阿嘉から節(あかからぶし)※久米阿嘉節(くみあかぶし)
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- Опубликовано: 5 янв 2025
- 撮影日:2021年2月19日
唄三線:古堅宗安先生(久米島字真我里)
撮 影:玉城由衣子さん
曲 名:阿嘉から節(あかからぶし)※久米阿嘉節(くみあかぶし)
久米島民謡。
本島では「久米阿嘉節」と呼ばれることが多いが、地元では「阿嘉から節」「阿嘉ぬ髭小(ひじぐゎ)節」と呼ばれる。
久米島の阿嘉部落に伝わる伝承ではカラント屋(屋号)のカマドゥ小という娘に青年達が言い寄るが、彼女は二人の男性との恋に心が揺れていたという話である。
「島うた紀行」(仲宗根幸市著)によるといくつかの伝承がある。
1、二人の男性とは、間切番所の書記をしている役人。もう一人は謝名堂部落の青年。
2、番所の役人(謝名堂出身)にカマドゥと別の女性カマーが惚れて、カマドゥ小は病気になり医者やユタも効果がなかった。
3、カマドゥにはいい名づけの青年がいたが、謝名という役人につれられて首里へ。一方男性は自害した。
一、阿嘉ぬひじ水や 上んかいどぅ吹ちゅる ユイサーユイ かまど小が肝や 上い下い ウネスーリ ユイサーユイ
(あかぬひじみじや うぃんかいどぅふちゅる ゆいさーゆい かまどぅぐゎがちむや ぬぶいくだい ※うねすーり ゆいさーゆい)
※囃子言葉は以下省略
訳:阿嘉の滝水は上に吹き上がる カマドの心は上がったり下がったり揺れている
二、阿嘉黒石 波や打ち重びかさび からんととぅ 謝名堂 御衣ぬ重び
(あかぐるし なみやうちかさびかさび からんととぅ じゃなどー うしゅぬかさび)
訳:阿嘉の黒石 波は幾重にも重なっているように からんと(カマド小)と 謝名堂(地名)の お着物は重なっている(愛し合っている)
三、クフィン小ぬう酒 ゆらてぃ呑みなりてぃ 明日や面影ぬ 立ちゅとみば
(くふぃんぐゎぬうさき ゆらてぃぬみなりてぃ あちゃやうむかじぬ たちゅとぅみば)
訳:こんな少ないお酒でも 寄り合って呑む習いであって 明日は面影が たつと思うから
(『たるーの島唄まじめな研究』より引用)