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シネマサロン様では絶賛一色でしたが、私は真逆で、年間ワーストに感じられました。理解力が貧困な私には、お世辞にもこれを技巧的とは思えず、何よりシネマサロン様は、これをロジカルでは無く、感覚的に面白いと感じられたのが決定的で、私は、シネマサロン様と袂を分かたれてしまったような気持ちになりました。
映画は受け取る方それぞれのものですから、そういう事もありますね。ただ、それがどの作品でもそうなるとは限らないところが映画の面白いところですね。
とにかくケイト・ブランシェットの演技にただただひれ伏す2時間半でした。物語はターが転落していくまでが前半で、その過程としての描き方がほとんどサイコスリラー。特に「音」に対しての偏執的な描写が実に居心地が悪い。メトロノーム、冷蔵庫の動作音、幻聴のような叫び、廃墟で何かに追われる音など、そしてターに対しての告発から次第に精神的、社会的に追い詰められていき壊れて行く彼女の演技の圧倒的な緊張感がとても素晴らしかったです。後半は転落したターが実家で昔テレビで見たバーンスタインの番組を見て、再度初心に帰り音楽に改めて向き合っていく再生の物語として私は捉えました。アジアのオケで指揮をすることを彼女の転落として、アジア蔑視(軽視)と批判する向きもあるようですが、再出発として、クラシックという権威のくびき(もしくは権威主義的な自分の価値観)から脱し純粋にオーケストラの指揮者として音楽に向き合う、そこにはクラシックもゲーム音楽も等価なのだということでのモンハンだったのかなと感じました。アジアに行ってから音楽家としてまた人間として再生していく象徴的なシーンとして、ホテルでマッサージを依頼したら少女買春のところを紹介され、まるでオーケストラの演奏者たちのように並ぶ少女たちを見て、そこでたぶん彼女はかつて権力的な立場でハラスメントをしていた自分に気づき、そして嘔吐したのかなと思っています。ただこれらは一度しか見ていない私の感想です。二度見ればまた違う感想を抱くかも知れません。そういった意味でもこの映画は素晴らしい傑作だと思いました。
サイコスリラー!まさしく!エンタメとしてもよく出来てます!
文句なく本年度の映画でNo.1でした。最後、地獄の黙示録を出したのはTarが「ジャングルの王=ワニ=カーツ大佐」として再生するということかと。とにかくああいう環境になっても楽譜を読み込み、楽団員に指示をし、胸を張って出ていくTarがにしびれました。
それが「ドクターモローの島」ではないかとのご指摘もいただいております💦
5/16山形フォーラムで観てきました。スリラーのような語り口で芸術家の苦悩と現実が描かれていました。途中夢なのか現実なのか妄想なのかわからない描写があり、画だけでなく音もどれが真実かわからなくなり、彼女の精神状態がおかしくなっていく様が手に取るように感じられました。彼女のハラスメントも疑惑なのか真実なのかわからず、それでも地位が落ちていく様は現実にもあるものですね。ベルリンフィルの主任指揮者から東南アジアのモンスターハンターの催しの劇版の指揮まで落ちぶれても音楽に携わりたいという、音楽に魅入られた人物の物語としてとても素晴らしかったです。 ケイトブランシェットは指揮も自分でやりその録音がクラシックのレーベルからサウンドトラックとして発売されているそうです。 本筋ではないのですが川を船で行くシーンで、「地獄の黙示録」の落とし物としてワニがいるという話は本当なのか気になりました。
オルガを追いかけた辺りで登場する廃墟や、一瞬映る人間が燃えるシーンなどはタルコフスキーのノスタルジアの影響だと感じました。
タルコフスキー、アケルマンなどニヤリとするオマージュも堪能できますね。
ケイトブランシェットがインタビューで話してたように、ロールシャッハテストような作品。主人公と同じ頃イギリスの音大を出ているバックグラウンドで観た感想。※注ネタバレあり冒頭の導入で主人公がインタビューで語る見解や講義で語る指導が、輝かしい賞歴を達成してきたアメリカ人指揮者ならば、いかにもな感じがリアル。更にメインキャスト以外、企業名も団体も、会話内に出てくる人物名も実名など、クラシック音楽界の描写が、現実と絶妙に繋がっているので混乱しました。そしてケイト•ブランシェットの指揮やリハシーンも圧倒的な迫力で真に迫り、本当に実在するかのような徹底した作り込み。視点としては、欧州視点という印象を受けました。脚本以外は全員欧州人というオーダーで作曲家もアイスランド人のヒドゥル・グドナドッティルにお願いしたという記事を読みました。アメリカ人がクラシック音楽という欧州文化で地位を獲得する難しさや、アイロニー的描写もあり、米国アカデミーを取れなかったのはそういう事情もあるのかなと感じました。※ベルリンフィルの常任指揮者に女性もまだいませんが、アメリカ人もいません。酒匂Pの仰るように、私も主人公に対し、同情的に捉えました。ただ中身まんま男性な感じではなく、もうすこし、女性ならではの心情エッセンスがあれば更に深みがあったかなと、少し残念でした。マラソン中のブレアウィッチは幻聴で、視覚的に似た場所にくると、過去観た映画の音が聴こえてしまってるのではないかと…想像しました。個人的には同じ大学なので、ジャクリーヌ・デュ・プレが現代に蘇ったかのようなオルガが、うぉ〜!って…なりました。オルガが、オーディション前トイレで、誰もが知る主人公をガン無視&挨拶なしに入って、主人公が驚いて思わず靴を確認するシーンが最高でした。
お立場からのコメント、興味深いです。共感するところ多いです。もっと聞きたいです。
イギリスの音大出身からのコメントありがとうございます!とても興味深く拝読いたしました!ロールシャッハテストは言い得て妙ですね。この作品について語るだけで動画10本は取れそうです💦
@@cinemasalon 返信頂き有難う御座います。映画館には何年も足を運んでいなかったのですが、シネマサロンさんの動画を拝見するようになって、また観に行くようになりました。これからも、楽しみにしております。
@@まるちゃん-l2y 有難うございます。お言葉に甘えて、もう一つ日本人として、うぉ〜!と思った所。「作曲者がまだ大阪を出発できてない」大阪??日本じゃなくて?何故に都市名?と引っかかりを感じていると、最後モンハンで回収されるオチ(カプコン本社は大阪)無茶苦茶疲れきってしまうので、2度目観たいけど、暫く勇気が出ないです…
解説を見まくっています。知識の有無や視点や解釈でほんとかわる映画でした。
コメントありがとうございます!解説見まくりたくなるお気持ちよくわかります!
映画のサントラ盤がクラシックの名門レーベルのドイツ•グラモフォンから発売されていて、劇中にも登場したクラウディオ•アバドのマーラー交響曲第5番と同じようなデザインという凝ったものでした。実際にケイト•ブランシェットが指揮した第5番のリハーサルの模様も収録されていました。しかもAmazonで買うとLPレコードの紙ジャケットがオマケでついてきました。
サントラ盤情報ありがとうございます!
実在しない人物が実在している人物に思える映画でした。ジェンダー問題、ハラスメント問題、マイノリティー問題を主人公の環境と周辺から取り上げつつ、主人公の女性・レズビアンの指揮者が、クラシック業界の中で天才と呼ばれる実力でのしあがった頂点から、引き落とされる様を描く中で、各種の問題の抱える矛盾と、嫉妬や恨みによる冤罪、社会圧力の暴力のもつ影響なども考えさせてくれつつ、作曲と指揮のもつものと解釈の捉え方なども面白く、最後まで愉しませてもらった作品でした。主人公がもつ過去のトラウマ、指揮者としての真摯さと妥協しない音楽への姿勢、業界内の柵と処世術や配慮、私生活での欲と愛と驕り、そして、頂点からの転落と再生を描くシナリオは見事だなっと思いました。謎めいた演出は、主人公の内面の出現とも捉えられる表現ともなっていましたね。また、主人公を悪として捉えられることも、被害者として捉えることも可能な仕込みはお見事でした。丁度、少し前に見返す機会のあったテレビアニメ「のだめカンタービレ」のミルヒーちゃんのこと思い出したりもしました。オープニングruclips.net/video/JBHph4tSr-I/видео.htmlマーラー 交響曲5番ruclips.net/video/fuOmn3-lK9A/видео.htmlエルガー チェロ協奏曲ruclips.net/video/3J5G6xeMFms/видео.htmlモンスターハンターruclips.net/video/PY82Lum3xAM/видео.htmlエンディングruclips.net/video/ERAco7v1Jkw/видео.html
見事な創り上がりの作品でした。関連動画のURLありがとうございます!拝見いたします!
今のところ、今年のNo.1です。(1週間内に2回観ました😸)最初から最後まで、ケイトに魅了されました。アジアでの最後のシーンで、オーケストラの中のの1人の男性が、貧乏ゆすりしていたので以前のターだったら無視する事出来なかったんだろうなと、アジアに来て変わったであろうターの今後、(映画の)続きを観たいと思いました。
細部まで練られた脚本と演出なので複数回の鑑賞に耐えられる創り上がりですね。1週間に2回の鑑賞羨ましいです!
いくつか気になった点について、僕の解釈をコメントいたします。25:50 廃墟に入っていったオルガについてオルガはターに何かを仕掛けているわけではないと思います。彼女はベルリンでのし上がるために、ターを利用しようとしたのではないでしょうか。彼女は指揮台にいるターを上目遣いで見つめて、ターの気を引こうとしてい(るように見え)ました。そしてターの懐に入って自分の得意曲をアピールし、ソロ決定をオーディションまで持ち込ませました。そして見事ソロを勝ち取った時にははじけるように喜んでいます。彼女の画策が成功したのです。ただ、ターには利用するために近づいたにすぎず、ターのことは基本的に信用していません。あの廃墟で降りたのは、単に住所を知られたくないという意図があったのだと思います。40:58 ジョギング中の悲鳴についてあれは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と全く同じ悲鳴を使っています。これは事実です。あのシーンの直前、ターが1人で練習している部屋に、いるはずのない人影が映っています。おそらく自死したクリスタです。彼女が自死した直後と思われます。あの悲鳴はおそらく「虫の知らせ」のようなもので、クリスタの死を察知したターが感じた恐怖を表現しているのではないでしょうか。ターはEGOTです。つまり、映画音楽にも通底しています。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の悲鳴はターの中で「恐怖の音楽」として記憶されており、無意識レベルで察知したクリスタの死と共鳴して呼び起された彼女の幻聴ではないかと考察します。42:40 メトロノームについてこのシーンについては色々考えられます。・自死したクリスタが引き起こした心霊現象・無意識レベルで察知したクリスタの死を受けて、ターが見た夢or幻覚いずれにせよ、クリスタ絡みであると思われます。このシーンから、本格的にターは時間(そして人生)のコントロールを失います。非常に見応えのある映画でしたね。僕はこの映画のことばかり考えて、1週間ぼーっとして過ごしてしまいましたw
何も興味深く拝読いたしました!ここまで後を引きながらいろいろと作品について考えてしまう映画は稀有な存在ですね!
考察素晴らしいですね…頷くばかりです
メトロノームの蓋の裏、子供部屋のおもちゃが形作る模様、他にも色んなところに昔、フィールドワークの対象であった原住民の模様が隠されていましたね少し弄ったらヘレデタリーのようなホラー映画にも簡単に作り変えられそうなくらい不穏でした
めちゃくちゃ面白かったです
ほんとに面白い作でしたね!
堪らずつづけて3回鑑賞しました!観るたびに脚本演出の上手さに唸らされ、次第にターが欠点含めて好きになります。お気に入りポイントは数知れずですが、アコーディオンのシーンで画面の水平が微妙に斜めっていた表現には、精神の崩壊をさりげなくはっきり示されたようで射抜かれています。
3回鑑賞からのコメントありがとうございます!羨ましいです!私もターがそれほど悪い人には感じませんでした💦
どこが?わかりません。
完全にヤラれました!傑作です。観賞直後の印象としては、アロノフスキーの「ブラックスワン」、「マザー!」のようなダーク感。頂点に登り詰めるために仮面を被り続けてきた主人公が、「ま坂」を転げ落ちていく…。みごとな展開に瞠目。①テーマであるマーラー5番!作品中でも語られたように、作曲当時マーラーは妻アルマに夢中。しかし後にアルマは別の男性との愛に走り、マーラーは失意の中で死んでいく。②女性、レズビアン、非ユダヤ人といくつものハンディをはねのけて頂点に立つ。そこに至る過程でやはり多くの人を傷つけ、苦しめてきたことだろう…いつかその報いを受け入れなければ、という覚悟というか悟りのようなものもあったのか?③アパートの隣人が亡くなった時に狂ったようにアコーディオンを奏で歌う。あの歌と曲はブランシェットと監督との共作。アコーディオンといえば、ターの過去の写真にアコーディオンを抱えた姿が?④幻聴、幻覚に悩まされ、不眠症に。精神的に異常をきたすのも当然か?⑤ウイーンフィルも女性団員を受け入れたのは90年代後半。クラシック界でのジェンダーギャップはまだまだ根深い。「あなたと私は違う人間だ!」ではなく「あなたと私は同じ人間だ😊」になっていって欲しい、と思います。
クラシック音楽界の状況を踏まえたコメントありがとうございます!納得いたしました!
いやぁ…転落する様を見るのってなんでこんなに面白いんでしょうね途中までは情報処理が追いつかなくて焦りましたが、なんとなく自分の中で処理でき始めた頃には、ある種の緊張感が堪らなかったですね。そして、ターが鬼の形相でオーケストラに乱入する場面は声出して笑いましたwそして鑑賞後はあれやこれやと考えるんですよね。2回目鑑賞したらまた違う景色が見えるかもですね。私はエブエブは心底楽しかったのと、テーマが自分にぶっ刺さりましたが極めて爽やかな印象。ターは転落のカタルシスが面白かったし、気づいたら今作のことばかり考えてるし、ターの生霊に取り憑かれたように後まで残りますねぇ。どちらも自分には傑作でしたけど、質が違う面白さでしたね。この数ヶ月でこんな体験ができるなんて…
人の不幸は蜜の味なんでしょうか💦
現時点での外国映画No.1です。見る前の期待が大きいと肩すかしを食うことをこれまでに何度も経験しましたが、本作は見事に期待以上のものを見せてくれました。映画としての面白さが凝縮していて、見る度に新しい発見がありそうです。今週、もう一回見てきます!
おっしゃる通り映画の愉しみが凝縮された素晴らしい作品でした。
ブレアの件、言及していただき、ありがとうございます😭実は、まだ本編は未見なので感想は書けませんが。近日中に鑑賞予定です。
コメント楽しみにお待ちしております!
内容が盛りだくさんすぎて、物語に入っていけず、終わってしました。
コメントありがとうございます!確かに盛りだくさんで追いかけるのが大変でしたね💦
見たすぐ後は もっとケイトの指揮する姿 マーラーの5番聴きたいと 思ったのですが 日が経つにつれ 伏線が頭に浮かび 早くお二人の討論?聴きたかったです。ターが 実家に戻った時意外と小さくて 普通の家で お兄さんらしき人も 音楽関係じゃなさそうなのでここから ターは のしあがったんだなぁと思いました。ニューヨークから 🗽タクシー🚕です 行ってた様な気がするのですが、、最後のアジアは フィリピンじゃないかと 思います。一緒に行った娘が フィリピン語専攻で フィリピン語じゃないって 言ってました。アコーデオンのシーンが 1番怖かったです😰
コメントありがとうございます!最後のアジア何処なんでしょうね。細部まで気になってしょうがないですね💦
フィリピンだと言われていますね。タガログ語では なかったそうです。
公開討論のシーンはターの人間性を伝えるのに効果的な演出でしたね。一方、クラシックの知識が無い私には「この映画について行けるか?」と不安を抱かされるシーンでもありました。個人的には後半の転落シーンに時間掛けて欲しかったなぁと思いました。
同じく導入部分ではついていけるか不安でした💦今思い返すと、あの尺の長さは観客を本作の世界観に誘うための監督の企みだと思っています。
今年観た中で、ホエールやイニシェリン島と並んで好みの作品でした。構成・脚本もカットもマニアックに作り込まれてるなーって、ニヤニヤしながら観てました。作品賞ノミネートなのに(作品として一定の評価されたのに)、主演女優賞を獲らなかったのはかなり不思議です。
ニヤニヤしてしまいますね!アカデミー賞はその場の雰囲気で流される事が多いですからね💦
公開初日(12日)に、京都シネマのスクリーンで鑑賞し、堪能しました‼️🙌で、今、この動画を視聴しているまでの9日間、全く他の新作🎦を鑑賞する気持ちが起こらず、鑑賞本数は、ゼロ😱
Tさんと同じく、『チタン』と同レベルの衝撃を受けました。クラシック音楽を殆ど聴かないのですが、ただでさえ権力構造が強固にありそうな業界の天才指揮者のお話なので、知らない世界を覗き見る下世話な視点でターの栄光と凋落ぶりを楽しみました。ほぼセリフがなく冷ややかな目でじっとターを見ている楽団員たちの表情が印象的。われこそが作曲家や音楽のことを一番理解しているとお互いに自負している超一流の演奏家と指揮者の関係ってこんなものなのでしょうかね。ターとメンターの老指揮者がカフェで話すシーンでも触れられていたかと思いますが、過去の偉大な指揮者たちもセクハラ・パワハラのエピソードは尽きなかったかと。彼らはそれでも伝説になれた世代ですが、SNSが普及した現代では誰も英雄になることを許されず、陳腐な存在として消費される様が最後のモンハン・ファンイベントのシーンともぴったりしました。
さまざまなテーマやモチーフのごった煮ですが、根幹にあるのは主人公の体力・知力・精力・社会性などが一斉に衰えていく恐怖感、要するに「中年の危機」を描いた映画だから視聴者の精神を抉ってくるのかなと愉しみながら観ました。
受け取り方や刺さるポイントは様々でしょうね。
冒頭から何もかも〝ター〟の世界すべてが美しく粗野なモノは一切映らない〝ター〟の苦悩を演じたケイト・ブランシェットの説得力も素晴らしく劇中の対談(トークショー)はずっと聴いていたくなるほど・・・美しい映画でした音楽にも音楽界にも疎い私はこれが村上春樹小説であれば途中でiPhoneを取り出して曲のメロディを聴けるのに・・・と思いながら観ていましたw最後になりますが『Babylon』に続いてあのシーンが観れるなんてラストは酷かったです♪
無駄なものがない練り込まれた脚本と素晴らしい演技。映画の愉しみを堪能しました。
シピボ族関連の内容が沢山出てくるのに、彼女の内面にどう影響しているかが全く解らなかった。誰か教えて!です。映画館で終わる前に3回目行ってきます〜
コメントありがとうございます!同じくその点はわからないです。あまり説明してないようにも思いますから、想像するしかないのかもしれませんね。
@@cinemasalon 返信ありがとうございます。シピボ族が凄くKeyだっりしそうなのに謎です。あの映画を観てから、何故だが南方熊楠をもっと知りたくなったり、私の中ではTARの影響力半端ないです。
単純な成り上がり権力者の物語なのに、あれは何だろう?こうかな?と色々想像できる余地のある複雑な作り、スキがなく、細かいディテールの作り上がりが見事でした!でも、なんといっても、ケイト・ブランシェットが凄かった!色んなところに監督の企みがあって、音響にしても、え?これは映画館のノイズ?映画の音響?と疑心暗鬼になることも。地獄の黙示録のところ、セリフはマーロン・ブランドの映画と言っていたし、ワニって出てたかなあと気になって調べたら、ドクターモローの島を指してるみたいですね。船で川を登ってマーロン・ブランドときたらそりゃ地獄の黙示録と思うわけで、この辺も監督の意地悪な企みですね。ターの受賞歴はアメリカの賞(EGOT)であり歴代指揮してきたオーケストラもアメリカ、その中で掴んだ頂点をベルリンに持ってきている点も、最後のアジアとあわせ、やはりクラシック音楽界のヒエラルキーを描いているんでしょうね。バッハをキャンセルした学生をやり込めるところは、そうだそうだとターを支持して見ていたのですが、その後どんどん家父長的でパワハラでセクハラな行状が描かれて、自分の権威を崇める心も責められているようで、居心地悪くも面白かったです。
ええ〜「ドクターモローの島」なんですか💦これは意地悪ですね💦
そうなんです!居心地悪くても映画は面白い!
最高〜に面白かったですよね‼️面白いシーンもたくさん‼️レビューを聞いて、再確認色々したいです。あと数回観たいです‼️アコーディオンのシーンいじめっ子に詰め寄るシーン強烈‼️オヤジ化した、ケイトブランシェット最高でした‼️
本当に素晴らしい最高の作品でした!
なんかようわからんかったけど面白い映画だったドイツの建築やインテリア、ポルシェタイカンもかっこよかった。
タイカンカッコ良かったですね。でも、エンジン音しない車は淋しいですね💦音に敏感なターならではの車のチョイスかもしれませんね。
観てきました!主人公がそれほど嫌悪感を感じるほど権威的や高圧的な描かれ方でなかったので、後半の落ち方に少し戸惑いました😅考察サイトなど見て補完できたところもたくさんありました!これを観てしまうと、ケイトブランシェットがオスカーにふさわしいと思いました😊
同じくアカデミー賞にふさわしい演技だと思いました!
二回観ました。もう一度、ケイト・ブランシェットを堪能したい、観たい、と感じてます。
コメントありがとうございます!もし2回目で違ったものがみえたら是非コメントお寄せください!
TAR/ター、気になっております。これは、観ておいた方が良さそうですね。オーケストラの指揮という設定に非常に面白さを感じるので、観てきたいと思います。
ご鑑賞後コメントいただければ嬉しいです!
@@cinemasalon 昨日、観てきましたが、僕的にはイマイチだったかなーと。オーケストラ場面をもっと観たかったや、LGBTQやアジア諸国への転落問題など、今の時代で考えるべき事を映画にしたのは良く分かるのですが、もっとシンプルに【セッション】の様な狂った指揮者と、オーケストラ内のバチバチのやり合いみたいなのを観たかったのが、正直な感想です。100点なら55点。途中で何度も寝てしまいました。あと、2時間半オーバーは流石に長いとも思いました。でも、好きな人は好きな作品だろうなとも思いました。
コメントありがとうございます!絶賛コメントが多いですが、今ひとつとの鑑賞後感の方も多そうです。
映画ファンに提起された手ごたえ十分の映画でした。3回観ましたが2回目で字幕を見ないように演技と演出と音に集中し凄さを改めて実感。クラシック音楽ファンですが、とんでもない傑作です!ラストシーンの解釈は分かれていますが、複数回観れば、ターの単なる凋落ではなく、むしろ暖かいポジティブなものであることが分かると思います。今年度No.1映画!
3回鑑賞andクラシック音楽ファンとしてのコメントありがとうございます!コメント欄だけでお3回鑑賞お二人目ですね!羨ましいです!
めちゃくちゃおもしろかったです。お3人のお話に、いちいちそうそう!とうなずいていました。自分としては、ターはどこが悪いの?うちの師匠たちもあんなかんじでしたが、仕事でだまらせてました。セクハラも劇中では決定的な証拠はなく、むしろ若い子たちが勝手に近づいて利用しようとして見返りなかったから逆恨みしたとしか思えない。ターは被害者では?ただ一点、後半の編集がぽんぽんと状況つないであるだけで、やっつけ?芸術?のすれすれでした。
コメントありがとうございます!こういう徒弟的な世界はありましたよね。今の世の中その辺も変化してるんでしょうか。
ただただケイト・ブランシェットを観るための映画でしたね。凄い面白い映画でした。あとオープニングのテロップが、普段だったらエンドロールの最後になる方から出てきたので、これは普通では無い映画だなと思いながら観てました。案の定そうでした。長回しのシーンも、ケイト・ブランシェットの演技、あとカメラワークが滑らかで、長回しと気付かない人もいるんじゃないかと思いましたこれは「ドライブ・マイ・カー」のように繰り返し観ていくと気付くことがある映画だと思うので、来月あたりもう1回観に行こうかと思ってます。因みに普段はTOHOシネマズの日比谷か日本橋、新宿で観るのですが、どういうわけかレイトが無かったり、レイトがあっても上映後には終電に乗れない時間だったので、珍しく池袋で観ました。ただ公開されてから3,4日しか経っていないのにパンフが完売していて買えませんでした。後日別の映画館で買えたんですが、観た人の多くが、説明の無い部分が知りたくて買っていったのかなという気がしました。それだけインパクトはある作品だったんでしょう。
おっしゃる通り作品鑑賞後のお客様の反応でパンフレットの売り上げは大きく左右されますね。本作を楽しまれた方がかなり多そうです!
竹内氏の自説の押し付けぶりに辟易した。酒匂氏の意見を全否定しながら、「見方が百通り、一千万通りあってもいい」とは自家撞着も甚だしい。
「キャロル」以来のケイト・ブランシェットさんのファンです。当て書きされるだけあってすごい演技でした。いいものを(で)魅せてくれました。これだから映画はやめられない。
おっしゃる通り、これだから映画はやめられない!
@@cinemasalon さまありがとうございます。
変な表現でした。すいません。フィリピンではないと言ってます。
リアル❤❤❤イベントを是非とも開催して! 2000円程度なら喜んで参加します!
この動画を見て竹内さんが、トッドフィールドは相当性格の悪い人だと思うと仰ってたのは納得です。この動画で複眼的とも言ってましたがいろんなことを単純じゃなくいろんな解釈ができるように作ったのだと感じます。あのモンハンの最後のやつもそうでしょう。自分の中ではフェイバリットではないです。でも考えに考えられて作られた映画ではあると思います。
おっしゃる通り考えに考え抜かれて創られた作品だと思います!
TAR〜ある芸術家のいきさつ〜
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団における女性初の首席指揮者リディア・ターの物語。(ネタバレあり)さすが、ケイト・ブランシェット、オーラが半端なかったです。あたかも、歴史上のマエストロを演じきっているようでした。しかし、フィクションなので実在感は微妙な感じでしたね。(フィクションという前情報なしで鑑賞したほうが良かったかも(汗))リディア・ターは、皆が知るレズビアンですが、パートナーがいるにもかかわらず、次々と楽団や音楽院の女子に手をのばします。しかし、性的関係・強要があったというあからさま描写はほぼなし。 この辺りのモヤモヤ感の醸し出し方が絶妙です(汗)(明かなパワハラは、クリスタについて「才能なし」のコメントを各所にメールしていたぐらい・・・)権力者のセクハラを描いた映画としては、「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」「スキャンダル」があります。いずれも実際の事件を扱っていて加害者は男性。セクハラ行為もあからさま。それに比較すると本作の描写法とテイストは随分違いますね。P.S.:ターがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者というのは、フィクションですが、ベルリン・フィルはよく了承したなとは思います。(カラヤンなどの首席指揮者たちにセクハラの疑いがある旨のセリフがあり、それを暗に皮肉っているとも取れる内容なので(汗))P.S.2:ターがお気に入りのチェロ奏者のオルガに忘れ物を届けようと後を追って入ったアパートが廃墟で、そこで誰かに追いかけられて階段で転倒するシーン・・・。何のためのシーンか分かりませんでした(汗)(クリスタの亡霊に追いかけられていた?)P.S.3:冒頭のファーストクレディットと共に語られるプロローグの内容は何なのでしょうか? 字幕もありません。(言語は英語やドイツ語ではないですね。ひょっとしてマジャール(ハンガリー)語? (Tárはハンガリーの苗字。aにアクセント記号があります))P.S.4:リディア・ターがベルリン・フィルの楽団員に話しかけるとき、英語とドイツ語のチャンポンですが、なぜ? ベルリン・フィルの団員は多国籍と思いますが、少なくとも音楽絡みでは、ドイツ語は問題なく聞き取れるはず(でないと仕事にならない) うーん、観客が聞き取れるように英語で、そしてドイツの楽団の雰囲気を醸し出すためにドイツ語で、という演出かもしれません(ドイツ語のセリフに字幕がないのは、英語と内容がほぼ一緒のためでしょうか?)ちなみに、ターが英語を勉強しているシーンがあるので英語ネイティブではない設定ですね。(ハンガリー人の設定? ちなみに、ハンガリー人はアジアにルーツのある民族で、これも意図がある?)P.S.5:終盤で、東南アジアの某国に出向きますが、娼家で少女を買うというのが納得できませんでした(汗)男性なら体を買うことで性欲を満足させることが出来るかもしれませんが、女性の場合、レズでも(心を伴わない)体を買おうとは思わないのでは?(少女たちとは言葉も通じないし)うーん、ターは身体は女性でレズだが、心は実質的に粗野な男に通じるものがあると表現したかったのかなあ・・・。ちなみに、「地獄の黙示録」の撮影地ということなので、フィリピンですね。(しかし、エンドロールには「東南アジア」としか記載しなくてぼかしている。これも不思議)
どうも「地獄の黙示録」ではなく、「ドクターモローの島」のようです。これも錯誤をミスリードしている監督らしい演出かもしれませんね。
遅ればせながら今日鑑賞しましたここのコメント達にある絶賛とは程遠い感想です、、、無駄に思う、ノイズに感じられる演出が多かったように思えます。ブレアウィッチの悲鳴、冒頭じゃない方の貧乏ゆすりの演出、夜間の怪現象の意味、小人の出演などの記号的なLGBT、オマージュ昨今分かりにくい映画がトレンドなんでしょうか、、、後から調べて補完される映画が多くて辟易します、、、分かりやすくしろとまでは言いませんが、ちゃんと映画内で補完してほしい、もったいない1本だと感じました
コメントありがとうございます!一見分かりにくい創りの映画は昔からあるとは思いますが、昨今はSNSにより、謎解きや、あと講釈で盛り上がる風潮があるのは確かかなと思います。映画内で補完して欲しいとのご意見も理解できますが、こればっかりは好みの問題もあるので、余白や考察が楽しいと絶賛される方も多くいらっしゃいますね。
確かに、百人百様の見方とか玉虫的な作品とかいう評価は分からないわけではありません。しかし、監督が世の中には色々の見方あるよ、と言いたいだけのために本作を作ったとも、絶頂にあった指揮者の転落劇だけを描きたかったとも、私には思えません。方向性としては、転落に加えて再生を描きたかったのだろうと愚考します。ケイト▪ブランシェットとニーナ▪ホスのインタビュー動画をみると、役者の立場からはそれらしいことが語られています。ただ、ターがモンハンの指揮をして終わるエンディングについては、それまでの複雑で重層的な演出▪脚本に比べて安易としか、私には感じられませんでした。ベルリンフィルの首席指揮者がモンハンを振るのがそんなに衝撃的なことなの?、恥辱なの?、クラシック至上主義者からの見下し?と少々白け気味になり、最後の最後で流れに乗れずに、映画が終わってしまった感じです。 マーラーの5番はその昔、インバル指揮の録音を聴いてマーラーに目覚めた想い出深い曲です。同曲が扱われていたことが本作を見る切っ掛けになりましたが、今後は同曲を聴く度に本作の場面がフラッシュバックしてトラウマになりそうで、ちょっと困ります。 それはともかく、繰り返し鑑賞してみたい作品であることに変わりはありません。 本作については、町山氏の裏情報が満載のレヴューも興味深いですが、シネマサロンは、それとは別角度からのレヴューで楽しいです。早速のレヴューありがとうございました。
同じくエンディングに向かうシーンには嫌悪感がありましたが、それも監督の企みだろうなと思います。敢えてそれを想起させるような舞台と演出、監督の企みに乗せられて嫌悪感を生み出されてしまったとすると、その見事さに敬服いたします。
昨日は最後まで行くを観てからターを観ましたが、私にはターは刺さらなかったです。もう一度観たいというきっかけは、学生講義中に誰が撮影してたのかを見付けるためです。また、主人公は現在流行の同性愛者である必要あるのかな?ここ最近は、ハリウッドはほぼ同性愛者の世界という印象です。そのうち揺り戻しがあるとは思いますが。
主人公を女性の同性愛者にしたのは監督の企みでしょうね。被差別的立ち位置の主人公が差別的になるという構造を監督は敢えて必然だと思ったのかもしれません。
シネマサロンさん、いつも楽しい批評トークありがとうございます😊私にはこの映画を観た後にもう一度観ようの意思はわいて来ませんでした。薄暗い場面ばかりで物語がサラサラと綴られてるだけの感じで、何しろ主人公のセリフが多過ぎる映画にも思えますし、疲れるだけの映画が私の感想です。期待外れでした。
コメントありがとうございます!映画はご覧になった方のものなので、そういう感想もよく分かります!
ヴェネチアのコンペに出品されて最優秀女優賞を受賞していますね😊
情報ありがとうございます!
ブルージャスミンでのケイトブランシェットも最高でしたが。似通った系列なのかな…ぜひ観たいんですが都内でも意外と上映回は少ない印象。また来週になると減っちゃいそうなので何とか劇場にもぐりこみたい💦
是非劇場でご覧ください!
めっちゃ感動しました😢ネタバレ聞かずに見た方が絶対いい映画ですね笑ネタバレ知らなかったらラストシーンは泣いたかもしれません。観てるうちにだんだん昨今いろいろとスキャンダルに晒されてる著名人や選手の姿とか、仕事ミスったり、いろいろ仕事上でエキサイトとかした時の自分の姿なんかも重なって…イイ映画でした
今年の暫定No.1です。映画を観る喜びが凝縮されている作品でした。
おっしゃる通り映画を観る喜びに満ち溢れてましたね!
『TAR』私は期待が大きかったからかピンとこなかったです。。最初の貧乏ゆすりが怖い長回し(カメラの動線も凄いし、ピアノも弾く)、鏡や奥行きを使ったショット、細部への作り込み(音や映像にも遊びがあって面白い。)は凄い好きだなと思う一方で、最初の対談シーンでジェンダー映画として受け取ってしまったこともあり、ジェンダー映画としては1、2歩進み過ぎてるのかなと思いました。昨今の女性の権利を見直そうというフェーズの中で、女性監督が撮ると素晴らしいものも男性監督が撮ると権力を持った女性が凋落していくストーリーは、少し悪趣味かなと思いました。(真剣に再起しようとする姿へのラストも含めてどこか他人事のような一歩引いた視点の冷たさに私は引いてしまって、映画として刺さらなかったです。。)もちろん、最後の『モンスターハンター』には、権力の歪んだ行使に対する痛烈な皮肉がありながら、自分の内なるモンスターを倒して、新たに出発するという含意もあると思うのですが、それにしても素直じゃないというか、配慮やバランスが足りないというか、批評的傲慢さというか、エンタメ映画と割り切れる作りでもなかったので、後味の悪さが残ってしまいました。(エンタメとして割り切って観ていれば面白かったのかもしれません。)
絶賛の評が多いですが、みんながみんなが同じことを述べることには違和感を感じます。本作は総じて興味深い作品ではありますが、乗れないところもあります。あなたの率直な感想には共感を覚えます。
コメントありがとうございます!動画内でも竹内さんが言及されていますが、本作は映画ファンがマウント取りやすい作品ですね。映画は観た人のものなので面白くない、評価できないと感じる方がいらっしゃるのも当然です。また、同じく竹内さんが言及されているように監督は性格が悪いのかもしれません。作品を通してそれが嫌悪感として伝わるのかもしれませんね。
フォローコメントありがとうございます!おっしゃる通り同じベクトルだけのご意見に偏るのは健全ではないように思います。同じ作品でも捉え方は様々ですので素直な感想やご意見をいただけるのは大変ありがたいです。これからもシネマサロンが健全な意見交換の場となるよう、コメントやご指摘いただけますようお願いいたします!
引退の話が出てるけど どうなんですかね まだまだ見たいです
まだまだこれからですね!
作劇そのものが当代随一の天才指揮者リディアター氏の見たもの(見たいもの)で構成されてるので、信頼出来ない人物の話を最後まで信じることが出来ず、途中から「この不快な人物の話に付き合えない」と思ってしまいました。性的被害(そもそも前述したような構成なので何処までが事実なのか曖昧で判断しにくい)の告発に向き合わない加害者の視点で撮られたなので、的外れな指摘なのは理解出来ますが、やっぱり好きな映画ではありません。そのくせ、当人は自らのルーツである民俗学的な場所に立ち返って『レイジング・ブル』のジェイク・ラモッタのように「まだまだこれからだぜ」と言わんばかりに幕引きをはかるスタンスも嫌です。自分は『セッション』を分裂した狂気が一つに戻るまでの話として大好きなので、本作もター氏とクリスタの背景をイーブンに描いて貰えたら絶賛出来たなと今更ながら思います。
そういう嫌な感情を引き起こさせるのも監督と企みなんでしょうね。竹内おっしゃる通り性格がラ悪い人なのかもしれませんね💦
二人で出演してるのに竹内が話してる人を遮って鬱陶しい!
う〜ん。評論として…今ひとつ😢
コメントありがとうございます!本チャンネルでは映画を評論するというよりはプロデューサー目線で映画について語り合う、居酒屋トーク的な内容で収録しております。よろしければ、これからもシネマサロンをよろしくお願いいたします。
TAR / ター初めて「音」が怖いと感じられた映画でした。孤高でかなり豪腕の指揮者であり作曲家でもあるターが些細な音にも敏感であるのは その才能から分かります。また劇中で陥ってしまう閉塞感から不眠にもなり だからか さらなる幻覚や幻聴も生じるのでしょう。その要因ともなる彼女の性癖や同性愛者を本作ではかなり悪意的に描いています。本作は僕の印象では時系列の交差はないようですが、映画内世界の現実と幻覚は入り乱れているように思います。それがどこからなのか?と… 例えばチェリストの新人女性は現実なのか 幻覚なのか? 僕には突然消えてしまった中途のシーンやコンサートでの暴走以降の東南アジアへは幻想でしょう。そしてラストカットの意味することとは… と想像は果てしなく巡ります。あれはこのクラッシックの社会に代表されるような一見落ち着いて澄んではいても多様な観客(広義での人間のメタファー)の心情や邪さや業や欲望の具現化及び顕在化でしょうか。そう考えると冒頭のスマホの交信文面も主人公ターの人物紹介と共に現代社会ならではの具現化でした。本作をあのケイト・ブランシェットの怪演との括りだけでは理解が浅すぎます。またこれは笑い話だけれど僕はずっとケイト・ウィンスレットだと勘違いをしていて あの代表作の「タイタニック」と比べると肉体改造は凄いし顔つきや目つきまで違うなぁ〜と… 鑑賞中もずっと間違えていました(笑)だからか僕には今年の中ではとても余韻たなびく作品になっています。きっとしばらくは頭から離れませんね… アカデミー賞に選ばれなかったのが不思議なぐらいです。よくおっしゃるように会員全てが全作品を観ていないことやムードや風に流されて決まってゆく証左だとも思います。そして性的な映像表現が全く無かったこともあえて特筆できます。あとチラシのビジュアルも良いですね。決して表情は写さない、だけどこの作品の本質に迫っています。以上 長文でした。
長文コメントありがとうございます!様々な企みや仕掛けがあり、かつ敢えて説明的な台詞やシーンをつけていないところなど、何処までが現実で何処までが妄想、幻聴、夢なのか、全てが受け取る方次第で尚且つ、受け手が物語を構成することもできる見事な脚本と演出でした。考え出すと止まらない、映画の愉しみを強く感じさせてもらえる作品でした!
EO が面白くなかった私ですが、さすがに本作は面白かったです。もちろん内容が全て理解出来たわけではありませんが、観終わった後の満足感が半端なかったです。観た人の解釈任せだと思うのですが、2点気になった点がありました。1点目は向かいのおばあちゃんとおばさんの役割。何かのメタファーなんでしょうか。2点目はラストに近いシーンで、金魚鉢の中の女性を選ばせる店は、マッサージ店なのか性的なサービスを行う店なのか。酒匂さん、どう思われます?
性的マッサージ店で間違いないと思います竹内
あの女性の配置と並べ方は性的なサービス店で間違いないと思います。たまには竹内さんと意見が合いますね💦
お二方ともコメントありがとうございます。そうですよね。となるとですよ、風俗店を案内した人は単に間違えたのか、TARの性的な嗜好を感じ取ったのかという疑問がさらに湧きます。まぁあのシーンは自分の傲慢さを思い知り吐き気をもよおした事が言いたかったと思うのでどちらでも構いませんが。
後半1時間から、面白くなりましたね。サスペンス要素がヒートアップしてから、ターがどこまで落ちていくのかワクワクでした。ナイトメアアリーのドン底を想起して、というかケイトブランシェットも出てたので期待しちゃいました。まぁ期待は裏切られたものの、見応えのあるいい映画ですね。セクハラパワハラは故J氏とモンキー氏でトレンド右肩上がりです。少し甘美な映像を期待しましたが、少なかったので残念。個人的にはエブエブとホエールの方が痛快でした。
ターはセクシャリティ公言してるので、案内人も承知の上なのだと思います。
左側の男性わかっていない。監督の意図であえてエンドクレジットをなくして最初にもってきた。
天才ゆえの傲慢さとか孤高とか描かれていたと思いました。ケイト・ブランシェットでなければ成立しなかったかも知れませんね・・・・と同時に彼女の凄さで、途中までは没入して見ていたのですが、演奏に関する彼女の厳しさとかは当たり前でしょうが、学生?ですかバッハのジェンダーに関する論争の所は「うわ~~」でちょっと以降は冷めた目で見ていました。お二人の感想では差別に関するところは意図的に逆転させているような見方ですけれど、自分は日本好きなギレルモ・デル・トロ監督ですら香港を日本領と勘違いするようなので、最後の(Tさんいわく監督インタビューで日本舞台)なのがあの表現・・・どこのマッサージ屋さん???なのはハリウッドの監督の見識の無さだと思います。ジェンダー、人種を問題視するなら先にアジアに関する知識つけろよ的に・・・自分としてはあのパワハラ的な感じは真に迫っているだけあって不快感でネガティブに捉えてました。あと最後の酒匂さんの役作りが半端ないといったことは、日本と違ってそれだけギャラも違うし、映画の環境面が違うのでそれを言ってはですね、それいうなら橋本環奈だって『バイオレンスアクション』でちゃんとアクションやりますよwむしろ大したお金貰っていなくても日本の俳優は頑張っている人多いですよねじぇじぇ。
ハリウッドの役者さんは贅沢な環境下で十分時間をかけて役作りしますからね。おっしゃる通り日本の役者さんの中には限られた時間で追い込む方もいらっしゃいますね。ハリウッドその追い込みに健康面でのサポートも半端ないので総合力の賜物ですね!
二度度見たくない。
何この映画?さっぱりわからない。わかったふりできないよ。ひどいラスト。笑うしかない。セクハラのレズが落ちぶれる映画?タイの描き方もめちゃめちゃだし。最悪の一日でした。
シネマサロン様では絶賛一色でしたが、私は真逆で、年間ワーストに感じられました。
理解力が貧困な私には、お世辞にもこれを技巧的とは思えず、
何よりシネマサロン様は、これをロジカルでは無く、感覚的に面白いと感じられたのが決定的で、
私は、シネマサロン様と袂を分かたれてしまったような気持ちになりました。
映画は受け取る方それぞれのものですから、そういう事もありますね。
ただ、それがどの作品でもそうなるとは限らないところが映画の面白いところですね。
とにかくケイト・ブランシェットの演技にただただひれ伏す2時間半でした。
物語はターが転落していくまでが前半で、その過程としての描き方がほとんどサイコスリラー。特に「音」に対しての偏執的な描写が実に居心地が悪い。メトロノーム、冷蔵庫の動作音、幻聴のような叫び、廃墟で何かに追われる音など、そしてターに対しての告発から次第に精神的、社会的に追い詰められていき壊れて行く彼女の演技の圧倒的な緊張感がとても素晴らしかったです。
後半は転落したターが実家で昔テレビで見たバーンスタインの番組を見て、再度初心に帰り音楽に改めて向き合っていく再生の物語として私は捉えました。アジアのオケで指揮をすることを彼女の転落として、アジア蔑視(軽視)と批判する向きもあるようですが、再出発として、クラシックという権威のくびき(もしくは権威主義的な自分の価値観)から脱し純粋にオーケストラの指揮者として音楽に向き合う、そこにはクラシックもゲーム音楽も等価なのだということでのモンハンだったのかなと感じました。
アジアに行ってから音楽家としてまた人間として再生していく象徴的なシーンとして、ホテルでマッサージを依頼したら少女買春のところを紹介され、まるでオーケストラの演奏者たちのように並ぶ少女たちを見て、そこでたぶん彼女はかつて権力的な立場でハラスメントをしていた自分に気づき、そして嘔吐したのかなと思っています。
ただこれらは一度しか見ていない私の感想です。二度見ればまた違う感想を抱くかも知れません。そういった意味でもこの映画は素晴らしい傑作だと思いました。
サイコスリラー!まさしく!
エンタメとしてもよく出来てます!
文句なく本年度の映画でNo.1でした。最後、地獄の黙示録を出したのはTarが「ジャングルの王=ワニ=カーツ大佐」として再生するということかと。とにかくああいう環境になっても楽譜を読み込み、楽団員に指示をし、胸を張って出ていくTarがにしびれました。
それが「ドクターモローの島」ではないかとのご指摘もいただいております💦
5/16山形フォーラムで観てきました。スリラーのような語り口で芸術家の苦悩と現実が描かれていました。途中夢なのか現実なのか妄想なのかわからない描写があり、画だけでなく音もどれが真実かわからなくなり、彼女の精神状態がおかしくなっていく様が手に取るように感じられました。彼女のハラスメントも疑惑なのか真実なのかわからず、それでも地位が落ちていく様は現実にもあるものですね。ベルリンフィルの主任指揮者から東南アジアのモンスターハンターの催しの劇版の指揮まで落ちぶれても音楽に携わりたいという、音楽に魅入られた人物の物語としてとても素晴らしかったです。
ケイトブランシェットは指揮も自分でやりその録音がクラシックのレーベルからサウンドトラックとして発売されているそうです。
本筋ではないのですが川を船で行くシーンで、「地獄の黙示録」の落とし物としてワニがいるという話は本当なのか気になりました。
オルガを追いかけた辺りで登場する廃墟や、一瞬映る人間が燃えるシーンなどはタルコフスキーのノスタルジアの影響だと感じました。
タルコフスキー、アケルマンなどニヤリとするオマージュも堪能できますね。
ケイトブランシェットがインタビューで話してたように、ロールシャッハテストような作品。
主人公と同じ頃イギリスの音大を出ているバックグラウンドで観た感想。
※注ネタバレあり
冒頭の導入で主人公がインタビューで語る見解や講義で語る指導が、輝かしい賞歴を達成してきたアメリカ人指揮者ならば、いかにもな感じがリアル。
更にメインキャスト以外、企業名も団体も、会話内に出てくる人物名も実名など、クラシック音楽界の描写が、現実と絶妙に繋がっているので混乱しました。そしてケイト•ブランシェットの指揮やリハシーンも圧倒的な迫力で真に迫り、本当に実在するかのような徹底した作り込み。
視点としては、欧州視点という印象を受けました。脚本以外は全員欧州人というオーダーで作曲家もアイスランド人のヒドゥル・グドナドッティルにお願いしたという記事を読みました。
アメリカ人がクラシック音楽という欧州文化で地位を獲得する難しさや、アイロニー的描写もあり、米国アカデミーを取れなかったのはそういう事情もあるのかなと感じました。
※ベルリンフィルの常任指揮者に女性もまだいませんが、アメリカ人もいません。
酒匂Pの仰るように、私も主人公に対し、同情的に捉えました。ただ中身まんま男性な感じではなく、もうすこし、女性ならではの心情エッセンスがあれば更に深みがあったかなと、少し残念でした。
マラソン中のブレアウィッチは幻聴で、視覚的に似た場所にくると、過去観た映画の音が聴こえてしまってるのではないかと…想像しました。
個人的には同じ大学なので、ジャクリーヌ・デュ・プレが現代に蘇ったかのようなオルガが、うぉ〜!って…なりました。
オルガが、オーディション前トイレで、誰もが知る主人公をガン無視&挨拶なしに入って、主人公が驚いて思わず靴を確認するシーンが最高でした。
お立場からのコメント、興味深いです。共感するところ多いです。もっと聞きたいです。
イギリスの音大出身からのコメントありがとうございます!
とても興味深く拝読いたしました!
ロールシャッハテストは言い得て妙ですね。
この作品について語るだけで動画10本は取れそうです💦
@@cinemasalon
返信頂き有難う御座います。
映画館には何年も足を運んでいなかったのですが、シネマサロンさんの動画を拝見するようになって、また観に行くようになりました。これからも、楽しみにしております。
@@まるちゃん-l2y 有難うございます。
お言葉に甘えて、もう一つ日本人として、うぉ〜!と思った所。
「作曲者がまだ大阪を出発できてない」
大阪??日本じゃなくて?何故に都市名?と引っかかりを感じていると、最後モンハンで回収されるオチ(カプコン本社は大阪)
無茶苦茶疲れきってしまうので、2度目観たいけど、暫く勇気が出ないです…
解説を見まくっています。知識の有無や視点や解釈でほんとかわる映画でした。
コメントありがとうございます!
解説見まくりたくなるお気持ちよくわかります!
映画のサントラ盤がクラシックの名門レーベルのドイツ•グラモフォンから発売されていて、劇中にも登場したクラウディオ•アバドのマーラー交響曲第5番と同じようなデザインという凝ったものでした。実際にケイト•ブランシェットが指揮した第5番のリハーサルの模様も収録されていました。しかもAmazonで買うとLPレコードの紙ジャケットがオマケでついてきました。
サントラ盤情報ありがとうございます!
実在しない人物が実在している人物に思える映画でした。ジェンダー問題、ハラスメント問題、マイノリティー問題を主人公の環境と周辺から取り上げつつ、主人公の女性・レズビアンの指揮者が、クラシック業界の中で天才と呼ばれる実力でのしあがった頂点から、引き落とされる様を描く中で、各種の問題の抱える矛盾と、嫉妬や恨みによる冤罪、社会圧力の暴力のもつ影響なども考えさせてくれつつ、作曲と指揮のもつものと解釈の捉え方なども面白く、最後まで愉しませてもらった作品でした。主人公がもつ過去のトラウマ、指揮者としての真摯さと妥協しない音楽への姿勢、業界内の柵と処世術や配慮、私生活での欲と愛と驕り、そして、頂点からの転落と再生を描くシナリオは見事だなっと思いました。
謎めいた演出は、主人公の内面の出現とも捉えられる表現ともなっていましたね。
また、主人公を悪として捉えられることも、被害者として捉えることも可能な仕込みはお見事でした。
丁度、少し前に見返す機会のあったテレビアニメ「のだめカンタービレ」のミルヒーちゃんのこと思い出したりもしました。
オープニング
ruclips.net/video/JBHph4tSr-I/видео.html
マーラー 交響曲5番
ruclips.net/video/fuOmn3-lK9A/видео.html
エルガー チェロ協奏曲
ruclips.net/video/3J5G6xeMFms/видео.html
モンスターハンター
ruclips.net/video/PY82Lum3xAM/видео.html
エンディング
ruclips.net/video/ERAco7v1Jkw/видео.html
見事な創り上がりの作品でした。
関連動画のURLありがとうございます!
拝見いたします!
今のところ、今年のNo.1です。(1週間内に2回観ました😸)
最初から最後まで、ケイトに魅了されました。
アジアでの最後のシーンで、オーケストラの中のの1人の男性が、貧乏ゆすりしていたので
以前のターだったら無視する事出来なかったんだろうなと、アジアに来て変わったであろうターの今後、(映画の)続きを観たいと思いました。
細部まで練られた脚本と演出なので複数回の鑑賞に耐えられる創り上がりですね。
1週間に2回の鑑賞羨ましいです!
いくつか気になった点について、僕の解釈をコメントいたします。
25:50 廃墟に入っていったオルガについて
オルガはターに何かを仕掛けているわけではないと思います。
彼女はベルリンでのし上がるために、ターを利用しようとしたのではないでしょうか。
彼女は指揮台にいるターを上目遣いで見つめて、ターの気を引こうとしてい(るように見え)ました。
そしてターの懐に入って自分の得意曲をアピールし、ソロ決定をオーディションまで持ち込ませました。
そして見事ソロを勝ち取った時にははじけるように喜んでいます。彼女の画策が成功したのです。
ただ、ターには利用するために近づいたにすぎず、ターのことは基本的に信用していません。
あの廃墟で降りたのは、単に住所を知られたくないという意図があったのだと思います。
40:58 ジョギング中の悲鳴について
あれは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と全く同じ悲鳴を使っています。これは事実です。
あのシーンの直前、ターが1人で練習している部屋に、いるはずのない人影が映っています。おそらく自死したクリスタです。彼女が自死した直後と思われます。
あの悲鳴はおそらく「虫の知らせ」のようなもので、クリスタの死を察知したターが感じた恐怖を表現しているのではないでしょうか。
ターはEGOTです。つまり、映画音楽にも通底しています。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の悲鳴はターの中で「恐怖の音楽」として記憶されており、無意識レベルで察知したクリスタの死と共鳴して呼び起された彼女の幻聴ではないかと考察します。
42:40 メトロノームについて
このシーンについては色々考えられます。
・自死したクリスタが引き起こした心霊現象
・無意識レベルで察知したクリスタの死を受けて、ターが見た夢or幻覚
いずれにせよ、クリスタ絡みであると思われます。
このシーンから、本格的にターは時間(そして人生)のコントロールを失います。
非常に見応えのある映画でしたね。
僕はこの映画のことばかり考えて、1週間ぼーっとして過ごしてしまいましたw
何も興味深く拝読いたしました!
ここまで後を引きながらいろいろと作品について考えてしまう映画は稀有な存在ですね!
考察素晴らしいですね…
頷くばかりです
メトロノームの蓋の裏、子供部屋のおもちゃが形作る模様、他にも色んなところに昔、フィールドワークの対象であった原住民の模様が隠されていましたね
少し弄ったらヘレデタリーのようなホラー映画にも簡単に作り変えられそうなくらい不穏でした
めちゃくちゃ面白かったです
ほんとに面白い作でしたね!
堪らずつづけて3回鑑賞しました!
観るたびに脚本演出の上手さに唸らされ、次第にターが欠点含めて好きになります。
お気に入りポイントは数知れずですが、アコーディオンのシーンで画面の水平が微妙に斜めっていた表現には、精神の崩壊をさりげなくはっきり示されたようで射抜かれています。
3回鑑賞からのコメントありがとうございます!羨ましいです!
私もターがそれほど悪い人には感じませんでした💦
どこが?わかりません。
完全にヤラれました!傑作です。
観賞直後の印象としては、アロノフスキーの「ブラックスワン」、「マザー!」のようなダーク感。
頂点に登り詰めるために仮面を被り続けてきた主人公が、「ま坂」を転げ落ちていく…。みごとな展開に瞠目。
①テーマであるマーラー5番!作品中でも語られたように、作曲当時マーラーは妻アルマに夢中。しかし後にアルマは別の男性との愛に走り、マーラーは失意の中で死んでいく。②女性、レズビアン、非ユダヤ人といくつものハンディをはねのけて頂点に立つ。そこに至る過程でやはり多くの人を傷つけ、苦しめてきたことだろう…いつかその報いを受け入れなければ、という覚悟というか悟りのようなものもあったのか?③アパートの隣人が亡くなった時に狂ったようにアコーディオンを奏で歌う。あの歌と曲はブランシェットと監督との共作。アコーディオンといえば、ターの過去の写真にアコーディオンを抱えた姿が?
④幻聴、幻覚に悩まされ、不眠症に。精神的に異常をきたすのも当然か?
⑤ウイーンフィルも女性団員を受け入れたのは90年代後半。クラシック界でのジェンダーギャップはまだまだ根深い。
「あなたと私は違う人間だ!」ではなく「あなたと私は同じ人間だ😊」になっていって欲しい、と思います。
クラシック音楽界の状況を踏まえたコメントありがとうございます!
納得いたしました!
いやぁ…転落する様を見るのってなんでこんなに面白いんでしょうね
途中までは情報処理が追いつかなくて焦りましたが、なんとなく自分の中で処理でき始めた頃には、ある種の緊張感が堪らなかったですね。そして、ターが鬼の形相でオーケストラに乱入する場面は声出して笑いましたwそして鑑賞後はあれやこれやと考えるんですよね。2回目鑑賞したらまた違う景色が見えるかもですね。
私はエブエブは心底楽しかったのと、テーマが自分にぶっ刺さりましたが極めて爽やかな印象。ターは転落のカタルシスが面白かったし、気づいたら今作のことばかり考えてるし、ターの生霊に取り憑かれたように後まで残りますねぇ。
どちらも自分には傑作でしたけど、質が違う面白さでしたね。この数ヶ月でこんな体験ができるなんて…
人の不幸は蜜の味なんでしょうか💦
現時点での外国映画No.1です。
見る前の期待が大きいと肩すかしを食うことをこれまでに何度も経験しましたが、本作は見事に期待以上のものを見せてくれました。
映画としての面白さが凝縮していて、見る度に新しい発見がありそうです。
今週、もう一回見てきます!
おっしゃる通り映画の愉しみが凝縮された素晴らしい作品でした。
ブレアの件、言及していただき、ありがとうございます😭
実は、まだ本編は未見なので感想は書けませんが。近日中に鑑賞予定です。
コメント楽しみにお待ちしております!
内容が盛りだくさんすぎて、物語に入っていけず、終わってしました。
コメントありがとうございます!
確かに盛りだくさんで追いかけるのが大変でしたね💦
見たすぐ後は もっとケイトの指揮する姿 マーラーの5番聴きたいと 思ったのですが 日が経つにつれ 伏線が頭に浮かび 早くお二人の討論?聴きたかったです。ターが 実家に戻った時
意外と小さくて 普通の家で お兄さんらしき人も 音楽関係じゃなさそうなのでここから ターは のしあがったんだなぁと思いました。ニューヨークから 🗽タクシー🚕です 行ってた様な気がするのですが、、最後のアジアは フィリピンじゃないかと 思います。一緒に行った娘が フィリピン語専攻で フィリピン語じゃないって 言ってました。アコーデオンのシーンが 1番怖かったです😰
コメントありがとうございます!
最後のアジア何処なんでしょうね。
細部まで気になってしょうがないですね💦
フィリピンだと言われていますね。タガログ語では なかったそうです。
公開討論のシーンはターの人間性を伝えるのに効果的な演出でしたね。
一方、クラシックの知識が無い私には「この映画について行けるか?」と
不安を抱かされるシーンでもありました。
個人的には後半の転落シーンに時間掛けて欲しかったなぁと思いました。
同じく導入部分ではついていけるか不安でした💦
今思い返すと、あの尺の長さは観客を本作の世界観に誘うための監督の企みだと思っています。
今年観た中で、ホエールやイニシェリン島と並んで好みの作品でした。
構成・脚本もカットもマニアックに作り込まれてるなーって、ニヤニヤしながら観てました。
作品賞ノミネートなのに(作品として一定の評価されたのに)、主演女優賞を獲らなかったのはかなり不思議です。
ニヤニヤしてしまいますね!
アカデミー賞はその場の雰囲気で流される事が多いですからね💦
公開初日(12日)に、京都シネマのスクリーンで鑑賞し、堪能しました‼️🙌
で、今、この動画を視聴しているまでの9日間、全く他の新作🎦を鑑賞する気持ちが起こらず、鑑賞本数は、ゼロ😱
Tさんと同じく、『チタン』と同レベルの衝撃を受けました。クラシック音楽を殆ど聴かないのですが、ただでさえ権力構造が強固にありそうな業界の天才指揮者のお話なので、知らない世界を覗き見る下世話な視点でターの栄光と凋落ぶりを楽しみました。ほぼセリフがなく冷ややかな目でじっとターを見ている楽団員たちの表情が印象的。われこそが作曲家や音楽のことを一番理解しているとお互いに自負している超一流の演奏家と指揮者の関係ってこんなものなのでしょうかね。ターとメンターの老指揮者がカフェで話すシーンでも触れられていたかと思いますが、過去の偉大な指揮者たちもセクハラ・パワハラのエピソードは尽きなかったかと。彼らはそれでも伝説になれた世代ですが、SNSが普及した現代では誰も英雄になることを許されず、陳腐な存在として消費される様が最後のモンハン・ファンイベントのシーンともぴったりしました。
さまざまなテーマやモチーフのごった煮ですが、根幹にあるのは主人公の体力・知力・精力・社会性などが一斉に衰えていく恐怖感、要するに「中年の危機」を描いた映画だから視聴者の精神を抉ってくるのかなと愉しみながら観ました。
受け取り方や刺さるポイントは様々でしょうね。
冒頭から何もかも〝ター〟の世界
すべてが美しく粗野なモノは一切映らない
〝ター〟の苦悩を演じた
ケイト・ブランシェットの説得力も素晴らしく
劇中の対談(トークショー)はずっと聴いていたくなるほど・・・
美しい映画でした
音楽にも音楽界にも疎い私は
これが村上春樹小説であれば途中でiPhoneを取り出して曲のメロディを聴けるのに・・・と思いながら観ていましたw
最後になりますが
『Babylon』に続いてあのシーンが観れるなんて
ラストは酷かったです♪
無駄なものがない練り込まれた脚本と素晴らしい演技。映画の愉しみを堪能しました。
シピボ族関連の内容が沢山出てくるのに、彼女の内面にどう影響しているかが全く解らなかった。誰か教えて!です。
映画館で終わる前に3回目行ってきます〜
コメントありがとうございます!
同じくその点はわからないです。
あまり説明してないようにも思いますから、想像するしかないのかもしれませんね。
@@cinemasalon
返信ありがとうございます。
シピボ族が凄くKeyだっりしそうなのに謎です。あの映画を観てから、何故だが南方熊楠をもっと知りたくなったり、私の中ではTARの影響力半端ないです。
単純な成り上がり権力者の物語なのに、あれは何だろう?こうかな?と色々想像できる余地のある複雑な作り、
スキがなく、細かいディテールの作り上がりが見事でした!
でも、なんといっても、ケイト・ブランシェットが凄かった!
色んなところに監督の企みがあって、音響にしても、え?これは映画館のノイズ?映画の音響?と疑心暗鬼になることも。
地獄の黙示録のところ、セリフはマーロン・ブランドの映画と言っていたし、ワニって出てたかなあと気になって調べたら、
ドクターモローの島を指してるみたいですね。
船で川を登ってマーロン・ブランドときたらそりゃ地獄の黙示録と思うわけで、この辺も監督の意地悪な企みですね。
ターの受賞歴はアメリカの賞(EGOT)であり歴代指揮してきたオーケストラもアメリカ、
その中で掴んだ頂点をベルリンに持ってきている点も、
最後のアジアとあわせ、やはりクラシック音楽界のヒエラルキーを描いているんでしょうね。
バッハをキャンセルした学生をやり込めるところは、そうだそうだとターを支持して見ていたのですが、
その後どんどん家父長的でパワハラでセクハラな行状が描かれて、
自分の権威を崇める心も責められているようで、居心地悪くも面白かったです。
ええ〜「ドクターモローの島」なんですか💦
これは意地悪ですね💦
そうなんです!居心地悪くても映画は面白い!
最高〜に面白かったですよね‼️
面白いシーンもたくさん‼️
レビューを聞いて、再確認色々したいです。
あと数回観たいです‼️
アコーディオンのシーンいじめっ子に詰め寄るシーン強烈‼️
オヤジ化した、ケイトブランシェット最高でした‼️
本当に素晴らしい最高の作品でした!
なんかようわからんかったけど面白い映画だった
ドイツの建築やインテリア、ポルシェタイカンもかっこよかった。
タイカンカッコ良かったですね。
でも、エンジン音しない車は淋しいですね💦
音に敏感なターならではの車のチョイスかもしれませんね。
観てきました!
主人公がそれほど嫌悪感を感じるほど権威的や高圧的な描かれ方でなかったので、後半の落ち方に少し戸惑いました😅
考察サイトなど見て補完できたところもたくさんありました!
これを観てしまうと、ケイトブランシェットがオスカーにふさわしいと思いました😊
同じくアカデミー賞にふさわしい演技だと思いました!
二回観ました。もう一度、ケイト・ブランシェットを堪能したい、観たい、と感じてます。
コメントありがとうございます!
もし2回目で違ったものがみえたら是非コメントお寄せください!
TAR/ター、気になっております。これは、観ておいた方が良さそうですね。オーケストラの指揮という設定に非常に面白さを感じるので、観てきたいと思います。
ご鑑賞後コメントいただければ嬉しいです!
@@cinemasalon
昨日、観てきましたが、僕的にはイマイチ
だったかなーと。オーケストラ場面をもっと観たかったや、LGBTQやアジア諸国への転落問題など、今の時代で考えるべき
事を映画にしたのは良く分かるのですが、もっとシンプルに【セッション】の様な狂った指揮者と、オーケストラ内のバチバチのやり合いみたいなのを観たかったのが、
正直な感想です。100点なら55点。途中で何度も寝てしまいました。あと、2時間半オーバーは流石に長いとも思いました。
でも、好きな人は好きな作品だろうなとも
思いました。
コメントありがとうございます!
絶賛コメントが多いですが、今ひとつとの鑑賞後感の方も多そうです。
映画ファンに提起された手ごたえ十分の映画でした。3回観ましたが2回目で字幕を見ないように演技と演出と音に集中し凄さを改めて実感。
クラシック音楽ファンですが、とんでもない傑作です!ラストシーンの解釈は分かれていますが、複数回観れば、ターの単なる凋落ではなく、
むしろ暖かいポジティブなものであることが分かると思います。今年度No.1映画!
3回鑑賞andクラシック音楽ファンとしてのコメントありがとうございます!
コメント欄だけでお3回鑑賞お二人目ですね!羨ましいです!
めちゃくちゃおもしろかったです。お3人のお話に、いちいちそうそう!とうなずいていました。自分としては、ターはどこが悪いの?うちの師匠たちもあんなかんじでしたが、仕事でだまらせてました。セクハラも劇中では決定的な証拠はなく、むしろ若い子たちが勝手に近づいて利用しようとして見返りなかったから逆恨みしたとしか思えない。ターは被害者では?
ただ一点、後半の編集がぽんぽんと状況つないであるだけで、やっつけ?芸術?のすれすれでした。
コメントありがとうございます!
こういう徒弟的な世界はありましたよね。
今の世の中その辺も変化してるんでしょうか。
ただただケイト・ブランシェットを観るための映画でしたね。凄い面白い映画でした。
あとオープニングのテロップが、普段だったらエンドロールの最後になる方から出てきたので、これは普通では無い映画だなと思いながら観てました。案の定そうでした。
長回しのシーンも、ケイト・ブランシェットの演技、あとカメラワークが滑らかで、長回しと気付かない人もいるんじゃないかと思いました
これは「ドライブ・マイ・カー」のように繰り返し観ていくと気付くことがある映画だと思うので、来月あたりもう1回観に行こうかと思ってます。
因みに普段はTOHOシネマズの日比谷か日本橋、新宿で観るのですが、どういうわけかレイトが無かったり、レイトがあっても上映後には終電に乗れない時間だったので、珍しく池袋で観ました。ただ公開されてから3,4日しか経っていないのにパンフが完売していて買えませんでした。後日別の映画館で買えたんですが、観た人の多くが、説明の無い部分が知りたくて買っていったのかなという気がしました。
それだけインパクトはある作品だったんでしょう。
おっしゃる通り作品鑑賞後のお客様の反応でパンフレットの売り上げは大きく左右されますね。
本作を楽しまれた方がかなり多そうです!
竹内氏の自説の押し付けぶりに辟易した。酒匂氏の意見を全否定しながら、「見方が百通り、一千万通りあってもいい」とは自家撞着も甚だしい。
「キャロル」以来のケイト・ブランシェットさんのファンです。
当て書きされるだけあってすごい演技でした。いいものを(で)魅せてくれました。
これだから映画はやめられない。
おっしゃる通り、これだから映画はやめられない!
@@cinemasalon さま
ありがとうございます。
変な表現でした。すいません。フィリピンではないと言ってます。
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この動画を見て竹内さんが、トッドフィールドは相当性格の悪い人だと思うと仰ってたのは納得です。この動画で複眼的とも言ってましたがいろんなことを単純じゃなくいろんな解釈ができるように作ったのだと感じます。あのモンハンの最後のやつもそうでしょう。自分の中ではフェイバリットではないです。でも考えに考えられて作られた映画ではあると思います。
おっしゃる通り考えに考え抜かれて創られた作品だと思います!
TAR〜ある芸術家のいきさつ〜
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団における女性初の首席指揮者リディア・ターの物語。(ネタバレあり)
さすが、ケイト・ブランシェット、オーラが半端なかったです。あたかも、歴史上のマエストロを演じきっているようでした。しかし、フィクションなので実在感は微妙な感じでしたね。(フィクションという前情報なしで鑑賞したほうが良かったかも(汗))
リディア・ターは、皆が知るレズビアンですが、パートナーがいるにもかかわらず、次々と楽団や音楽院の女子に手をのばします。しかし、性的関係・強要があったというあからさま描写はほぼなし。 この辺りのモヤモヤ感の醸し出し方が絶妙です(汗)
(明かなパワハラは、クリスタについて「才能なし」のコメントを各所にメールしていたぐらい・・・)
権力者のセクハラを描いた映画としては、「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」「スキャンダル」があります。いずれも実際の事件を扱っていて加害者は男性。セクハラ行為もあからさま。それに比較すると本作の描写法とテイストは随分違いますね。
P.S.:
ターがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者というのは、フィクションですが、ベルリン・フィルはよく了承したなとは思います。(カラヤンなどの首席指揮者たちにセクハラの疑いがある旨のセリフがあり、それを暗に皮肉っているとも取れる内容なので(汗))
P.S.2:
ターがお気に入りのチェロ奏者のオルガに忘れ物を届けようと後を追って入ったアパートが廃墟で、そこで誰かに追いかけられて階段で転倒するシーン・・・。何のためのシーンか分かりませんでした(汗)(クリスタの亡霊に追いかけられていた?)
P.S.3:
冒頭のファーストクレディットと共に語られるプロローグの内容は何なのでしょうか? 字幕もありません。(言語は英語やドイツ語ではないですね。ひょっとしてマジャール(ハンガリー)語? (Tárはハンガリーの苗字。aにアクセント記号があります))
P.S.4:
リディア・ターがベルリン・フィルの楽団員に話しかけるとき、英語とドイツ語のチャンポンですが、なぜ?
ベルリン・フィルの団員は多国籍と思いますが、少なくとも音楽絡みでは、ドイツ語は問題なく聞き取れるはず(でないと仕事にならない)
うーん、観客が聞き取れるように英語で、そしてドイツの楽団の雰囲気を醸し出すためにドイツ語で、という演出かもしれません(ドイツ語のセリフに字幕がないのは、英語と内容がほぼ一緒のためでしょうか?)
ちなみに、ターが英語を勉強しているシーンがあるので英語ネイティブではない設定ですね。(ハンガリー人の設定? ちなみに、ハンガリー人はアジアにルーツのある民族で、これも意図がある?)
P.S.5:
終盤で、東南アジアの某国に出向きますが、娼家で少女を買うというのが納得できませんでした(汗)男性なら体を買うことで性欲を満足させることが出来るかもしれませんが、女性の場合、レズでも(心を伴わない)体を買おうとは思わないのでは?(少女たちとは言葉も通じないし)
うーん、ターは身体は女性でレズだが、心は実質的に粗野な男に通じるものがあると表現したかったのかなあ・・・。
ちなみに、「地獄の黙示録」の撮影地ということなので、フィリピンですね。(しかし、エンドロールには「東南アジア」としか記載しなくてぼかしている。これも不思議)
どうも「地獄の黙示録」ではなく、「ドクターモローの島」のようです。
これも錯誤をミスリードしている監督らしい演出かもしれませんね。
遅ればせながら今日鑑賞しました
ここのコメント達にある絶賛とは程遠い感想です、、、
無駄に思う、ノイズに感じられる演出が多かったように思えます。ブレアウィッチの悲鳴、冒頭じゃない方の貧乏ゆすりの演出、夜間の怪現象の意味、小人の出演などの記号的なLGBT、オマージュ
昨今分かりにくい映画がトレンドなんでしょうか、、、
後から調べて補完される映画が多くて辟易します、、、
分かりやすくしろとまでは言いませんが、ちゃんと映画内で補完してほしい、もったいない1本だと感じました
コメントありがとうございます!
一見分かりにくい創りの映画は昔からあるとは思いますが、昨今はSNSにより、謎解きや、あと講釈で盛り上がる風潮があるのは確かかなと思います。
映画内で補完して欲しいとのご意見も理解できますが、こればっかりは好みの問題もあるので、余白や考察が楽しいと絶賛される方も多くいらっしゃいますね。
確かに、百人百様の見方とか玉虫的な作品とかいう評価は分からないわけではありません。しかし、監督が世の中には色々の見方あるよ、と言いたいだけのために本作を作ったとも、絶頂にあった指揮者の転落劇だけを描きたかったとも、私には思えません。方向性としては、転落に加えて再生を描きたかったのだろうと愚考します。ケイト▪ブランシェットとニーナ▪ホスのインタビュー動画をみると、役者の立場からはそれらしいことが語られています。ただ、ターがモンハンの指揮をして終わるエンディングについては、それまでの複雑で重層的な演出▪脚本に比べて安易としか、私には感じられませんでした。ベルリンフィルの首席指揮者がモンハンを振るのがそんなに衝撃的なことなの?、恥辱なの?、クラシック至上主義者からの見下し?と少々白け気味になり、最後の最後で流れに乗れずに、映画が終わってしまった感じです。
マーラーの5番はその昔、インバル指揮の録音を聴いてマーラーに目覚めた想い出深い曲です。同曲が扱われていたことが本作を見る切っ掛けになりましたが、今後は同曲を聴く度に本作の場面がフラッシュバックしてトラウマになりそうで、ちょっと困ります。
それはともかく、繰り返し鑑賞してみたい作品であることに変わりはありません。
本作については、町山氏の裏情報が満載のレヴューも興味深いですが、シネマサロンは、それとは別角度からのレヴューで楽しいです。早速のレヴューありがとうございました。
同じくエンディングに向かうシーンには嫌悪感がありましたが、それも監督の企みだろうなと思います。敢えてそれを想起させるような舞台と演出、監督の企みに乗せられて嫌悪感を生み出されてしまったとすると、その見事さに敬服いたします。
昨日は最後まで行くを観てからターを観ましたが、私にはターは刺さらなかったです。
もう一度観たいというきっかけは、学生講義中に誰が撮影してたのかを見付けるためです。
また、主人公は現在流行の同性愛者である必要あるのかな?ここ最近は、ハリウッドはほぼ同性愛者の世界という印象です。そのうち揺り戻しがあるとは思いますが。
主人公を女性の同性愛者にしたのは監督の企みでしょうね。
被差別的立ち位置の主人公が差別的になるという構造を監督は敢えて必然だと思ったのかもしれません。
シネマサロンさん、いつも楽しい批評トークありがとうございます😊
私にはこの映画を観た後にもう一度観ようの意思はわいて来ませんでした。
薄暗い場面ばかりで物語がサラサラと綴られてるだけの感じで、何しろ主人公のセリフが多過ぎる映画にも思えますし、疲れるだけの映画が私の感想です。
期待外れでした。
コメントありがとうございます!
映画はご覧になった方のものなので、そういう感想もよく分かります!
ヴェネチアのコンペに出品されて最優秀女優賞を受賞していますね😊
情報ありがとうございます!
ブルージャスミンでのケイトブランシェットも最高でしたが。
似通った系列なのかな…
ぜひ観たいんですが都内でも意外と上映回は少ない印象。
また来週になると減っちゃいそうなので何とか劇場にもぐりこみたい💦
是非劇場でご覧ください!
めっちゃ感動しました😢
ネタバレ聞かずに見た方が絶対いい映画ですね笑
ネタバレ知らなかったらラストシーンは泣いたかもしれません。
観てるうちにだんだん昨今いろいろとスキャンダルに晒されてる著名人や選手の姿とか、仕事ミスったり、いろいろ仕事上でエキサイトとかした時の自分の姿なんかも重なって…
イイ映画でした
今年の暫定No.1です。映画を観る喜びが凝縮されている作品でした。
おっしゃる通り映画を
観る喜びに満ち溢れてましたね!
『TAR』私は期待が大きかったからかピンとこなかったです。。
最初の貧乏ゆすりが怖い長回し(カメラの動線も凄いし、ピアノも弾く)、鏡や奥行きを使ったショット、細部への作り込み(音や映像にも遊びがあって面白い。)は凄い好きだなと思う一方で、最初の対談シーンでジェンダー映画として受け取ってしまったこともあり、ジェンダー映画としては1、2歩進み過ぎてるのかなと思いました。
昨今の女性の権利を見直そうというフェーズの中で、女性監督が撮ると素晴らしいものも男性監督が撮ると権力を持った女性が凋落していくストーリーは、少し悪趣味かなと思いました。(真剣に再起しようとする姿へのラストも含めてどこか他人事のような一歩引いた視点の冷たさに私は引いてしまって、映画として刺さらなかったです。。)
もちろん、最後の『モンスターハンター』には、権力の歪んだ行使に対する痛烈な皮肉がありながら、自分の内なるモンスターを倒して、新たに出発するという含意もあると思うのですが、それにしても素直じゃないというか、配慮やバランスが足りないというか、批評的傲慢さというか、エンタメ映画と割り切れる作りでもなかったので、後味の悪さが残ってしまいました。
(エンタメとして割り切って観ていれば面白かったのかもしれません。)
絶賛の評が多いですが、みんながみんなが同じことを述べることには違和感を感じます。本作は総じて興味深い作品ではありますが、乗れないところもあります。あなたの率直な感想には共感を覚えます。
コメントありがとうございます!
動画内でも竹内さんが言及されていますが、本作は映画ファンがマウント取りやすい作品ですね。映画は観た人のものなので面白くない、評価できないと感じる方がいらっしゃるのも当然です。
また、同じく竹内さんが言及されているように監督は性格が悪いのかもしれません。
作品を通してそれが嫌悪感として伝わるのかもしれませんね。
フォローコメントありがとうございます!
おっしゃる通り同じベクトルだけのご意見に偏るのは健全ではないように思います。
同じ作品でも捉え方は様々ですので素直な感想やご意見をいただけるのは大変ありがたいです。
これからもシネマサロンが健全な意見交換の場となるよう、コメントやご指摘いただけますようお願いいたします!
引退の話が出てるけど どうなんですかね まだまだ見たいです
まだまだこれからですね!
作劇そのものが当代随一の天才指揮者リディアター氏の見たもの(見たいもの)で構成されてるので、信頼出来ない人物の話を最後まで信じることが出来ず、途中から「この不快な人物の話に付き合えない」と思ってしまいました。性的被害(そもそも前述したような構成なので何処までが事実なのか曖昧で判断しにくい)の告発に向き合わない加害者の視点で撮られたなので、的外れな指摘なのは理解出来ますが、やっぱり好きな映画ではありません。
そのくせ、当人は自らのルーツである民俗学的な場所に立ち返って『レイジング・ブル』のジェイク・ラモッタのように「まだまだこれからだぜ」と言わんばかりに幕引きをはかるスタンスも嫌です。
自分は『セッション』を分裂した狂気が一つに戻るまでの話として大好きなので、本作もター氏とクリスタの背景をイーブンに描いて貰えたら絶賛出来たなと今更ながら思います。
そういう嫌な感情を引き起こさせるのも監督と企みなんでしょうね。
竹内おっしゃる通り性格がラ悪い人なのかもしれませんね💦
二人で出演してるのに竹内が話してる人を遮って鬱陶しい!
う〜ん。評論として…今ひとつ😢
コメントありがとうございます!
本チャンネルでは映画を評論するというよりはプロデューサー目線で映画について語り合う、居酒屋トーク的な内容で収録しております。
よろしければ、これからもシネマサロンをよろしくお願いいたします。
TAR / ター
初めて「音」が怖いと感じられた映画でした。
孤高でかなり豪腕の指揮者であり作曲家でもあるターが些細な音にも敏感であるのは その才能から分かります。また劇中で陥ってしまう閉塞感から不眠にもなり だからか さらなる幻覚や幻聴も生じるのでしょう。
その要因ともなる彼女の性癖や同性愛者を本作ではかなり悪意的に描いています。
本作は僕の印象では時系列の交差はないようですが、映画内世界の現実と幻覚は入り乱れているように思います。それがどこからなのか?と…
例えばチェリストの新人女性は現実なのか 幻覚なのか? 僕には突然消えてしまった中途のシーンやコンサートでの暴走以降の東南アジアへは幻想でしょう。そしてラストカットの意味することとは… と想像は果てしなく巡ります。
あれはこのクラッシックの社会に代表されるような一見落ち着いて澄んではいても多様な観客(広義での人間のメタファー)の心情や邪さや業や欲望の具現化及び顕在化でしょうか。そう考えると冒頭のスマホの交信文面も主人公ターの人物紹介と共に現代社会ならではの具現化でした。
本作をあのケイト・ブランシェットの怪演との括りだけでは理解が浅すぎます。またこれは笑い話だけれど僕はずっとケイト・ウィンスレットだと勘違いをしていて あの代表作の「タイタニック」と比べると肉体改造は凄いし顔つきや目つきまで違うなぁ〜と… 鑑賞中もずっと間違えていました(笑)
だからか僕には今年の中ではとても余韻たなびく作品になっています。きっとしばらくは頭から離れませんね… アカデミー賞に選ばれなかったのが不思議なぐらいです。よくおっしゃるように会員全てが全作品を観ていないことやムードや風に流されて決まってゆく証左だとも思います。
そして性的な映像表現が全く無かったこともあえて特筆できます。
あとチラシのビジュアルも良いですね。決して表情は写さない、だけどこの作品の本質に迫っています。
以上 長文でした。
長文コメントありがとうございます!
様々な企みや仕掛けがあり、かつ敢えて説明的な台詞やシーンをつけていないところなど、何処までが現実で何処までが妄想、幻聴、夢なのか、全てが受け取る方次第で尚且つ、受け手が物語を構成することもできる見事な脚本と演出でした。
考え出すと止まらない、映画の愉しみを強く感じさせてもらえる作品でした!
EO が面白くなかった私ですが、さすがに本作は面白かったです。もちろん内容が全て理解出来たわけではありませんが、観終わった後の満足感が半端なかったです。
観た人の解釈任せだと思うのですが、2点気になった点がありました。1点目は向かいのおばあちゃんとおばさんの役割。何かのメタファーなんでしょうか。2点目はラストに近いシーンで、金魚鉢の中の女性を選ばせる店は、マッサージ店なのか性的なサービスを行う店なのか。
酒匂さん、どう思われます?
性的マッサージ店で間違いないと思います
竹内
あの女性の配置と並べ方は性的なサービス店で間違いないと思います。
たまには竹内さんと意見が合いますね💦
お二方ともコメントありがとうございます。そうですよね。となるとですよ、風俗店を案内した人は単に間違えたのか、TARの性的な嗜好を感じ取ったのかという疑問がさらに湧きます。
まぁあのシーンは自分の傲慢さを思い知り吐き気をもよおした事が言いたかったと思うのでどちらでも構いませんが。
後半1時間から、面白くなりましたね。
サスペンス要素がヒートアップしてから、ターがどこまで落ちていくのかワクワクでした。
ナイトメアアリーのドン底を想起して、というかケイトブランシェットも出てたので期待しちゃいました。
まぁ期待は裏切られたものの、見応えのあるいい映画ですね。
セクハラパワハラは故J氏とモンキー氏でトレンド右肩上がりです。
少し甘美な映像を期待しましたが、少なかったので残念。
個人的にはエブエブとホエールの方が痛快でした。
ターはセクシャリティ公言してるので、案内人も承知の上なのだと思います。
左側の男性わかっていない。監督の意図であえてエンドクレジットをなくして最初にもってきた。
天才ゆえの傲慢さとか孤高とか描かれていたと思いました。ケイト・ブランシェットでなければ成立しなかった
かも知れませんね・・・・と同時に彼女の凄さで、途中までは没入して見ていたのですが、演奏に関する彼女の
厳しさとかは当たり前でしょうが、学生?ですかバッハのジェンダーに関する論争の所は「うわ~~」でちょっと
以降は冷めた目で見ていました。お二人の感想では差別に関するところは意図的に逆転させているような見方ですけれど、
自分は日本好きなギレルモ・デル・トロ監督ですら香港を日本領と勘違いするようなので、
最後の(Tさんいわく監督インタビューで日本舞台)なのがあの表現・・・どこのマッサージ屋さん???なのは
ハリウッドの監督の見識の無さだと思います。ジェンダー、人種を問題視するなら先にアジアに関する知識つけろよ的に・・・
自分としてはあのパワハラ的な感じは真に迫っているだけあって不快感でネガティブに捉えてました。
あと最後の酒匂さんの役作りが半端ないといったことは、日本と違ってそれだけギャラも違うし、映画の環境面が違うので
それを言ってはですね、それいうなら橋本環奈だって『バイオレンスアクション』でちゃんとアクションやりますよw
むしろ大したお金貰っていなくても日本の俳優は頑張っている人多いですよねじぇじぇ。
ハリウッドの役者さんは贅沢な環境下で十分時間をかけて役作りしますからね。
おっしゃる通り日本の役者さんの中には限られた時間で追い込む方もいらっしゃいますね。
ハリウッドその追い込みに健康面でのサポートも半端ないので総合力の賜物ですね!
二度度見たくない。
何この映画?さっぱりわからない。わかったふりできないよ。ひどいラスト。笑うしかない。セクハラのレズが落ちぶれる映画?タイの描き方もめちゃめちゃだし。最悪の一日でした。