【ぺちゃと深夜の読書会】課題図書◆恋愛論:坂口安吾。【朗読とおしゃべり】
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- Опубликовано: 18 сен 2024
- ▼長い読書おしゃべり動画ですが、ラジオ感覚で聞いてもらえたら嬉しいです。題して「ぺちゃと深夜の読書会」です。
▼悲しみや苦しさを知っている人は、きっと誰かの心の隙間を、孤独を満たせる人なんだろうなって思います。最後の一節はもしかしたらそういうことなのかも。
▼戦後間もない著作でもあり、価値観の違いによる受け止め方や解釈は人によって変わってくるかと思いますが。自分なりの所感を交えつつ読み砕きながらお話してみました。
▼私はこう解釈しました!みたいな事があればコメントして貰えたらすごく嬉しいです。
【引用元】www.aozora.gr....
初版発行日: 1947(昭和22)年4月1日
▽自らだけの真実を悲しく誇る。とは何か。
自分の本心からの行動を、他人の意見や世間の目によって曲げるべきでない。他人からどう思われようが、自分が真実だと思うならば自信をもって行動することが大切である。みたいなことでしょうか。それがわかるのは他でもなく自分自身で、いたわることができるのも自分自身だけなのでしょうね。
他者から理解されないというのは悲しいことかもしれないけど、それによって自分の本心を抑え込むのはそれより悲しいことかもしれない。それがその後に続く文章
《ただ、常識、いわゆる醇風良俗なるものは真理でもなく正義でもないということで、醇風良俗によって悪徳とせられること必ずしも悪徳ではなく、醇風良俗によって罰せられるよりも、自我みずからによって罰せられることを怖るべきだ、ということだけはいい得るだろう。》
に繋がっているのだと思います。
そして、自らの真実とは何か。という問いに帰結している。
自らの真実を藻掻きながらも探求するものが強者であり、真実を他者に委ねてしまうのが弱者だと、作中で述べられている部分にも関連しますね。
▽苦しみ、悲しみ、切なさによって、いささか、みたされる時はあるだろう。
切なさや悲しさを優しく抱えられている人は素敵な人でしょうね!
私キンモクセイの香りがする季節は切なくなるんですが、確かにあの切なさで魂が満たされているような気はします。笑
悲しいとき涙を流すと気が晴れるのも、そんな理屈なのでしょうか。
楽しかった日の帰り道、一人きりになったときもどこかさみしくて切なくなりますよね。
▽なべて失恋と得恋は苦痛において同価のもの
これは過去の経験を振り返ってみても、その通りだなと思いました笑
得恋したとしても将来、失恋の可能性はあるわけですしね。何かを維持するのは難しいことです。
▽最後までご覧になった方がもしいらっしゃいましたら、感謝申し上げます。
こういう動画もゲーム実況も私にとっては境界の無いものなので見てもらえてたら嬉しいです。