総一木造りで仏教美術牽引・現代に生きる仏師・長谷川 琢士「石川 いいね！File34 仏像表現を探求し続ける芸術家」（2022年12月19日放送）

現代仏教美術を牽引する仏師・長谷川 琢士さん。長谷川さんは日本の禅文化を広く海外に知らしめた仏教哲学者・鈴木大拙の本と出会い、仏教、特に禅に惹かれ、10年前に鈴木大拙の故郷金沢へ移住してきました。「人間と自然の在り方」、「真の人間の美しさ」を問い直しながら独自の仏像表現を探求し続けています。
木は単なる材料ではなく、ホトケの姿と捉え、それぞれの木が持つ木肌や形、クセやねじれ、ヒビや傷を個性として捉えることで、人間一人一人の姿、形、心の傷やねじれも『美』として表現しています。