Q.子どもの強迫性障害に薬物療法を選択することはありますか？

児童精神科の診察室において、日々繰り広げらられる子どものメンタルヘルスに関する質問に答えていくシリーズです。
不登校、発達障害や摂食障害、うつ病や不安障害などの疾患についてや不登校やゲーム問題などへの質問だけでなく、薬物療法や心理検査などについても触れていきたいと思います。
Q：子どもの強迫性障害に薬物療法を選択することはありますか？
A：重篤な強迫性障害、または、認知行動療法の有効性が認められない場合には
認知行動療法に加えて、薬物療法も検討します。
様々な「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」 SSRIが
子どもの強迫性障害に有効であることが示されていますが
日本国内で保険適用があるのはフルボキサミンのみです。
SSRIは、強迫性障害の症状を２９〜４４%を軽減し「忍容性」、「安全性」も
高いとされています。
しかし、
特に児童思春期の子どもへの薬物療法はあくまで、「第二選択」とし
副作用も念頭に置き慎重に考えるべきでしょう。
＃強迫性障害 ＃SSRI ＃薬物療法 ＃フルボキサミン ＃認知行動療法
関連HP
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