【朗読】「バビロンに帰る」妻と娘と信頼を失った男の再生物語！ 村上春樹が愛してやまないフィッツジェラルドの世界！【随筆・エッセイ／F・スコット・フィッツジェラルド】

💬俺はこの都会で、すべてを失ってしまった―。
1920年代、大恐慌後のパリを舞台に、妻と娘、
そして自らの人生をもなくした男の喪失感を、叙情豊かに描く。
物語は、チャーリーが1年半ぶりにパリに戻ってくるところから始まる。
彼はアルコールの霧をくぐりぬけて地道に事業を始め、再起を果たしていた。
彼がパリに戻ってきた理由はたった一つ。愛する一人娘・オノリアを引き取ること―。
混迷の時代、倦怠の果て、立ち上る男達の色気。
ロスト・ジェネレーションの寵児が紡いだ珠玉の短編！
村上春樹（翻訳）は、「バビロンに帰る」をフィッツジェラルドの最高傑作の一つとして称えている。
やりたい放題だった “過去” を清算することの難しさ･･･。(´･ω･`)
🔷今回は、フィッツジェラルド の『📍バビロンに帰る（原題：Babylon Revisited）』を朗読します！🔷
【主な登場人物】
チャーリー －－－－－－－－－ プラハで仕事をしている35歳の男。
ヘレン －－－－－－－－－－－ チャーリーの妻。マリオンの妹。病死？
オノリア －－－－－－－－－－ チャーリーの一人娘。9歳。
リンカン・ピーターズ －－－－ 銀行員。マリオンの夫。
マリオン・ピーターズ －－－－ リンカンの妻。ヘレンの姉。ヘレンの死因はチャーリーのせいと思い、オノリアを預かっている。
リチャード・ピーターズ －－－ リンカンの息子。
ダンカン －－－－－－－－－－ チャーリーの昔仲間。
ロレイン －－－－－－－－－－ チャーリーの昔仲間。
ポール －－－－－－－－－－－ リッツ・ホテルのチーフバーテン。
【用語解説】
🐸ロスト・ジェネレーション（失われた世代）
1920年代から1930年代に活躍したアメリカ合衆国の小説家を指す語。
🗿バビロン（Babylon）
メソポタミア地方の古代都市。
かつて繁栄を誇り、やがて消滅した街の象徴。
📌目次
00:00:00『オープニング』
00:00:28『しおり１』
00:21:51『しおり２』
00:28:27『エンディング』
👦🏻フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド（1896年 - 1940年）
アメリカの小説家。
一般には筆名のF・スコット・フィッツジェラルドとして知られる。
1920年代の「失われた世代」の作家の一人とみなされ、狂騒の「ジャズ・エイジ」を描いたその作品は後世の多くの作家に影響を与えた。生前に発表した長編小説は4作品にすぎないものの、今日では20世紀のアメリカ文学を代表する小説家の一人としてその名を残している。
【主な代表作】
1920年『楽園のこちら側』でデビュー。
1922年『ジャズ・エイジの物語』
1925年『グレート・ギャツビー』
1934年『夜はやさし』
1935年『起床時刻の消灯合図』
【映画化】
1954年『雨の朝巴里に死す（The Last Time I Saw Paris）』エリザベス・テイラー主演。
【関連ワード】
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