【特集】新型コロナに負けない!あきらめない!世界一のチアリーディングクラブの“軌跡”/前編

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  • Опубликовано: 23 май 2021
  • 新型コロナの影響で、国際大会への出場チャンスを失った船橋のチアリ―ディングクラブ。
     コロナに翻弄されながらも、チアリーディングへの情熱を貫いた、最後の1カ月間の挑戦。竹内アナウンサーが追いました。
    ◆再び立ち上がったチームの挑戦
     緑の“芝生”の上。まぶしい太陽の光が降り注ぐ中、何度も、何度も、練習を繰り返すのは…。
     世界一に輝いたことがある強豪、船橋のチアリーディングクラブ「SKEWES(スキューズ)」。
     何時間、ハードな練習を続けても、演技について話し合う、その表情は…マスクの下でも笑みがこぼれています。
     マットも、整った屋内の環境が、無くなっても…。
     1年ぶりに、みんなで身体を寄せ合って演技できる喜びを、噛みしめずにはいられませんでした。
    ◆3年ぶりに取材に向かうと…
    竹内里奈アナウンサー
    「こんにちは!お久しぶりです!」
     3年ぶりに取材に伺ったスキューズのみなさん。
     変わらぬ、とびきりの笑顔で迎えてくれました!
     現在は、小学5年生から高校3年生までの18人が所属しています。
     2018年5月。「UCAチアリーディング全米選手権大会」中学生以下の部門で、世界一の栄冠を勝ちとりました。
     2019年にも「The Summit」という国際大会への出場権を獲得。
     2020年5月には、フロリダへ渡米する予定でした。
    ◆待ち受けていたのは“残酷な現実”
     しかし…。新型コロナウイルスによる、緊急事態宣言。
     それは、2度目の世界への挑戦の“夢”も。船橋の練習場も、奪っていきました。
     どうしても、接触が避けられないため、チアリーディングの代名詞である組技=スタンツは…禁止!
     1番の見せ場であり、チアリーディングのプライド、やりがい。
     そんなスタンツのない演技は、もはや、チアリーディングとは言えません。
     チームメイトに触れられない1年間…彼女達にとって残酷な現実でした。
    SKEWES キャプテン 柿岡倖穂さん(高2)
    「チアリーディングだから、他のチアダンスと違うのは、スタンツがあることだし、それが人を魅了する。そこが好きで、私もチアをこのチームで続けてきた。それが1年間、一番のチアの楽しみがないというのはつらい」
    SKEWES 益﨑理央さん(中2)
    「個人競技みたいで、団結感がない練習だった」
     12年前から世界一になると決め、難易度の高いスタンツを子どもたちに教え続けてきた中川陽子コーチ。抑えていた思いが溢れました。
    SKEWES 中川陽子コーチ
    「スタンツができないということは、チアリーディングじゃないと自分自身が思っていたので、この1年間ずっとどうしたらいいか全然分からなくて」
    「自分自身も…みんなもそのような話をあえてしないが、やっぱりスタンツが1番楽しいのでやっていて」
     そんな中、ことし3月…。もう一度、みんなでスタンツができるチャンスが舞い込みました。
    ◆SKEWESに舞い込んだチャンス 
     去年出場枠を手にした国際大会が、動画審査のバーチャル大会として「スタンツ有り」で、開催されることに!
    竹内里奈アナウンサー
    「またみんなとスタンツができるとわかった時はどうだった?」
    SKEWES キャプテン 柿岡倖穂さん(高2)
    「めっちゃ嬉しかった」
    SKEWES 小林未空さん(中2)
    「スタンツやると聞いたとき、やっとスタンツができるんだ!と」
    SKEWES 中川陽子コーチ
    「(開催の)メールを見て、まず出たい!って思った。「出たい」と思ったが場所がないと思って…」
     スタンツが禁止されている公民館。
     世界の舞台に、もう一度立つため、中川コーチは、資料を作成し、企業や施設へ出向き懇願…。
     なんとか、練習場所を見つけました。
     それが…企業の敷地内の、この芝生。
    竹内里奈アナウンサー
    「環境としては少しやりずらい?」
    SKEWES 中川陽子コーチ
    「十分です!もうスタンツができるだけで、本当に本当に見ているだけで嬉しい」
    SKEWES キャプテン 柿岡倖穂さん(高2)
    「私も年齢的にそろそろ引退。このスタンツの無い大会が終わったら、私はやめるのか。このチームで、このみんなでスタンツをやることなくやめるのがずっと心残りで…」
    「私はやっぱりみんなで、スタンツをやって楽しく終わりたかった」
    SKEWES 中川陽子コーチ
    「いまやめる子たちは、特にチーム立ち上げ当初からいるメンバーが今回の大会を機に全員やめてしまうので、どうにかして最後の演技はスタンツで終わりたい」
     最後に、みんなでスタンツができる!
     日差しに合わせて、練習場所を変えなければいけなくても…。
     たとえ、オンラインの大会であっても…。
     その手に感じる、仲間の震えや疲れ。
     それこそが、チアリーディングの一番の“喜び”です!
     このメンバーでの最後の演技は、もうすぐそこまできています…。
     SKEWESの“最後の演技”は、続編でお届けします。

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