【ニッポンの「絹織物」を世界へ】NYで“ランウェイデビュー” 着物の「伝統素材」を斬新なファッションに

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 12 сен 2024
  • 今週、アメリカ・ニューヨークで「日本の伝統素材」をテーマにしたファッションショーが開かれました。着物に使われる織物を、あえて斬新なファッションに変えて世界を目指す、その狙いを取材しました。
    この動画の記事を読む>
    news.ntv.co.jp...
    今週、アメリカ・ニューヨークで、あるファッションショーが行われました。
    NNNニューヨーク支局長 末岡寛雄
    「この衣装の素材なんですが、日本の伝統的な絹織物が使われているんです」
    海外のモデルが着こなす、個性的で鮮やかなデザインの衣装。実は、再利用されたデニムや、着物などに使われる「日本の絹織物」で作られているのです。
    着物の素材を手がけているのは、100年以上の歴史をもつ新潟県の織物会社です。なぜ、ファッションの“聖地”ニューヨークへ“日本の伝統”を進出させたのでしょうか。
        ◇
    25日、新潟県南魚沼市にある、製造元「やまだ織」を訪ねました。長い間受け継がれてきた伝統的な手法で、繊細な織物が作られています。
    やまだ織 保坂勉代表取締役
    「海外は、着物としては需要は少ないかもしれないけど、『生地』としては、非常に明るい将来があると考えています」
    しかし、いま日本国内での着物の需要は年々減少しています。さらに、“後継者の危機”に直面しているのです。
    やまだ織 保坂勉代表取締役
    「非常に、後継者不足というのは、深刻な問題になっています。ものづくりという観点においては、昔と同じようにはできなくなってきつつあります」
    「やまだ織」は町一番の織物会社で、かつて職人など500人以上が携わっていましたが、今はわずか9人。高齢者が中心だといいます。
    そこで、この織物を絶やさないためにも、着物だけでなく、“ファッションの一部”として世界中の人に着てもらおう、と考えたのです。
        ◇
    今回、ニューヨークでのファッションショーで衣装を制作したのは、世界10か国から集められた若手デザイナーたちです。
    絹織物の斬新な使い方に、保坂代表取締役は「非常に衝撃的。ある意味、ショックを受けた部分もあります。素材の使い方という意味では、まだまだ幅があるんだなと感心した部分もあります」と話しました。
    絹織物の生地に、デザイナーも…
    デザイナー
    「日本の伝統的なテキスタイルを取り入れるのは、とても楽しかったです。私たちにとって、また新たなインスピレーションの形となりました」
    日本の伝統素材は、海外のモデルにも好評でした。
    モデル
    「とてもやわらかくて、着心地が良いです。これなら、クラブに行くときなど、外に着て行けそう」
    「質感がとても気に入りました。歩いているだけで、とても気持ちが良いです」
        ◇
    日本国内での需要が減り、事業の継承が難しくなるなか、まったく異なるセンスで世界を目指すことが、伝統産業の生き残る道だと主催者は指摘します。
    サクラコレクション 田畑則子 代表理事
    「今まで海外に出ていなかったものを出すことで、日本の経済発展につながればということと、モノを通じて人がつながっていくのも、おもしろいなと思っています」
    世界に誇れるクオリティーをもつ、日本の伝統素材。若い世代によるグローバル化が、未来へとつなぐカギといえそうです。
    (2024年1月26日放送「news every.」より)
    📌チャンネル登録はこちら
    / @ntv_news
    ◇日本テレビ報道局のSNS
    X x.com/news24ntv
    TikTok / ntv.news
    Facebook / ntvnews24
    Instagram / ntv_news24
    ◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS NNN HP
    news.ntv.co.jp
    #絹織物 #ニューヨーク #ランウェイ #日テレ #newsevery #ニュース

Комментарии •