大江千里 - 群衆の中で

大江千里の「群衆の中で」です。
試し合うのはやめよう
素直に感じればいい
きみはどうしていつも
自分を責めてしまうの
タイヤが積まれた壁
消されないままの黒板
改札は木枯らしで
きみは空を見てた
急ぎ足の人は無口で
僕は追いかけることもできずに
最後に笑いながら
幾つもついた嘘や
こぼれそうな想い
求めすぎる全部
その腕で
抱きしめながら
きみは消えてく
動き始めた群衆の中へ
きみが理想を捨てずに
一人を選ぶときにも
疲れたならば僕を
呼び出してくれればいい
震える胸の電話が
きみの鼓動の数と
別々に越えた夜を
てのひらにこぼしてく
夕闇が昨日より早く
今年最初の雪を運んだ
変わらないものなんて
幾つもないはずでも
胸のすきま焦がす
かけがえない優しさ
手放して
あきらめながら
生きてゆけない
きみのいない群衆の中を
壊れやすい
ものばかり探して
泣き出したきみの背中が見えた
死ぬほど逢いたい日は
何もかも捨ててしまおう
愛し合うことの
喜びや悲しみ抱えて
目を閉じる
きみはひとりで
生きてゆけない
僕のいない群衆の中で
変わらないものなんて
幾つもないはずでも
胸のすきま焦がす
かけがえない優しさ
手放して
あきらめながら
生きてゆけない
きみのいない群衆の中を
きみのいない群衆の中で
群衆の中で

[@潤子平峯]

私もこの頃の包み込む様な大人の優しさ、
色気のある千里さんも曲も大好きです💓

[@user-mr2jl4kx3b]

初期の頃の千里くんも大好きだけど、こんな『大人』な千里くんも心に深く染みて良きです❣️。

[@齋藤雅之-m1c]

群衆の中でって切ないタイトルですよね。
沢山の人に囲まれて生きてるのに、かえって孤独が増してしまう心理が根底に前提にあるような。
君と生きたいの歌詞で「君に会えてから本当の孤独が優しさにあると知ったよ」「君なしじゃ生きていけない」とありましたが、
まさにその君が、その優しさが、この曲に出てくる「君」を連想させました。
この曲の「僕」も孤独で、「君」も孤独で、孤独な2人の間に生まれた愛だから余計に愛おしく感じます。

[@キャサリンぷりんみー]

初めてCDで聴いた時は何だか昭和テイストの曲だなー？と思ったけど、だんだん味が出て来た曲。

[@うなぎねこ-o9m]

この曲も好きだし、solitudeに入っているのは良い曲が多いですね。
このアルバム以降発行枚数が少なくなるので知らない人も多いと思います。
自主レーベルの曲もサブスクが解禁になるといいですね。