永久保存版 北海道の山菜図鑑【EZOノ山菜図鑑】12ページ芽~ウド、エゾニュウ、アマニュウ~

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  • Опубликовано: 14 окт 2024
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    ↓12ページ芽で紹介している山菜の詳細↓
    〇ウド:ウコギ科。ヤマウド。北海道から九州。夏には草丈2mを超える。漢字で"独活"。山菜の中でも比較的漢字で表記されることが多い。香りが良く、山菜としても野菜としても時期になるとスーパーに並ぶ。その際に畑で栽培した茎の白いものを白ウド(茎を土で陽に当たらないように隠すと白いまま育つ。野生のウドでも同じことができる)、山の陽に当たって緑色の茎のものをヤマウドと呼んで区別する。
    庭で育てたりする人もいるため、人里でも家の裏庭などに放っておかれて、伸びていたりする。茎は伸びても手で曲がるようなら採取ができ、皮をむいて一口大に切り、一つまみの塩で茹でて灰汁抜き後、煮もの、煮込みやカレー、味噌漬け、ウドのクリームパスタなど。
    20~30cmの若いウドは葉も含めて天ぷらで満足感がある。葉は開ききってなければ、初夏でも天ぷらに利用できる。
    ウドは比較的見分けがしやすく、灰汁も強くないため、山に深く入って釣りをする人などはウドをサバイバル食のように現地で皮をむいて生で食べることがある(自分は昔からそう)。ヒグマの好物でもあり、噛み痕がある場合はその付近のウドの採取は控えたい。
    直近でニュースになっていたが、山菜料理コンクールというのがあり、その第2回で優秀賞に輝いたウドをふんだんに使った山菜パスタ(ウドパスタソース)は占冠町の新たな商品「“ウド”ベージェ~春山の香り~」として販売が開始されたばかりである。道の駅自然体験しむかっぷ(占冠村)、道の駅あさひかわ(神楽4条6)、旭川観光物産情報センター駅naka(旭川駅構内)などで本年6月26日まで取り扱う予定だ(自分は回し者ではない)。
    〇エゾニュウ:セリ科シシウド属。北海道、本州北部から中部。秋田ではニュウサクと呼ばれる。地域によってはニオウとも。草丈は3mで花を付ける中央の茎は直径20cmほどになり太く、全体像、花も大きいことから、遠巻きに見つけるとしばしば樹木と見間違う。
    灰汁が強く、よくこんなものを食べようと思ったなと思うが、そこは昔の人の知恵だろう。
    皮をむいて、1日以上塩漬けにし(塩蔵)、灰汁抜き、水にさらして塩抜き後、煮物やきんぴらにする。セリ科の風味が残り、苦みはほどよく、フキの食感よりしっかりしている。
    塩蔵による灰汁抜きが必須なため、サバイバルシーンで食糧とすることはおそらくほぼ無理。ただし、海が近ければ、塩を精製でき、サバイバルシーンでの食の可能性はある。
    〇アマニュウ:セリ科シシウド属。北海道、本州中部以北、四国(石鎚山)に分布。本州では高原に見られるが、北海道では平地でも見られる。草丈は3mで前述のエゾニュウ、前回のオオイタドリと合わせれば、北海道最大の草本類3種となる。ちなみにヨブスマソウも3mを超えることがある。2mを超えてしまうエゾヨモギもそうだが、北海道は大きくなりたがる植物が多いらしい(ヒグマもやたらと大きい個体がいるし)。
    名前の由来は「甘い・ニュウ」から来ているが実際は苦いものが多い。5本中、1本くらいは甘いらしく、身長くらいに大きく伸びたアマニュウの茎を根本で切り、舐めて苦いか甘いかを確かめるそうだ。毎年自分は1本ずつ切って、味を確かめているが、今のところ全部苦い(運が悪い?)。
    若葉は天ぷらにすると食べられるが、やはり気になるレベルで苦味は残る。
    あと、エゾニュウに比べて、獣臭さも感じるため、自分はいまだ、好きにはなれない。ただ、このセリ科の中でも独特なアマニュウの香りは慣れてくるとなんだか何度も嗅ぎたくなってくるから不思議だ。
    エゾニュウもアマニュウも学名には"angelica アンジェリカ"と入り、アンジェリカ(セイヨウトウキ)の仲間。見た目もよく似ている。
    アンジェリカ(セイヨウトウキ)は薬用にも食用にもされており、アンジェリカのジャム、砂糖菓子なんかはヨーロッパでは比較的ポピュラーな食べ物。
    それを踏まえて、北海道のアンジェリカ・アマニュウでジャムを作ったが(エゾニュウでも作ったことがある)、しっかり塩蔵で灰汁抜きさえしてしまえば、セリ科シシウド属の風味を楽しめる面白いジャムとなることが分かった。
    北海道とヨーロッパは離れているが、同じような植物を、同じように食用や薬用としている点が非常に面白い、と気づかせてくれた思い入れのある植物でもある。
    ~山菜図鑑を作るに至った経緯~
    身近に食べられるものを覚えておくことは食費を浮かすだけでなく、自然を取り込むことによる肉体の癒やしもあります。
    基本的には自分が「こういう図鑑があったらいいな」という思いから作成していますが、そう遠くない未来に、大きな自然災害が起きるのを想定しても制作しています。
    大きな自然災害が起きた際には流通が途切れることが想像できますので、身近にある食べ
    られる植物は"覚えておいて損はしない知識"と考えられます。
    ただ、大前提として"備蓄は必ずしておいてください"。
    水や汁の入った缶詰は北海道では凍らない玄関に、保存の効くカップ麺や米などは物置などに保管する習慣をつけましょう。
    そして、フードロスにならないように備蓄→食べる→買い足すの"ローリングストック(英語として正しくないため、"日常備蓄"が適切でしょう)"を実践的に行いましょう。
    それでも食糧難になったとき、もしくはなりそうなとき、もしくは栄養の偏りを改善するために副菜として身近な食べられる救荒植物や山菜がある、と覚えておいてください。
    期が来ましたら、防災関係や都市型サバイバルについても動画を出す予定です。
    使用音源:
    「かえるのピアノ」こおろぎ
    「地下宝物庫の戦い」Makoto Hiramatsu
    dova-s.jp/
    DOVAーSYNDROME
    #ウド #エゾニュウ #アマニュウ

Комментарии • 17

  • @alone-hd5se
    @alone-hd5se 7 месяцев назад +1

    春の山菜は身体を目覚めさせるといいます。
    今年も美味しく苦〜い山菜を頂きましょう😊

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  7 месяцев назад +2

      北海道の春は道南の一部を除いてまだな感じですが、フキノトウは札幌近郊でも日当たりのよい河川敷なのではそろそろ出てきそうな感じで、待ち遠しいですね(#^^#)

  • @櫻井泉-i1u
    @櫻井泉-i1u Год назад +2

    私はシシウドと呼んでいますが、山ウドにばかりに人気があり、地元では見向きもされない山菜です。葉っぱの狭い広いで2種類あって別の呼び名があったとは知りませんでした... 特徴の違いも詳しく分かり、大変、勉強になりました。

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  Год назад +3

      ご視聴ありがとうございます。
      北海道には主にエゾニュウ、エゾノヨロイグサ、アマニュウという2~3mに達する大型のセリ科シシウド属があり、山菜として活用されるのはエゾニュウとアマニュウになりますね(山にはミヤマトウキ、ホソバトウキという近縁がいますが50~80cm程度で大型ではありません)。
      あとエゾノシシウドというものもありますが、こちらはセリ科エゾノシシウド属として本州のシシウドとはまったくの別種となります。本州でいうところのシシウドは北海道にはありません。ややこしいですよね(笑)僕も覚えるまで3~4年かかりました。

    • @櫻井泉-i1u
      @櫻井泉-i1u Год назад +2

      @@すずしん工房 わざわざ返信、ありがとうございます。私が目にするシシウドかと思っておりましたが、ナルホド、本州のものとは違うものでしたか...
      σ(^◇^;) 山菜のフキにしましても、北海道の巨大なフキにはビックリさせられますが、ヒグマとツキノワグマの生息地は分かれいるように、本州と北海道の動植物にはかなり違いがあるのですね~ 詳しく説明して頂き、ありがとうございました。(^∇^)

  • @sめぐみ-y4x
    @sめぐみ-y4x 2 года назад +3

    ウドは大好きで天ぷら、酢味噌和えが最高です。何度か見つけて採ったことがありますが、なかなか上手く見つけられません。もう時期は終わりでしょうか?

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  2 года назад +3

      自分は今日、道央の山、標高300m付近(林道の最終点)でまだ膝丈のものを数本採取しました。腰から胸にかけて伸びているのがほとんどなので、道央なら今日から1週間後くらいが最後の採取かなと思います(林道最終点などで)。
      ちなみに6月の初旬でも赤井川や倶知安の河川の上流域林道上に若い芽が見つかりますよ(標高300~400m付近)。腰くらいのもので根本が曲がるものなら皮をむいて調理できます。これも上の方は柔らかいので天ぷらがベストですね~。
      道北なら6月初旬でも標高100m付近で普通に採取が可能だと思います。
      また、昨年の旭岳登山(登山はしていないけど)では、7月初旬で旭岳ビジターセンター標高1100m付近で雪が日陰に残り、フキノトウも見られました。いつも釣りなどで走るところで標高さえあれば、ちょうどよいのがあると思います。
      見つけ方は林道を走って、目線くらいに高い茎の緑色の濃い植物があるなと思ったら、降りて見てみることですね。
      面倒ですが、それを続けていると、群生しているのがいずれ見つかります。一か所見つかれば、種が飛んでいるのでその付近にもまた見つかると思います。
      参考になれば(#^.^#)

  • @catnekoshimai369
    @catnekoshimai369 2 года назад +1

    道端のアンジェリカは巨大化しますよね🚀

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  2 года назад +3

      今まで何度もアンジェリカと闘ってきていましたっけ?(笑)
      まあ、デカいっすよね('_')食べる旬を過ぎたら、ただのデカい雑草…なんて失礼なことは思っていませんよ?w

    • @user-dh5zi6er2x
      @user-dh5zi6er2x 2 года назад +2

      エゾニュウ良く見かけますけど、食べられるの知らなかった( ゚ェ゚) 今度チャレンジしてみよ.:*:・'°☆ ジャムも良きですネ♡

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  2 года назад +3

      @@user-dh5zi6er2x あ、1日塩蔵で灰汁抜きしっかり行ってくださいね!(^^)!でないと、「なんだこの灰汁は!?」となりますので(笑)

  • @ShizH-d3f
    @ShizH-d3f 6 месяцев назад +1

    くまの食料の畑,荒らすの、怖いー

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  6 месяцев назад +2

      実はここは民家すぐ側の河川敷(小河川)なので親離れして間もない若熊が里に下りて来て、食べているんでしょうね。
      民家の方に目撃はされていないので人目を避けてちゃんと夜しか来ないんでしょう(#^^#)

  • @ShizH-d3f
    @ShizH-d3f 6 месяцев назад +1

    姑さんが言ってましたがニューは、塩漬けを3年しなさいって、いってました。

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  6 месяцев назад +1

      塩蔵3年!?それは凄いですね。逆に言えば、それだけ保存が効くということですから、実は優れた山菜なんでしょうね。東北の方々やアイヌの方々は塩蔵で冬の食料にしていたそうですから。
      僕はこの独特なセリ科の香水臭と昔のシャンプーのような苦みが苦手なんですよね(笑)
      でもセリやミツバは大好きです。エゾニュウ、アマニュウが特殊なんです(笑)
      しっかり一日塩で揉んでおいて、塩抜き、灰汁抜きし、それから煮付けやキンピラ風にすると十分に食べられますね(#^^#)

  • @NAO-san-HAKODATE
    @NAO-san-HAKODATE 2 года назад +2

    8級の登竜門 エゾニュウ、アマニュウ😅
    なおさんがウドと間違い
    8級不合格の天敵や😆
    エゾニュウはシャンプーや😂

    • @すずしん工房
      @すずしん工房  2 года назад +2

      エゾニュウはシャンプーのお味。懐かしいフレーズです(笑)
      切り口を舐めて、シャンプーみたいに苦いと覚えれば大丈夫です!(嘘です。それがトリカブト級の毒草だったらアウトなので真似しないでくださいね~)
      今日は自分、山奥行って、ウドとタケノコ採りしましたよ!久しぶりに楽しかったです~