富県宮城グランプリは石巻のエヌエス機器 H３ロケットのエンジン部品を研磨 航空宇宙分野の発展に貢献 (25/01/30

宮城県内の産業の発展や地域経済の活性化に貢献した企業などを表彰する「富県宮城グランプリ」で、Ｈ３ロケットのエンジン部品の研磨加工などを行う、石巻市の会社が今年度のグランプリに選ばれました。
１月２９日は宮城県庁で表彰式が行われ、今年度のグランプリを受賞した石巻市の「エヌエス機器」などに、村井知事から賞状と記念品が贈られました。グランプリに選ばれた「エヌエス機器」は、Ｈ３ロケットのエンジン部品の研磨加工に関わるなど、航空・宇宙分野の発展に貢献したことが評価されたということです。
また、東日本大震災で大きな被害を受けた後も事業を継続し、地域の雇用を生み出している点や、女性が活躍できる職場づくりに取り組んでいる点も評価されました。従業員のうち７割が女性だということです。
エヌエス機器 阿部秀敏代表取締役
「本当に感無量です。Ｈ３ロケットの第一エンジン３機に関わっていますので、頑張って、ますます技術の研さんをしながら進めていきたい」
県は、今回受賞した６つの企業を県のホームページで紹介するなどし、地域経済の活性化や雇用創出につなげていきたいとしています。