予想外! 電子ブレ補正限界点比較, Insta360 Ace Pro 2 vs DJI OSMO ACTION 5 PRO vs GoPro HERO12 目安棒２画面比較テスト

標準モードでのブレ補正、前回のバイクミラーマウントでの比較ではAce Pro 2が強かったので、今回もAce Pro 2が勝つと予想していたのですが、意外な結果になりました。そうなんです、X3、X4のシングルレンズモードの時もそうでしたが、Insta360カメラは共通して、標準モードのリアルタイム電子ブレ補正で「ヒネリ」に弱い特徴があるようです。ちょっとヒネリ方向のブレが入るとAce Pro 2だけ極端に乱れて破綻してしまいます。
他の制約は出てしまいますが、やはり揺れない映像を撮るのには45°水平維持の恩恵は絶大だと思います。Ace Pro 2, ACTION 5 PRO, 共にワイドなままぐっと安定した映像に成りました。ここではAce Pro 2のブレ補正限界が若干勝って逆点していました。ただ、どちらも得意のナイトモードでは水平維持が使えないんですね。
さらに意外だったのは、参考の為に持って来たGoPro HERO12。これはHERO11より絶対的な映像安定度は少し落ちた味付けに成っています。にもかかわらず、水平維持無し、有り、共にブレ補正では一番強かった結果に。特にMAX LENS2を装着しているGoProは「MAX Hypersmooth」が使える為、水平維持とブレ補正に関しては別格の強さでした。暗所ではGoProは取り残されたような感がありましたが、依然としてブレ補正では超一流ぶりを観る結果でした。
また、Ace Pro 2は大きく揺れたとき、空の端の方が暗くなったり戻ったりします。レンズカバーのフチの影でしょう。これはACTION 5 PROでは起きない現象です。レンズカバーの形が、四角か丸か、という差もあるのかもしれません。MAX LENSではこの現象は起きませんが、GoProも標準レンズだと、大きく揺れたとき、空の端の方がわずかに暗くなります。ただ、Ace Pro 2程ではありません。
また、多くのプロモーションレビュアーさんが「外部マイクは要らないくらい凄い」とAce Pro 2のマイク性能を絶賛しているのを観ていましたし、前回のバイク車載での差もありましたので、マイクはAce Pro 2の方が良いのかと思っていましたが。風切り音の発生しない今回のテスト、背面から喋っていると、音声も外音もACTION 5 PROの方が良かったように思います。DJIって、マイクが良いんだなと感心してしまいました。勿論Ace Pro 2も良かったので、こういう二台比較で無ければ不満が出る事はまず無いでしょう。
今回のお題ではありませんが、Ace Pro 2の画角の広さと画質の良さ、HDRの表現力は素晴らしかったです。また、水平維持画角の名前がズバリ「45°水平」「360°水平」と判り易く、表示も操作も直感的に出来たのは良かったです。これは、他メーカーも見習って欲しいです。独自の名前を付けられると「何だっけ、コレ」と判りにくいです。
Insta360 Ace Pro 2 公式サイト はこちら
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DJI OSMO ACTION 5 PRO 公式サイト はこちら
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