★ウェルネスワーク公式youtubeチャンネル★
～働きながら健康になる職場づくり～
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回紹介する事例は、ある大手化学メーカーの健康経営への取り組みです。 この企業は、従業員とその家族の健康が事業の成功に不可欠だと考え、健康宣言を策定しました。 まず注目すべきは、人事担当役員が健康管理責任者を兼任し、 産業医や保健師などの専門スタッフを複数のプロジェクトチームに配置した点です。 これにより、組織全体で健康経営を推進する体制が整いました。 さらに、毎月のコラボヘルス会議で、健康保険組合と連携しながら取り組みの進捗を確認し、 新たな施策を検討しています。 このような産業保健スタッフと健康保険組合の協働は、近年の健康経営のトレンドとなっています。 特筆すべき取り組みとして、「職場環境改善」と「喫煙対策」があります。 職場環境改善では、組織ごとの特性を考慮し、 保健師や看護師が各部門のデータを分析してフィードバックシートを作成。 これを基に部門長と対話を重ね、運動セミナーやメンタルヘルス研修など、 オーダーメイドの施策を提案しています。 一方、喫煙対策では全国平均を上回る喫煙率の低下を目指し、段階的なアプローチを採用しました。 世界禁煙デーの取り組みから始まり、敷地内禁煙、そして労働時間内禁煙へと段階的に移行。 同時に、健康保険組合と連携して禁煙外来費用の全額補助を実施するなど、 個人の行動変容を促す工夫も凝らしています。 これらの取り組みの結果、喫煙率は5年間で5％低下し、 職場環境改善では各部門から具体的な課題解決につながったとの評価...