言葉のすれ違いで人が死んだ話。言語は不完全すぎる。
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- Опубликовано: 28 июл 2024
- 今回は「言語で起こったトラブル」について話します。「演説が殺害予告だと誤解された」「推している人に"死んでくれ"と言う理由」「曖昧な判決文により死刑が執行されてしまった事件」など言語がきっかけで起こったトラブルを話します。
【目次】
00:00 言語は出来が悪い?
1:46 言語で起きた有名なトラブル
6:36 We will kill (殺すとは言ってない)
18:30 好きな人に自殺してほしい理由
31:25 方言殺人事件
39:41 言語学者の言語評
41:24 言語はやっぱり出来が悪い
【参考文献のリンク】
〇「黙殺」の誤訳について
jbpress.ismedia.jp/articles/-...
〇We will kill Richard Nixon.の例
→amzn.to/4bM7TBB
〇セミコロンの話
→www.valuebooks.jp/%E3%82%BB%E...
〇方言殺人事件
www.nikkei.com/article/DGKKZO...
〇句読点の研究
→amzn.to/3V6LYPS
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専攻は情報工学。理屈っぽいコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。
Twitter→ / kenhori2
noteマガジン→note.com/kenhori2/m/m125fc452...
個人RUclips→ / @kenhorimoto
【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専攻は言語学。出版社で雑誌編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きているかと思いきや、そうでもない。
Twitter→ / yuru_mizuno
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・フリーBGM・音楽素材MusMus様 musmus.main.jp
・OtoLogic様 otologic.jp/
#言語トラブル #ゆる言語学ラジオ_言語トラブル
以前Twitterで「# 死ななくてよかったキャラ晒す」のハッシュタグが流行った時に、
「生き残ってくれて良かったキャラ」と
「死ぬ必要なんてなかったキャラ」
のツイートが混在していたことがありました
後者は「死ななくても」または「死なずとも」という意味で誤解釈してしまったのですね。
後者だと捉えるのも誤りでは無い気が…
母が妊婦だった時に、どうして母はシートベルトをしなくていいのか、危なくないのかとしつこく聞いたせいで祖母が「お母さんはしんでもいいの!」と半ギレで答えてきて泣いたことがあります。
面白いなー🤣話も上手
「早くして」が「はよしね」になる地域でしょうか……
@@user-rv4og9um1z
僕自身は阪神圏なのですが祖母は淡路島なので四国っぽい感じが混ざってる感じでした。
早よしねーは聞いたことないと思います
早よしぃね って言ってるイメージ
10年くらい前の2chで「100円で満足できるお菓子」というスレのレスで、「50円+50円 俺はウエハース」というスレッド主のレスに、「うまい棒×10 俺は人間」とレスした所為で、「スレッド主がウエハースである」と読み違えられる
面白スレッドを思い出しました
うなぎ文ですね
鈴木勘太郎首相の話の実際はかなり違っています。
ポツダム宣言に関するコメントを求められた首相は「新聞記者」に対して「ノーコメント」と返答したのに、記者の勘違い&敵性語の言い換えで、首相は「ポツダム宣言」に対して「黙殺する」と返答したと誤報道され、それらの新聞記事が英訳される時に「黙殺→ignore」と訳された、という『2重の意志疎通の齟齬』あった、というのが実際の話の筋です。
いつの時代もマスコミはクソだったんですね😢
本の広告でしか知らんかったから、勉強になった
慊焉は「満足に思うさま」という意味はありますがその場合でも否定文に使われるので結局は「不満足なさま」でしか使いません。
碌でもないとか碌なことしかしないの碌みたいなもんです。
和菓子作りのおばあちゃんが木の棒を持って「これではんごろしにします」って言ってる画像を思い出した
コナンのトリックであったね(長野県警の話)
@@shachah_svaahaaトリックというか哀ちゃんが勘違いしただけというか…
旅人が泊めてもらった家で、夜中にその家の夫婦が「はんごろしにしようか……」「みなごろしの方が……」と相談しているのを聞いて震えあがって逃げ出て行ったという小咄を読んだことがあります。
日本語は相手が尊すぎるとき自分が消えようとするのに、英語は相手を消そうとするの面白い
何とは言いませんが絶頂時に日本語は「いく」で英語は「come」なのを鑑みると、日本語は自分が行動するような表現が多いのに対して、英語は相手に行動させるような表現が多いのかもしれませんね
冗談だろ、という意味でGet out of here!と言ったりします。
そ・れ・だ!!
自分軸他人軸、、、だけてない、、、
@@kettle9265絶頂時の「come」は主語が「I」なので、自分が移動してますね。日本語の「いく」と意味的には変わらないと思います。「いくよ!」「I'm coming!」、両方とも、日常会話とも最中とも捉えられます
神聖な存在≒羊飼いになるのでcome 悟りの境地はgoだと思ってました。説明足らないですね。comeだと自分の内側に神聖なものがやってくるとか自分にスポットライトが当たって周りは暗く見えなくなる、行く(go)は違う場所に行く違う部屋に移動すると捉えてました。
私は医療業界ですが、患者さんの診察のときに、同じ症状でも言い方が違うのも困りますね。
あと、地方によって毒キノコを呼ぶ名前が違うとか、それも山1つ、川1つ超えただけで、食用キノコと毒キノコの名前が逆転する地域もあるとか、、、しかも、過去の話でもなく現在もリアルタイムで進行中です。
大学の授業でやった有名なケースです。
「人の嫌がることを進んでやりなさい」と言われて育ったのが私です
「この人天才か?!」と、賛辞の意味で書き込んだら、この人が天才かぁ?!と嫌疑の意で書き込んだとうけとられちゃったことがあったな…
中国語では『祝』の字が祈りを表していて祝賀のニュアンスはないので、日本で天災が発生したときの祈りのメッセージが字面だけ読んで誤解されるということがありましたね
頑張れを意味する『加油』を火災事故の際に使って危うく誤解が発生みたいな話を思い出しますね
@@ss-uk9pe 京アニ事件のときも、アニメ好きな中国語圏の方々が「加油」と言っていて、誤解を生みそうだなぁと勝手に思っていました。
表意文字使ってるけど、日中で文字の意味が全然変わってくるからね。日本語の文章からひらがなだけ抜いたなんちゃって中国語のノリで本物の中国語読むと誤解する。
その表現は失礼だと感じる方がいるからやめましょう、って話を聞くことはあるけど、
その表現は意味が一意に定まり辛いからやめましょう、って話はあまり聞かない。
複数解釈できる時、「意味が一意に定まりづらいからやめましょう」って言えばいいんですね!!
システムエンジニアをしてますが、設計書やメールのちょっとした曖昧な日本語が仕様の認識違いを生み、バグの混入や作業の手戻りに発展することがよくあります。
言語で人が死ぬことはシステム開発でもよくあるのに、不思議と軽視されていて非常に不満を感じてるので、発信してもらえて凄くありがたい話題でした!
3人でルームシェアしてた時にカジュアルに「りょうかーい」とか言ってたら、「事務的すぎてしんどいからわかったとかにしてくれ」と言われた時は言葉のニュアンスって難しいなって思いましたね。
とある芸能人が亡くなった時に、RUclipsrが自分の動画で
「あの人のこと、誰も悪く言わないよねー」
としみじみと思い出を語ってたんだけど、コメント欄で、
「あなたがそんな人だとは思いませんでした」
ってブチ切れている人がいて、
あー、そっちで解釈しちゃったんだって思って見てた。
何回読んで考えてもキレる理由が全くわからないのですが、よければ「そっち」で解釈した場合どういう意味になるのか教えていただけませんか?
@@user-bx7wo6bf6b おそらく「あの人は悪かったのに、それを口に出して言う人はいないですよね」と言う意味にとらえたのだと思います。
@@lomasia
なるほど!!合点がいきました。
そんな解釈をする方もいるんですね…。
ありがとうございます!
◯◯だったしね。とかも唐突に殺意を向けられた感覚に一瞬陥る。
アイドルのShowroomでそういった体系のコメントを送ると「しね」の部分だけが伏せ字に変えられててアイドル側に「こいつ禁止用語言ってる」って思われないかなって思ってます笑
配信系アプリとかだと伏せ字になっちゃうの多いから、───だしな。って言い換えるから上からみたいになる
慊焉だったしね
歳の近い目上の人とのLINEのトークで「ですしね。」の2キルしてるなーって思いつつ、送信してる
禁止と感嘆の「な」も加えたい。「◯◯するんだなぁ」という意味で「◯◯するな」って書くと禁止と区別つかないやつ。
0:36 「適当」を「いい加減」と「適切」で言い分けてるけど、「いい加減」も両面的に解釈できるなー、と思うなどした
発話においては平板と頭高+平板でアクセントが違ってますけど文面じゃ消えちゃいますね
@@テキシコ 私は文面では「適当」と「テキトー」で使い分けています。
「適当にやっといて」は「力の入れ具合も含めて最適化しなさい」という指示だと思ってるから、「やりやすいようにやって」って意味だと解釈してる。
ruclips.net/video/dWVr4KyMDRk/видео.html
2:19「イーカゲンがいい加減 テキトーが適当」
ちょうどいい、のニュアンスの「いい加減」は「いい感じ」か「いい塩梅」にしちゃうなぁ
「尊すぎて死ぬ」「delete this.」の件、攻撃性が内向き(日本語)か外向きか(英語)の違いのように思える
文化的違いを考慮して
😇←コレで「尊死」を表現するようにしてる
程度が大きい事を表す語彙として「死ぬほど𓏸𓏸」もあると思うけど、コレは主語が分からないからノーカンかな?
いずれにせよ死ぬ=最上級は割と普遍的な感覚なのかもね
イクイク!とcomecome!は被攻撃性だから対偶を取って逆になってるのか。
使うところ違いますね。
日本語でも 消せ があるし、
英語では、堀本さんが言ったような使い方はしません
@@sablaw4011 👼の絵文字だけだと「なに関係のない絵文字コメントしてるんだ。ゾンビ/スパムか?」と思ってた
うちなんちゅです。
個人的には「くるさりんどー」は個人的にはだいぶ怒ってる、ぷちギレくらいのニュアンスを感じます。
というのも、この言葉は沖縄の若者の中ではあまりメジャーではなく、自分のお母さん世代やおじぃおばぁあたりがよく使う言葉で、その上の世代の方々からの説教の時によく聞く言葉であるためです。(n=1)
自分と同じ世代(今の高校生~大学生あたり)からは、「しなす」をよく使います。
こちらも「くるす」と同じく友達同士でのおふざけの時に使われたり、ガチでキレてる時にも使われます。
うちなーぐちには他にも面白い意味や響きの言葉がたくさんあるので、今度ゆる言語学ラジオさんでやってくれたらうれしいです!
吹奏楽部では学校や借り物の楽器をぶつけたり落としたりして少しでも凹ますと重罪なんだけど
後輩が「めっちゃ凹んだ」というのを聞いて飛んで行ったら楽器は全く無傷。
「楽器全然傷ついてないじゃん?」と話しかけたら、メンタルの話だった。ひとでなし呼ばわりされた。
昔工作の授業でかわされた「なめてんのか?」「なめてますね」「…他の持ってくっか」って会話が、知らない人が見たら怖いだろうなって思いました
爪剥のペンチから手首に穴を開けるでけえ釘とハンマー持ってくるんだろうな
ひぐらしかな?かな?
ニパー
印刷工をしてた頃、機械が苦手な新人さんが六角ボルトに違うインチの六角レンチを使って角がなくなるほど酷い状態にしてしまったんですよ
『わ~!ちょっと止めて!ボルトを舐めすぎてバカになってるだろ』と注意したのですが、、、
私が新人指導で
辞めろ!
舐めるな!
バカかっ!
と激しい罵倒を浴びせたとの事で問題になりました。
あの時は失望したなぁ~
メーカー勤務ですが、新人の頃に行われたライン実習で、
「すみません、ネジが締まりません」とリリーフマンの方にヘルプを求めたところ、
その方は私から工具を受け取りながら「ん? バカ?」と呟かれました。
「私がヘタクソなのが悪いとはいえ、感じの悪い人だな」と鼻白んだのですが、後になって考えてみると、
「これは何だ? ネジがバカになったのか?」という意味の独り言だったのでしょう。
ネジバカという表現にまだ慣れていない頃の出来事でした。
言語コミュニケーションは本当に難しいですね。
「ネジがナメる」「バカになる」は普通に使う表現なので、
逆に何と言い替えれば良いのかが解りかねます…
なお当方、東北の者ですが、
「ものもらい」のことも【バカ】と言うため、
「バカにつける薬」は普通にドラッグストアに売っております(笑)
問題になった後、あなたは如何に弁明したのですか?そして結果は?
ネジがナメて頭がバカになったらもむしかない。
(スクリューのリセスが削れて機能しなくなったら、ドリルで穴を開けて逆タップで取り除くしかない)
コメントありがとうございます!
新人さんは障害支援施設からの紹介で来た方だったので、会社はボイコット。
クレームは紹介所から、、、と社内だけでは弁明も解決もできず、とても厄介でした。
水野さんなどご存知かもしれませんが、特色ありの多色印刷機が2台。
一億3000万
三億
どちらも高額なため、ネジを舐めてしまうようなトラブルそのものも進退問題になりました
「飽く」は古文単語だと「満ち足りる」ですが、現代では「(満ち足りた結果新鮮味がなくなって)飽きる」の意味になったらしいので、慊焉もそんな感じかもしれませんね
似たような例で
「ほないのか(じゃあ帰ろっか)」「はよいねや(早く帰りなよ)」
「去ぬ」=「死ぬ」と捉えられて怖がられたことがありました。
古文のナ行変格活用でならったやつだ(ベネッセ風) 現代にも生きてるんだねー
4:22 黙殺、悩殺、忙殺などの「殺」は強意の助字で、「殺す」という意味はない ということを最近まで知らなかった人です😅日本語難しい…
中国語で笑死我了で大爆笑したと云う意味になる。死が強調になる。
岡山県出身です。
関東で呑んだ際にベロベロに酔った友人に退店を促し、つい「はよーしねー!」と言ってしまいました。店内の空気が急に冷えたのを今も鮮明に覚えています。
県外の人に方言をする際に「しね=しなさい」は鉄板で、多くの県出身者が説明に使うのではないのかと思います(実際には県西を中心として使われ、県東では「せぇ・せられぇ」、県北では「しんさい(しんちゃい)」等多方言のグラデーションですが)。
とはいえ、関東語に言語併合されつつある流れもあり、使用が控えられているように感じます。
言葉狩りとは違いますが、マイノリティーにより特定の方言が漸減する事象が割と身近にあるのだと、関心を持ちつつも複雑な心境です。
長野県南部出身の者です。
道産子の母が嫁いだ頃、姑に
「あなたは車の裏に乗ってね」
と言われ、とんでもない家に嫁いでしまったと震え上がった話を聞いたことがあります。
車や教室など、空間の後ろ側のことを「うら」と言うんですよね……
子供の頃に見た、獣人が出てくる作品の中で、「獣人のいう"ニンゲン"は人間に対する蔑称である」という設定が衝撃的でした
獣人は奴隷にされていて、人間にわからない形で悪意や怒りを発露させていたのだ、という設定で、子供ながらに世界観の深みに魅せられた思い出があります
言葉ってこうやって色んな意味を持つんだ、言葉ってこうやって分断されていくんだと感じました
ノンマルトだ。
「やばい」は以前はネガティブな意味しかなかったですが近年はいい意味にも使うのでコンテキストがないとやばいと言われても良いか悪いのか分かりませんね。
古文の「いみじ」に似てるなって思ってます
今週も動画アップありがとうございます!
共感しやすい内容だし、完結型で初見さん誘引に使いやすそうですね!!
子供の頃、広島から東京に引っ越したときに遊びの仲間にいれてもらいたくて「よーしーて」と言ったら断られてすごくショックを受けたことを思い出しました。
寄らせて って意味なんですよね。方言に興味があったり知ってる人じゃないと、反対の意味にとられてしまいますよね。
幼稚園の時に、友達に「まいて」ていったら、砂を手に持って少しずつ撒いて小さな砂山を作ってくれた。
あれから約55年、いまだに意図がわからない。
古文単語の「なのめなり」は「普通である」の意味ですが、「なのめなり」は「普通ではない」の意味ですし、「なのめならず」は「普通ではない」の意味です。
※誤りをご指摘いただき訂正しました。
あぁ?
「普通である」と「普通ではない」の意味を持つのは「なのめなり」だった気がしますね
げ、自分も調べてみましたがそうかも知れないです…
ご指摘ありがとうございます!
「面白い」をもじった「面黒い」は「面白い」の意味だし、「つまらない」の意味なんよな
おぼろげなり、も似たようなやつだったっけ?
「はやくしなさい」が「はよしね」になって、作業が遅いときにいじめみたいになりそう。
しね言語圏の者ですが、早よしねは普通に使いすぎて誤解の可能性の余地すらなかったです💦転校生はびっくりしてたんだなぁ…
「すればいいじゃん!」の意味で「しね〜!」ってかわいい子に言われてときめいたことがあります(^-^)
A「仕事が全然終わってないです…すみません」
B「大丈夫大丈夫!でも出来るだけはよしね」
早よしねま
の言語圏でした。
母の実家が福井県の嶺北地方(旧越前)ですが、親戚の集まりでは「はよしね」という表現がかなり頻繁に用いられます。従姉は「県外の人に対して使ったら怖がられた」と言っていました
ほんの一言が原因でケンカになったり縁が切れたり
本当に悲しいよね・・・
母国語のイタリア語にも非常に気持ち悪いヤヌスワードがあるんですけれども、それは「ospite(オースピテ)」です。なぜなら、「客人(guest)」といった意味で使われることが多いのに、「主人 (host)」という真逆の意味も持つからです。つまり、誘われて友達などの家に行ったら、誘われた自分も「ospite」になりますし、誘った側も「ospite」なんです。全く腑に落ちない単語ですけど、堀元さんが仰っていた「政府が取り締まるしかない」という解決策を主張するまでは行かないかもしれないですね(笑)
因みに英語のguestとhostも語源を遡ると同じ単語(インド・ヨーロッパ祖語の「gʰóstis」)から来ているんじゃないかなという説があるそうなので、面白いなと思いました
今イタリア語で生活してるので「ospitiどっち問題」は文脈では確信を持てず聞き直すことが多いです。(私は日本語母語です)
サッカー球技場の近くの道路標識「ospiti →」を見るたびにアウェイかホームかどっちのospitiなんだろうな~なんて思いながら過ごしてます。
先生によく「ちばけて(ふざけて)ないで、はよしねーや」とか言われてましたね。転校してきた人が目を丸くしてたのを覚えてます。
好きでも嫌いでもないものに「好きじゃない」と言ったら、嫌いだと思われて面倒くささを感じました。どうにかしてくれ。
フツー って言っちゃだめかな。
すっごい分かる……
「好き」と「嫌いじゃない」は違うし、
「嫌い」と「好きじゃない」は違うよね
「好きじゃない」が表すのは「好き」の否定だけで、だから嫌いとかだから普通とかではないんだよ!
って、毎回言うのもめんどくさいし、こう言っても伝わらなかったり……😣
今までにその使い方以外を見たことがないからなのか、「好きじゃない=嫌い」が絶対的に結びついちゃってる人たまにいて、伝えるのを諦めることがあります。
心理学で、人間はマイナスな方にバイアスをかけて解釈しがちってのがあって、それのせいだろうね。例えば教室の隅っこで誰かが誰かの悪口言ってると、「それって自分のことかな…」とビクビクするが、誰かが誰かを肯定してると、「ふーん、誰の事だろ?」ってなる画像がある。だから、嫌いじゃなかったとしても、少しでも嫌いである可能性が残る表現を使うと、人は悪い方に解釈してしまうんだよね
名探偵コナンで「君は光のような人」って意味で「shine」って書いたのに、普段ローマ字でやり取りしていたせいで「シネ」って受け取って自殺したって話がありましたね。
別の話ですが、外国人の女性がカレンダー「date」って書いてて、実は伊達さんのことを表してたとか
普段ローマ字でやり取りってすっごい不便そう。takeがテイクじゃなくて竹か、とかさ。
@@user-eh5dc5nx5q 不便だけど、口を怪我していたから仕方なかったんだ。
@@user-jg8iq9rx6tカタカナじゃ、ダメだったんですか?
韓国のグループでshineっていたような気がする。
@@user-zz7qk8mn7g カタコトの日本語をなんとか話せるレベルで、読み書きはできなかった、という設定だったかと
「聴衆には明らかだけどテキストだと難解」な例として
「今からそちらに行きますわ」
というセリフが
文字だけだとお嬢様なのか
大阪弁のおっちゃんなのか
判別できないというやつ
「ですわ⤵」…おっちゃん
「ですわ⤴」…お嬢様
毒饅頭の話は初耳でしたが、他所からお嫁さんが来た家で、お姑さんが近所で「うちの嫁じょは夜中起きだして台所の芋を食い散らかして困る」と話しているのを、お嫁さんが耳にしてしまい大惨事…という小話は聞いたことがあります。
その台詞の真意を書いてくれなきゃ!
東北地方に自動車運転免許の合宿に行っていた東京生まれ東京育ちの知人(大学生)、教官の言葉がほとんど分からず、
「次(の交差点)左さ曲がんな」
と言われて直進したらブレーキ踏まれて仮免落ちたそうです。
方言の落とし穴怖いです。
心理学をやってるんですが、いつも言葉は不自由だなぁと思います。シニフェ・シニフィアンの話とか、クオリアの話とかを考えると、心の表現として言語を使用しても、言葉だけでは心が表現されないなあと思います。かといって、サトリ?みたいな人の心をよむ能力や攻殻機動隊みたいな電脳世界で、自分と他者をコードでつなぐような技術が発明されたとき、言語よりもすばらしいものと体験されるんですかね。言語は不完全で使い勝手が悪いですが、その制約が何かを守っている可能性もあるかもしれない。
均一化されるんじゃないですか?みんな一緒でみんないい~
@@user-bw8qu5mc2g
おもしろいです。そうかも。そうなったら自他の境界もなくなりそう。
今ちょうど『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』を読んでるところだったので、自分的にタイムリーな話題でした。
同著にも取り上げられていてこのゆる言語学ラジオでも話題に上がっていましたが、年始に起きた海保機衝突事故の「ナンバーワン」とかもこれに類する感じがしますね。
銀行系のシステム開発で、デフォルト設定という文言を見て発注側の偉い人が激怒したという真偽不明の逸話を思い出した。
「デフォルト=債務不履行」と誤解した? 銀行という文脈だとあり得るかも
古文の「なのめなり」が「普通だ or 普通じゃない」って意味を持ってたの今でも覚えてる。
元々「普通だ」だったけど「なのめならず」って用法でしか使わなくなったからイコール「普通じゃない」ってイメージが強くなりすぎたらしい。
えげつないをえげつい、尋常じゃないを尋常だっていう人が最近増えてるけど、もうそろそろこの2つで同じ現象が起きる気がする。
言葉のすれ違いなのか微妙ですが、教師の単純な質問が生徒には詰問に聞こえるときもあり、質問するのって難しいなと度々思っていました。
36:12 「十全な準備して正しい言葉選びなら伝わる」は至言だと思いましたが、準備には普段からの関係づくりも入りそうですね。
「なんで」や「どうして」を詰問だと解釈してしまう子は結構いますね。たぶん親が叱るときに「どうして○○するの!」という言い方をしているんだろうと思います
@@gamma9472 私が普段、「咎めのなぜ」と呼んでるやつだ。「なぜ/なんで/どうして」には、純粋な「why」の意味と、咎めの意味の2つがあって、これが論理的じゃないから嫌だな、と子供のころからずっと思ってきました。だって、
A「なんで空は青いの?」
B「それはね、光のスペクトルや拡散が云々…」
A「へえ、そうなんだ!教えてくれてありがとう!」
っていうやり取りを見るじゃん。
「へえ、『なぜ』の使用者は、答えが貰えると嬉しいんだ!」ってなるじゃん。
母「なんで部屋散らかすの!」
子供時代の僕「それはね、おもちゃ入れの開け閉めが大変だからだよ。」
母「答えを聞いてるんじゃないのよ!片付けなさい!」
子供時代の僕「じゃあなんで疑問文にしたんだよ…」
こういう事があってから、
「この世には、答えるとかえって相手を怒らせる、答えてはいけない『なぜ』が存在する」
という事に失望し、これを僕は「咎めのなぜ」と呼び、「普通の本物のなぜ」とは似て非なる別物として忌むようになったんだ(隙自語)
ビジュアルシンカー回でお二人とも言語での意思表明に自信ある感じで、「マジ?すご〜!そんなことできる〜?」って思ってたからちょっと安心したわ
16:57
「趣味で辞書を読んでいるんですけど」に対して「はいはい」って当たり前のように返事してるの変だからw
え?普通でしょ?
うち読む用に羅和辞典とか露和辞典とか絶対調べ物に使わないような辞書ありますよ?
@@yuhshasama
趣味「辞書を読む」が普通??
俺の住んでいる世界と違う。
その前の「僕”も”ね、趣味で……」に対してスルーした事もおかしいですよね。
水野さんは確実に一般的な行為(または、堀本さんもする事)かのように話してますから。
タイムリーな話題ですね。「うまずして」報道があったばかり。
タイムリーであることは間違いないが「うまずして」は一文全体を見れば誤解しようがないのでまた別のトピックだと思います。どちらかというと元厚労相・柳沢伯夫さんの「女性は子供を産む機械」発言に似ていると思います(偶然ですがこれも静岡県政関連の事案ですね)。「女性は子供を産む機械」発言はコンテクスト込みで考えないと柳沢さんが何を言いたいのか全く理解しようがないので今回の動画のトピックと似ている気がします.
「自衛隊は暴力装置だ」が炎上した事の方がピッタリかも。「暴力装置」の意味の問題。
政治家の発言は全体聞くと全然意味が変わるやつがある。LGBT生産性発言も。
マスコミは言葉を武器としか思ってないよね、コミュニケーションには使ってないあるいみコミュ症
言語化得意な人だから出来の悪さに気づけるけど、不得手な人は気づかないまま使って失敗してる気がする
しかもそーゆーのって、失敗してることに当人は気付いてないってのも往々にしてありますよね…
東北生まれの私の祖母は、食事中に突然「しね」と呟くことがありました。どうやら硬くて噛みきれないという意味の方言らしいのですが、食事中の突然のバイオレンスに衝撃を受けました。
今回の内容に沿ってるかわからないですけど
文章でのやりとりで(交通手段とか)何(なに)で来るの?って聞いたつもりが何(なん)で来るの?って伝わることありましたね~
沖縄では、「帰りましょうね」は「お先に失礼します」という意味であって、「一緒に帰ろう」と誘っているわけではありません。
この誤解がきっかけで結婚した夫婦もいるとか。
新潟方言も「しねばいいのに」(しなければいいのに)が勘違いされるのがあるあるになってる
自然言語クソだな〜!といつも思っていたので、共感しかないテーマだった
30:55 どうでもいいけど「点」に「、」がいっぱいあって嬉しかった
おじゃまいたします いつも楽しみにさせていただいております。
絵に関する英語圏スラング、初めて聞くとびっくりしますよね…近年では検索すると似通った意味合いに到達できますが、翻訳頼りにしていた頃は本当にヒエッとなります…^^💦 でもこれからはこちらの動画のおかげで前向きに受け取られそうです…ありがとうございました…!
この不完全な言葉をというものを使って人の心を動かす人達は凄い
青森出身の友人の家で、東京出身の友人と秋田出身の私が遊んだ時、家に何かのおまけと思しきブーメランが落ちてたので、
東秋「これ投げていい?」
青「あーいいよ。私もそれなげようと思ってたし。」
東秋「?」 青「?」
秋「(…throwの投げると、捨てるの意味の方言のなげるですれ違っているー!)」
と、ひとり納得&爆笑して変な目で見られたことがあります。
書記官という仕事をしている者ですが、自分の作る書類の表現ひとつが、手続の行く末や人の人生に影響を与えかねないという恐怖心と日々隣り合わせです。そういう意味では、アメリカの死刑の例も他人事とは思えませんでした。
慊焉、古文単語としての「飽く」と同じなのかなと。(記憶が若干曖昧ですが)確か「飽く」と「飽かず」双方に「満足する」と「不満である」の意味があった気がします。
あとは「恥づかし」の意味で「(自分が恥ずかしくなるほど他者が)立派だ」というものがありますね。この辺も不完全さがあって受験時代困り果てた気がします。
29:08
時期的にも人種的にもこれはサッコ・ヴァンゼッティ事件の事ですね。
死刑執行から50年後に冤罪が確定しましたが、アメリカの歴史の汚点ともされる冤罪判決、そして差別事件です。
有名どころだとMGS4、MGSV:GZのテーマ曲として採用されたHere's to Youがこの事件を題材としていますね。
ゲームストーリーの内容も少し似たところがあります。
しょうもない話なんですが、小学生の頃に鼻がとても柔らかい友人がいて、「Aの鼻クソ柔らかいで!」って話したら鼻くそが柔らかいと誤解されてしまったことを未だに覚えています。
夫に「靴をかってきて」と言われて買ってきたら「なんで買う(こう)てきたんや。借ってこいというたやろ」と怒られたという話を聞いたことがあります。知らずに結婚する?と思いますが、地元に住むと変わる、というのもあったかも。
同様に名古屋で姑に「ゴミをほかっといて」と言われたお嫁さんがそのままにして(放って)おいたという話も。(^_^;)
靴を狩ってきてって懐かしのエアマックス狩り?
共通の認識にならないから誤解が生じるんですよね。
関西も「ゴミほっといて」と言うので捨ててもらえません。
@@moco1170
昔奈良にいたとき「それほっといて」と言われたから「捨てるんですか?」と聞いたら放置するほうでした。
楽しみに待ってました
ぼくも!
奇遇ですね、僕もです🎉
たのまち定期
たのまち
た
方言の話で行くと、一人称と二人称の混乱はあるあるだと思います。
長崎では「わい」が二人称(一人称は「おい」)なので混乱する、とか、関西では「自分」が一人称の場合と二人称の場合があり文脈やイントネーションで変わる、津軽だとそもそも一人称が「わ」二人称が「な」の1文字で慣れていないとリスニング段階で脱落するなど枚挙に暇がありません。
関西弁の二人称「自分」は
「you」よりかは「yourself」に近い感じがしてて
「あなたは(あなたの意見としては)どう思いますか?」的な意味で
「自分はどう思うん?」とは言いますが
「俺は君のことが好きだ」という意味で
「俺 自分のこと好きやねん」みたいには言いませんね
要は二人称の人側に視点を置いて話す時のみ使うみたいな感じでしょうか。
私兵庫出身ですが、後者の使い方も許容できる気がします。ただ、自分というのはややぶっきらぼうなニュアンスがあるように感じるので、その言い回しだと照れ隠し的に受け取るかもしれません。
「自分ほんま頼むで(お前もうすこしちゃんとしろ)」みたいな命令口調の方がしっくりきます。
大学生の時に福井県出身の人が早くしなさいという意図で「はよ、しねま」と言っていたのを思い出しました。
学生の時友達が「課題図書読むのだり〜〜」と言っていたので「あの本字大きいからすぐ読めるよ」(そのままの意味)と言ったら「……あっそ!!💢」みたいに言われたことを思い出しました。友人は侮辱と感じたようです。言語って本当に出来が悪いですね!(言語ではなく、己の言葉選びが悪い)
和田光司がButter-Flyのなかで「曖昧な言葉って意外に便利だって」って歌ってた気がする
共通一次の頃、問題文が一意に決まらない為に発表の正答以外でも正答となる可能性のある選択肢が現れるということが屡々ありました。出題者側は絶対にその非を認めませんでしたけど。
最後は、読み取る側がどう解釈したか、に委ねられてしまう以上、どう言葉を尽くしたところでもどかしさからは逃れられないわけで。
けれど、言葉を駆使する以外に伝える手立てはない。
その絶望を認め受け入れてからの足掻きが尊い。
ヤヌスワードと言えば・・・「ちょっとだけ」だと「少ない」感じがするけれど、「ちょっとそれは無いんじゃないか」と言うと、「強調」のニュアンスが入ってそうです。
今まで深く考えてませんでしたが、相手を責める口調で「ちょっとぉー!」と言うときは「ちょっとそれは無いんじゃないか」の省略形かもしれませんね。これなんか単純に訳すと「少ない!」となってまったく意味不明ですね(笑)
ボーダーラインをちょっと越えている。と理解してた。
どうなんでしょ、過激だったり強い言葉をぼかすために使われてるからそう感じてるような気がしますね。
まぁ、その用法が多いので次第に「ちょっと」そのものが強調になってきてるという説はあると思います。
というか、そもそも「ちょっと」の時点でやばい数の機能が見つけられてるらしく
「ちょっと」を軽く語るのはちょーっと難しそうですね。
もともと「ちょっと言わせていただくが…」や「ちょっと言いたいことがあるのだが…」のように、(伝達)主節内容の強調ではなく、これから話者の口にする言葉が「ちょっと」であると伝えるための言葉だったのではないでしょうか。そうであったとしても「これから直球であなたに言葉を放ちます。」という合図にもなっているかもしれないので、面白いですね。
ピタゴラスは「万物は数なり」とか「世界は数(有理数)でできている」みたいなことを言って教団まで作り、教理に反する無理数を見つけてしまった弟子にキレて彼を殺してしまったとか言われてますが、水野さんは完全だと思っていたと言語がそうではないっぽいと気が付いてしまっても、キレまくって誰か殺すとかしてなくて。ちゃんと受け止めているのがステキ!
「善処します」を「We'll do our best」と誤訳したから云々というのが、政治家が保身の為についた嘘だという話を思い出しました。今日も面白かった😊
38:53
「誰かが一生懸命設計を考えたものじゃない」も口頭だと伝わるけど字幕だと
「〜考えたものではない」
「〜考えたものですよね」
の二通りの意味がありそう。ニュアンスって大切じゃない?
最後の?は付けない方がよくない
@@ttttommmmmmレスが簡潔で秀逸じゃない
小3のときに作文に「人がいっぱいいました」のところを赤入れられて「『人ゴミ』に変えましょう」と言われてショック受けました。
ムスカ大佐…
黙殺がignoreと訳されたために明確な(降伏勧告への)拒絶と受け取られてしまったのだ、という解釈が一時期流布されていましたね
当地では「~でしょ?」「~だよね?」という意味で「~だら?」と言いますが、大学生の自分に北陸出身の友人に「だら」を使ったら「『だら』って北陸じゃ『バカ』って意味だから」と言われ、それ以降県外で使う際には慎重になっています。
ある朝のこと、雨が降っていました。
夫「今日は雨か…」
妻「え!嫌だよ!(車で)送っていくの」
夫「??そんなこと言ってないよね」
というやり取りがあって喧嘩が始まったことがありましたので言語は嫌いです。
うわあ…論理の飛躍ですね。とはいえ今回の動画のテーマ、言語というよりも、人間の脳の論理的曖昧性の方が原因な気がしますね。脳はパブロフの犬のように、「ベルが鳴る→餌が出る→よだれが出る」の3段階のうち中間をすっ飛ばして「ベルが鳴る→よだれが出る」にするようなことをよくするのですが、これも本来は
「夫が雨と言う → 車で送って行ってくれと言う → 嫌だ」の3段階あるはずの所、
妻の脳内では
「夫が雨と言う → 嫌だ」
になってしまってるんですよね。言語というよりも、妻の脳内に論理性が足りなかった。
@@user-ov1mu5yc3s これがいい方向に先読みされると女性の気遣いなんて評価されますね。
それは言語の問題ではなく見当はずれの先読みが原因
@@user-xg4ei5zm8j 私は会話(質問)の向こう側を答える、と呼んでいます。
こうして亭主は無口になる
言語というより人間が論理的でないって話な気がしちゃうな
同じく思う。
↓「人間が論理的でない」の部分を個人的にまとめてみるとこんな感じになりました(長文申し訳ない…)
言語が不完全というより、言語の使い方が不完全なんだろう。
不完全なのは言語というより脳の方かなあ。
思うに、脳の
・「強調表現欲」(平凡表現をあえて避けて逆単語を充てたがる)
・「認知範囲限界」(他言語や他方言までいちいち把握できない)
・「論理のすっ飛ばし・繋ぎ変え」
この3つが、不完全の原因と思われる。
1、「強調表現欲」。あえて平凡な表現を避け、「比喩」や「皮肉」を使って意味を強調したがる、人間の本性。例えば尊すぎてわざと逆の意味の言葉を使って強調したくなったり、「お嫁さん」(ネズミ)のようにわざと「比喩」を使いたくなったりといった、脳のひねくれた欲求。普通の内容を普通な言語で表現する事に退屈を感じる性分が人間から無くならない限り、すれ違いは起こるだろう。ここに後述の「論理すっ飛ばし」が加わり、いくらでもカオスに。
2、「認知範囲限界」は、主に自分の使う言語圏内という狭い有限な範囲しか脳は認知できないので、方言や他言語などを考慮して言語を扱えないというもの。地球全体で言語を統一して完全言語規則を作れば防げるものの、まあ脳のスペック上無理な話… 宇宙人とのコミュニケーションも同じ問題。言語というより、脳のスペックの限界。
3、「論理のすっ飛ばし・繋ぎ変え」は、コンピュータにはなくて脳だけが持つ特有の機能で、こいつが曖昧性を生む(人間に限らず、おそらく犬とかの脳も持つ)。普段はこの機能のお陰で脳は効率を上げているが、代償として論理不備を生む。パブロフの犬が典型例で、「ベルが鳴る→餌が出る→よだれが出る」という3段階の論理因果ステップのうち、ベルとよだれは本来直結していない。しかし、繰り返しこの流れを経験すると、脳は中間の「餌が出る」をすっ飛ばし、因果関係の矢印を繋ぎ変え、ベルとよだれを直結させる(「ベルが鳴る→よだれが出る」になる)。反射に限らず、脳はこれと同じことを論理思考や言語使用の時にも頻繁に行っている。
例えば現実を意味する「うつつ」が夢の意味になる、程よくを意味する「適当」が雑の意味になる例。
「夢か現実か曖昧なウトウトした状態」という意味で「夢うつつ」という表現が歴史の中で非常に多く使われた。そのせいで、
「夢うつつという単語が出た! → コレは、夢かうつつか分からない時に使う表現だな。 → ウトウトした時にコレを使おう!」
というプロセスの中間がすっ飛ばされ、
「夢うつつという単語が出た! → ウトウトした時に使われる単語だ!」
になり、うつつがウトウトの意味になってしまった。
「適当」においても言える。
「適当に済ましておいてね → 雑にしてもらいたくない。しかし、丁寧を強要するのも気が引ける。だから、程よく、ほどほどに済ましてほしい、という時に使われる言葉だな → つまり、頑張って丁寧にしなくてもいいんだな~」
の中間がすっ飛ばされ、
「適当に済ましておいてね → 丁寧じゃなくていいんだな~」
になり、結局「雑」という意味になってしまった。
こうした意味の変化と曖昧性は、 言語の不完全性というよりも、脳によるこういった勝手な「論理のすっ飛ばし・繋ぎ変え」機能の方が原因で生まれるものなんだと思う……
すまんがその石をしまってくれんか。わしには強すぎる。
ゲーマー用語も過激なの多いですね。「脳死(何も考えずにプレイできるほど強い)」「人権(強すぎる、適性が高いなどで使うことが前提になっている)」などなど……
あとは戦犯とかね
それで炎上した人いましたよね....
友人Aと2人で別の友人Bを探していたときのラインのやりとり。
A:やっぱりこっちにもいない。Bに連絡した?
私:いました(今連絡したよの意)
A:よかった!どこにいたの?
私:まだ会えてないよ…?
A:???
私:???
「今した」と「居ました」を取り違えるという初歩的な間違いでした。
ワイ「このタスクはこうこうしましたがよろしいでしょうか?」
先輩「それは大丈夫です(その方法でOKです、の意)」
ワイ「了解しました!(あ、やらなくていいんだ)」
というのはありましたねえ
野球用語とか意外と物騒なもの多いですよね。刺殺、憤死あたりが特に。
なんだか、救われる回でした。大げさだけど
もっと若い頃は、自分がどう考えてるかを伝えるために言語があるのだから、考えを余すことなく、寸分の狂いもなく相手に伝え、また受け取ってもらうものだと思ってかなり苦しい思いをしていました。
そのとき、村上春樹の「もし僕らの言葉がウイスキーであったなら」の冒頭に寄り添われた感じがしていました。
でも時を経て、うすうす「言語は不完全でいいかもしれない」と思いながら来て、ちょっと前にゆる言語学ラジオに出会って…というふうに自分も変化するのだしな。と勝手に納得できました。
我が子の言い間違いもかわいいし、アンジャッシュのコントはやっぱり面白いし。
今回も楽しく、知的な時間をありがとうございます。
最近学生実験で教授が「線にピントを合わせて」って言ったんだけど、そこに線が3本あってどれに合わせるべきなのか分からなかった。伝わると思って省略しすぎるのも考えものだと思った。
以前仕事で、「もし3以上だったら○○して、3以下だったら△△してください。」と言われて、3以上でもあり3以下でもある場合はどっちなんだろうか?と思いながら作業をしたことがります。
つまり3か
「3の場合は〇〇で、3未満だったら△△でよろしいでしょうか」と言い換えて確認する
以前話題になっていた松屋のコピー(?)に、
「肉の厚さは1.1ミリ。それ以上でも それ以下でも ダメなんです。」
というものがあって、「つまり肉は存在しない…?」と困惑する人が多くいましたね。
事故という単語について勉強になりました。故障について解釈がいろいろあります
やっぱりマークアップするしかない
「○○成分で××が良くなる。」
××
「○○成分配合。××に効く。」
○○成分
××
S式にしても良いかも
@@早川眠人 (返信 私 あなた "(良くする ○○成分 ××)
(効く (配合 製品 ○○成分) ××)")
エンジニアからするとフェールセーフよりフールプルーフ(例えばケーブルの挿し間違いを防止するためにコネクタ形状を一つ一つ変えて1対1で対応するようにする設計)が欲しいですね。
デッドマンスイッチも付けましょう。
帰りますの意味の「かえってこうわい」を
一度帰ってからもう一度戻って来るという意味だと受け取られて
相手を長時間待たせ後日に文句言われた話は聞いたことある
どこの方言?
@@tmj9734
愛媛県
意味が分かると怖い話やサイコパス診断テストでは、平仮名しか読めないような小さい子供が「楽しんでね」や「悲しんでね」の「しんでね」の部分しか読めずそれに従って死んでしまった、なんて話がよくありますね!
徳島県出身です。
関西で使われる「せこい」はケチ・ずるい的な意味ですが、徳島では(身体が)苦しいという意味で使われるので、大阪で体調が悪そうな人に「せこいん?」と聞いて変な空気になったことがあります。
楽しい時間でした~!
私の地方の方言で「なげる」があります。意味は「捨てる」ですが、高校時代に岐阜出身の先生が「どこに投げるんだ?と思ってました!」って離任のときにおっしゃっていたのを思い起こしました。
黒人社会での「Kill」の使い方も広く見れば「方言殺人予告事件」みたいに思えました。 セミコロンの例で出てきた判決文ですが、私はAさんについては判決そのものが無効になるべきだと思えましたね…
プログラミング言語でも動作未定義の文法が使われていたり、特定のハードウェアに対するコードがコメントなしで残っていたりすると
「これは、どういう意図で書かれたんだろう…?」と悩んでしまいます。
数式でも 6÷2(2+1) みたいな式をどう解釈するかで、論争を呼んだことがありますね。
x = 1; x = x++; は何になる?
倉庫に勤め始めたころ「新人くん、嫌っちゃって」は、新人くん、(そこにあるもの)どかして、だとわからず、俺、皆に嫌われているのか?と恐怖したことを思い出しました。
セミコロンの本は書店で見た時からゆる言語学ラジオで触れられそうだなあと読まずに待っていたのでガチのたのまちでした。
33:47 「岡山の方言」と紹介されていますが、岡山県の中でも倉敷市あたり、備中地方の言い方です。岡山市等の備前地方では「せられー」、県北の美作地域で「しんちゃい」となります。
愛知の三河出身です。中学生の頃、自分が方言を話してることを自覚させられる経験がありました!
▼怪我をした子が「どいてぇ!」(=めっちゃ痛い)と叫び、それを聞いた先生が「退いて!」と勘違いした
▼調理実習で「〇〇やってみりん」と言われて『何でみりん(調味料)……?』と思った
(他県出身の友達談)