[ゆっくり解説]西ローマ帝国の滅亡
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- Опубликовано: 10 фев 2025
- 「侵略が常態化するということはその国の自己免疫が壊れているということ」
〈西ローマ帝国の滅亡から学ぶ教訓〉
・農業を疎かにせず再生型の土壌作りをする
・農業本位制の国なのだったら農民を一番大事にする
・自衛のための強力な軍事力を持つ
・異民族ではなく自国民中心の軍隊を作る
・軍人や政治家を固定化させるのではなく、任期を定めて定期的に変え既得権益勢力にならないようにする
・非生産者がいるのはいいとして、国庫を圧迫するほど増やしすぎない
・魂を腐らせるほどの贅沢をしない(また、そういう人間には力を持たせない)
・ちゃんとお風呂に入って清潔にする
・自国で敵を食い止めるのではなく、外地で敵を防ぎ止める(これは地政学の鉄則)
〈「トイトブルク森の戦い」から学べること〉
紀元前の昔からローマではゲルマン人などの傭兵を雇い戦力として活用していました。
そのゲルマン人の傭兵にやられた戦いにトイトブルク森の戦いというものがあります。
帝政初期のオクタヴィアヌス(アウグストゥス)の時に起こった戦いです。
これはゲルマン人を倒すためにローマの3個軍団をトイトブルクの森に送ったことで始まった戦いです。
最終的には壊滅してその3個軍団は永久欠番になりますが、それはゲルマン人の傭兵隊長に騙されて森深くに誘い込まれ、方向感覚を失ったところで奇襲を仕掛けられたというのが敗因になりました。
森の戦いでは平地のような戦法が通用しないので個人戦になり、それだと体格差がありすぎるゲルマン人に勝てないのです。
これは精強を誇るローマ軍の記録的大敗となりました。
本来ならローマはこの戦いから学ばなければなりませんでした。
外国人を軍人として雇い、それを信用しきってしまうのがどれだけ危険なのかということを。
ですが、この戦いから学べず、戦争に強いゲルマン人を雇い続け最終的にその傭兵に国を滅ぼされることになりました。
滅亡後オドアケル、テオドリックを経て、いくつかの異民族から時には苛烈な支配をされることになりますが、元を辿ればその失敗は自分達の国を自分達の力(軍隊)で守ろうとしなかったことにあるのです。
後世の人達はここから軍事力の重要性を再認識しなければならないと思います。
言うまでもなく、その軍事力は自国民で成立する軍事力でなければなりません。
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参考文献
・ローマ世界の終焉 ローマ人の物語ⅩⅤ
・ローマ帝国衰亡史Ⅵ
・図説 ローマ帝国衰亡史
・土の文明史