豪雨で被災した八代市の『道の駅坂本』施設を解体し再整備【熊本】 (25/01/24
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- Опубликовано: 26 янв 2025
- 2020年7月豪雨で被災した八代市坂本町の『道の駅坂本』について、市は施設を解体し、同じ場所に再整備することにしました。リニューアルオープンするのは2027年7月の予定です。
12月、取り壊しの工事が始まったのは八代市坂本町の『道の駅坂本』です。2020年7月豪雨による球磨川の氾濫で建物の天井付近まで浸水する被害が発生。一時、休業に追い込まれましたが、ボランティアなど多くの支援もあり、2021年6月から元の場所で営業を再開。復興を願う七夕飾りやバザーが開かれるなど、被災した住民たちのよりどころとして営業を続けてきました。
こうした中、道の駅の周辺一帯が国の復旧工事でかさ上げの対象となり、八代市は施設を解体し、同じ場所に再整備することにしました。
【道の駅坂本 道野真人駅長】
「3年後にリニューアルできるチャンスをもらったと、前向きに捉えていくしかない」
この日は復興への願いを込めてイベントが開かれ、被災した住宅の木材を活用した
移動焙煎車によるコーヒーや地元農産物の販売などがあり、休業を惜しむ人たちなどでにぎわいました。
【買い物客】
「なくなるのは寂しい限りですね。坂本の町がますます寂しくなり、人が集まる所が
少なくなるのが心配ですね」
【買い物客】
「飲み物を買ったり、甘いものを買ったり、鮎を食べさせていただいたりして時間を過ごさせていただきました。(再開を)楽しみに待っています」
一方、道の駅近くの仮設の復興商店街も国の復旧工事で、かさあげの対象となり、1月末で閉館することになりました。
被災前は坂本駅の近くで60年以上にわたりスーパーマーケットを経営していた本田商店の本田進さんです。
【本田進さん】
「片づけて〈きれいになった〉という思いと〈悲しくなった〉という思いがありますね」
現在は復興公営住宅で暮らす本田さん。復興商店街の撤去に伴い店は休業しますが、
人口減少に歯止めが利かない故郷の現状に店を継続するかやめるのか決断を下せずにいます。
【本田進さん】
「(再開)しても赤字になる。人がいないから。(治水対策)事業が終わった後、
喜んで帰ってくるようなまちづくりができればいいが、今のままだととても望めない気がする」
国の復旧工事が進む一方で、人口減少が進む坂本町。復興商店街で営業を続けてきた9つの事業者のうち、3社は当面の間、休業するということです。
【道の駅坂本 道野真人館長】
「人に集まっていただいて、会話が生まれて、つながりができる。そういう場所が道の駅。2年半後のリニューアルオープンの際に来ていただけるように、人の輪をつくり、ヒントやアイデアをもらいながら2年半を過ごせたらと思う」
復旧工事が完了し、『道の駅坂本』がリニューアルオープンするのは2027年7月の予定です。