『斎藤喜博先生に導かれて―子どもの歌声とともに―根田幸悦』(合唱=盛岡市立河南中1年)1972年度

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  • Опубликовано: 31 янв 2025
  • 土井晩翠作詞滝廉太郎作曲の『荒城の月』の合唱に取り組む根田幸悦先生の姿勢は実に真摯であり誠実であり追究的でもある。合唱指導の在り方は大きく二つの流れがあると思ってきたが・・・・一つは『型にはめていく』やり方であり、一つは『型にとらわれず内から創り出していく』ものである。もちろん斎藤喜博先生のやり方は、後者であり、内容から追及するやり方なのであるが、根田先生はさらに教材の内容というよりもそれに向かう一人一人の合唱する生徒の側からの追究なのである。この河南中1年生の子どもたちの追究は時に鮮烈に成功的であり、時に回りくどい素朴さを残すかもしれないが、その過程そのものが『教育の過程』そのものでもあるといってもいいのである。滝廉太郎ゆかりの地大分県豊後竹田市の「整備された荒城」の背景とも相俟って、今後何度も立ち返る合唱の一つとして、ここに『荒城の月』をアップロードする。                                                   ○美しく整備されたる荒城に月満月ぞ光りをりたり                    ○吾が身体年を越えて弱り行く儚き命見つつありけり                    ○十三歳の子らの歌声懐かしき吾が心の子らの歌も想い出で                          (編集子……2025年1月14日記)

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