ジェマーソンのワンフィンガー奏法を研究していた人によると、少なくともBernadetteやI Was Made To Love Herはキャロル・ケイの弾いたとされる曲のフレーズとは程遠く、キャロル・ケイが弾いたBernadetteは全然ノリが出せてない、という点から、彼女の主張を否定してました。 また、ジェマーソンの奏法は、人差し指をピックのようにオルタネイトで弾く奏法なので、ピックだとダウンで弾くべきところで、わずかに音量が下がる場合があり、そこが指のアップで弾いてるとわかるそうです。
ありがとうございます!どんどんすすめてください。 ペット・サウンズは動画にも出てきたSlowinskiさんなどの調査によって、キャロル・ケイはアルバム全曲でベースを担当しているわけではないのですが、約半分の13曲中の7曲でベースを弾いているのがわかってます。God Only Knowsなどの一部ではギターも弾いています。
I was Made to Love Herは、(Kayeかどうかは別にして)Jamersonではない、と私は思います。 理由は、Jamersonの演奏に特徴的な次の5つの要素がほとんど現れないから。 ①全くの繰り返しは少なく、曲展開で微妙にフレーズが変化 ②シンコペーションを多用 ③(②と重なるが)パルスが裏ありの8分、すなわち強弱感・バウンス感のある16分音符 ④唐突な開放弦の適用 ⑤(リマスター音源だと聴き取れないことが多いが、おそらく反ったネックのため)音程が微妙にシャープ 動画の中でKayeでは?と挙げていただいている曲も、いま全部は聴き直していませんが、上記の観点からほとんどがJamersonではない。少なくともJamersonっぽくはない、と思います。
すごくいい動画〜
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頑張ってください!
問題は1960年代末からモータウンはLA移転の動きを見せ、1972年には完全にLAに移転したって事よね。これで余計にややこしくなってる。60年代のスプリームスやミラクルズのオリジナルをケイが弾いたと考えるのは無理があるけど、70年代のジャクソン5やダイアナ・ロスのソロなら妥当。彼らは60年代末からカリフォルニア在住だし、当然近くのLAのミュージシャンを使うでしょ。あともうひとつ厄介なのは、ケイはLAで膨大なセッションに参加してるけど、それがオリジナル音源なのか、カバー集なのか、はたまたデモテープなのかが本人にもモータウンにも区別がついてないってこと。ちゃんとクレジット表記していないモータウンが諸悪の根源です。
デトロイト録音ってベニーベンジャミンとかリチャードアレンとかのFBメンバーのドラムとジェマーソンのベースとの組み合わせでああいう音になってるのであって、ハルブレインとキャロルケイの組み合わせには全く聴こえないけど
レッキングクルーってのは電話かかってきて、すぐスタジオ行って、譜面かコードを渡されて、弾いて、帰る。
こういう仕事を繰り返す生活なわけで、誰の何の曲かなんて事細かく覚えていないわけです。
即チャンネル登録しました
波形を重ねて比較するとこまでやって欲しいな😎
これは労作!自分もWikipediaでキャロルケイを調べた時に「えっジェマーソン弾いてないの?」と唖然とした記憶があり、ずっと引っかかっていたのですが、これまでの論争の経緯をふまえここまで詳細に解説してくださるとは。これに限らず、「大昔の眉唾webサイト」がソースになって今もなおまことしやかに信じられてる俗説って結構ありそうな気がしますね。
あとやっぱりミュージシャンにとって「クレジットされる事」ってビジネス的に超重要なんでしょうね。他の解説動画の内容で恐縮ですが、例えば楽曲の「盗作疑惑」訴訟なんかもつまるところ「印税目的」なんだとか。
しかし、ケイ側の主張を否定することをすぐに女性差別と結びつける論法には呆れてものも言えません。
モータウンじゃないけど、CHICのBernard Edwardsのベースがピック弾き(根拠はあんなにテクニカルで速い動きの奏法は指じゃ難しいとか)と言われてましたが、近年では指弾きで全部やってるっていうのが判明、定着してますね。歴史が進んで真実が見えてくるパターン、あるあるネタです。
Marvin GayeのWhat’s going onも、Berry Gordyがリリース反対したのが歌詞が社会的だからでなく、実は単純に「古臭い歌モノジャズに聴こえて気に食わなかった」という全然違う方向の理由と本人は結構経ってから証言してますし...。
若い頃バンドでベースやってたのでキャロル・ケイもジェームズ・ジェマーソンもたくさん聴いてた自分はなんか複雑な気持ち…
モータウンミステリーの管理人 鶴岡雄二の著書 急がば廻れ'99を発売当時に買って読んだ。レッキング・クルーの情報仕入れてネット掲示板で他人を論破しようとする自分語り本で音楽関係以外の内容最悪だった。
ジェマーソンの特徴は音の減衰(特に裏拍を伸ばす場合)と間の取り方だと思います。R&B・ソウル・ファンクのベース偉人ってさらっと聴く分には違いがないように感じますが、じっくり聞くとそれぞれの癖の強さがわかります。対してキャロル・ケイは癖が弱くのっぺりした印象ですね。
急がば回れ99では、「ベンチャーズはライブ用のメンバー」とかいってメル・テイラーはレコードでは叩いていないと断言しながら、後になってホームページで「やっぱ聴きなおしてみたらメル・テイラーだった」と180度言うことが変わっている。ま、どっちも著者が「レコードをよく聴いてみた」だけで判断してるんだが。
ジェマーソンのワンフィンガー奏法を研究していた人によると、少なくともBernadetteやI Was Made To Love Herはキャロル・ケイの弾いたとされる曲のフレーズとは程遠く、キャロル・ケイが弾いたBernadetteは全然ノリが出せてない、という点から、彼女の主張を否定してました。
また、ジェマーソンの奏法は、人差し指をピックのようにオルタネイトで弾く奏法なので、ピックだとダウンで弾くべきところで、わずかに音量が下がる場合があり、そこが指のアップで弾いてるとわかるそうです。
この論争の存在知らなかったけどめっちゃおもしろかったです!友達にもこの動画すすめます!
ビーチボーイズの「ペットサウンズ」好きなのですが、あのアルバムはキャロル・ケイ演奏なのでしょうか?それとも本人演奏なのでしょうか?
ありがとうございます!どんどんすすめてください。
ペット・サウンズは動画にも出てきたSlowinskiさんなどの調査によって、キャロル・ケイはアルバム全曲でベースを担当しているわけではないのですが、約半分の13曲中の7曲でベースを弾いているのがわかってます。God Only Knowsなどの一部ではギターも弾いています。
@@multiscope ありがとうございます。そっか、ペットサウンズもキャロル・ケイだったのか
ウィルトン・フェルダーは?
LA移転後のモータウンでジェマーソンが弾いた曲は、デトロイト時代よりは少ないだろうけど、追ってジェマーソンもLAに引っ越したと映画で言ってたと思います。ケイが使われた録音がどれだけあるかわかりませんが、ボブ・バビットもウィルトン・フェルダーもいたし、他にもベーシストはいたかもしれませんね。
わからないけどね。
モータウン自体が表向きはともかく、人種や性別に拘らない会社だったことや、合議制みたいなのもあったこと、モータウンが労組の法律によって録音できなかった時期があって、回避に工夫していたとかもあるらしいし。
もしケイの主張が正しいとすると多忙なシュープリームやフォートップス(デトロイト在住)が頻繁にロスに出向かないといけませんよね。
それ以外にもFBメンバーやプロデューサーのスモーキーロビンソン、H-D-Hなどの面々も一緒に行かないとなりませんね笑
キャロル・ケイの主張の方を信じておりました〜。
実はジャクソン5とかウィルトン・フェルダーがいいベース弾いてる
クルセイダーズの人でしたっけ?メイン楽器じゃないのにって驚いた記憶あります知った時。(笑)
@
アイ・ウォント・ユー・バックのベースを聴いたときは衝撃的で完璧なベースラインの一つだと思いました。^_^
モータウンがロサンゼルスに移転してからはキャロル・ケイ(レッキング・クルー)の演奏だって聞いたことある
モータウン創業者が語るyoutubeあるよ。本人がそのまま出ててモータウンの裏話全部話してる。
I was Made to Love Herは、(Kayeかどうかは別にして)Jamersonではない、と私は思います。
理由は、Jamersonの演奏に特徴的な次の5つの要素がほとんど現れないから。
①全くの繰り返しは少なく、曲展開で微妙にフレーズが変化
②シンコペーションを多用
③(②と重なるが)パルスが裏ありの8分、すなわち強弱感・バウンス感のある16分音符
④唐突な開放弦の適用
⑤(リマスター音源だと聴き取れないことが多いが、おそらく反ったネックのため)音程が微妙にシャープ
動画の中でKayeでは?と挙げていただいている曲も、いま全部は聴き直していませんが、上記の観点からほとんどがJamersonではない。少なくともJamersonっぽくはない、と思います。
当時クレジットはなかったけどモータウンのバックミュージシャンはみんな凄腕でした。ジェームス・ジェマーソンは息子のジュニアが80年代前後から有名になりましたね。
Motown,Michael Jackson.Greetings from Shanghai.
1965年モータウンのベースにはまって聴いていた
今ジーさんだけど初期はジェームスだよ。
1972年のテンプスのアルバムでは4人のベース
クレジットあるけどラインはジェームスでないのが
あることはある。
ジェマーソンはローポジの多様、D弦、G弦の開放の多様が特徴
コントラバス出身だからね。
大昔では無いのにレコーディングのミュージシャンリストが残っていないのが
むしろそれほど優秀なミュージシャンが揃っていたのかなと思う
素晴らしい動画ですね
しかしキャロルの主張が弱いにしろ「憧れの」「伝説の」名門モータウンも叩けば埃が出るじゃないですが歯切れの悪い感じですね
まぁ綺麗事だけでは無い当時の白人と黒人の利権やしがらみや人種問題や女性蔑視が多少あるのは分かっていても哀しいですね
彼女はフラットピッカーなので、一聴すればわかる・・・
たた
そういえば、「ビートルズのドラムは殆ど俺が叩いていた」とか大ボラ吹いてたドラマーがいたなぁ😂
事実を探るには、一方的、主観的主張のみに頼ってはならない、という事ですな。
バーナードパーディーは冗談混じりに言う陽気なおっちゃんだからケイの捏造目当てみたいな発言する人では無いと思うが…
それに公に出てる有名な曲の実績が十二分にあるし揶揄するのは違うでしょ
> イッチー
陽気だろうが、実績があろうがホラはホラだろ。
実績を言うなら、ビートルズの実績から見たらそんなもの芥子粒みたいなもんだろ(笑)
所で、何故君のコメントには返信が出来ない様になってんだ?
@@ojisansenoubi3303
バーナード・パーディは
ビートルズの曲ほとんどなんて言ってません。
初期の21曲と言ってます。
真偽は定かではありませんがそもそもバーナード・パーディをご存知ですか?もし知ってたら「芥子粒」なんて発言は出てこないと思われます。
彼はセッションドラマーとしてジェームズ・ブラウン、キング・カーティス、アレサ・フランクリン、スティーリー・ダン、ジェフ・ベック、アイザック・ヘイズ、ディジー・ガレスピー、クインシー・ジョーンズなど4000枚以上のアルバムでドラムを演奏してます。
そのプレイはジョン・ボーナム、スティーブ・ガット、ジェフ・ポーカロなど様々なロックレジェンドドラマーに影響を与えてます。
彼のキャリアを鑑みると名誉欲でそんなホラを吹く必要のない偉大なミュージシャンです。
興味あるなし好き嫌いはあるにしろ「ビートルズの実績に比べたら芥子粒」などと卑下するような発言は控えた方がよろしいかと思います。
後にモータウンウェスト(MoWest)レーベルが設立されたのを考えるとモータウン側も西海岸のミュージシャンの実力は認めていたんだろうけどちょっとこのお婆ちゃんは話盛りすぎて信用できないなという印象。
厄介な事に今の社会的に「支援されやすい立場の人」だからピックアップしやすいんだろうけど事実は捻じ曲げないで欲しいかな
大変興味深い動画なのでちょっと水差すようで恐縮なんですが、ジェマーソンではなくジェイマスン。アクセントはアタマだと思います。ジェマーソンではマーにアクセントが来てしまう。まー、もう日本ではジェマーソンで定着しちゃいましたけど…
コメントありがとうございます。
カタカナ表記だとシュープリームスもスプリームズにした方が原語の発音の近いのですが、慣用として定着してるものを使ってしまってます。
きっつ…
日本語で外国語を表記するには限界がある。
日本語で「ジェイマスン」と表記した所で、jamersonの正確な発音を表せる訳ではない。
従って、一般的に浸透している表記を採用する事に何ら問題はない。
重箱の隅をつつくような下らない事はやめなさい。
ピーター・バラカンさんですか?😂
@@yo-lh9gv いいえ中村とうようです