三結/UL切り替え式6L6プッシュプルアンプの製作(第3回:組み上げ、測定、試聴)

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  • Опубликовано: 15 июл 2023
  • 過去の6L6GCプッシュプルアンプ製作実験の知見を活かし、五極管定電流回路を具備した差動増幅回路を電圧増幅部とする、プッシュプルアンプを製作します。なのですが、いつもの悪い癖(笑)が出て、電力増幅部は6L6GCの三結とUltra Liner(UL)接続が切り替えられる回路にトライすることにしました。今回は、部品の取り付けと測定、試聴の様子をご紹介します。ガンコで実直な三結に対し、バランス感覚抜群なまとめ役という感じのUL接続、それぞれ特徴があって、面白いアンプが出来上がりました。木製のサイドパネルも、イイ感じです。
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Комментарии • 11

  • @hsasakiak
    @hsasakiak 11 месяцев назад +2

    16Ωタップを使うのはアンプの素のゲインを少しでも大きくしたいからではないかなと思いました。オペアンプを考えると素のゲインは10万倍とかかなり大きいですよね。素のゲインが大きいとNFB後の回路のゲインはフィードバック抵抗だけで計算でき、素のゲインがぶれても影響が出にくくなります。素のゲインは16Ωタップを使うと27倍とのことでしたが、8Ωタップを使うとより小さくなってしまいます。

    • @uc-engineering
      @uc-engineering  11 месяцев назад

      納得!!目からウロコです。教えていただいてから、初段が差動増幅のこのアンプの回路図(with NFB)をぐーっと引きで見ると、オペアンプの非反転増幅回路そのものであることに気づきました。気持ちー。真空管アンプから半導体を経て、できるだけ理想的な差動アンプを目指して生まれたのがオペアンプですから、それもそのはずですよね。なぜ気付けなかったのか。。。ちなみに、実測においても、8Ωタップの出力は16Ωタップの70%(1/1.41)になっておりました。改めて、ありがとうございました。

  • @hsasakiak
    @hsasakiak 11 месяцев назад +2

    視聴結果の感想を興味深く聞きました。UL接続ではリニアリティが下がっているのかなと感じました。入力信号の振幅を変えながら出力信号の振幅を観測し、一定であるべきゲインが入力信号に対してどのように変化するか調べてみると面白いかなと思いました。

    • @uc-engineering
      @uc-engineering  11 месяцев назад +1

      早速試聴いただき、またコメントいただき、ありがとうございます!なるほど、リニアリティですね。F特は測っていて、良い感じにフラットだったので、それで安心していました。測定して、三結/ULで比較してみたいと思います。面白い結果になれば、またビデオでご報告しますね。

    • @uc-engineering
      @uc-engineering  11 месяцев назад +1

      @hsasakiak
      遅くなりまして、すみません。リニアリティ、調べてみました。グラフが下記になります。
      drive.google.com/file/d/1TiZdlES1E1xbOra-wjPmehIt6e5Jzzaw/view?usp=sharing
      ご指摘の通り、三結に比べて、若干ですがULのほうがゲインが安定していません。特に、入力信号が小さい領域(50mVp-p以下)で、ULの場合ゲインが出ていません。また、ULのほうがオーバーオールのゲインが大きいので、三結より早めに出力がサチってきます。つまり入力信号が小さい領域も、大きな領域も、ULのほうが再現性が少し悪く、それがダイナミックレンジを小さくしてしまい、結果ビデオ中の所感でもお伝えしたように、落ち着いた感じに聞こえてしまっているのかもしれませんね。グラフでは、両者の違いは1~2dBという感じに思うのですが、聴いてみると結構な違いになるんだなぁ、と改めて感じました。また、計測結果を読むときも、ちょっとした違いだからまぁ良いか、と安易に考えてはいけないということを、再認識しました。ありがとうございました。

    • @hsasakiak
      @hsasakiak 11 месяцев назад

      @@uc-engineering 信号が大きい方でサチっているかもとは思っていましたが、小さい方でゲインが下がっているのは予想していませんでした。信号の大きい方では、UL接続の方で入力1.5Vp-pあたりでサチっているのかなと思われました。この時のゲインが26dBなので、出力信号としては30Vp-p程度でしょうか。一方の三極間接続では入力2Vp-pでゲイン9倍程度のところから落ち始めている感じがしますので出力レベルで18Vp-p程度と思われます。信号の小さい方でのゲイン低下は予想外でしたが、信号の大きい方についてはULの方が広く延びているのかもしれませんね(入力信号を抑えて出力レベルを同じにして比較すれば)。そうすると視聴した時の感覚とまたずれてきてしまいますけど。

    • @uc-engineering
      @uc-engineering  11 месяцев назад +2

      返信、ありがとうございます!本当にズバズバと、ご推察の通りです。ULの方が出力を引っ張り出す能力が優れているように思います。スクリーングリッドを活用して、ビュンビュン電子を飛ばしているので、そうなるのかな、と思ったりしています。ただ、三結に比べてトータルのゲインが大きくなるので、今回のアンプのように、初段を三結/ULで共有してしまうと、ULのほうが早めにサチってしまい、不利になると思いました。スイッチ一つで三結とULの良さを感じる、というのは少し虫の良い話なんだと思いました。ULのほうも、そのゲインに合わせて、初段の増幅率を少し落としてやれば、ひょっとしたらもっとノビノビとした音になるのかもしれません。なにせ今回はじめてULのアンプを作ってみて、少しずつ挙動が分かってきました。知見が増えるたびに、Future Workも増えるので、真空管アンプは奥が深いです!いただいたコメントから、色々な気付きを得ることができました。ありがとうございました。

  • @hsasakiak
    @hsasakiak 11 месяцев назад +3

    三結接続にした時にプレートとスクリーングリッドとの間につなぐ100Ωにはどの程度電流が流れていますでしょうか(両端に何ボルトくらいの電圧がかかりますか)?
    2Wは大きすぎるのではないかなと感じました。自分で作ることはないかと思いますが参考のために教えていただけますと幸いです。

    • @uc-engineering
      @uc-engineering  11 месяцев назад

      計測して、ご回答差し上げますが、ちょっと今週、来週は時間が取れないかもしれませんので、今しばらくお待ちいただけますか。スミマセン。

    • @uc-engineering
      @uc-engineering  11 месяцев назад

      @hsasakiak
      ご指摘の通り、2Wは大きすぎました。100Ω両端に電圧にして170mV、1.7mA流れておりました。また、改めて6L6GCの規格表(GEの規格表P.6 AVERAGE SCREEN CHARACTERISTICSより)で確認してみましたが、一番電流が流れるであろう、グリッドが0Vの時、このアンプの設計ではプレートおよびスクリーングリッドはおよそ120Vになるはずで、その際のスクリーングリッド電流は、およそ4mAと読み取れましたので、その際の100Ωの消費電力は1.6mWですから、普通の1/2Wの抵抗で十分と思いました。
      うーん、いつどこで、こういうW数の大きな抵抗を使うようになったのか。。。全く意識せず、「三結にするときはこれくらい」という感じでおいていましたが、よく考えると、直結してもいいくらい微弱な電流なので、大きなW数は不要ですよね。今後、改めます。アドバイス、ありがとうございました。

    • @hsasakiak
      @hsasakiak 11 месяцев назад +1

      @@uc-engineering 計測および情報展開いただきありがとうございました。スクリーングリッドのような傍流部分は設計情報が少ないので気になっていました。実際に作ってみた人でないと分からないので助かります(データシートにも書かれていたのですね)。