語源オタクが最も感動したエモい語源「opportunity」【ターゲット1900⑥】
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- Опубликовано: 28 июл 2024
- ターゲット1900の語源解説第6回です。「語源オタクが最も感動した単語opportunity」「qualityの語源は倫理で習うアレに繋がる」「車の名前は語源学習に最適。Audiの意味は?」など基本的な名詞に潜む語源について説明しました。
【語源監修者・夏野さんの補足noteはこちら!】
鬼リサーチに定評のある夏野さんが、ゴリゴリの文量の補足記事を書いてくださってます。あわせてどうぞ!
note.com/natsuno_ao/n/n2f96b4...
【目次】
00:00 6回目、ようやく名詞編開始。
02:13 valueといえばあの会社
10:05 車の名前は語源学習に使える
13:15 ベネッセさんからの案件お待ちしております
15:57 本日のメインディッシュ:opportunity
21:36 qualityで学ぶ高校倫理
28:56 本を書きたがる理由は「権威」
32:08 何気ない単語に眠る含蓄
36:08 一周回ってオシャレなenvironment
40:27 名詞編は楽しい
【参考文献のリンク】
◯ターゲット1900
amzn.to/3K4ewBd
○コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった
amzn.to/3F84rlW
○物流の世界史 グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?
amzn.to/3uwXCpm
○余はいかにしてキリスト信徒となりしか
amzn.to/3F3NsRM
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 musmus.main.jp
・OtoLogic様 otologic.jp/
#ターゲット1900 #ゆる言語学ラジオ_ターゲット1900
【補足】
24:22 でIとJの話をしていますが、正確には以下のような経緯です。
・Iは複数の読まれ方をしていた
・もともとIを長く伸ばした字形としてJが存在していた
・後世になってから、IとJの使い分けが提案された
堀元さんが「それ興味ないんよ」って止めるやつ、いつも「その先が聞きたいんじゃー!!」ってなるので今回最後まで言ってくれた水野さんに感謝。堀元さんの好きなエモ話も好きですけども。
英語のopportunityと日本語の「潮時」は意味も語源もよく似ていると思いました。
このシリーズずっと高校生をターゲットにしてる事になってるのやっぱり面白い
opportunityはエミネムの歌で唯一聞き取れたとこだから鮮明に覚えてる
正直、kはゲルマン語由来って聞いて「うおおおおお!」ってなってたら堀元さんに否定されて水野さんにシンクロしてた
何語由来かに興味ないなんて、ゆる言語に興味ないと言っているに等しい。暗記の苦手な理科系人間の私にとって、単語の語源分析の重大な手がかりとなる何語由来かの判定は、絶対無視できない。
これ思った!!めっちゃ興味あるのに堀元さんに遮られて悲しくなる…
そーだそーだ
堀元さん、酒の席でドヤれる話しか興味ないから……
“Ch”はチーズ、チェックなどのように「チ」と読む場合が多いですが、フランス語が語源の場合、「し」と読む場合があります。シカゴ、パラシュートなどがそれに該当します。シカゴをチカゴと読まないのはシカゴを含むイリノイ、ルイジアナテリトリーがフランスの領土だったためで、のちにイギリスに譲渡され、アメリカに組み込まれました。
equation は equate の名詞化で数学的には「等しくないこともありうるものを等しく置いたもの」のニュアンスです。
なので「両辺が等しくなるのはどんな時か」を考えます。一方、本質的に同一なものを等号で結んだものは identity で
日本語では恒等式と翻訳されますね。
13:47
ここ、手のひらvolveが早すぎて好き
jの音がヤーにもジャーにもなるのは日本語のこれだなぁと思ってるのが
西日本で「〜〜だから」を言う時に
「〜〜やけん」とか「〜〜じゃけん」って使うんですよね
なので結構人の発音的に近いのかなぁと思ったことがありますね
音声学的にも近い音ですしね。スペイン語ではYが「ヤ」「ジャ」の子音を表すんですが、区別しないのでスペイン人は「ヤ」「ジャ」の区別がつかないと言われています。日本語のら行みたいな感じらしいですね。
語源シリーズが単語学習のモチベーションとなって英語の成績が伸びた高校生もちゃんといます、ここに
22:17
英語スペイン語の疑問詞対比すると
What - Qué
Who - Quién
だからスッと入ってくる
イタリア語だと
Quanto how much (quantity
Quale which, what (quality
でそのまんまですしね
コンピュータ界隈では
value: 値
evaluate: 評価する = 式の計算を実行して値を求める
という意味で使われますね。
eval という命令を持つプログラミング言語も多いです。
追加のそういう情報すごく助かります…。
43:21 現役高校生ですが「何語由来だうぉおおお」派なので水野さんどんどん言っちゃってください!
port(港)と-port(を運ぶ)はどっちも印欧語根のper-(横切る)が語源で、ラテン語のタイミングでportus(港)とporto(運ぶ)に分かれたはず。fare(運賃)もper-が語源だったと思います。
opportune(ity がない方)の語源について OED は、originally describing the wind driving towards the harbour, hence 'seasonable' と説明してますね。季節風を連想させるなら「美しい」というのも納得。「好機」の語源が「好季」というオチ
opportunistが日和見主義者を表すのも納得ですね
@@daisuke1761 それについては接尾語の「イスト」と「シャン」について考えたくなりますね。ミュージックのような広い概念にたいしてはミュージシャン。ピアノやギターのような個別具体的なものにたいしてはピアニスト、ギタリスト。「opportunist」がどこか馬鹿にしたような響きがあるのは「好機」というものを些末なレベルで(金が儲かるとか出世するとか)捉える人という意味(を仄めかす言葉)だからじゃないか?と思っています。
@@kazuhisanakatani1209 確かに-istと-ianの使い分けも興味深い。広い概念に-ianが付くとすると、*sciencianではなく、scientistとなっているのも面白いですね。musicに対するguitarやpianoと同じように、scienceを専門的なものと捉えていたのか。それともracistやcommunistのように、それを盲信する人と捉えていたのか。どのような経緯で造語されたのか気になります。
opportunistは後者だと個人的に思ってます笑
@@daisuke1761 scientist という言葉がいつどこで最初に使われたのは割とはっきりわかっていて、1833年6月24日にケンブリッジ大学で行われた会合で William Whewell が使ったのが最初と言われています。
従来使われていた「natural philosopher」という言葉は、本質を仮定してそこから思弁的、演繹的に論理を展開する態度を連想させるため、実験や観察によるデータから帰納的に考える新しい科学を実践する者の名称としてふさわしくない、と考えたのが「scientist」という造語をしたモチベーションのようです。Observable な事象を個別具体的に扱うイメージで「ist」を使ったものと思われます。
むかし見た古い TEDトーク「Laura Snyder: The Philosophical Breakfast Club」の受け売りですが…
tantoっていう車種名、日本語の「たんと(たくさん)」とイタリア語の「tanto(たくさんの)」にかけてていいですよね(曖昧なので間違ってたらすいません)
今日ちょうど授業でtechnologyの語源を習って
「あ!ここゆる言でやったところだ!」を体験することができました!
ありがとうございます!
著者と権威が同じ由来って、日本でも作家の方を先生と呼んで権威付けしてるので納得感すごいです。
うーん何でこの場でって感じなんだけど堀元さんってホント頭の回転早いよね。水野さんやゲストに対する切り返しがただ早いだけでなく受け応えの内容が面白いので感心して見ています。いやホント素晴らしい。
"j" は元々ローマ字表記でいう "y" の音を指していて、この文字を「ジュ」と発音する言語はむしろ少数派です。
"i" には "-tion" のように y のような音の成分を持っており、単体でも y の音を指す際に使うようになったので、区別するために "j" が生まれました。
(周知の通り国際音声字母では "j" はローマ字表記での "y" の音を指す)
また、"u", "v", "w" も元は同じ字です。
"v" が母音を表すようになったため、区別するために生まれたのが "u" です。
また、"w" は "vv" と2つ続けて書いていたものが1字になったものです。
これらは今でも名残りがあり、特にゲルマン諸語やイギリスの地名などに見られます。
{ "v" や "w" が母音として使われており( "y" も "i" として使われることがある)、日本人には母音が無いように見える単語など}
「 "v" から派生している」というのに納得できない場合は、ドイツ語などに色濃く残っているので参考に見てみてください。
また、ルーン文字辺りまで遡れば "y" も "v" と同じ由来ですが、確か英語の "y" とは違う発音だった気がします(曖昧でーす)。
後から追加されたため、末尾に配置されました。
その更に後、"z" が増えたため、"y" の後ろに追加され現在のアルファベット順となりました。
アルファベット順そのものにも、言語の進化の歴史が反映されているんですね!!面白いです!
w = vv = double u ですね。
フランス語(ロマンス語派)では、wは、double "v"ですね。
ちなみに、yは、igrec(ギリシャ風のi)ですね。
我々もヤーパンと呼ばれたりしますからね。
Audiは創業者がHoerenと言う苗字で、英語のhear。で自分の名前をラテン語にした。ちなみにAQUAはギリシャ語
サムネめっちゃターゲットのレイアウトに寄せてて感動。
目次の「Valueといえばあの会社」は思わず笑ってしまった🤣🤣🤣
スペイン語の半母語話者です。スペイン語では一人称がyoで、majorはmayorになるのですが繋がりが垣間見えて鳥肌立ちました。
opportunity は帆船時代を想定すると、
「今日は風が吹いてて交易先の港へ行ける好機だ」で納得感ある
理工系なのに何万回も見るであろうequationの意味がパッと出てこない堀元さんが、なんか面白い
quが疑問ぽいイメージなのってquestionとかで一般的だと思ってたし、questも探求だから謎を明らかにするイメージあるよね
Quが「求める」を意味するって話で、堀元さんから真っ先に「query (クエリ)」が出てくると思ってた
22:15
qu- wh-
除算:A(被除数)=B(除数)×Q(商)+R(剰余)
の商Qはquotientで、
「何回分やったものか?」みたいな意味だと記憶しています。
(※指摘や補足など大歓迎です)
学問的な単語はラテン語が多く、語源や共通点が分かると理解が深まって良いですね。
楽しみに待ってました
ほんとこういう知識話って聴いてて凄い面白いし、分かりやすく噛み砕いてくれてるから他人に話せるレパートリーも増えて助かる…。
このラジオを聞いてたら英単語が何の言語由来なのかぼんやり分かるようになってきたのでもっとやってください!
①確かに「qu」と「wh」は字面からは全然違うように見えますが、発音から考えると結構似ています。
現在においても what に「ワット」「ホワット」両方の発音がありますが、後者の方がもともとの発音に近いです。なんなら古英語では hwæt と綴られます。
その発音は /ʍæt/ であったと考えられていますが、この /ʍ/ は両唇軟口蓋摩擦音です。(軟口蓋摩擦音 /x/ (例:ドイツ語 Bach /bax/)に同時調音で円唇化したものです)対してラテン語の qu は /kʷ/、つまり唇音化された軟口蓋破裂音を表します。そうです、同じ調音点で破裂音→摩擦音、きれいなグリムの法則の一例です。
因みに古英語 hwæt に対し想定されるゲルマン祖語は *hwat で、ラテン語の quod
と共に印欧祖語の *kʷod に完全に音韻対応します。(意味はすべて疑問代名詞「何」)
う、美しい…
PIE : Latin : Gmc = *kʷ : qu : *hw
PIE : Latin : Gmc = *o : o : *a
PIE : Latin : Gmc = *d : d : *t
②J の説明がいささか不正確だったので、補足します。
J(と U)は元々ラテン文字にはありませんでした。おおまかには /i/と/j/、/u/と/w/は基本的な音価は同じで、母音として振る舞うか子音として振る舞うかの違いです。ラテン語ではこれらをまとめて I とVで表しました。後に小文字が発明され、また母音と子音を書き分けるようになると、それぞれ i とj、u と v になりました。
例)IV́NÓ → Jūnō 女神。英語の発音につられてジュノーと表記することも 多いですが、正確にはユーノー /juːnoː/
そう、vは /w/ の発音なので、冒頭に出てきた valeō「私は健康・壮健である」はバレオー(ヴァレオー)ではなく、ワレオー(ウァレオー)がより近いです。
V と U が元々同じ文字であったことは英語の W = VV、double U ダブリューの名前からも分かります。この文字もオリジナルのラテン文字体系になかったものです。
あと、Jのさまざまな発音(読み)は新旧というより、方言差(言語差)によるものでしょう。
超メジャーな外国語の中でも
[dʒ] 英語:Japan /dʒəˈpæn/
[ʒ] フランス語:Japon /ʒaˈpɔ̃/
[x] スペイン語: Japón /xaˈpon/
[j] ドイツ語:Japan /ˈjaːpan/
くらいのバリエーションが出てくるほどです。
③あと、Audi は創業者の名前から採られています。WWIIミリオタ?の方々には「ホルヒ(Horch)」という自動車メーカーを知っている人も多いと思いますが、その創業者である August Horch が別に興したメーカが Audi です。ドイツ語で horch が動詞 horchen「聴く、耳を傾ける、etc.」の命令形であることから、ラテン語の audiō「私は聴く」を同様に命令形にした audi を採用したそう。確か息子さんの案だったと思います。
今どきトヨタのラテン語由来の車名と言えばもちろん Prius でしょ!本当に車に興味ないのがよく分かります。www あとは、Celsior(セルシオ)、Carīna(カリーナ)、Corōlla(カローラ)、Corōna(コロナ)、Ipsum(イプサム)、Suprā(スープラ)あたり?
あ、あと、author のくだりで authentication を堀本さんが言及しなかったのに驚き。何で?編集で切られた??
Audiは創始者のアウグスト・ホルヒ August Horchの姓が、ドイツ語の「聞くhorchen」の命令形と同じつづりからのラテン語訳です。
車の名前にラテン語由来が(造語も含めて)多いのは本当で、一時期めっちゃ調べてた事があったので親近感ありました(笑)
Logosはギリシャ語では「理性知」というよりは「ことば」という意味です。「始まりに言葉があった (Ἐν ἀρχῇ ἦν ὁ Λόγος: En arche en ho logos)」のlogosです。
そこから、学問を表す接尾辞-ologiaになりました。
アウトドア用品のlogosのマークは楓だと思ってましたけど
もしかするといちじくなのかなと思いました
@@pozo20 あれはやっぱりカエデっぽいですね…。
柾は日本人が作った国字なので、読みと字形が一致するのは当然といえば当然ですね。
動画自体もめちゃくちゃ面白いし、その上コメント欄の視聴者から寄せられる追加情報まで面白い2度楽しめるコンテンツ
車好きなので車名の語源を調べてリストにしていました。とてもわかりみが深すぎました。
高校生です!
個人的にはkはゲルマン語由来とかそういった話もすごい興味があるので、遠慮せず解説してもらって構いません!
ターゲットシリーズ好きすぎるので嬉しいです!
あと、EDのゆるく話してる感じめっちゃ好きです
そして、言語沼無事予約&特典動画見ました!届くの楽しみです!
ベネはジョジョ5部の
メローネというキャラのセリフで
ディ・モールトベネ(非常に良いぞ!!)
と使っていたのでそれで覚えました。
ちなみにジョジョシリーズは
基本JOJOと表記されるが
イタリア語発音だとjがiやyの音に近いので
5部のみGIOGIO表記になりますね。
3:06 「薄いな〜繋がりが!」とかいう特大ブーメランすき
???「サメといえばSurfshark」
k,c,ch,の話、めちゃ「ほお~!」ってなりました。堀元さんが乗ってこなかったので、「あれ?意外…」となりました😅
私はまだまだ堀元さんの好みがわかってないのだと自覚しました😝
今年から受験生になる者です。
ターゲット語源解説シリーズのおかげで知らない単語の意味を推察するのが楽しくなりました。ありがとうございます。
ターゲット回、脱線の内容が自分の知識と隣接してること多くてコネクティングドッツみ強くて1番好き
何語由来なのかは超興味深いです!
丸暗記ではなく、地理的、歴史的に納得して理解したいです。
それを知っていれば色んなDotsがConnectするのに…
でも本心とは別に、ラジオ的に反対含む多様な意見を出したくなる気持ちがあるのかな?とも思ったり
opportunity
昔を想像すると農村から港湾都市に向かうイメージが頭にスッと入るから
二番目の説明方が個人的には分かりやすかった
JはIから、UとWはVから作られた文字なので、言語によって、時代によっては日本人の一般的な感覚とは発音が違ったり入れ替わってます
Jupiter(ジュピター、ユピテル)やVirus(ヴァイアラス、ウィルス)等
春から社会人なのですが、英語の学び直しの一環として活用させていただいてます!
高校生以外にも需要のあるコンテンツだと思いますのでぜひ続けてほしいです!
何語由来かという話は非常に面白いし、印欧祖語まで深掘りして欲しい
堀元さんと同い年の保体科教員です。
自分も高校生の頃、英和辞典を読み物として楽しんでいた経験があるので、「ターゲットシリーズ」不人気ということですが、とても楽しませていただいています。
どちらかというと、自分も堀元さんと同じく含蓄のある語源が好きですが、スペイン語を一通り勉強した者としては、水野さんが推す「何語由来の単語なのか?」というのも結構興味があります。
(スペイン語でもwhat〜はqué〜なので、「なるほどな〜」と面白みがありました。)
iとjの話、虚数単位がiだけど電流と紛らわしいから分野によってはjを使うっていう話と同じ構造でconnecting the dots みが深い
仰る通り、交流回路の記号法による計算では虚数単位にjを使いますが、
そもそもよく使う文字のiを虚数単位として使ってる事自体が失敗だと思ってます。
別に専用の記号を導入しても良かったのにと。
誤解がありそうな場合は「ただしi=√-1とする」と断らないと使えませんからね。
@@sabak7390 さん
確かに、i=√-1 というのは定義して初めて使えるものなのでしょう。
とはいえ、"i" という記号自体は "imaginary number" の頭文字として、虚数単位を表すのに最適だと思うのですが…
むしろ "e" なんて、いろんな意味を持ちすぎて「オイラー(Euler)の頭文字でもあてておけば…?」というイメージです、私には…(文系・還暦手前の戯言と読み飛ばしてもらって結構です)
@@HachiKaduki0501 imaginary numberという命名自体が失敗だと思ってますね。
時代背景として、複素数は代数方程式の研究の中で導入された概念ですが、
当時は負の数すら方程式の解としては認めていませんでした。
以前のゆる言語学ラジオで、minuteより小さい概念としてsecond minuteを導入し、
それが縮まってsecondとなった、という
話がありましたが、虚数という概念を表すのにimaginaryというのは大きく出すぎて
しまっているんですね。むしろ、現代数学のほとんどが抽象的な概念ではないかと思ってしまいます。
ネピアー数のeについてももっと特別な地位にふさわしい記号と呼び名があってもよかったかもしれませんね。
@@sabak7390 さん
「imaaginary って言葉は現代数学に現れる概念のほとんどに当てはまってしまうでしょ」ということですか…、なるほどねぇ。
確かに、数学は(って、先に申しましたとおり文系なので「素人が何言ってやんでぃ」ですが…)「抽象的なものを、とりあえずこういうことに決めておこう、具合悪かったら変えりゃいいんじゃね?」みたいなところがありますものね。
私は経済学部出身なので、ネイピア数の定義について「付利期間を短くするのに比例させて金利を小さくしていったときの極限」で説明されるものが、最も "しっくり" 来ます…
堀元さんなら eval() 函数を知っていてもおかしくないので、evaluate がピンと来なかったのは意外でした。
EVALUATEというとCOBOLですかね(^^)
@@marunas
私が勉強した頃は EVALUATE文は無かった…… 便利だね
それはそうとして、大抵のスクリプト言語で、文字列をプログラム中に書かれたものとして解釈実行する函数がeval()です。
シェルスクリプトのevalコマンドがevaluateから来てたの初めて知りました
あと、関数を函数と表記されるの珍しいですね
evalって単語と認識している可能性も……
ちなみに、函数は元々の字らしいです。
中国語でfunの音に函が当てられ、函が常用漢字に含まれなかったので日本語で函と同じ読みの関に置きかわっただそうです。
ターゲット回、語学っぽさと蘊蓄感のバランスがよくてとても好き
でも勉強感が強くて再生数が伸びにくいのもわかる………
qu=whと聞いて真っ先に思い浮かんだのがquestion!確かにwhat感強くて気持ちよくなりました笑
Audiの社名の由来はドイツ人社長のHorchさんの名前がドイツ語で聞け、という意味で、ラテン語訳がAudiだかららしいです。日本でいうとブリジストンと同じですね。
DNAから人種の起源を探るように単語の由来から文明の繋がりを探る考古学も面白いですね🧐
25:31 ここでスペイン語の「私」を導入すると一気に分かりやすくなると思います。スペイン語で「私」は、「Yo」で、「ジョ」とも「ヨ」とも読むんですね。ここから、「ヤ」と「ジャ」は音が似てるし、揺れやすかったんだなぁって想いを馳せられます。ちなみに、一般的なスペイン人は「ヤ」と「ジャ」の区別がつかないと言われています。日本人がrとl区別つかないのと一緒ですね
opportunityは同じく高校時代に感動したから共感
面白かったです! 堀本さん的視点(語源)も、水野さん的視点(◎◎語由来)も両方知れたら楽しいし、
かと言って必ず無くてはいけないってすると整理され過ぎてる気もするのでノリで😊
VOLVOは元がベアリング屋だから妥当性があるし、自動車は数多のシャフトやギアなどの回転で成り立っている
equipmentのequip-は船のことなので(s-がフランス語ではe-になることが多い)、船に備えること・ものを示しているかと思います。
ちなみに英語で語源はetymologyっていいます。etymology dictionaryで検索すると英単語の語源を読んで単語を覚えながら英文読解もできます。何なら辞書なので単語の使い方なんかもわかります。遠回りに見えますし、受験での結果には直結しないかもしれませんが、楽しく学習できて最終到達地点も高くなると思います。学生の皆さんはよかったら試してください。
水野さん、英単語の由来についてはたくさん紹介して欲しいです!
c/k/chの語源めっちゃおもしろい。churchとkirkeがすっきりしました
この回、いっぱい突っ込みたいこと(良い意味で)があって楽しかった~!私も車の名前で単語覚えたし、西語・英語話者なのでiとjの話とかkの発音から辿る語源とかもっと掘り下げてほしいです!u、v、wも面白いですよー(^^)
語源回大好きです。
これぞWonderful opportunity
B'zいいよね
じーさすさんもいいよね
私がオポチュニティときいてすぐ思い出したのが火星探査ロボット車です。
開発者の予想を上回る長寿命で15年にわたって観測を続け2018年に活動を停止したそうです。SFに出てきそうな孤独なロボットですね
Wiki読んで知ったのですが、これを命名したのは9歳の女の子だそうです。スゴイ天才少女!
このシリーズが一番好き。
iとjが隣り合ってる話からは、堀元さんからはDijkstraが派生して出てきてほしかったわ。
ゲルマン語、ラテン語、ギリシア語のどれに由来するのかは神々の命名に由来する場合もあって
悩むことがあるので、今後も広げてもらいたいです。
Dijkstraってオランダ語ですか?
@@user-zd3gb4se6q オランダの方なのでオランダ語でしょうね。
オランダ語ではijでaiと発音するのはわりとあるようです。
今年受験の高校生です!
世界史やってるのでゲルマン語とか気になります!ゲルマン人の大移動とか関係するのかなー?とか考えてます。
友達に沢山おすすめしてるのに、続けて聴いてくれません🥲
でも、国語の先生が聞いてました!
ゲームしながらなにげに聞いてたら、Kがゲルマン語と聞いてオヨッ!と聞き耳を立てた瞬間話題がとぎれてしまい涙目
高校生の時に水野さんのような先生に出会いたかった
堀元さんが"evaluate"にピンと来てなかったのは意外でした。
プログラミングだとeval関数(文字列を式として見てその値を求める=評価する)は馴染みがあるものなので。
Chanceとopportunity どちらも「機会」と訳されますが、chanceは偶然にやってきた好機で、opportunityは目標達成のためのスッテプを表す機会ですね!
港に向かっていくにも、きっと何らかの明確な目標があったのかもしれまでんね!
高校生です このシリーズのページ数の進まなさ大好きなのでよろしくお願いします
ターゲット欲しくなり始めています
ラテン語の疑問詞が qu- なのは
印欧祖語の *kʷi- あるいは *kʷe- から来ている。
その w の部分が残ったのが 英語の wh- や ドイツ語の w-。
印欧語がインド語派に下っても疑問詞は k- で始まる。
ペルシャ語では ch- と k- がある。
k- と ch- に互換性があるのは、
中国語で 呉音の k- と 普通話の q- で互換性があるに似ている。
「求」は 呉音では「キュウ」だが普通話では「チュウ」。
火星に着陸した探査機の名前がオポチュニティーでしたね。いい名前ですよね。
2:30 地球で同じくらいいい会社、Surfsharkさんを忘れないでください!!!
スペイン語でもqueなど疑問詞にquがありますね。綴りは変わっていますが、特にcuantos(how many
)を思い出してquantity との関連を感じました!
Lexusはluxuryとsuccessを足し合わせた造語だった気がします
米国の成金が好みそうな二つの単語の組み合わせ
opportunityは、BZのおかげで覚えれました
questionもwhと関連ありそうな単語ですね〜
34:09 高校生ではないですが、technology の話はかなり熱いですね!堀元さんに共感です
42:05 その単語がどの言語由来なのかも心沸き立つ話ですね。文化交流が言語の側面から見て取れます。
ちなみに、私が最近感動した語源つながりは、ball (ボール) と balloon (=ball + -oon; バルーン) です。
さらに "-oon"に注目すれば
・bassoon ((楽器の)バスーン)
・cocoon (繭)(c が [k] と発音されている所からギリシア・ラテン由来とわかる)
・lagoon (潟; 沼, 池)
・macaroon (マカロン)
・saloon (大広間)
などなど、芋づる式に覚えられる点やフランス語から取り入れたのがひと目でわかるという点 (特に balloon の場合は逆輸入) で個人的なポイントがかなり高かったです。
今回も面白かったです! k,ch の由来の違い、英語の母語話者は何となく感じてたりするんでしょうかね? あと、technology のところで TeX への言及を期待してしまいました・・
J が元々 I だったっていうのは,Julius Caesar がラテン語読みで「ユリウス」,英語読みで「ジュリアス」になることを知っていればイメージしやすいかと思います。
14:55 bonも「良い」みたいな意味持ってそうだしbeneもbonも同じっぽい?
でもbonは英語っぽくなくてフランス語っぽい気がする
bon sens(デカルトのやつ)とかbon voyage とかbonjourとか
フランス語のbon、イタリア語のbuono、スペイン語のbienは全てbeneと共通してそうです
他のヨーロッパ言語も探してみるとあるかもしれませんね
昔、セサミストリートのクッキーモンスターが「Cはクッキー♪」と歌っていて「Cは"し"で、クッキーは"く"だべ?」と幼児私が疑問に思っていたのですが、Cはギリシャラテン語由来だったんですね!これなら幼児私も納得……はしませんね
technologyの語源解説は感動モノだわ・・・技と理性が合わさって体系立てられたものね。
c,ch,kの由来も興味深い。どっちが上とかなくない?
Environment の同意語には、他に circumstance がありますが、これも「囲む」から来てますね。
iとjと言えば、ラテン語で「法」は現代に伝わってる文献を見ると「ius」と書いてあったり、「jus」と書いてあったりするもんな。
あと、vとuもそうね。Bvlgariとかいまだにvと書いてウと読ませてる。
授業で聞いた話だとラテン語ははじめ大文字だけで石板に掘ってたから直線的な文字が掘りやすかった。
だからiとかvとかって文字が使われてたそうな。
jの読み方でしっくりこないことが多くて、神話周りならそうなるのかなーと何となく考えてたけど今回少しヒントがもらえて良いopportunityでした。
equipment はゲームで覚えました!趣味も役に立つなぁ…
35:48 テクノポリスの綴りは technopolis で、語源はギリシャ語で都市を意味する polis です。police と書いたら警察になりますね。
同じ言語を扱うモノとして、コンピュータ用語の語源なんかを水野さんが興味持って取り組んだら理解はなくても十分に楽しませそう
高1です。やっぱり、見ただけで「ギリシア語由来だなー」「ラテン語由来かなー」「ゲルマン語系っぽいなー」ってなるのはワクワクしますよね…!
technology の ch ですが、ギリシア語の χ に由来するものは ch になっていて、φ に由来するものは ph になっているんですよね。古希語の破裂音は有気無声・無気無声・有声で対立をなしているなぁ、など思いを馳せることができます。
初コメです!
そろそろ音声関連も聞きたいです!
技術の話のところで初の人工元素テクネチウム(希:technikos)も関係ありそうだと思いました
トヨタの冠シリーズも有名ですよね。
王冠=クラウン
花冠=カローラ
光冠=コロナ
「カムリもラテン語か何かの冠かな?」と思ったら、日本語のカンムリをもじっただけでした。
他にラテン語だと、
スープラ(上に、超えて)
プリウス(〜に先駆けて)
イプサム(本来の)
でしょうか。
アクアやプリウスはラテン語ですね。クラウンやカローラは英語、カムリのように日本語由来もあります(すべてトヨタ)。LEXUSはLuxuryを用いた造語です(とされています)。
一般的な語彙は商標などの都合上、ブランド名や商品名にそのままでは使いにくいという事情もあるのかと思います。そこで2言語以上をかけあわせた造語でシエンタ(siete * entertain)や存在しなかった組合せのランドクルーザー(land+cruiser)などで命名しているようです。
一時期より言われなくなりましたが、ググラビリティを高めるためにも、一般語彙は避けた独自の名前で、かつ語源のニオイがするものを日本メーカーは採用するようです。
車以外でもテレビREGZAのように頭字語であれば、その中身を知って学びとなることもあり、世の中の商品名は本当によく考えられていると感心します。
個人的には、ソフトウェアを導入するときにevaluation versionとよく見るので、エンジニアの方はそちらの方がなじみ深いのでは?と思ったりしてます。