【音楽ガチ分析】田中秀和『花ハ踊レヤいろはにほ』～ 転調が自然すぎて気づけない…。頭の中コード進行だらけの変態魔人
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- Опубликовано: 15 окт 2024
- 作曲家のトイドラが、田中秀和『花ハ踊レヤいろはにほ』を分析します。
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2:44 分析はじめ
☆楽譜の動画→ • 【耳コピ楽譜】田中秀和『花ハ踊レヤいろはにほ』
〈田中秀和〉
アニソン作曲家として大変人気で、「アイドルマスター」の楽曲制作でも知られる。
音楽理論に精通しており、aug やブラックアダー・コードを多用して非常にキャッチ―なアニソンを仕上げることに定評がある。
〈総評〉
【楽式】
・アニソンらしい頭サビつきの複合ヴァース・コーラス形式。
・Aメロ＆Bメロにおける繰り返しが全くなく、次々と新しい展開に移っていく。
→短い時間でキャッチーにする工夫。
【リズム・スケール】
・サビはペンタトニック（C-陽旋）。
→よさこいアニメの主題歌だからだろう。
・Aメロ＆Bメロではドラムパターンが次々変わり、飽きさせない。
【メロディ・和声】
・Ab-major と Eb-major の調性があいまいにされている。
→サビのメロディは C-陽旋 で書かれており、これがいずれの調にも通ることを利用。
→調的２重中心性を持っているともいえる。
・IVM7 が多用され、フレーズの頭に置かれる。
・巧妙なクリシェが用いられる。
→少しだけリハモして用いられることも多い。
・aug が I や V の和音に多用され、浮足立った明るい雰囲気を作る。
・借用和音による II-V-I が効果的。
・Root が半音下がるコード進行が異様に多く、コード進行の実験をしているように見える。
・和音のテンションは基本 7th まで。
→むしろメロディが高次のテンションを奏している。
・ハモリは常に３度で明るい響き。
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作曲家のトイドラ → tomita-haruki....
#田中秀和
#音楽理論
彼が好きすぎて泣けてきた…
他の方の動画よりも深いところまで分析されていて素晴らしかったです。
大好きな曲を理路整然と解説頂き大満足です！（ゆゆうたから田中秀和を知ったクラシック畑の者より）
理論的に妥協のない、それでいてスマートすっきりな説明でちょうど自分のレベルにあっていて最高でした。
そう言っていただけて何よりです！
ポップスとクラシックの垣根をなくすことが当チャンネルの目的の１つですので、たいへん本望に思います。
ご好評ありがとうございます！
素晴らしい動画でした。もう彼の新しい曲が聞けないと思うと本当に残念。
作曲田中秀和さんのPreciousって曲も解説して欲しいです。 この曲も凄すぎて何やってるか分からない…
聞いてみましたが、前奏からとんでもないですね……。
代理コードが非常に多そうな印象です。
面白い曲を教えていただきありがとうございます。
これは田中秀和さん、音楽的に変態ですね。
なお音楽以外でも変態だった模様
@@neomugi0526やめろ！
素晴らしい動画をありがとうございます。今まで見た中で1番詳しくわかりやすい解説でした。
同じく田中秀和さん作曲の結絆華(ゆいなばな)という曲もヨナ抜きっぽさがあり、サビ前半の訳分からないコードからサビ後半にいつものキャッチーな進行になるリハーモナイズの対比がとても面白いのでぜひ聴いてみて下さい。私にはサビ前半の進行がよく分からなかったのでいつか解説して下さるととても嬉しく思います。
そう言っていただけて何よりです！
「結絆華」聞いてみました。
Aメロとサビ前半の保続低音が見事で、お得意のブラックアダー・コードも効果的に使われていてとてもいい曲ですね！
多分コード進行がわかりにくいのは保続低音のせいだと思います。
サビも前半と後半でコード進行は同じなのですが、前半では Bass がずっと主音を鳴らし続けているのに対して、後半では普通に和音の root を鳴らしていますね。
面白い工夫だなあと感心しました。
全編通した解説本当にありがたい
この当時も攻めた作曲だなあと思っていたんですが、『灼熱スイッチ』でさらなる容赦の無さを見せつけてきて呆気にとられた記憶がありますね
ごく個人的な願いを言うなら、タイアップなどせず個人作曲家としてでもいいから、どこかでこじんまりにでも復活してくれないかなと思っています
やったことは擁護の余地なしですが、あの才能が失われるのは大変もったいないですよね。
こじんまりと復活してほしいと自分も思います。
自分でもいろいろと調べながら解説を拝見させていただき大変勉強になりました。
1箇所疑問があり、もしよろしければご回答いただけますと幸いです。
9:40 のところなんですが、このAメロは転調しておらず、C♭M7が裏コードになっているという解釈にはならないのでしょうか？
これは裏コードを仮に普通のドミナントに戻した時にメロがうまく乗らないなどの理由や、音使いやその後の展開から「この時点で転調が起きた」と考える方が良いのでしょうか？
そのような解釈も間違いということにはならないと思います。
僕がここで転調していると判断したのは、「DM7 - Cm7 - CbM7 - Bm7」というこの部分のコード進行が、「DM7 - Cm7 」と「CbM7 - Bm7」に分けると反復進行になっているためです。
音がそのまま全音下にずれているわけなので、4つのコードで1つのコード進行というより、2つのコードでできたコード進行が2つあるように聞こえるという判断です。
@@toydora_music なるほど！よく理解できました。ありがとうございます！
E♭とA♭の調を行き来する曲として、サンドリオンのLINE LOOPという曲も是非解説してほしいです！
聞いてみましたが、なかなか衝撃的な歌でした！
やっぱりメロディはキャッチーなのに調が分からなくなる感覚がありますね。
面白い曲をご紹介いただきありがとうございます！
素晴らしい動画です。
7:04
この解釈えぐ・・・AメロE Majorで解釈したらグッドラックライラックとかサイキョウチックポルカ的な田中秀和様の手癖メロディになってますね
スケッチ段階ではE Majorとして作られていたなどという妄想も出来ます
ありがとうございます！
確かに、このメロディの音形は田中秀和あるあるですね。
後からリハモしたというのも面白い考察だと思います！
29小節目〜のメロのベースがD♭からFまで半音ずつ駆け上がっていることにも注目してほしいです！
(もっともっ"と"いっしょに"か"ぞえたい の部分の音階が採譜と違うと思いました)
おお～よく聞いてみると確かにそのようになっていますね。
とても面白い工夫です。
ご指摘ありがとうございます！
星野源さんのcubeをリクエストします！
今聞いてみましたが、かなりの変態曲ですね！
もしかしたらいずれ分析するかもしれません。
面白い曲を教えていただきありがとうございます。
サイキョウチックポルカもお願いしたいです……😢
あ、これよりもPUNCH☆MIND☆HAPPINESSという曲の方が変態です。
Wake Up Girls のスキノスキルお願いします！
聞いてみましたが、ケルト音楽調でこういう作風もイケるんだと驚きました。
面白い曲を教えていただきありがとうございます！
同じく気になります、、！
👍
ダイアローグのはじめてのかくめいも是非…
聞いてみました！
これまた全体的には提携進行が多くキャッチーながら、随所に田中秀和節の効いたコードがちりばめられていていい曲ですね。
面白い曲を教えていただきありがとうございます！