実録・家族療法 3人のセラピストによる家族面接ドキュメント

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  • Опубликовано: 21 фев 2012
  • 「実録・家族療法
    3人のセラピストによる家族面接ドキュメント」
     ひきこもり。
     一人息子が、ある事件をきっかけに自室にひきこもったまま3ヶ月間がすぎた。「何がいけなかったのだろう」両親は悩み苦しむ。婚姻に至らなかった出産、年下の継父、そして「あの時、私があんなに怒らなければ・・・」母親は自責の念を募らせる。父親は「結局、僕は本当の父親になれないのか」自信をなくし、うなだれる。
     そして、夫婦はカウンセリングルームを訪ねた。その部屋の中で、この夫婦は何を見いだしたのか。
     このビデオは、日本家族研究・家族療法学会 第21回大会の特別企画として製作されました。
     この作品の特徴は、同じ家族療法家で有りながら全くスタンスの異なる三人のセラピストの家族面接(初回面接)を記録したことにあります。家族療法の幅の広さを知るとともに、家族療法の要は何なのかを学ぶための格好の資料となるでしょう。
     もう一つの特徴は、面接後のセラピストとクライエント、両者のコメントを詳しく聞けることにあります。セラピストが選んだ面接のダイジェスト場面をみながら、セラピスト、クライエント、それぞれに振り返ってもらいました。セラピストの意図とともに、家族療法というものがクライエントの立場からはどのように見えるのかということも、垣間見ることができます。
    第1巻 心理教育的アプローチに基づく家族面接の実際
    後藤雅博氏(新潟大学医学部保健学科教授)
     後藤氏は病院臨床も手がけておられたが、新潟県精神保健福祉センター長としての地域実践の経歴が長く、また家族心理教育の第一人者でもある。クライエントが安心して相談できる関係作りは、多くの精神障害者やその家族との面接によって培われている。また面接に心理教育の技法をとりいれ、クライエントのエンパワメントを重要視している。クライエントのすでにしてきた対処を明らかにし、またどのようになりたいのかを明確にしながら、「変化」のために何をすることがよいか、という課題を家族全体を視野に入れて作り上げている技法は学ぶべきところ大である。
    第2巻 力動的精神療法に基づく家族面接の実際
    狩野力八郎氏(東京国際大学人間社会学部教授)
     狩野氏は家族療法を手がけられると同時に、力動的精神療法の第一人者でもある。境界型人格障害から発達障害まで、その守備範囲は幅広く、様々な困難を抱えた患者やその家族への対応を日々の臨床で実践されている。この作品では、問題になっている息子の診断学的情報を生育歴から収集すると同時に、育てる過程の母親、父親の心理的プロセスをていねいに把握する過程が重要である。くわえて、今ここで起きていることにも注意を払っているので、面接の最後に、一見小さく見えるが大切な指示を出しているのが興味深い。
    第3巻 システムズアプローチに基づく家族面接の実際
    吉川 悟氏(システムズアプローチ研究所所長)
     吉川氏は家族療法の中核をなすシステムズアプローチの第一人者である。心理臨床をシステム論から学び、社会構成主義やナラティヴ・アプローチといった先端的な家族療法の方法論に精通しておられる。その面接は、今ここで生じているセラピストとクライエントのやりとりの中から、どんな文脈が作りうるかをたえず検討し、「変化」のために使えない文脈はすて、使える文脈をどんどん膨らませていくというように見たものに映じる。瞬時瞬時のクライエントのしぐさや言葉の反応から、「変化」のための文脈を立ち上げていくさまは、システムズアプローチの格好の教材となろう。
    DVDの詳しい内容はこちら。
    www.hoshikuzucl...
    企画・制作=日本家族研究・家族療法学会 第21回大会運営委員会/中島映像教材出版
    責任監修=伊藤順一郎/遊佐安一郎/高橋規子

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