ここまで2勝2敗 将棋界初“女性棋士”誕生なるか…西山女流三冠 運命の対局へ【報道ステーション】(2025年1月21日)
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- Опубликовано: 8 фев 2025
- 22日に将棋界の歴史を塗り替える対局に挑む西山朋佳女流三冠(29)。プロ棋士編入試験五番勝負最終局。2勝2敗の西山さんは、勝てば女性として初のプロ棋士になります。
日本将棋連盟の前身組織が1924年に設立されてから100年。これまで350人近くの棋士がプロ入りしていますが、全員が男性でした。
将棋盤の前では老いも若きも、まして男性も女性関係ありませんが、100年に及ぶ歴史が、高い壁となって立ちはだかっていました。
西山朋佳女流三冠
「将棋に向かう雰囲気から怖いので、結構、苦しい気持ちで(奨励会に)行っていた」
プロ棋士になるための王道とも言える手段は、養成機関である奨励会に入会し、勝ち抜くこと。6級から始まり、四段に昇段することでプロになれるのです。ただ、その道は、狭き門といえます。
全国大会で上位入賞レベルの棋力を持つ数十人が、毎年、入会してきますが、多くが夢をかなえられず退会。特に、最後の関門である三段の厳しさは“鬼の棲家”とも呼ばれています。
5歳で将棋をはじめた西山さんは、中学2年のときに奨励会に入り、6年を経て、三段にたどり着きます。しかし、5年間、三段リーグを戦い続けますが、勝ち抜くことができませんでした。
西山朋佳女流三冠
「自分が三段リーグの奨励会生活でやれることは、もうやったかなと」
西山さんは、25歳で11年間在籍した奨励会を退会。プロ入りをあきらめました。その後、女性だけで競い合う女流棋士に転向しました。
劣勢であっても、狙いは攻めの一手。転向後は、そんな棋風に磨きがかかり、“剛腕”と呼ばれるようになります。
女流棋士代表として、プロ棋士との対局も増えました。そこで6割5分以上の勝率を残し、奨励会を経ない、唯一のプロ入りの手段、編入試験の資格を得ました。
プロを一度、あきらめた経験から受験を迷っていた西山さんの背中を押したのは、同じ女流棋士たちでした。
西山さんが、いま、自分の挑戦を通して伝えたいこと。
西山朋佳女流三冠
「女の子たちが今から将棋を始めて、棋士になりたいと考えたときに、臆することなく、いま楽しいと思ってくれているのであれば、ぜひその気持ちを大事にして、将棋を続けてもらって、ゆくゆくは盤を挟めたら、私もすごく感慨深いというか、それ以上のことはない」
最終局は、柵木幹太四段と22日午前10時から行われます。
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