聖書 - オーディオブック - ハバクク記 - 日本語

[@Eii_1681-k1q]

ハ　バ　ク　ク　書（全部の書）
第一章　1. 預言者（よげんしゃ）ハバククが示（しめし）しを蒙（かうむ）りし預言（よげん）の重負（おもに）
　　2. ヱホバよ我呼（われよば）はるに汝（なんぢ）の我（われ）に聴（きゝ）たまはざること何時（いつ）までぞや我（われ）なんぢにむかひて強暴（きゃうぼう）を訴（うった）ふれども汝（なんぢ）は助（たす）けたまはざるなり　3. 汝（なんぢ）なにとて我（われ）に害悪（がいあく）を見（み）せたまふや何（なに）とて艱難（かんなん）を瞻望居（ながめゐ）たまふや奪掠（だつりゃく）および強暴（きゃうぼう）わが前（まへ）に行（おこな）はる且争論（かつあらそひ）あり闘諍（いさかひ）おこる　4. 是（これ）によりて律法弛（おきてゆる）み公義正（こうぎゞ）しく行（おこな）はれず悪（あし）き者義（ものたゞ）しき者（もの）を囲（かこ）むが故（ゆゑ）に公義曲（こうぎまが）がりて行（おこな）はる
　　5. 汝（なんぢ）ら国々（くに〲）の民（たみ）の中（うち）を望（のぞ）み観（み）おどろけ駭（おどろ）け汝（なんぢ）らの日（ひ）に我一（われひとつ）の事（こと）を為（なさ）ん之（これ）を告（つぐ）る者（もの）あるとも汝（なんぢ）ら信（しん）ぜざらん　6. 視（み）よ我（われ）カルデヤ人（びと）を興（おこ）さんとす是（これ）すなはち猛（たけ）くまた荒（あら）き国人（くにびと）にして地（ち）を縦横（たてよこ）に行（ゆき）めぐり己（おのれ）の有（もの）ならざる住処（すまひどころ）を奪（うば）ふ者（もの）なり　7. 是（これ）は懼（おそ）るべく叉驚（またおどろ）くべし其是非威光（そのぜひゐくゎう）は己（おのれ）より出（い）づ　8. その馬は豹よりも迅く夜求食する豺狼よりも疾し其騎兵は跑まはる即ちその騎兵は遠き処より来たる其飛ぶことは物を食らはんと急ぐ鷲のごとし