ジオグラフィックとやま 『薬師岳の薬師堂』【2022/10/4】

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 28 янв 2025
  • 自然と人の営みを映像で綴る「ジオグラフィックとやま」。
    霧の晴れ間に白い虹・・・。
    薬師岳(やくしだけ)登山の玄関口、標高2330mの太郎平(たろうだいら)からは黒部源流最奥地の峰々が見渡せます。
    立山連峰の南部に位置する薬師岳の名前は、病(やまい)の苦しみから人々を救う薬師如来(やくしにょらい)に由来し、古くから山岳信仰の対象とされてきました。
    有峰から入山し太郎平(たろうだいら)を経由して山頂を目指します。
    主稜線は、植物が少ない岩が積み重なったガレ場、景色も一変します。
    稜線のピークには、屋根が朽ちた避難小屋跡があります。
    1963年の冬、下山ルートを見失い遭難死した大学生13人の慰霊碑が立ち、訪れる登山者を見守っています。
    薬師岳山頂には、薬師如来(やくしにょらい)像が安置される薬師堂(やくしどう)が建っています。200年以上前から山頂にあると言われる薬師堂、何度も建て直され、現在の祠(ほこら)は、52年前に再建されたものです。長年風や雪にさらされ、傷みが激しくなったことから祠(ほこら)を管理する山小屋や大工など有志が協力して、クラウドファンディングで支援金を集め、再建することになりました。先月、その解体作業が行われました。
    祠のなかには十数体の地蔵菩薩、故人の供養や、病の回復を祈って寄進されたものもあると言います。
    今も受け継がれる人の思いと山への畏敬の念、薬師堂の再建は、来年夏に完成する予定です

Комментарии •