友人代表のスピーチで、新郎の大学時代のテニス部のチームメイトが「彼はいつも"しこっていた"」「彼はチームで一番"しこる"ことで有名だった」「本当に惚れ惚れするくらいの"しこり"だった」と「しこる」を当然のように連呼して、会場をとんでもない雰囲気にしていたのを思い出した。
これ読んで錦織圭しか思いつかなかった
ベスト方言グランプリ、ラジオも面白いがコメント欄だけで読み物になるのがさらに良い
「しよった」は本当に使う。
「危な〜、もうちょっとで転けよった〜!」みたいな。
これまでの公開収録を観たからか、サポーターがちゃんと練ってきてるの笑っちゃうな
さすがすぎる
醜が強さを表すと聞いて、「悪太郎」などの「悪」もかつては尋常じゃない強さなどを表す語だったとどこかで読んだのを思い出しました。
「とんでもない、尋常じゃない」範囲を表す古語だったものが「一般的でないものをよしとしない」価値観で評価され、今はネガティブな意味を持つようになってるのかな〜と勝手に想像してます。
明石市民ですが、「〜しよる」の他に「〜しとう」というのもあります。
n=1の主観に過ぎませんが
「〜しとう」→〜している
「〜しよう」→(一人称で)〜しかけた、二人称以上で〜している
「〜しよる」→二人称以上で〜していやがる
「〜しよった」→二人称以上で〜しやがった
というニュアンスかなぁと思います。
ちょろっと出たけど「~してはる」は本当に便利。これなしじゃ会話できない
動画の中身と関係なくて申し訳ないが、葉月さんの声が心地よいのと「むんっ」が可愛くって何回も聴いてしまっている。ので、むんつける及びむんっを積極的に使っていきます。
そしてそんな私から水野さんに限らずお二人がスベっていじけたあとの場面転換の効果音に「むんっむんっ」を推薦したいと思います。
18:00
堀本さんずいぶん元気にしてはりますなぁ
ぼっけぇ、きょうてぇ
『ゆる言語学ラジオは下ネタが2割』って書籍ありそう
間違いないw
静謐なコンテンツとは何だったのかw
性畢なコンテンツ
光文社新書のタイトルっぽい
相変わらずの長尺、大掃除をしながら聴くのに良い。助かる。
40:57 高田先生、この短い時間でベストに近い返しができるの凄い
本居宣長が『玉勝間』で、『肥後人は「見ゆる」「聞こゆる」と古語、雅言(みやびごと)を庶民が使っていてこれは尊いことだと、一種の感動を持って称賛した』と書いていて、熊本弁のルーツは奈良時代や平安時代に使われていた雅言で、それが方言として今でも使われているみたいです。また、熊本弁は敬語法が多彩で、謙譲語を持っている珍しい方言でもあるそうです。
大分市のやや東寄りに在住しております。庭木や草が盛んに繁る季節がくると、夫の母は「しこっちょるけん切らんとなぁ」と言います。同じ市内でも自分はわりと中心部出身で、嫁に来て初めて聞いた言葉でした。てっきり、繁るをしこると読む感じなんだろうと断定したまま30年余り経てきましたが、この動画で「醜る」だと知り「うわヨモツシコメとか大国主と同じじゃん、なんと迂闊な…」と衝撃を受けました。長年疑問を調べもしなかった怠慢をお許しください(誰に言ってるのか)。更に夫に言われ気付いたのですが、このエリアは大分市の中でも後から併合された鶴崎市に当たり、江戸時代は熊本細川家の飛び地で参勤交代時の拠点でした。それで熊本言葉が残っているのかとガッテンした次第です。見てよかったです、ありがとうございました。
あと、昔『おんな太閤記』という大河ドラマがありまして、秀吉の母役の赤木春恵さんが頻繁に「やちもねぇ」という台詞を発していました。前後関係から「つまらない、しょうのない、おろかな」の意味だと思えました。秀吉は尾張中村出身だったと思うので、水野さんがご存じないのは意外でしたが古い言葉はもう使われていないのでしょうね。
長々と初コメ失礼いたしました。これからも配信を楽しみにしております。
「しよった」はよく使いますよ〜!
完了とか意識せず自然に「しよった」を2つの意味で使ってたので、むしろ勉強になりました!
神戸弁の「しよった」は状況説明だけでなく、リアクション的にも使えるのが便利です。
例)はっ…寝よった!
「寝てしまっていた」は「寝とった」で
「寝ようとしてしまっていた」は「寝よった」ですよね。
母が栃木県なのですが気取った人のことを「しこっちゃって」って言っていたのを思い出しました。熊本と栃木、離れているのに似た言い方をしているのは興味深いです!
参加者の皆さんのトークが落ち着いていてとても聞きやすいです。すごい。
17:10
神奈川県民は「横浜」というと横浜駅周辺を指すのに対して、他都県民がつかう「横浜」はみなとみらいを指すことが多いので齟齬が生じやすいというのもあるあるです。
岡山弁いっぱい紹介していただいて嬉しい!
でれぇーぼっけぇーはよく聞きますがもんげぇ使いにはまだあったことないです〜
バナナを買うときくらいですよねぇ
@@1joker141 もんげーバナナ!あれ高くて手が伸びないんですよね〜
買ったときはもんげぇうめぇー!って叫ぼうと思います
@@濃いめの赤 同じく手が出ないのでその際は是非に皮ごとお願いします
神戸では「~~しよった」の現在形(終止形?)は「~~しよう」ですね。大阪で言う「~~しとる」が神戸では「~~しとう」になるのと同じです。過去形で危険を回避した後に使うことが多い気がしますが、他人の完遂した行為に対して「やがる」あるいは「ザマアミロ」のニュアンスで言う場面も理解できます。
46:03 ここから堀元さん、しこってますよね?
"ぶっかける"は上州弁で硬い棒状のものがへし折れる時に使う単語です。(ぶっかく、ぶっかける、ぶっかいた、ぶっかけた)
一般的には粘土のある液体を人に浴びせる時に使います
うどんの一種に「ぶっかけ」というものもありますよね
一般的には粘度のある液体を人に浴びせる時に使いますが
@@Plasma_Cluster なるほど!粘度のある液体っていうよりベトベトする液体っていうほうが正しいのかもしれません!
勉強になりました💯
おっかくじゃなくて?
@@空飛ぶギョウザ うっかく もいけませんかね?
「醜る(しこる)」についてですが、古事記や日本書紀にある「イザナギノミコト・イザナミノミコト」の神話にて、「死した妻のイザナミに会いにいくために黄泉の国(根の国)に来たイザナギが、妻の言う『見るなのタブー』を犯してしまい、その国を追われて逃げていく」という話で、イザナギが追われていたのがイザナミの遣いである「ヨモツシコメ(黄泉醜女)」であり、大学時代で古事記の講義を受けたときに学んだのは「この”醜”というのは”強力な、強い”という意味だ」ということです。
つまり、この熊本の方言は、日本の神話レベルからの語彙であるということだ、とコメントしたくなりました。
神戸出身(比較的西より)ですが、「〜しよった」と「〜しよる」はイントネーションで使い分けている気がします。前者は「し」にアクセントがあって、後者は「よ」にある気がしますが、どちらでも伝わるんですよね。明示的にどちらの意か示したいときはそうするのかも?
ただ、「タヒによったわ」は完了で使うことが多いと感じます。「タヒにかけた」と言うことが多いからかもしれません (n=1)
あとから気づきましたが、「〜しよる」は「〜しとる」と言うほうが自然です。が、別に伝わります。
「でんぱた」は常用しないまでも読みとして定着してると認識してました。
「むんっ」はオノマトペに成長しそうな予感がする。
若いみなさんが思っている?「しこる」は66歳広島県出身の私には全くわかりません。(想像はできたけど) 趣味のテニスで「シコる」「シコラー」などしつこく返球するタイプのプレー、プレーヤーに使う用例がまず頭に浮かびます。
「リサーチする必要は全くありません」って再三注意喚起してるせいで、ダチョウ倶楽部の「押すなよ!絶対に押すなよ! 」化してるの面白い
東北らへんの方言に「だから」というのがあります。
用法としては同意の「それな」に近いです。
自分はbecauseのような理由を示す標準語の意味しか知らなかったので、話し相手に「だから」と言われた後の続きを待っていたらお互いに黙ってしまう…というのを慣れるまで繰り返してました
京都の山の方の「にゃあにゃあ」弁は、素晴らしい。私も、勉強して使いたい
痴(おこ)、讃岐弁の罵倒「ほっこ」の語源かもしれないって気づきました…全く裏はとってないけどすごく納得感
サムネの吸引力が強すぎる
楽しみに待ってました
奇遇ですね!
僕もです。
出身を聞かれたときに「京都の山の方」って答えるのにすごく共感しましたw
同じ京丹後出身だけど『京都の海のあるとこ』って言ったりします
(言葉足らずでした。すみません。)
@@fuekqnsjxgsna37_sz いやいやこちらこそ茶々いれちゃって申し訳ない
大丈夫。シーボルトはオランダの山の方出身だそうですから。
熊本県民です。
30代ですが世代としてはあまり使いませんが、今の中年以上の方とかだと使うかもしれないです。中学の時にそれこそ大型休暇の後に先生がカッコつけてきた同級生に『お前何しこっとるんや!』とキレている場面は何度も見てきました。
「にゃあにゃあ」かわいいですねえ。拗音フェチになりそうです。
15:45
〜しよったわ は同じ意味で使います
広島県西部在住です
同じ意味でもイントネーションが違うので興味深いですね
36:36
山梨の甲州弁でも、「だっちもねぇ」と言いますね。「だっちもねぇこんいっちょし」(しょうもないことを言うなよ)というタイトルの曲もあります。歌詞が甲州弁なので、ぜひ聴いてみてほしいです!
ラッチもねぇって聞いた瞬間から堀本さんと同じこと考えてたので助かる
一年前の動画にコメントするのもなんですけど、和歌山弁の「にえる」っちゅうのは便利ですわ。青あざができるっちゅうのを3字で動詞にできるのはやにこい便利ですわ
香川県高松市出身です。
播州とは瀬戸内海を挟んで対岸の香川県でも「しよった」をしそうになったという意味で使うことがあります。
「やっちもない」についてだと、長野では「らっちょもねぇ」が同じ意味で使われてます
サムネバキュームたすかる
季節感...
時期違うのはわかるけど寒そう😨
容”姿”を”凝”ってるみたいな解釈を思いつきました
あと反射で水野さんがピアスしているように見える笑
22:52
おぉ!宮城県仙台市きたぁー!
「むつける」は言いますねぇ。
「らっちもねえ」を聞いた瞬間、stillichimiyaの甲州弁ラップ「だっちもねえこんいっちょっし」を連想しました
コメ欄の甲州弁ネイティブのみなさんも指摘されており、やはり同じ意味か〜と学べて嬉しかったです
岡山県民だったんですか!?
同郷で感極まっております
わたしも以前「うったて」について取り上げられたので嬉しい限りです
7:30 でんぱたに気を取られて、90%の視聴者は水野さんが“雑草”を読む時に「ぞう……ざっそう」と言ったことに気がつかない
雑木林がザツボクリンかゾウキバヤシか迷ったのかしらと思いました
プルス・ウルトラすると、
「四股」は当て字で、語源的には「醜」だそうです。
確かに、お相撲さんはいかにも強そうで、シコリティが高いと言えるでしょう。
大阪の南の方にも「しこる」っていう言葉があるな。
子供が暴れるみたいな意味で「しこる」って小さい頃言ってた。
群馬県西部の出身で上州弁を話すのですが、鍬のことを天鍬(テンガ)と呼ぶので下ネタに聞こえてしまいます。
祖父の葬式の際は「〇〇さんははテンガ一本で身を起こして…」みたいな祖父のいいエピソードを聞けたのに、ノイズがかかってしまったことがあります……
南大阪なのですが、「しよった」については「〜しやがった」という雰囲気が漂う印象です。
「うわ、こいつホンマにしよった!」
みたいな。僕は大阪でも南の方なので、兵庫寄りだと意味が完了になるというグラデーションが起きてるのかもです。
岡山弁の「やっちもねえ」、甲州弁でも全く同じ意味の「だっちもねえ」があります。甲州弁ネイティブとして参加したかった!
京都が中心の波紋と考えると理に合ってると思います。
@@shoonsserendipity 方言周圏論ですね
@@an-bh4xh いいえ。波紋説とかの方が正しいんじゃないかな?
東北方言にも日本の古語が形を変えて保存されているという話があって
恥ずかしいという意味の「おしょすい」は「笑止(お笑止い)」から来た漢語由来というのが有名で
どうやら似たような用法で東北以外でも使われるそうです
「笑止」が古語の例になるのかはおいておいて、類例でいうと過去回でも数回話題にでている広島弁「たいぎい」(大儀)を思い浮かべました。
サッチモはカムカムエヴリバディにかなり関連があるので話が出たとき感動してしまった
愛媛県でも、「死によったわー」と言うと、「死ぬほどの目に会った」という意味です。決して、「死んでしまった」という意味では使いません。
なお、「死によったわー」のアクセントは「に」のところにあり、「よ」にアクセントがあると愛媛県人でも、「大阪弁なのだろう、『死んでしまった』という意味なんだな」となります。
岡山弁では しにょうたわー もしくは しにょうたがー になります
このチャンネルのコメント欄はクソリプですら語彙力が高い
「おみゃあの もう にゃあ」と聞こえてきた会話がキーになっているミステリー小説「すにゃあの器」
42:00 標準語でも本来「すごく怖い」と言うべきところを「すごい怖い」のように言う人がいるのと一緒ですね
私も摂津:大阪寄りの所謂「阪神」と呼ばれる・兵庫県出身ですが、同じ兵庫県の播州「~しよった」の意味は知りませんでした。兵庫県は広いですからね。元々は違う国:摂津・丹波・但馬・播磨・淡路。言葉も文化も、産業も違う。
「でゃあこのたゃあたん」という用例には親近感わきます。
岡山弁の有名な用例「でーこーてーてーてー」と同じで、みんな大根炊きたがるんですね。
神戸出身なんですけど、京都の友達に「〜しよった」って意味が伝わらなくて色んな友達に聞いたら何故か大阪の南と和歌山の友達には伝わりました。
これだけ女性用例いるのに容赦なく下ネタ発言してく堀元さん笑
17:09 京都市でも伏見区などはやはり中央に比べるとはるかに弱い存在なので、僕は出身を聞かれた時は「京都の南の方」と言います。
神戸の北区出身です。「~しよる」は、まさに「~しそうになる」と「~してしまった」2つの意味を持ちます。基本は文脈で判断しますが「あいつそこで転けよってさ」などはほぼわかりません。感覚的には、助動詞の「らる」に近いです。「その時に先生、こう言われたらしいで」
最近見始めた者です。他の方のコメントにもありますが、両親(大分県)は庭木の葉や草がすごく茂っていることを「しこる」と言っていました。個人的には「しこり(皮膚とかの)」みたいに固まった状態を指してるのかなと思ってました。他所では使いづらいですね😂
水野さん、名古屋弁にも「ちんちん」という方言があるってよくかぶせなかったなぁ
この企画待ってた!!初回のライブ配信のやつが好きなので今回もこれで嬉しいです!
初回のやつは最初からちゃんと聞いてるとグランプリ決めで腹捩れるくらい笑ったので、まだ聞いてない方は是非オススメです✨
「しこる」は栃木でも「格好つける」とか「調子に乗る」という意味です。私が若い頃は、東京で通じない栃木弁のひとつとして、栃木出身者の間でよく話題に上っていました。
「しこる」が下ネタとして通用するのも世代の壁がある気がします。
といっても、通じない世代はもう後期高齢者ぐらいかもしれませんが。
比較的新しい下ネタですよねw 私の若い頃にもこういう言い方は無かった。
しこると聴いたってヘリコプターのメーカー?とか連想するくらいがせいぜいですね
扱く(シゴく)がちょっと変化して扱る(シコる)になった、と何かで読んだ記憶があります。
シコルスキー・エアクラフトなんて会社があるんですね。
20年くらい前にパ・リーグの投手でシコースキーという選手がいましたが、Sikorsky なので同じ名前ですね。
ロシア系の名前としてはそんなに珍しくないみたいです。
「むんつける」は「憤ける(むつける)」が辞書に載ってて意味も「機嫌を損ねる・いきどおる」となってますね。
26:26 堀元「来ちゃった?」水野「来ちゃった」
この言い方は広島弁としてすごく正しい方言をしてますね。
広島弁で「~(し)ちゃった」は完了の「~(し)てしまった」ではなく、尊敬や丁寧を表す言葉として使います。
用例:「先生が来ちゃった」
訳:「先生がお越しになられた」
ちなみに完了の「~(し)てしまった」は「~からに」を使います。
用例:「先生が来ちゃったからに!」
訳:「もう先生がお越しになられたから(早く準備しなさい)!」
※()内の訳はニュアンスです。
岡山で育った私には ちゃった に滅茶違和感を感じます。しもうた が正しい言い方だからです。広島では全国標準のちゃったは しもうた ですか?
@@shoonsserendipity
まず、私は大学以降広島で生活していない、岡山の親戚がいることを前提で話します。(要は曖昧で~す)
完了の「(して)~もうた」も使います。
用例:「(して)~もうた」
訳:「~(して)しまった」
全部組み合わせると
用例:「先生が来ちゃってもうたからに!」
訳:「もう先生がお越しになられた(強調)!」
になると思います。
先にも言いましたが「ちゃった」には尊敬の意味が含まれており、「もうた」には含まれていないイメージです。
@@mich6413 その用例だと二重もうたもうたじゃないんですか?難しい。ありがとうございました。
うっすら幽霊のように人影が写っていて気になりましたが、公開収録のためのアクリル板が設置されていたんですね。
播州弁母語話者です。
播州弁話者以外は「しよった」を完了形として受けとっていると知ってカルチャーショックです笑
播州弁の「しよった」は、
①「~しているところだった」
"S was/were doing"
と、
②「ほぼ~するところだった」
"S almost did"
の二種類の意味に分かれます。いずれにせよ完了のニュアンスは持ちません。
例えば「姫路駅にきよった時、急ぎよったから車にぶつかりよったわ」だと、"When I was coming to the himeji station,I almost bumped into a car because I was rushing."となります。
私神戸にいましたが,少なくとも私のいたところでは「しよった」は「しかけた」と等価でした
私の出身の方言に「らっしょもない」という言葉がありますが、岡山方言の「らっしもない」に近しいものがあり、いままでわからなかった言葉の語源がなんとなく理解できた気がしました。
意外なところで繋がってくる方言。楽しいですね。
「醜る」の流れ、「憎いほど強い意味」っての聞いて真っ先に三国志の文醜が思い浮かびましたね。
文醜と顔良、あまりに対照的なネーミングで気になったので昔、醜の意味を調べたことがあります。
三国志ファンはその流れで結構当ててそう。
関西弁もおそらく京都周辺の発音の癖で「な」が「にゃ」になるケースがありますね。
しよった=しかけた、 しとった=してた
で使い分けてるなあ(兵庫県民)
小悪魔な幼女「でっけぇ♡」
「ぼっけぇ♡」
「もんげぇ♡」
仕切りに用例が反射してる……
用例だったのか
幽霊かと思った
用例(人)ですね。一瞬理解できませんでした笑
@Alicia カメラよりも観覧者側に仕切りを設置すれば良いのですかね?
詳しくないので分かりませんが、もしかしたら効果が薄まるのかもしれませんね、、、
仕切りをちょっと手前に傾けよう
@@kk9538 面白い
「しこ」るは、醜女の醜、と聞いてなるほど!と思いました。熊本出身の若い女性の知り合いがいるので、さっそくその子に試してみます😂
(追記)試した結果、『カッコつけてるって意味だよね』とのことでした。しかしながら、現在使う人はあんまりいない(どちらかというと年配者だけ)そうで、地元でも古い言葉という認識のようです。
丹後地方の海人族と、尾張に点在する”あま”(あま市など)という地名に関係があるという話を聞いたことがあります。
京丹後の古墳から東海地方産の土器が出土した例もあったそうで、ただ似ているだけでなく古くから関係のある言葉なのかもしれませんね。
神戸のしよるはめっちゃ共感できるし、にゃあにゃあ弁とむんっが可愛すぎた
熊本県民なのでサムネイルですっ飛んできましたが、相変わらず長いので大掃除の時に聴きますね〜
6:35
日本書紀にて、大国主が黄泉の国から須佐之男命の娘を簒奪するシーンがあるのですが、その際は美称として「葦原醜男」(葦原1番の勇ましい男)と呼びかけるものがあり、おそらく古語が残っている九州南部なんかでは、そういったポジティブ表現として残っているのかもしれませんね。
神戸で生まれ育ち二十数年になります。今の今まで「〜しよった」全国に通じると思っていた…
岡山生まれだけど下品に感じて使ってなかった方言でしたが、解説で解像度上がりました!今後も使いません!
使わんとおえんで
むんつけるは南部弁でも使いますね
八戸あたりまで通じるか分かりませんが岩手県内なら通じます(沿岸部は不明)
熊本弁でも「にゃあにゃ弁」普通に使われてます。
うまいは「うみゃあ」、やばいは「やびゃあ」、ないは「にゃあ」といいます。
痛い「いちゃあ」、臭い「くしゃあ」あたりもですかね?でも「おみゃあ」は言わない不思議
使うとしたら「わりゃあ」「ぬしゃあ」 ですかね
50年明石在住者ですけど、
自分の話か?他人の話か?で
意味が違うような気がします。
(自分が)「こけよった」は
転びそうになった。
(他人が)「こけよった」は
転んでた。
自分や手前みたいに誰が誰に使うかで意味が変わるのですね
@@Pepe-dn4od そんな使い方もしてます。って感じです。でも、同じときもあります。ごめんなさい。言い方かな。
「二人三脚で、アイツがこけよったから、オレもこけよったわ。」 アイツは、こけてる可能性もあるし、こけてない可能性もありますが、とにかく、オレは無傷です。
うちの地域も全く同じです
少し付け足すなら他人に対するしよったは多少の馬鹿にしたニュアンスが有りますね
@@神伯宣言 ですよね。そのニュアンスを書こうか、迷ってました。でもね、言葉が荒い上に、性格も悪いんか?と思われるかな、と。ニュアンスを込めた例文は、
「へへへ、アイツこけよったで。」って感じかな。うん。感じ悪いでしょー。
しこる、って仕事で使う人いますよね。
急に上司から「ソレしこってんの?」って聞かれてびっくりした事があります。