チョークアートの楽しさ魅力を広めたい… 九州で唯一講師の資格をもつ女性の情熱 【佐賀県】 (22/10/20

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  • Опубликовано: 1 дек 2024
  • 黒板にチョークやパステルで描いて制作する「チョークアート」。結婚式などを彩ることもあります。佐賀市には某有名番組にも出場経験があり、絵を描く楽しさを広めている女性がいます。
    【吉村まさみさん】
    「黒のボードに描いていくんで色がすごく映えるなっていうのは感じます。独特のグラデーションがきれいだなと思います」
    スペイン料理屋をイメージして描かれたこの作品。
    制作したのは佐賀市の吉村まさみさん39歳です。黒板に「オイルパステル」という画材で描かれていますが、元々はチョークで描かれていたことが起源で「チョークアート」と呼ばれていて、結婚式のウェルカムボードとして彩を添えることもあります。チョークアートの特徴は、鮮やかな発色や立体感を生み出す色のグラデーションです。
    【吉村まさみさん】
    「グラデーション出すために、オイルパステルで塗りこんでいって、指で、触って広げていく」
    吉村さんは、2018年に放送されたチョークアーティストが技術などを競ったテレビ番組の大会で準優勝に輝きました。そのときつけられた通り名は「カラフル吉村」です。
    【吉村まさみさん】
    「あんまり意識はしてなかったんですけど、確かにいろんな色つかってるなっていうのはありますね」
    昔から絵を描くのが好きで、高校卒業後は事務の仕事をしながら油絵を習っていた吉村さん。だんだん「絵を教える仕事がしたい」と考えるようになります。
    【吉村まさみさん】
    「油絵習っていたところに若い人がなかなか入ってこなくって。なんでこんなに絵描くの楽しいのに、誰も入ってこないんだろうみたいな。絵の楽しさを伝えたくて、絵を教えるほうでいきたいなていうのがありましたね」
    今から12年ほど前の2010年ごろ、吉村さんは偶然、チョークアートに出合います。
    【吉村まさみさん】
    「ワゴンセールになってる本の中にチョークアートの本があって、講師になりたいな、絵の先生になりたいなって思ってたのとワゴンセールの本に出会ったのがちょうど重なったんで、あ、これ始めてみたいなっていうのはそのとき感じました」
    出合ってからわずか2年でチョークアートの虜となり、講師を目指して仕事のかたわら大阪にあったスクールに通いました。
    【吉村まさみさん】
    「九州そのころ資格が取れるところがなくって、そこも講師になるならチャンスかもなというのは感じてました」
    2015年1月、チョークアートの講師の資格を取得。九州でこの資格を持っているのは吉村さん一人だけだといいます。現在、吉村さんは佐賀市唐人にアトリエを構えていて、教室も開いています。
    「これとこれちょっと違うところにいれてるんですよね、どっちを見本にされてもいいですし、明るいのが少しはいって二番目のハイライトがきて、あとシャドーがここにくるってかんじです」
    夢が叶って講師になったものの、最初は人に教えることが想像以上にむずかしかったといいます。
    【吉村まさみさん】
    「人によってやっぱり言葉の受け取り方が違うので、その言葉の数を増やす、語彙力を増やすのが大変でした。チョークアート独特の用語もあったりするのでそれをどう自分で言い換えるか模索して見つけていったかんじですね」
    教室には小学3年生から70代までの約10人の受講者が通っています。
    【吉村まさみさん】
    「自分自身が個性をつぶされるのやだなってタイプなので、生徒さんの個性は大事にして伸ばしていけたらなというのを心掛けてます」
    吉村さんどんな人?
    【多久市からの受講者(小学校5年生)】
    「話し方も上手だし伝わりやすい。チョークアートやってみてチョークで色塗るところも、こう手でこすったりするのも楽しい」
    【小城市からの受講者】
    「チョークアートの魅力はやっぱり色あせない、ずっとそのまま残せるっていうのがありますね、家を新築されたとことかの友達とかに作品をあげたらすごく喜んでもらってます」
    吉村さんはこれからもチョークアートを広めながら絵を描く楽しさを伝えていきたいといいます。
    【吉村まさみさん】
    「チョークアートまだまだ知られてないので、今年から私がチョークアートの講師を育てられるインストラクターコースを始めたので、それでもっともっとチョークアートの仲間を増やしていきたいなっていうのはあります。私自身なんか絵を描くことが楽しくて絵を習い出すことも楽しかったので、趣味ってやっぱり始めると楽しいよっていうのは伝えていきたいですね」

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