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【補足】3:45 ここで例えとしてペンギンを「未知の動物」と扱って実験の紹介をしていますが、実際に今井先生、針生先生が行った実験はこんな感じでした。ペンギン(=既知の動物)のことをネケと名付けると、固有名として解釈することが多かった。謎の生物のぬいぐるみを提示してネケと名付けると、その動物のカテゴリー名と解釈することが多かった。ペンギンを例えに使ったことで、かえってわかりづらくなる上正確性を欠く表現になってしまいました。すみません!
それはそれでめちゃくちゃ面白い。バイアスも第二優先があるということですね。
三角形を具体例に出した素材の話で一点疑問に思ったんですけど、ここで仮にジェル状の四角形をジェル状のペンギン(その他の図形以外のもの)に入れ替えたら赤ちゃんは粘土状の三角形を「ルチ」として選びそうだと直感的に思ったのですが、この場合はどうなるのでしょうか…。 私の仮説ですが、赤ちゃんは必ずしも単語の意味の解釈に際して形と素材に絶対的な優先順位を付けているわけではなく。あるものと、それとは区別されるものの情報の差に着目して、相対的に単語の意味を解釈しているのではないでしょうか。 つまり、ジェル状の三角形、ジェル状の四角形、粘土状の三角形を見せられた時、図形の形よりも"素材"の方が、それぞれをカテゴライズするのに決定的な要素だと判断したからジェル状のものを「ルチ」として解釈したのであって、仮にジェル状の三角形、ジェル状のペンギン、粘土状の三角形を見せられた場合は、"形"がカテゴライズする決定的な要素と判断して三角形のものを「ルチ」と解釈するのではないかということです。
補足助かります。自分の(習得できたとは言えない)第二言語習得の認知と合致していて凄く興味深いお話でした。
30:05 水野さん「この動画が好評だったら、動詞・形容詞の動画もやる」リスナー「やれ(食い気味)」水野さん「はい…」
好評だったら = 準備を初めていますだというバイアスで理解している。
リスナーに総じてかかってるバイアスですね
今だから言えますが、動詞は生成文法で回収してきてますし、なんならその手前の音声も回収してきますからね。ちゃんとリサーチする水野さんもすごいですし、アウトリーチに積極的な監修の先生方に感謝です。
2歳半の弊演算師は、「アリエル」=髪の長いドレスの女性、「ジャスミン」=腹部が見えてる人という認識でした。自身の興味がある車に対しては階層分けが得意なようで「マックイーン」はすぐに固有名詞だと判断しており、"興味のない分野の物は一旦大きく捉える"のだなぁと思っていたのが事物カテゴリーバイアスだとわかりすっきりしました!
わー、良い観察と考察ですね。震えました。
昔の親もゲームは全てファミコンだったな
確かにデジタルからかけ離れた親は動画をニコニコもティックトックもゆーちゅーぶって呼んでるわ
日本人にとって、すし屋の湯のみに書いてある魚の名前ですね。年齢(?)によって名前が違う出世魚というものまでありますし。
ここまで弊演算師に誰もつっこんでいない恐怖
自分の子供を育てる時に、「わんわん」を教えて「他の犬のイラストもわんわんだと教えるにはどうしらいいんだろう?犬の特徴をどうやって伝えたらいいんだろう?」と本気で不安になっていました。そのあと子供が他のイラストを見て「わんわん」とちゃんと言ってるときにほんと不思議に思ったのを思い出しました。
イイハナシダナー
実は自分もそうだったという追体験をご自身で得られる機会は貴重だと思います。その思い出をどんどん遺して、お子さんに恥ずかしい思いをさせましょうw恐らく皆さんの宝物になると思います。
可算名詞と不可算名詞、すごく腑に落ちました。“I like dog.”が犬肉好きを、“I like dogs.”が種としての犬好きを意味する。うっかり前者を言ってしまうとドン引きされてしまう…というあるあるクリシェがあります。そのこころは、前者が素材・材質としての数えられない「肉」、後者は個としての数えられる「犬そのもの」を指している、ということですね。
一歳四ヶ月の赤さんがいます。日々言語習得する様を見てると、この番組のおかげで、ものすごい処理がこの小さい頭で繰り広げられてると思うと胸熱です。もう少ししたらニケ実験してみます。
できれば、架空の名称でなく本来の固有名詞又はグループを指す名称でやってあげてください。赤ちゃんの頃の記憶が、何も残らないと思い込むのは間違いだし、毎日膨大な情報を勉強してる中で、故意に嘘を教えられたと思ったら本人は結構嫌なものだし、嘘を付く人だと思われたら今後の言語学習の支障となる可能性があります。
固有名詞を与えられるとカテゴリーだと思ってしまうこと大人でもよくあるスマホのこと全部「iPhone」って言うとかコンビニのこと全部「ローソン」って言うとかそのカテゴリーが社会に普及したばかりの頃によくある
昭和のオカンがゲーム機を全てファミコンと呼ぶ現象か
塾講師です。「形を優先しなくていいというマーカーが不可算名詞」(23:45)とのこと、大変明快であり目から鱗が落ちる思いでした。不可算名詞の定義について、以前から私は「ひとつの〇〇という表現への認識にばらつきが生じ得るもの」と教えてきました。不定形のものに限らず "cake"や"fish"なども不可算名詞である、という点はこの極めて冗長かつ煩雑な表現でカバーしてきたのですが…。この一言で全て説明がつきますね…。今後はドヤ顔でこう披露していこうと思います!
ちなみにfishは不可算名詞ではありません。単複同型の名詞です(魚肉としてのfishは不可算名詞です)。なので、Fish are〜とかthree fishみたいな表現はします。
最初に可算名詞不可算名詞について振っておいて、中盤で形バイアスの話で先行刺激を与えることで次のジェル(ルチ)の問題を誤答させて、更にその誤答を逆手に取ることで可算名詞不可算名詞の話を劇的に回収する構成、台本として最高でしょ
完全に同意
あーだからか!と思い出した、過去に遭遇した赤様・馬を「おっきいわんわん」と呼ぶ赤様・目がきれいで髪が黒い女性を全て「しずかちゃん」と呼ぶ赤様
自転車を見て「くもぉ」と呼ぶ4歳様
@@goose_clues くもぉ??いかんなそちらの4歳様と世界を共有できてないわ…orz
@@pc_1330 虫の蜘蛛かな?蜘蛛の巣の張り方を考えると、自転車の車輪を見てそう思ってもおかしくないかも。蜘蛛を巣を含めて、くもぉと認識してるのかな。
形バイアス、ものすごく覚えがあります。ボードゲームのデザインに関わったことがあるのですが、デザインの世界では「同じ形のものは同じ役割」という鉄則があります。特に幼児向けのゲームだと、幼児は色や質感よりも形が同じものを同じグループだと認識する傾向が強くあります。
そう考えると、アンパンマンは理にかなってるのかアンパンマン側→様々なパンの連合軍バイキンマン側→角(触角?)の数は違うがデザインは近い
ジャムおじさんがアンパンマンに似通ったフォルムをしているのもアンパンマン側連合の一員であることを明確にしている気がします。
「ネケちょうだい」って言われてコウテンペンギン渡して「もっとある?」って言われ時点で、「あ、やべ、違った」ってリアルタイムで修正してる可能性もありそう
あぁ、顔色うかがう子供だったわ…親優しかったのに…
同種のぬいぐるみを複数用意したら判別できそう
最初は固有名詞として理解してるけど、追加で聞かれたからカテゴリーを広げたんじゃね?と僕も思いましたけど、お父さんが写った写真を見せてパパだよと教えたら、あらゆる写真を全部パパと呼び出したなど、教えたものとは違うものも同じ名前で呼ぶという現象から、赤様が最初にする解釈はある程度広いカテゴリーであると思い直しました
めっちゃ思ったわそれ
ネケの話で、2歳下の妹がトラを見てもチーターを見ても「ライオン」と呼んでいてバカだなぁと思っていたことを思い出します。当時妹はネコ科の動物を直感(観)的に判断していたんだなぁと約20年ぶりに感心しました。
任意のポケモンの絵を見たときにお母さんが「ピカチュウ」と称するという問題が広く知られていますが、このとき、お母さんは事前知識が無いので赤ちゃんの時のバイアスを動員して「ピカチュウ」という語を解釈しようとしたってことですね
ガンダムあるある?
子供の頃ピカソの絵を初めて見て「これピカソの絵」って言われたとき、「この顔を切られたピザみたいに書く絵柄全般」のことをピカソって言うのかと思ったら人の名前だった
更新うれしくて赤ちゃんになりそう
ミズにゃんケンケンにばぶみが深い
キャッキャッ
バブ言語学ラジオ
逆に「野生のペンギンは『二足歩行してるからこいつらはデカいペンギン』という認識を人間に対して持つので警戒しない」という話を思い出した。
そういえば二足歩行してるのは鳥しかないのね
歩行の距離にも違いがあるのでは?
その一方、何故か猫は自分と違う二足歩行なのに人間をでかい猫と思うらしい。認知っておもろい。
21:10 水野さんからの返答で「自分の推測が間違ってる」とわかった途端、台本ブレーカーにならないと安心して持論を流暢に解説しはじめる堀本さん好き
カテゴリーとして単語を解釈するという話。自分は子供の頃“牡蠣フライ”のことを“牡蠣のエビフライ”と言って親に笑われてました 笑
「人間が赤ちゃんの時から持っているバイアスがある」っていうのが本当に面白い最新の量子力学などの分野で「どんなに頑張っても、波動関数を直観的に納得できない」とか「時間が流れているという認識自体が思い込みなのでは?」とか、言われている事を思い出した人間は、まっさらな状態で世界を見ることができなくて、そのせいで見えなくなっている事がたくさんあるのかもしれない
量子論というか素粒子物理学の世界ではT対称性のやぶれという現象が確認されており簡単に言うと「時間の流れは、ありまぁす!」
@@yotta11そうなのかあ
15歳年下の妹がいるサンプル1です。ミニチュアダックスフントとゴールデンレトリバーしか見ていない時、犬のことをワンワンと彼女は読んでいましたが、初めて見たシュナウザーもプードルもワンワンとちゃんと呼びました。他の動物をワンワンと呼んだのはアライグマを見た時くらいだと思います。
予備知識ないとそこは大人でも意外と難しい気がするwマミ、とか狸とかアナグマとか、日本語ってあのサイズの動物の呼び分け、結構流動的で大雑把な気がする。そりゃまた別の話かな…?
堀元さんの多義語が許せなかった話で、自分は「適当」という単語に「適切」と「いい加減(何でも良い)」の両方の意味があることにムカついた記憶があります問題文の「適当なものを選びなさい」は何選んでもいいのかよって子供の頃思ってました
これは全日本人通るでしょ
いい加減の意味がいい加減じゃないのかなりいい加減だと思う
「いい加減」「いいかげん」と書くと「大事な事がわかっていない、信頼できない」と感じますが、「良い加減」と書くと「加減の具合をわかってる出来るやつ」「いい塩梅」と思えます。その意味で「いい加減」にも「適当」と同様の両義性があると感じます。
逆に「いい塩梅」にはその両義性が無い(「塩梅はどうでもいい。テキトーでイイカゲン」の意味が無い)のが興味深いです。
赤ちゃんとか子供が苦手でどちらかと言えば嫌いだったんですが、ゆる言語さんのお陰で赤さまを敬う気持ちでいっぱいになりました。素敵な知恵をありがとう
内容はもちろんですが、何よりも堀本さんと水野さんがすっごく楽しそうなのが世界を平和にしている気がします。動詞と形容詞もぜひぜひお願いします!
形容詞の括りと言えば、言語間の差って本当に面白いですよね。番組内にあった「高い」の例以外、「きれい」という言葉は清潔の様、美しい様と両方の意味を持つこと、日本語学習の初期に大きな戸惑いを覚えた記憶があります。私の母語では、清潔と美しいは、イメージが程遠く、同じ括りになるのは違和感が大きすぎる思ったからです。物事への感覚は、母語からの影響が大きいんだなと、本回を聞いて改めて思いました。分ける必要があるから単語が生まれ、分ける必要がない/なくなったら単語で分けない…反芻して堀本さんと同じく、単語ってすごい!!ってなりました。
わー、興味深い例が知れて面白いです。ちなみに何語なのでしょう?
おかん一般がゲーム一般をファミコンやらピコピコやらとひと括りで呼んでたのは逆に高度な推論だったのか
おかんの思うファミコンの概念が、自分は名詞の範疇で勘違いしてるものだと思ってたけど、それが謎になってきた。「ファミコン隠すよ」って会話できる段階では名詞だと認識してるとおもうが、そもそもスタート時に動詞か形容詞だと思った事例ありそう。
ファミコンという商標名が、ゲーム機という一般名詞で括られて考えられてしまったんですね。こういう事例探せばいくらでもありそうですね。●テトラポット(波消しブロック)●ホッチキス(ステープラー)●ジッパー(ファスナー)●ウォークマン(携帯音楽プレイヤー)●エレクトーン(電子オルガン)●バンドエイド(絆創膏)などなど
ネケ実験にご協力くださった赤さん、後で「これはペンギンって言うんだよ」って本当の名詞を教わった時に、「なんで複数の単語で言い表すんだよ!相互排他性バイアスに反する!」ってお怒りにならなかっただろうか。
子供の推察能力高すぎますね。自分の中で「7歳までは神の子」という言葉がすごく真実味を得てきています。今回も面白いです。
7歳以降は最適化されてて、それが当然だと思っちゃうからあれだけど子供でも青年でも老人でも充分推察力高いですよ。赤様はその最適化のための前段階として共通認識の無い中でだからよりすごいですけど。
@@shingoy.5428 バイアスがある・ないもそれぞれ利点・欠点の両方になり得るんでしょうね。深い話だと思います。
@@yawara-y1b 新人が使えないのはバイアスの不足だし老害の頭が固いのはバイアスが過剰だしバイアスが問題になるのはそれでうまくいかない時や問題点に気付けない時で多くの場面ではバイアスがあるからうまくいってるんですよね。そう思うとバイアスかわいそうに思えきました。うまくいっても気にされない、うまくいかないと責任追及。。。お辛い。。。。
7歳までは神の子というのは、子供の死亡率が高かったことから生まれた言葉だと思っていました。そういう捉え方は面白いですね。
@@YT-ey3eb 知識が増えると同じ言葉でも広がりが感じられるなぁ、と思ったのが今回のお話でした。
動詞、形容詞もぜひお願いします!!!赤さま凄すぎ・・・
発達心理学で、「子どもが字を覚える時、鳩が一番易しくて、次が鳥、一番難しいのは九です。」と話されたのを思い出しました。その先生は、障害児の知能指数を上げ、社会適応能力を伸ばす研究をしていました。この動画で、先生の言ってた事てこれだったのかーと納得しました。有り難うございました。
堀元さんの赤様への信頼がどんどん高まっている
家族も知り合いもぼくが育ててる多肉植物を「何ていうサボテン?」って言うのはアメリカを外国だと思っていた話と同じやったんか…納得した
まさに現在、語彙爆発してる赤様を育てている身としては、非常に面白い内容でした。うちの赤様でバイアスを検証してみます。
子育て頑張ってください
そういえば小さな子どもの頃、ジュンちゃんというのが兄のことで、ケイコちゃんというのは姉のことだと友達と共有できてないコトに小さく愕然とした記憶がある。他所では兄はジュンちゃんじゃないんだ…と。
形バイアスがそのまま反映してるのが可算名詞と不可算名詞・・・こんなすっきりしたの凄い・・・
うちにちょうど2歳3ヶ月の息子がいるのですが、サイズ・素材・デフォルメ度合いの違う2つの「ポッチャマ」のぬいぐるみを両方とも「ポッチャマ」として認識しています。また、そこに「ピカチュウ」を足して「ポケモン」としての括りも把握している様です。さらにそれ以外の「犬」等の動物が含まれていると「ぬいぐるみ」として認識しています。恐怖を覚えます。
小学校のとき、奈良の若草山に遠足に行きました。金髪で青い目の観光客を見て、みんなが「わーっ、アメリカ人、アメリカ人っ」と騒ぎ始めたのを、先生が「外国の人はアメリカ人ばっかりじゃないですよ」と嗜めて下さったのを思い出しました(笑)
これすごく分かります。私が子どもの頃も金髪の白人をアメリカ人って呼ぶの普通にありました。
動詞、形容詞のお話何時間でも聴きたいっ(迫真)
こうしてサポーターコミニュティに誘導するのですね。分かります。
5:25揚げ足を取った蘊蓄クリシェ放り込んでで申し訳ありませんがNIKEのロゴはスウィッシュではなくスウッシュ(swoosh)です。スニーカーの界隈では時々スウォッシュと読まれることもあり、ある程度その読み方も市民権を得ている感じはありますが、公式の表記はスウッシュで統一されています。スウィッシュは途方もなく間違っていらっしゃいます。
完全に間違えて覚えてました。ありがとうございます。
左の人がめちゃくちゃ噛み砕いて説明してくれるのが凄くありがたい。
2歳の息子は、寒天で作った星形も三角形もハート形も全部「カンテン」と呼んでます。まさに素材で区別できてる!
動詞と形容詞の話も聞きたいです!!!
うちの娘はあまり名前の聞かないタルボサウルスもアロサウルスもカルタノサウルスもゴジラもティラノサウルスと呼びますが、良く名前を聞くブラキオサウルスやウルトラサウルスやディプロドクスは全部「くび」と呼んでます恐竜と動物のカテゴライズも完璧なのも驚きました
前の前の回で、1歳ごろには母語の音素の取捨選択が出来上がるようになって、母語の音感が身につくと言う話があったけど、多言語環境のうちの子たちは、ひとつひとついちいち教えなくてもどういう音感の単語がどの言語に属する語彙なのか感覚的にわかってきているみたい。新しい単語を聞くと、他の言語ではどう言うのか気になるみたい。ある概念に複数の呼び方があることを理解できるようになるのもすごいことだけど、それぞれの言語で違う呼び方があることを教えていないのに理解しているのもすごい。ちなみにまだ1歳ちょっとの下の子は、可愛らしい動物を見ると「ぽ・ばー」(Poller Bear)と言う。シロクマに一番反応はしているけど、かわいいなあって感動したらシロクマでなくても「ぽ・ばー」。これがどうカテゴリ認識して変化していくか観察してみよう。
mozhi gengoさんの赤様たちは、自分が多言語環境にいることを どう察知したのでしょうか?メチャメチャ気になってきました。お父さんはA言語、お母さんはB言語で話しかけてくるなあ、みたいな状況を何らかの方法で認識したんでしょうね。頭良いなあ。
うわー。すごく面白い観察です、興味深い。それぞれの言語が、別のレイヤー、別のシステム、ていう認識を持ててるのですね。
外国語環境で暮らす幼児に、日本語習得を補助しながら、日本語で保育をすることを仕事にしています。本当に勉強になります。ぜひ動詞、形容詞も取り扱って下さい。ご紹介いただいている本も、読んでみます!!
小学生のころ漢字の「田」を習った直後、自分の名前(仮に田中太郎)を「田なか 田ろう」と、嬉々として書いた覚えがあります。親に違うよと教えられてもいまいち納得できなかったです。「た」と読む漢字は1つしかない! という相互排他性バイアスが働いたんですね!
小学一年生くらいの頃に「何々しました」を「しま下」って日記に書いたことあったけどこれも相互排他性バイアスだったのか!
18:00小学生の頃「直角」と「垂直」で全く同様の不満をもって、納得いく説明がもらえなくてもやもやしてたのを思い出してめちゃめちゃ親近感
私は「線引き」「定規」「ものさし」に不満を持っていました。算数を学ぶのはバイアスを壊すためにとても大切なのかもしれないですね。
なんか直角はL字で垂直はT字を想像しちゃう
同じ形だけど、直角は「角」を、垂直は「線」を表しているのかな?やまぎは、やまのはの違いと同じでは無いかな、と。
私も、似た(または同じ)意味で違った呼び方をする言葉はただ単に名称が複数あるという訳ではなくて、その事象のどんな面を言い表わすかによって呼び方が変わるのだと考えています。つまり、カテゴリの識別レベルを細かくすると違う意味・ことを指すが、カテゴリが基礎レベルに近くなるほど指す意味・ことが大雑把になり、「同じなのになぜいくつも名前があるのか」という疑問が生じてしまうのではと。直角と垂直の例でいうと、確かに小学算数というカテゴリの中では同じ意味になってしまうけど、意味を細かいレベルで見ると直角は「角度が90°であること」で垂直は「平らな面(線)に対して直角であること」と少し意味する範囲が違ってきます。Lは直角だけど垂直ではない、Tは直角だし垂直、もう少し似た言葉を増やすと、+は直交と言って垂直に線が交わってできていてその中に直角も見つけられる…などなど。カテゴリ認識ってすごい!
@@ルヴェリエ あー確かにそういう面はあるのかも!
正直赤ちゃんの回は助数詞ーズハイだった面白さ超えた感ある!1番面白い!動詞と形容詞もやってほしいです〜
まさに同じ事を思いました。助数詞回も脳内アドレナリン出まくってましたけども、赤様回もそれ以上にアドレナリン出ている感じがします。何時間でも聞ける気がします
形の類似性というのは、すごく納得しました。生物の例で言うと、四字熟語で「鳥獣虫魚」というのがありますが、赤さんが生物を分類するときは、おおむねこの四択で捉えているのではと感じました。ぜひ、ペンギンとライオンではなく、イルカとマグロを並べてどうなるかを検証してみたいところですね。イルカは古代では「魚」ととらえられており、これが生物学発達以前の人間の直観に基づいた分類であるとすれば、赤さんによる分類でもイルカはマグロと同様のくくりと認識するような気がします。
今回面白かったです!是非、動詞、形容詞の話も聞きたいです!!
久しぶりにこのチャンネルを拝見。この二人は、お互いに会話するごとにエンドルフィンを出し合っている。酒飲んで話しているようで楽しくて、こっちまで幸せな気分になれる。羨ましいね。
自分が小学生のころ、似ているものを一個の言葉で括って説明してしまうのが嫌いだったことを思い出しました。ロッキングチェアを椅子と呼んでいる人に「それはロッキングチェアであって椅子とまとめて呼ぶのはどうなのか」みたいに言いたくなってました。なので「ウザい」とか「キモい」とか「責任」というような単語を普通に使えるようになるのに小学校高学年までかかった記憶があります。ちなみにウルトラマンを初代とか帰マンとかゾフィーとか完璧に分けるタイプでした。
形容詞、特に感情を表す単語をどうやって習得するのかに興味があるので続編を待ちたいです。
動詞・形容詞の回も聞きたいです!それと外国のところですが、むしろぼくは外国を固有名詞としてとらえてました。「え?『外国』っていう国ないの?」と知ったときの衝撃は忘れられません。
「中国」や「韓国」があるんだから「外国」もあっていいと思っちゃいますよね~かしこ!
11:30たしかに子供のころ、外国人と聞いて、漏れなく金髪で青い目のお姉さんを思い浮かべていた笑韓国人も中国人も、日本から見れば外国人なのに😂
可算名詞と不可算名詞の違い、目からウロコでした!動詞も形容詞も形容動詞も副詞も助動詞も助詞も感嘆詞も全部聞きたいです!
子供の覚える名詞≒一般名詞というのは非常になっとくのできる話でしたし、子供が5歳くらいになって物心が付いた頃から自我が芽生えるのと同時期に、仮面ライダーやプリキュアの正確な名前を覚えられない父親に毒づいたりするようになるような成長ととてもリンクしている気がしますね。その頃から大人ともかなり対等な言語スキルでコミュニケーションを取りはじめますし、一般名詞をまとめた抽象カテゴリなどへの理解も一気に進んでいるような気がします。
私自身、幼いころアメリカ=外国と認識して母親に何度も訂正されていた事を鮮明に記憶しており、その事を思い出していたらドンピシャのタイミングで話題となったので驚きました。
完全に忘れてたけど「外国=アメリカ」だとおもってたことあった…!似たようなので「お父さん=男、お母さん=女だけど、じゃあおじちゃんおばあちゃんは何なんだ?」っていう疑問が小さいころ強くあり、ここから分類という概念が理解できた瞬間、男・女という枠があってそこに当てはめて…とひらめいた瞬間は今でもハッキリ覚えている。こうして考えると、赤ちゃんもだけど、人類が言語を獲得しだした頃って凄かったんだろうね。言語革命って言われるけど、本当に革命だ、世界が変わる。
小さい頃にハヤシライスをカレーの偽物と呼んでいたのは、色・形状・味も似ているし、ニャンニャン鳴かないとは説明されてもないのに別物なことに納得できなかったのかと思います。よつばと!呼んでたら出てきた時は、閉じられた記憶が呼び起こされるような感覚でした。
「生まれながらにできる」に、すごく引っかかっている生物学徒です。バイアスはさすがに後天的に獲得したものだと思うけど、非人道的な実験をしないと調べられなさそう……。
言葉を教えずに育てると、その子は何語を話すようになるのだろうか、ってやった話(ヨーロッパ、中世くらい??)、ありましたね。。
3歳になったばかりの一人息子。3年前にこの話を聞きたかったと悔やみます。かくなる上は二人目か。。。
ついに「ゆる言語学徒」たるために子供を作る猛者まで現れそうなこの界隈
私の子供は毛が生えている動物を全て「わんわん」毛が生えていない動物を全て「えび」と言います。
私が子育て中,おもしろいと思っていたことと似ているなぁと思いました。長男が1歳の頃,我が家では2わの鶏を庭で放し飼いにしていました。そこで覚えた言葉が「コッコ」です。指差しをして「コッコ」と教えてくれるのですが,鶴を見た時も,白鳥を見た時も「コッコ」といいました。正に鳥類全般コッコです。そして,金魚もコイもメダカも魚類全般を「タイタイ」と言っていました。今日の話よりカテゴリー一つ大きいですが,当日,私は,こんな分類が分かるなんてすごいと,感動していました。今見て,赤ちゃんに備わったバイアスだと知り,またまた感動しています。因みに,鶏が朝卵を産むところを追っかけるようになり,しゃがんでジーと見つめながら,一緒に力んでいたと思ったら,その後朝食に出てきた目玉焼きを指して「コッコ.ンー.ポン」といいました。依頼,卵のことを我が家では「コッコ.ポン」と呼ぶようになりました。その子ももう26になりました。
外国=アメリカの話で思い出したけど、鎖国当時は外国人のことはすべて阿蘭陀さんと呼んでいたとか、ミシンやアイロンなどの外来語はカテゴリ分けのズレがそのまま定着しちゃった例ですよね。
固有名詞だと、~さんや~くんのような注釈があるような気がします。なので「ネケちゃんを持って持ってきて」とすると固有名詞と推論されると思います。
すげぇ
わんちゃん
確かにちゃん、さん、くんというと固有名詞っぽさがでますね。でも「赤ちゃん」は赤ん坊として認識できてそうな気がします。
@@ユタカ-y8p まあ、未知の語彙が出てきた場合にどう推論すると効率がいいか考えただけなので、既知の一般名詞+注釈ならば一般名詞として推論されるでしょう。
うちの子に壁に貼られたキャラクターっぽいネコを「にゃんにゃんだよー」と教えていたら、コップに描かれた割とリアル寄りの猫の絵を見て「にゃんにゃん」と言った時にこれだー!と思って感動しました。
チャンネル登録してたし、よく見てたのに、最近全くおすすめに出てこないので、あれ?と思って探したら、いっぱい見逃してた。youtubeのおすすめAI(なのか?)ってバカなんだな。と、思った。久しぶりに見たらメッサ面白かったです!ありがとう!
「全て分かりました」と言われると、どうしても浮かぶダニングクルーガーの曲線
家具(椅子)の話をしてからの加算・不可算名詞の流れ、日本人が不思議に思う不可算名詞の代名詞であるfurnitureの説明も完璧にできていてなんか感動した中学生のとき「家具って数えられるじゃん、アメリカ人バカかよ」と思っていたが、全く同じ区別を2歳の頃にしていたのか、、、
19:30 具体から抽象へ、上位のカテゴリー名(どうぶつ、家具など)をたくさん覚えるのは小学校国語でも扱われるくらい、たぶん発達段階的にもうちょっと先ですもんね。でも、その「具体」の段階で、狭すぎず広すぎず、ちょうどいい階層レベルでの習得ができるなんて、赤さま尊敬です。
幼児の頃、天気予報番組の影響で、瀬戸内海の向こうは外国の中国の地方(田舎)だと思っていたので、違うと知った時に理解ができず、何で中国じゃないのに中国と言うのかと親に激昂した記憶が蘇りました(笑)
そもそも中国地方はなぜ中国地方と言われるようになったのか、その由来が逆に気になってしまった。(大陸の)中国からの渡来人が多かった地域だから?いやいや、渡来人の時代に中国という国は存在しないし…
天皇の居る京の都と外交のための大宰府の間の位置(つまり中間)に値する地方だから「国の中間」を意味してそれが略されて中国地方になった。
@@ADA-あだ 昔の日本の範囲は九州から近畿までで、その間(中)の国として「中国(地方)」としたという話を聞いたことがあります。後に関東まで広がったときに、関東と近畿の間も「中国」となりますが、両方同じではややこしいのでは今は「中部地方」になったとも。ちなみに大陸の中国が「中国」と呼ばれるようになったのは恐らく戦後なので、それまで混同されることはなかったかと
@@-Hiwaimadanoborazu-6678 大陸が中国になったのは1912年の中華民国成立以来だと思う。
中国銀行の東京支店では誤解を避けるために、銀行名の下に「本店 岡山市」と書いてあるそうです
赤さんの能力は「形の類似性と(一単語の)情報量の損益分岐点まで、どかっとまとめる能力」とも言えますし、裏を返せば「形の差異性と(一単語の)特定性の損益分岐点まで、分割していく能力」とも言えますね後者の方が、なんの分節も持たずに言語を習得していく赤さんの認識に近い気がします!
こんな面白い話が不評なわけがない!自分には今までの動画の中で一番刺さりました(n=1)
「た」の回とは打って変わって、リラックスしながら聴ける。「た」も最高だったけれど、今回みたいなのもよき。
可算名詞と不可算名詞の話、すごい再発見で思わず声出た。形バイアスを優先させる可算名詞と素材としての名称を優先させる不可算名詞という理解でそれぞれのニュアンスがだいぶ理解できそう。
堀元さんが「海外」と「外国」に怒ってた話ですが、大陸だと外国が必ず海外とは限らないからその二つの言葉はイコールにならないので、島国の日本ならではの現象ですね。
パッと思い出せんかったけどそう言えばそうですね。でそう言えば英語にもforeign country(あれ綴り怪しいぞ)以外にもover seas て言い方あったりしますね。それはまたレイヤ違いそうな気もしますが。
今回の話とは関係がないのですが、この前「今日の面接11時からだった」と言った時に「このたの用法は…」と考えてしまい脳がゆる言語学ラジオに侵食されてるのを感じて一人で笑ってしまいました笑
バイリンガルの赤様を二人育てた、イギリス在住の日本語教師です。うちの息子は小さい頃(2歳)よく単語の最後の音を抜かして発音していました。さつまいもは「さつまい」、ジンベイザメは「ジンベイザー」、冷し中華は「ひやしちゅー」等などです。彼なりのバイアスが働いていたのかもと動画を観て思いました。日本語には、質問を表す「~か」や終助詞の「~ね」や「~よ」などが文末によくつくので、ついたりつかなかったりする音だし、最後の音は意味がないかもと思っていたのかもと気が付きました。赤さまが言葉を理解していく過程が良くわかり、本当に面白かったです。
動画最後の「ありがとうございました」に対して「(こちらこそ )ありがとうございました」と言いたくなった動画は初めてです。身長も東京タワーも価格も『高い』、このワードだけでぜひ聞きたいです、形容詞
めちゃくちゃ面白かったです!「ネケ」問題で感心して「ルチ」問題で堀本さんと同じ間違いをして同じ反応をしてしまいました笑動詞や形容詞の話も聞きたいですよ!!!
甥っ子の話です。1歳の時、年子の妹が生まれて、妹の名前を教えると、TVに映る赤ちゃんも、街で見かける赤ちゃんも、すべて妹の名前で呼ぶようになりました。当時大人は「赤ちゃんの見た目の区別がついてないんだな」と思って笑っていましたが、教えてあげた妹の名前(固有名詞)を、「赤ちゃん」という一般名詞だと解釈していたんですね。納得。
まさかの切り口からの不可算名詞の説明お見事でした。ところで中学生のとき、魚や羊などの不可算名詞は群れになっていると不定形だからと言う説明を聞いたのですが、確かに漁師や牧童といった限られた人間はそう感じるかも知れないが一般の人間は違うよね。いや魚自体群れるのは鰯など一部だよね。羊の1〜2匹盗んでも気にしないわけじゃないよね。と反論したら、「英語はそうなんだ。屁理屈言うな」と無理屈(笑)言われて納得できなかったことを思い出しました。
私は、1歳くらいかな、言葉を覚えてるときの記憶あるけど、うまく表現ができなくてもどかしい気持ちでいつもいっぱいだった。ものの名前聞きたいときになんて聞いたらいいか忘れてしまったとき、違うものを指差してわざと「てれび?」と聞きまくって、『そういうときは「なんていうの?」っていうのよ』って教えてもらった。聞き出すのに苦労した。もどかしかった。
その時分の記憶あるのすごいですね、なんか羨ましい。でも英語あんま喋れないままあちらに放り込まれた時など、そういう気持ちだったかも。あるいは言語学者や文化人類学者が全然見知らぬ土地で彼らの言葉や暮らしを学ぶ時など、そんな感じなのだろうなと思います。どころか今でも日本語でなんでも喋れるように思えて、何をどう表現したらいいのかもどかしい気持ちになることは今でも多々あります。
毎回バラエティに富んで面白いのだけど今回も本当に面白い。赤ちゃんの言語習得法は自分の英語勉強に活かせるヒントがあるように思います。ですので動詞形容詞編もお願いします。まさか赤ちゃんから学びを得ようとする日がくるなんて…
人間の成せるカテゴリー化が芸術にも通じてくるのかなと思いました“物体”としてはただのキャンバスと絵の具の塊だけれども、そこに美しさやら信念やらを感じられるのは階層を行き来することで物質と感情を結びつけているからなのかと
今日から、インリアルアプローチの、言葉を言い換えて返す方法(「あ、わんわん」→本当だ、にゃんにゃん居たね)に遭遇するたびに、「あ、排他性バイアス働いてる」って思いそうです。なんでもワンワンな過大汎用期を経て、なになに期から語彙爆発へ、今回出てきたような認知バイアスをもって意味を推論しながら言語習得していってる赤殿下の演算能力はすごすぎます。名詞以外はどうなんだろう、とちょうど思っていたので、ぜひ聞きたいです!言語発達や支援教育をミリ知り程度にかじったので、このシリーズは特に興味深く毎回聴かせていただいています。赤陛下の御発達から、言語習得・獲得についての理解が深まりまくりです。参考文献も読みます。
赤さんが、「ズンドコベロンチョ」をどう解釈するのかに興味ある。
ジェルを固める実験の話を聞いたとき、「ジェルを固める…?流動的なものだし相当がっつり固めないと形としての要素が薄まらない?」と思っていたんですが、水野さんの解説で完全に腑に落ちました。私は日本語母語話者ですが、意識せずとも可算不可算概念の認識は残っているということなんでしょうかね。
英語の不可算名詞の理解はバッチリのつもりでいましたがバターの例えでさらに理解が深まりました
30:08個人的にはめちゃくちゃ興味あるのでぜひ動詞と形容詞も動画で扱ってほしいです。
堀元さんとともに怒涛のなるほどラッシュを発しました。大変好評です、動詞形容詞お待ちしてます!
少し事例としてズレるかもしれないけど、幼少期、母が丸一日かけて煮込んだ手間隙かかったビーフシチューを「辛くないカレー美味しいね!」と言ってズッコケさせたのを思い出したあと、幼少期は梨が苦手で、「シャリシャリする林檎は嫌い」と発言し「どの品種のことだ……?!」と親を悩ませたこともあるw
「事物カテゴリーバイアス」子供の頃、赤くて高い鉄塔は何でも「東京タワー」だと思ってたな。
この間6歳双子(日仏語話者)が、「文房具」という言葉を知らなかったので、「ノートとか鉛筆とか」と教えたら、消しゴムとかそれに類するものもちゃんと文房具と認識できていました。面白いですね。最近学んだことですが、「魚」というのは生物学的には存在しないというお話でした。遺伝子を解析すると、魚の形をしていても遺伝子的には関係ないものが多いのだそう。進化の結果として似た形になっているだけらしいです。ジンベイザメとクジラのような感じでしょうか。子供たちにクジラは魚じゃないと教えるんですけど、最初は魚の仲間だと思いますよね。蜘蛛も昆虫ではない、とか。これまでされてきた物事の分類も、人間の視覚聴覚味覚触覚でされてきたものが、遺伝子という人間の日常的な感覚から離れたところで分類されはじめると、人間の知覚できるものから生まれてる言語とちぐはぐになりそうですよね!
2歳頃のウチの子は食べ物の絵本が大好きでした。字は書いてありません。その中にまだ見たことのなかったカキ氷があったので、これはなあに?と聞いてみると、ちょっと首を捻ってから、……大根おろし……?と言いました。ウチの子すごい!
幼稚園のころに「ヨーロッパってアメリカ?」って母に聞いた記憶があります。多分そこではじめてカテゴリーに大小があることを意識化したと思います。
15:10〜15:40〜「と、言うと?」から、椅子取っての例え出てくるのマジですごいと思った。
分岐生物学の観点に立つと「魚」というカテゴリーは成り立たないけども、どこの国、どこの民族にも「魚」というカテゴリーがあるという話を本で読んで不思議だなと感じました。「魚」という形バイアスで、魚を認識していたんだと考えるとなるほどなと納得できました。(分岐生物学の観点で魚を定義しようと思うとサメやマグロなどのみならず、カエルやトカゲ、トリ、イヌなども魚という階層になってしまうそうです)
日本語において、可算・不可算名詞の区別がないことによって、概念に対する擬人化など独特な考え方をするとかだと面白いですね。適当に言ってます
【補足】
3:45 ここで例えとしてペンギンを「未知の動物」と扱って実験の紹介をしていますが、実際に今井先生、針生先生が行った実験はこんな感じでした。
ペンギン(=既知の動物)のことをネケと名付けると、固有名として解釈することが多かった。
謎の生物のぬいぐるみを提示してネケと名付けると、その動物のカテゴリー名と解釈することが多かった。
ペンギンを例えに使ったことで、かえってわかりづらくなる上正確性を欠く表現になってしまいました。すみません!
それはそれでめちゃくちゃ面白い。バイアスも第二優先があるということですね。
三角形を具体例に出した素材の話で一点疑問に思ったんですけど、ここで仮にジェル状の四角形をジェル状のペンギン(その他の図形以外のもの)に入れ替えたら赤ちゃんは粘土状の三角形を「ルチ」として選びそうだと直感的に思ったのですが、この場合はどうなるのでしょうか…。
私の仮説ですが、赤ちゃんは必ずしも単語の意味の解釈に際して形と素材に絶対的な優先順位を付けているわけではなく。あるものと、それとは区別されるものの情報の差に着目して、相対的に単語の意味を解釈しているのではないでしょうか。
つまり、ジェル状の三角形、ジェル状の四角形、粘土状の三角形を見せられた時、図形の形よりも"素材"の方が、それぞれをカテゴライズするのに決定的な要素だと判断したからジェル状のものを「ルチ」として解釈したのであって、仮にジェル状の三角形、ジェル状のペンギン、粘土状の三角形を見せられた場合は、"形"がカテゴライズする決定的な要素と判断して三角形のものを「ルチ」と解釈するのではないかということです。
補足助かります。自分の(習得できたとは言えない)第二言語習得の認知と合致していて凄く興味深いお話でした。
30:05
水野さん「この動画が好評だったら、動詞・形容詞の動画もやる」
リスナー「やれ(食い気味)」
水野さん「はい…」
好評だったら = 準備を初めています
だというバイアスで理解している。
リスナーに総じてかかってるバイアスですね
今だから言えますが、動詞は生成文法で回収してきてますし、なんならその手前の音声も回収してきますからね。ちゃんとリサーチする水野さんもすごいですし、アウトリーチに積極的な監修の先生方に感謝です。
2歳半の弊演算師は、「アリエル」=髪の長いドレスの女性、「ジャスミン」=腹部が見えてる人という認識でした。自身の興味がある車に対しては階層分けが得意なようで「マックイーン」はすぐに固有名詞だと判断しており、"興味のない分野の物は一旦大きく捉える"のだなぁと思っていたのが事物カテゴリーバイアスだとわかりすっきりしました!
わー、良い観察と考察ですね。震えました。
昔の親もゲームは全てファミコンだったな
確かに
デジタルからかけ離れた親は動画をニコニコもティックトックもゆーちゅーぶって呼んでるわ
日本人にとって、すし屋の湯のみに書いてある魚の名前ですね。年齢(?)によって名前が違う出世魚というものまでありますし。
ここまで弊演算師に誰もつっこんでいない恐怖
自分の子供を育てる時に、「わんわん」を教えて「他の犬のイラストもわんわんだと教えるにはどうしらいいんだろう?犬の特徴をどうやって伝えたらいいんだろう?」と本気で不安になっていました。そのあと子供が他のイラストを見て「わんわん」とちゃんと言ってるときにほんと不思議に思ったのを思い出しました。
イイハナシダナー
実は自分もそうだったという追体験をご自身で得られる機会は貴重だと思います。その思い出をどんどん遺して、お子さんに恥ずかしい思いをさせましょうw恐らく皆さんの宝物になると思います。
可算名詞と不可算名詞、すごく腑に落ちました。“I like dog.”が犬肉好きを、“I like dogs.”が種としての犬好きを意味する。うっかり前者を言ってしまうとドン引きされてしまう…というあるあるクリシェがあります。
そのこころは、前者が素材・材質としての数えられない「肉」、後者は個としての数えられる「犬そのもの」を指している、ということですね。
一歳四ヶ月の赤さんがいます。日々言語習得する様を見てると、この番組のおかげで、ものすごい処理がこの小さい頭で繰り広げられてると思うと胸熱です。もう少ししたらニケ実験してみます。
できれば、架空の名称でなく本来の固有名詞又はグループを指す名称でやってあげてください。
赤ちゃんの頃の記憶が、何も残らないと思い込むのは間違いだし、毎日膨大な情報を勉強してる中で、故意に嘘を教えられたと思ったら本人は結構嫌なものだし、嘘を付く人だと思われたら今後の言語学習の支障となる可能性があります。
固有名詞を与えられるとカテゴリーだと思ってしまうこと大人でもよくある
スマホのこと全部「iPhone」って言うとか
コンビニのこと全部「ローソン」って言うとか
そのカテゴリーが社会に普及したばかりの頃によくある
昭和のオカンがゲーム機を全てファミコンと呼ぶ現象か
塾講師です。
「形を優先しなくていいというマーカーが不可算名詞」(23:45)とのこと、大変明快であり目から鱗が落ちる思いでした。
不可算名詞の定義について、以前から私は「ひとつの〇〇という表現への認識にばらつきが生じ得るもの」と教えてきました。
不定形のものに限らず "cake"や"fish"なども不可算名詞である、という点はこの極めて冗長かつ煩雑な表現でカバーしてきたのですが…。
この一言で全て説明がつきますね…。
今後はドヤ顔でこう披露していこうと思います!
ちなみにfishは不可算名詞ではありません。単複同型の名詞です(魚肉としてのfishは不可算名詞です)。
なので、Fish are〜とかthree fishみたいな表現はします。
最初に可算名詞不可算名詞について振っておいて、中盤で形バイアスの話で先行刺激を与えることで次のジェル(ルチ)の問題を誤答させて、更にその誤答を逆手に取ることで可算名詞不可算名詞の話を劇的に回収する構成、台本として最高でしょ
完全に同意
あーだからか!と思い出した、過去に遭遇した赤様
・馬を「おっきいわんわん」と呼ぶ赤様
・目がきれいで髪が黒い女性を全て「しずかちゃん」と呼ぶ赤様
自転車を見て「くもぉ」と呼ぶ4歳様
@@goose_clues くもぉ??いかんなそちらの4歳様と世界を共有できてないわ…orz
@@pc_1330 虫の蜘蛛かな?蜘蛛の巣の張り方を考えると、自転車の車輪を見てそう思ってもおかしくないかも。蜘蛛を巣を含めて、くもぉと認識してるのかな。
形バイアス、ものすごく覚えがあります。
ボードゲームのデザインに関わったことがあるのですが、デザインの世界では「同じ形のものは同じ役割」という鉄則があります。
特に幼児向けのゲームだと、幼児は色や質感よりも形が同じものを同じグループだと認識する傾向が強くあります。
そう考えると、アンパンマンは理にかなってるのか
アンパンマン側→様々なパンの連合軍
バイキンマン側→角(触角?)の数は違うがデザインは近い
ジャムおじさんがアンパンマンに似通ったフォルムをしているのもアンパンマン側連合の一員であることを明確にしている気がします。
「ネケちょうだい」って言われてコウテンペンギン渡して「もっとある?」って言われ時点で、「あ、やべ、違った」ってリアルタイムで修正してる可能性もありそう
あぁ、顔色うかがう子供だったわ…親優しかったのに…
同種のぬいぐるみを複数用意したら判別できそう
最初は固有名詞として理解してるけど、追加で聞かれたからカテゴリーを広げたんじゃね?と僕も思いました
けど、お父さんが写った写真を見せてパパだよと教えたら、あらゆる写真を全部パパと呼び出したなど、教えたものとは違うものも同じ名前で呼ぶという現象から、赤様が最初にする解釈はある程度広いカテゴリーであると思い直しました
めっちゃ思ったわそれ
ネケの話で、2歳下の妹がトラを見てもチーターを見ても「ライオン」と呼んでいてバカだなぁと思っていたことを思い出します。当時妹はネコ科の動物を直感(観)的に判断していたんだなぁと約20年ぶりに感心しました。
任意のポケモンの絵を見たときにお母さんが「ピカチュウ」と称する
という問題が広く知られていますが、
このとき、お母さんは事前知識が無いので赤ちゃんの時のバイアスを動員して「ピカチュウ」という語を解釈しようとした
ってことですね
ガンダムあるある?
子供の頃ピカソの絵を初めて見て「これピカソの絵」って言われたとき、「この顔を切られたピザみたいに書く絵柄全般」のことをピカソって言うのかと思ったら人の名前だった
更新うれしくて赤ちゃんになりそう
ミズにゃんケンケンにばぶみが深い
キャッキャッ
バブ言語学ラジオ
逆に「野生のペンギンは『二足歩行してるからこいつらはデカいペンギン』という認識を人間に対して持つので警戒しない」という話を思い出した。
そういえば二足歩行してるのは鳥しかないのね
歩行の距離にも違いがあるのでは?
その一方、何故か猫は自分と違う二足歩行なのに人間をでかい猫と思うらしい。認知っておもろい。
21:10 水野さんからの返答で「自分の推測が間違ってる」とわかった途端、台本ブレーカーにならないと安心して持論を流暢に解説しはじめる堀本さん好き
カテゴリーとして単語を解釈するという話。自分は子供の頃“牡蠣フライ”のことを“牡蠣のエビフライ”と言って親に笑われてました 笑
「人間が赤ちゃんの時から持っているバイアスがある」っていうのが本当に面白い
最新の量子力学などの分野で「どんなに頑張っても、波動関数を直観的に納得できない」とか「時間が流れているという認識自体が思い込みなのでは?」とか、言われている事を思い出した
人間は、まっさらな状態で世界を見ることができなくて、そのせいで見えなくなっている事がたくさんあるのかもしれない
量子論というか素粒子物理学の世界ではT対称性のやぶれという現象が確認されており
簡単に言うと「時間の流れは、ありまぁす!」
@@yotta11そうなのかあ
15歳年下の妹がいるサンプル1です。
ミニチュアダックスフントと
ゴールデンレトリバーしか見ていない時、
犬のことをワンワンと彼女は読んでいましたが、
初めて見たシュナウザーもプードルも
ワンワンとちゃんと呼びました。
他の動物をワンワンと呼んだのは
アライグマを見た時くらいだと思います。
予備知識ないとそこは大人でも意外と難しい気がするw
マミ、とか狸とかアナグマとか、日本語ってあのサイズの動物の呼び分け、結構流動的で大雑把な気がする。
そりゃまた別の話かな…?
堀元さんの多義語が許せなかった話で、自分は「適当」という単語に「適切」と「いい加減(何でも良い)」の両方の意味があることにムカついた記憶があります
問題文の「適当なものを選びなさい」は何選んでもいいのかよって子供の頃思ってました
これは全日本人通るでしょ
いい加減の意味がいい加減じゃないのかなりいい加減だと思う
「いい加減」「いいかげん」と書くと「大事な事がわかっていない、信頼できない」と感じますが、「良い加減」と書くと「加減の具合をわかってる出来るやつ」「いい塩梅」と思えます。その意味で「いい加減」にも「適当」と同様の両義性があると感じます。
逆に「いい塩梅」にはその両義性が無い(「塩梅はどうでもいい。テキトーでイイカゲン」の意味が無い)のが興味深いです。
赤ちゃんとか子供が苦手でどちらかと言えば嫌いだったんですが、ゆる言語さんのお陰で赤さまを敬う気持ちでいっぱいになりました。素敵な知恵をありがとう
内容はもちろんですが、何よりも堀本さんと水野さんがすっごく楽しそうなのが世界を平和にしている気がします。動詞と形容詞もぜひぜひお願いします!
形容詞の括りと言えば、言語間の差って本当に面白いですよね。
番組内にあった「高い」の例以外、「きれい」という言葉は清潔の様、美しい様と両方の意味を持つこと、日本語学習の初期に大きな戸惑いを覚えた記憶があります。
私の母語では、清潔と美しいは、イメージが程遠く、同じ括りになるのは違和感が大きすぎる思ったからです。
物事への感覚は、母語からの影響が大きいんだなと、本回を聞いて改めて思いました。
分ける必要があるから単語が生まれ、分ける必要がない/なくなったら単語で分けない…反芻して堀本さんと同じく、単語ってすごい!!ってなりました。
わー、興味深い例が知れて面白いです。ちなみに何語なのでしょう?
おかん一般がゲーム一般をファミコンやらピコピコやらとひと括りで呼んでたのは逆に高度な推論だったのか
おかんの思うファミコンの概念が、自分は名詞の範疇で勘違いしてるものだと思ってたけど、それが謎になってきた。
「ファミコン隠すよ」って会話できる段階では名詞だと認識してるとおもうが、そもそもスタート時に動詞か形容詞だと思った事例ありそう。
ファミコンという商標名が、ゲーム機という一般名詞で括られて考えられてしまったんですね。
こういう事例探せばいくらでもありそうですね。
●テトラポット(波消しブロック)
●ホッチキス(ステープラー)
●ジッパー(ファスナー)
●ウォークマン(携帯音楽プレイヤー)
●エレクトーン(電子オルガン)
●バンドエイド(絆創膏)
などなど
ネケ実験にご協力くださった赤さん、後で「これはペンギンって言うんだよ」って本当の名詞を教わった時に、「なんで複数の単語で言い表すんだよ!相互排他性バイアスに反する!」ってお怒りにならなかっただろうか。
子供の推察能力高すぎますね。
自分の中で「7歳までは神の子」という言葉がすごく真実味を得てきています。今回も面白いです。
7歳以降は最適化されてて、それが当然だと思っちゃうからあれだけど
子供でも青年でも老人でも充分推察力高いですよ。
赤様はその最適化のための前段階として共通認識の無い中でだからよりすごいですけど。
@@shingoy.5428 バイアスがある・ないもそれぞれ利点・欠点の両方になり得るんでしょうね。深い話だと思います。
@@yawara-y1b
新人が使えないのはバイアスの不足だし
老害の頭が固いのはバイアスが過剰だし
バイアスが問題になるのはそれでうまくいかない時や問題点に気付けない時で
多くの場面ではバイアスがあるからうまくいってるんですよね。
そう思うとバイアスかわいそうに思えきました。
うまくいっても気にされない、うまくいかないと責任追及。。。
お辛い。。。。
7歳までは神の子というのは、子供の死亡率が高かったことから生まれた言葉だと思っていました。
そういう捉え方は面白いですね。
@@YT-ey3eb 知識が増えると同じ言葉でも広がりが感じられるなぁ、と思ったのが今回のお話でした。
動詞、形容詞もぜひお願いします!!!
赤さま凄すぎ・・・
発達心理学で、「子どもが字を覚える時、鳩が一番易しくて、次が鳥、一番難しいのは九です。」と話されたのを思い出しました。その先生は、障害児の知能指数を上げ、社会適応能力を伸ばす研究をしていました。この動画で、先生の言ってた事てこれだったのかーと納得しました。有り難うございました。
堀元さんの赤様への信頼がどんどん高まっている
家族も知り合いもぼくが育ててる多肉植物を「何ていうサボテン?」って言うのはアメリカを外国だと思っていた話と同じやったんか…納得した
まさに現在、語彙爆発してる赤様を育てている身としては、非常に面白い内容でした。
うちの赤様でバイアスを検証してみます。
子育て頑張ってください
そういえば小さな子どもの頃、ジュンちゃんというのが兄のことで、ケイコちゃんというのは姉のことだと友達と共有できてないコトに小さく愕然とした記憶がある。他所では兄はジュンちゃんじゃないんだ…と。
形バイアスがそのまま反映してるのが可算名詞と不可算名詞・・・
こんなすっきりしたの凄い・・・
うちにちょうど2歳3ヶ月の息子がいるのですが、サイズ・素材・デフォルメ度合いの違う2つの「ポッチャマ」のぬいぐるみを両方とも「ポッチャマ」として認識しています。また、そこに「ピカチュウ」を足して「ポケモン」としての括りも把握している様です。
さらにそれ以外の「犬」等の動物が含まれていると「ぬいぐるみ」として認識しています。
恐怖を覚えます。
小学校のとき、奈良の若草山に遠足に行きました。金髪で青い目の観光客を見て、みんなが「わーっ、アメリカ人、アメリカ人っ」と騒ぎ始めたのを、先生が「外国の人はアメリカ人ばっかりじゃないですよ」と嗜めて下さったのを思い出しました(笑)
これすごく分かります。私が子どもの頃も金髪の白人をアメリカ人って呼ぶの普通にありました。
動詞、形容詞のお話
何時間でも聴きたいっ(迫真)
こうしてサポーターコミニュティに誘導するのですね。分かります。
5:25
揚げ足を取った蘊蓄クリシェ放り込んでで申し訳ありませんが
NIKEのロゴはスウィッシュではなくスウッシュ(swoosh)です。
スニーカーの界隈では時々スウォッシュと読まれることもあり、ある程度その読み方も市民権を得ている感じはありますが、公式の表記はスウッシュで統一されています。
スウィッシュは途方もなく間違っていらっしゃいます。
完全に間違えて覚えてました。ありがとうございます。
左の人がめちゃくちゃ噛み砕いて説明してくれるのが凄くありがたい。
2歳の息子は、寒天で作った星形も三角形もハート形も全部「カンテン」と呼んでます。
まさに素材で区別できてる!
動詞と形容詞の話も聞きたいです!!!
うちの娘はあまり名前の聞かないタルボサウルスもアロサウルスもカルタノサウルスもゴジラもティラノサウルスと呼びますが、良く名前を聞くブラキオサウルスやウルトラサウルスやディプロドクスは全部「くび」と呼んでます
恐竜と動物のカテゴライズも完璧なのも驚きました
前の前の回で、1歳ごろには母語の音素の取捨選択が出来上がるようになって、母語の音感が身につくと言う話があったけど、多言語環境のうちの子たちは、ひとつひとついちいち教えなくてもどういう音感の単語がどの言語に属する語彙なのか感覚的にわかってきているみたい。新しい単語を聞くと、他の言語ではどう言うのか気になるみたい。ある概念に複数の呼び方があることを理解できるようになるのもすごいことだけど、それぞれの言語で違う呼び方があることを教えていないのに理解しているのもすごい。
ちなみにまだ1歳ちょっとの下の子は、可愛らしい動物を見ると「ぽ・ばー」(Poller Bear)と言う。シロクマに一番反応はしているけど、かわいいなあって感動したらシロクマでなくても「ぽ・ばー」。これがどうカテゴリ認識して変化していくか観察してみよう。
mozhi gengoさんの赤様たちは、自分が多言語環境にいることを どう察知したのでしょうか?メチャメチャ気になってきました。お父さんはA言語、お母さんはB言語で話しかけてくるなあ、みたいな状況を何らかの方法で認識したんでしょうね。頭良いなあ。
うわー。すごく面白い観察です、興味深い。
それぞれの言語が、別のレイヤー、別のシステム、ていう認識を持ててるのですね。
外国語環境で暮らす幼児に、日本語習得を補助しながら、日本語で保育をすることを仕事にしています。本当に勉強になります。ぜひ動詞、形容詞も取り扱って下さい。ご紹介いただいている本も、読んでみます!!
小学生のころ漢字の「田」を習った直後、
自分の名前(仮に田中太郎)を「田なか 田ろう」と、
嬉々として書いた覚えがあります。
親に違うよと教えられてもいまいち納得できなかったです。
「た」と読む漢字は1つしかない! という相互排他性バイアスが働いたんですね!
小学一年生くらいの頃に「何々しました」を「しま下」って日記に書いたことあったけどこれも相互排他性バイアスだったのか!
18:00小学生の頃「直角」と「垂直」で全く同様の不満をもって、納得いく説明がもらえなくてもやもやしてたのを思い出してめちゃめちゃ親近感
私は「線引き」「定規」「ものさし」に不満を持っていました。算数を学ぶのはバイアスを壊すためにとても大切なのかもしれないですね。
なんか直角はL字で垂直はT字を想像しちゃう
同じ形だけど、直角は「角」を、垂直は「線」を表しているのかな?
やまぎは、やまのはの違いと同じでは無いかな、と。
私も、似た(または同じ)意味で違った呼び方をする言葉はただ単に名称が複数あるという訳ではなくて、その事象のどんな面を言い表わすかによって呼び方が変わるのだと考えています。つまり、カテゴリの識別レベルを細かくすると違う意味・ことを指すが、カテゴリが基礎レベルに近くなるほど指す意味・ことが大雑把になり、「同じなのになぜいくつも名前があるのか」という疑問が生じてしまうのではと。直角と垂直の例でいうと、確かに小学算数というカテゴリの中では同じ意味になってしまうけど、意味を細かいレベルで見ると直角は「角度が90°であること」で垂直は「平らな面(線)に対して直角であること」と少し意味する範囲が違ってきます。Lは直角だけど垂直ではない、Tは直角だし垂直、もう少し似た言葉を増やすと、+は直交と言って垂直に線が交わってできていてその中に直角も見つけられる…などなど。カテゴリ認識ってすごい!
@@ルヴェリエ あー確かにそういう面はあるのかも!
正直赤ちゃんの回は助数詞ーズハイだった面白さ超えた感ある!
1番面白い!
動詞と形容詞もやってほしいです〜
まさに同じ事を思いました。
助数詞回も脳内アドレナリン出まくってましたけども、赤様回もそれ以上にアドレナリン出ている感じがします。
何時間でも聞ける気がします
形の類似性というのは、すごく納得しました。生物の例で言うと、四字熟語で「鳥獣虫魚」というのがありますが、赤さんが生物を分類するときは、おおむねこの四択で捉えているのではと感じました。
ぜひ、ペンギンとライオンではなく、イルカとマグロを並べてどうなるかを検証してみたいところですね。イルカは古代では「魚」ととらえられており、これが生物学発達以前の人間の直観に基づいた分類であるとすれば、赤さんによる分類でもイルカはマグロと同様のくくりと認識するような気がします。
今回面白かったです!
是非、動詞、形容詞の話も聞きたいです!!
久しぶりにこのチャンネルを拝見。この二人は、お互いに会話するごとにエンドルフィンを出し合っている。酒飲んで話しているようで楽しくて、こっちまで幸せな気分になれる。羨ましいね。
自分が小学生のころ、似ているものを一個の言葉で括って説明してしまうのが嫌いだったことを思い出しました。
ロッキングチェアを椅子と呼んでいる人に「それはロッキングチェアであって椅子とまとめて呼ぶのはどうなのか」みたいに言いたくなってました。
なので「ウザい」とか「キモい」とか「責任」というような単語を普通に使えるようになるのに小学校高学年までかかった記憶があります。
ちなみにウルトラマンを初代とか帰マンとかゾフィーとか完璧に分けるタイプでした。
形容詞、特に感情を表す単語をどうやって習得するのかに興味があるので続編を待ちたいです。
動詞・形容詞の回も聞きたいです!
それと外国のところですが、むしろぼくは外国を固有名詞としてとらえてました。「え?『外国』っていう国ないの?」と知ったときの衝撃は忘れられません。
「中国」や「韓国」があるんだから「外国」もあっていいと思っちゃいますよね~かしこ!
11:30
たしかに子供のころ、外国人と聞いて、漏れなく金髪で青い目のお姉さんを思い浮かべていた笑
韓国人も中国人も、日本から見れば外国人なのに😂
可算名詞と不可算名詞の違い、目からウロコでした!
動詞も形容詞も形容動詞も副詞も助動詞も助詞も感嘆詞も全部聞きたいです!
子供の覚える名詞≒一般名詞というのは非常になっとくのできる話でしたし、子供が5歳くらいになって物心が付いた頃から自我が芽生えるのと同時期に、仮面ライダーやプリキュアの正確な名前を覚えられない父親に毒づいたりするようになるような成長ととてもリンクしている気がしますね。その頃から大人ともかなり対等な言語スキルでコミュニケーションを取りはじめますし、一般名詞をまとめた抽象カテゴリなどへの理解も一気に進んでいるような気がします。
私自身、幼いころアメリカ=外国と認識して母親に何度も訂正されていた事を鮮明に記憶しており、その事を思い出していたらドンピシャのタイミングで話題となったので驚きました。
完全に忘れてたけど「外国=アメリカ」だとおもってたことあった…!
似たようなので「お父さん=男、お母さん=女だけど、じゃあおじちゃんおばあちゃんは何なんだ?」っていう疑問が小さいころ強くあり、
ここから分類という概念が理解できた瞬間、男・女という枠があってそこに当てはめて…とひらめいた瞬間は今でもハッキリ覚えている。
こうして考えると、赤ちゃんもだけど、人類が言語を獲得しだした頃って凄かったんだろうね。言語革命って言われるけど、本当に革命だ、世界が変わる。
小さい頃にハヤシライスをカレーの偽物と呼んでいたのは、色・形状・味も似ているし、ニャンニャン鳴かないとは説明されてもないのに別物なことに納得できなかったのかと思います。
よつばと!呼んでたら出てきた時は、閉じられた記憶が呼び起こされるような感覚でした。
「生まれながらにできる」に、すごく引っかかっている生物学徒です。
バイアスはさすがに後天的に獲得したものだと思うけど、非人道的な実験をしないと調べられなさそう……。
言葉を教えずに育てると、その子は何語を話すようになるのだろうか、ってやった話(ヨーロッパ、中世くらい??)、ありましたね。。
3歳になったばかりの一人息子。3年前にこの話を聞きたかったと悔やみます。かくなる上は二人目か。。。
ついに「ゆる言語学徒」たるために子供を作る猛者まで現れそうなこの界隈
私の子供は
毛が生えている動物を全て「わんわん」
毛が生えていない動物を全て「えび」
と言います。
私が子育て中,おもしろいと思っていたことと似ているなぁと思いました。長男が1歳の頃,我が家では2わの鶏を庭で放し飼いにしていました。そこで覚えた言葉が「コッコ」です。指差しをして「コッコ」と教えてくれるのですが,鶴を見た時も,白鳥を見た時も「コッコ」といいました。正に鳥類全般コッコです。そして,金魚もコイもメダカも魚類全般を「タイタイ」と言っていました。今日の話よりカテゴリー一つ大きいですが,当日,私は,こんな分類が分かるなんてすごいと,感動していました。今見て,赤ちゃんに備わったバイアスだと知り,またまた感動しています。因みに,鶏が朝卵を産むところを追っかけるようになり,しゃがんでジーと見つめながら,一緒に力んでいたと思ったら,その後朝食に出てきた目玉焼きを指して「コッコ.ンー.ポン」といいました。依頼,卵のことを我が家では「コッコ.ポン」と呼ぶようになりました。その子ももう26になりました。
外国=アメリカの話で思い出したけど、鎖国当時は外国人のことはすべて阿蘭陀さんと呼んでいたとか、ミシンやアイロンなどの外来語はカテゴリ分けのズレがそのまま定着しちゃった例ですよね。
固有名詞だと、~さんや~くんのような注釈があるような気がします。
なので「ネケちゃんを持って持ってきて」とすると固有名詞と推論されると思います。
すげぇ
わんちゃん
確かにちゃん、さん、くんというと固有名詞っぽさがでますね。
でも「赤ちゃん」は赤ん坊として認識できてそうな気がします。
@@ユタカ-y8p まあ、未知の語彙が出てきた場合にどう推論すると効率がいいか考えただけなので、既知の一般名詞+注釈ならば一般名詞として推論されるでしょう。
うちの子に壁に貼られたキャラクターっぽいネコを「にゃんにゃんだよー」と教えていたら、コップに描かれた割とリアル寄りの猫の絵を見て「にゃんにゃん」と言った時にこれだー!と思って感動しました。
チャンネル登録してたし、よく見てたのに、最近全くおすすめに出てこないので、あれ?と思って探したら、いっぱい見逃してた。
youtubeのおすすめAI(なのか?)ってバカなんだな。と、思った。
久しぶりに見たらメッサ面白かったです!
ありがとう!
「全て分かりました」と言われると、どうしても浮かぶダニングクルーガーの曲線
家具(椅子)の話をしてからの加算・不可算名詞の流れ、日本人が不思議に思う不可算名詞の代名詞であるfurnitureの説明も完璧にできていてなんか感動した
中学生のとき「家具って数えられるじゃん、アメリカ人バカかよ」と思っていたが、全く同じ区別を2歳の頃にしていたのか、、、
19:30 具体から抽象へ、上位のカテゴリー名(どうぶつ、家具など)をたくさん覚えるのは小学校国語でも扱われるくらい、たぶん発達段階的にもうちょっと先ですもんね。でも、その「具体」の段階で、狭すぎず広すぎず、ちょうどいい階層レベルでの習得ができるなんて、赤さま尊敬です。
幼児の頃、天気予報番組の影響で、瀬戸内海の向こうは外国の中国の地方(田舎)だと思っていたので、違うと知った時に理解ができず、何で中国じゃないのに中国と言うのかと親に激昂した記憶が蘇りました(笑)
そもそも中国地方はなぜ中国地方と言われるようになったのか、その由来が逆に気になってしまった。
(大陸の)中国からの渡来人が多かった地域だから?いやいや、渡来人の時代に中国という国は存在しないし…
天皇の居る京の都と外交のための大宰府の間の位置(つまり中間)に値する地方だから「国の中間」を意味してそれが略されて中国地方になった。
@@ADA-あだ 昔の日本の範囲は九州から近畿までで、その間(中)の国として「中国(地方)」としたという話を聞いたことがあります。
後に関東まで広がったときに、関東と近畿の間も「中国」となりますが、両方同じではややこしいのでは今は「中部地方」になったとも。
ちなみに大陸の中国が「中国」と呼ばれるようになったのは恐らく戦後なので、それまで混同されることはなかったかと
@@-Hiwaimadanoborazu-6678
大陸が中国になったのは1912年の中華民国成立以来だと思う。
中国銀行の東京支店では誤解を避けるために、銀行名の下に「本店 岡山市」と書いてあるそうです
赤さんの能力は「形の類似性と(一単語の)情報量の損益分岐点まで、どかっとまとめる能力」とも言えますし、
裏を返せば「形の差異性と(一単語の)特定性の損益分岐点まで、分割していく能力」とも言えますね
後者の方が、なんの分節も持たずに言語を習得していく赤さんの認識に近い気がします!
こんな面白い話が不評なわけがない!自分には今までの動画の中で一番刺さりました(n=1)
「た」の回とは打って変わって、リラックスしながら聴ける。「た」も最高だったけれど、今回みたいなのもよき。
可算名詞と不可算名詞の話、すごい再発見で思わず声出た。
形バイアスを優先させる可算名詞と素材としての名称を優先させる不可算名詞という理解でそれぞれのニュアンスがだいぶ理解できそう。
堀元さんが「海外」と「外国」に怒ってた話ですが、大陸だと外国が必ず海外とは限らないからその二つの言葉はイコールにならないので、島国の日本ならではの現象ですね。
パッと思い出せんかったけどそう言えばそうですね。
でそう言えば英語にもforeign country(あれ綴り怪しいぞ)以外にもover seas て言い方あったりしますね。それはまたレイヤ違いそうな気もしますが。
今回の話とは関係がないのですが、この前「今日の面接11時からだった」と言った時に「このたの用法は…」と考えてしまい脳がゆる言語学ラジオに侵食されてるのを感じて一人で笑ってしまいました笑
バイリンガルの赤様を二人育てた、イギリス在住の日本語教師です。うちの息子は小さい頃(2歳)よく単語の最後の音を抜かして発音していました。さつまいもは「さつまい」、ジンベイザメは「ジンベイザー」、冷し中華は「ひやしちゅー」等などです。彼なりのバイアスが働いていたのかもと動画を観て思いました。日本語には、質問を表す「~か」や終助詞の「~ね」や「~よ」などが文末によくつくので、ついたりつかなかったりする音だし、最後の音は意味がないかもと思っていたのかもと気が付きました。赤さまが言葉を理解していく過程が良くわかり、本当に面白かったです。
動画最後の「ありがとうございました」に対して「(こちらこそ )ありがとうございました」と言いたくなった動画は初めてです。
身長も東京タワーも価格も『高い』、このワードだけでぜひ聞きたいです、形容詞
めちゃくちゃ面白かったです!「ネケ」問題で感心して「ルチ」問題で堀本さんと同じ間違いをして同じ反応をしてしまいました笑
動詞や形容詞の話も聞きたいですよ!!!
甥っ子の話です。
1歳の時、年子の妹が生まれて、妹の名前を教えると、TVに映る赤ちゃんも、街で見かける赤ちゃんも、すべて妹の名前で呼ぶようになりました。
当時大人は「赤ちゃんの見た目の区別がついてないんだな」と思って笑っていましたが、教えてあげた妹の名前(固有名詞)を、「赤ちゃん」という一般名詞だと解釈していたんですね。納得。
まさかの切り口からの不可算名詞の説明お見事でした。
ところで中学生のとき、魚や羊などの不可算名詞は群れになっていると不定形だからと言う説明を聞いたのですが、確かに漁師や牧童といった限られた人間はそう感じるかも知れないが一般の人間は違うよね。いや魚自体群れるのは鰯など一部だよね。羊の1〜2匹盗んでも気にしないわけじゃないよね。と反論したら、「英語はそうなんだ。屁理屈言うな」と無理屈(笑)言われて納得できなかったことを思い出しました。
私は、1歳くらいかな、言葉を覚えてるときの記憶あるけど、うまく表現ができなくてもどかしい気持ちでいつもいっぱいだった。
ものの名前聞きたいときになんて聞いたらいいか忘れてしまったとき、違うものを指差してわざと「てれび?」と聞きまくって、『そういうときは「なんていうの?」っていうのよ』って教えてもらった。
聞き出すのに苦労した。もどかしかった。
その時分の記憶あるのすごいですね、なんか羨ましい。
でも英語あんま喋れないままあちらに放り込まれた時など、そういう気持ちだったかも。
あるいは言語学者や文化人類学者が全然見知らぬ土地で彼らの言葉や暮らしを学ぶ時など、そんな感じなのだろうなと思います。
どころか今でも日本語でなんでも喋れるように思えて、何をどう表現したらいいのかもどかしい気持ちになることは今でも多々あります。
毎回バラエティに富んで面白いのだけど今回も本当に面白い。
赤ちゃんの言語習得法は自分の英語勉強に活かせるヒントがあるように思います。
ですので動詞形容詞編もお願いします。
まさか赤ちゃんから学びを得ようとする日がくるなんて…
人間の成せるカテゴリー化が芸術にも通じてくるのかなと思いました
“物体”としてはただのキャンバスと絵の具の塊だけれども、そこに美しさやら信念やらを感じられるのは階層を行き来することで物質と感情を結びつけているからなのかと
今日から、インリアルアプローチの、言葉を言い換えて返す方法(「あ、わんわん」→本当だ、にゃんにゃん居たね)に遭遇するたびに、「あ、排他性バイアス働いてる」って思いそうです。なんでもワンワンな過大汎用期を経て、なになに期から語彙爆発へ、今回出てきたような認知バイアスをもって意味を推論しながら言語習得していってる赤殿下の演算能力はすごすぎます。
名詞以外はどうなんだろう、とちょうど思っていたので、ぜひ聞きたいです!言語発達や支援教育をミリ知り程度にかじったので、このシリーズは特に興味深く毎回聴かせていただいています。赤陛下の御発達から、言語習得・獲得についての理解が深まりまくりです。参考文献も読みます。
赤さんが、「ズンドコベロンチョ」をどう解釈するのかに興味ある。
ジェルを固める実験の話を聞いたとき、「ジェルを固める…?流動的なものだし相当がっつり固めないと形としての要素が薄まらない?」と思っていたんですが、水野さんの解説で完全に腑に落ちました。
私は日本語母語話者ですが、意識せずとも可算不可算概念の認識は残っているということなんでしょうかね。
英語の不可算名詞の理解はバッチリのつもりでいましたがバターの例えでさらに理解が深まりました
30:08
個人的にはめちゃくちゃ興味あるのでぜひ動詞と形容詞も動画で扱ってほしいです。
堀元さんとともに怒涛のなるほどラッシュを発しました。
大変好評です、動詞形容詞お待ちしてます!
少し事例としてズレるかもしれないけど、幼少期、母が丸一日かけて煮込んだ手間隙かかったビーフシチューを「辛くないカレー美味しいね!」と言ってズッコケさせたのを思い出した
あと、幼少期は梨が苦手で、「シャリシャリする林檎は嫌い」と発言し「どの品種のことだ……?!」と親を悩ませたこともあるw
「事物カテゴリーバイアス」
子供の頃、赤くて高い鉄塔は何でも「東京タワー」だと思ってたな。
この間6歳双子(日仏語話者)が、「文房具」という言葉を知らなかったので、「ノートとか鉛筆とか」と教えたら、消しゴムとかそれに類するものもちゃんと文房具と認識できていました。面白いですね。
最近学んだことですが、「魚」というのは生物学的には存在しないというお話でした。遺伝子を解析すると、魚の形をしていても遺伝子的には関係ないものが多いのだそう。進化の結果として似た形になっているだけらしいです。ジンベイザメとクジラのような感じでしょうか。子供たちにクジラは魚じゃないと教えるんですけど、最初は魚の仲間だと思いますよね。蜘蛛も昆虫ではない、とか。
これまでされてきた物事の分類も、人間の視覚聴覚味覚触覚でされてきたものが、遺伝子という人間の日常的な感覚から離れたところで分類されはじめると、人間の知覚できるものから生まれてる言語とちぐはぐになりそうですよね!
2歳頃のウチの子は食べ物の絵本が大好きでした。字は書いてありません。その中にまだ見たことのなかったカキ氷があったので、これはなあに?と聞いてみると、ちょっと首を捻ってから、……大根おろし……?と言いました。ウチの子すごい!
幼稚園のころに「ヨーロッパってアメリカ?」って母に聞いた記憶があります。
多分そこではじめてカテゴリーに大小があることを意識化したと思います。
15:10〜
15:40〜
「と、言うと?」から、椅子取っての例え出てくるのマジですごいと思った。
分岐生物学の観点に立つと「魚」というカテゴリーは成り立たないけども、どこの国、どこの民族にも「魚」というカテゴリーがあるという話を本で読んで不思議だなと感じました。「魚」という形バイアスで、魚を認識していたんだと考えるとなるほどなと納得できました。
(分岐生物学の観点で魚を定義しようと思うとサメやマグロなどのみならず、カエルやトカゲ、トリ、イヌなども魚という階層になってしまうそうです)
日本語において、可算・不可算名詞の区別がないことによって、概念に対する擬人化など独特な考え方をするとかだと面白いですね。適当に言ってます