トロンボーンだけスライド式なのはなぜ?その歴史、実は奥深い!
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- Опубликовано: 9 фев 2025
- ほとんどの金管楽器はピストン式かロータリー式。ではなぜトロンボーンだけスライドなのか、不思議に思ったことはありませんか?
今回はトロンボーン解説の前編。なぜスライド式になったのか、歴史をじっくり解説しちゃいます!
音楽が大好きな2人が、世界の楽器についてゆったりじっくりトークするチャンネルです。
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0:06 なぜトロンボーンだけスライド式なの?
2:51 スライド式の楽器、実はトロンボーン以外ほぼないんです
5:03 トロンボーンは「大きなトランペット」。スライド式のトランペットもあった!
7:08 トロンボーンの前身「サックバット」は、人の声を支えるために使われた
8:56 トロンボーンは「神に近い楽器」。かつては神聖な楽器だったんです
【キャラクターイラスト】
ゆうさ。 / yusa_popo
【編集協力】
Ray_mo
【参考文献】
工藤健「研究題目:F. ダヴィット『トロンボーンとオーケストラのためのコンチェルト』における演奏法研究」(hirosaki.repo.nii.ac.jp) 2008(最終閲覧日: 2024年6月16日)
長沼由美, 二藤宏美『大人の音楽史入門(CD付き) 読んでわかる! きいてわかる! クラシック音楽の歴史』東京: ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス, pp.20-22, 2007
宮下宣子「金管楽器におけるジェンダー史と今後の展望─日本の状況と今後─」『フェリス女学院大学音楽学部紀要』21, フェリス女学院大学, 2021
佐伯茂樹『カラー図解 楽器から見る吹奏楽の世界』東京都: 河出書房新社, 2009
【素材】
Adobe Stock(stock.adobe.co... )
DOVA-SYNDROME(dova-s.jp/ )
効果音ラボ(soundeffect-la... )
#トロンボーン #吹奏楽 #楽器
自分も中2の中盤からブラスバンド部に入部したら、トロンボーン配属でした。「響け!ユーフォニアム」を見て復帰を決意して再びトロンボーンを手にして気が付けば7年経ちました♫
そうなんですね!復帰されたのスゴいです!『響け!』面白いですよね…!
10:03 例えが分かりやすすぎるw
ブルックナーの宗教的な合唱曲(モテット)の伴奏にトロンボーンのアンサンブルが入る曲(Inveni Davidなど)がありますし、RUclipsには、ブルックナーのモテットの合唱の代わりにトロンボーンアンサンブルで演奏しているものも上がっています。
モーツァルトのレクイエムだと、「tuba mirum spargens sonum」(奇しきラッパの音が)のところのトロンボーンが印象的です。
トランペットとトロンボーンに関して。
「音程」
スライド式トロンボーンは微妙な音程の調整がしやすい、つまり綺麗にハモれる。
トランペットはトロンボーンのオクターヴ上の楽器なので、
全体の管の長さがトロンボーンの半分であり、もしスライド式ならばそのスライド部分も半分の長さとなる。
それだと手で操作するスライドの位置の少しのズレが、
トロンボーンよりトランペットでは倍の音程のズレとなるため、
ちょっとしたフレーズでもいい音程で演奏するには難し過ぎる。
スライド・ホイッスルやオタマトーンのように。
ピストン式トランペットだと微調整はしにくいが、
どんどん通り過ぎればそんなに気になるものではない。
長い音符で綺麗にハモりたい時には、押しているピストンに繋がっている
抜き差し管での微調整をみなさんやっているでしょう。
「速い音符」
ピストン式の長所はタンギング(舌付き)なしで速い音符を上下できること。
スライド式は発音のたびにタンギングしなければならず、速さの限界がある。
そうゆう速い音符は、トロンボーン以外のピストンやロータリーの他の金管のどこかが、なんとかやってくれる。
ピストン(バルブ)式トロンボーンが一般的にならなかったのは、
速い音符は吹けるが音程の微調整がやりにくいのと、
管が曲がっている部分が多いぶん音色が暗くなるから。
以上2つの観点から、ピストンとスライドそれぞれ長所、短所はあるけれども、
利点が多い現在の両者のスタイルに行き着いたのではないでしょうか。
純正律のことやホルン、チューバに関してなど、もっと突っ込んで書きたいですが、
長くなり過ぎるのでこの辺で。
初めて聞いたのもあっていろいろためになりました!
ありがとうございます!とても嬉しいです…!
始めて見ました。
お二人の雰囲気が心地良いです!
トピックも面白いので後編楽しみにしてます!
後ろにスライドするのは、引くというよりは後ろに押すようなイメージ。動画で見たことある。
トロンボーンもバルブ付きのあるし、一時は「これからはバルブの時代じゃ!」みたいにオーケストラでもバルブトロンボーン使われたり、バルブ前提の曲できたりもしてます。スライドが盛り返したのは、みんなスライドの音が好きだったからかもしれないし、スライドしか使えないプレーヤーが危機感を持ったのかもしれない。
50年ほど前,吹奏楽部でトロンボーン吹いてました.管楽器にこだわらなければ,ラップスティールギター(いわゆるハワイアンギター)とか,その奏法を応用したスライドギターなんかがスライド式ですかね
趣味でトランペットやってた頃、どうしてもスライド操作やってみたくてテナー細管買いましたよ。
中音楽器なのにハイノートばかり吹いてました。
(その前にテナープラ管持ってたけど折れた。)
スライドポジションは以外にもすんなり慣れて、早いパッセージじゃなければそれなりに吹ける様になりました。
B♭調ばかりだったけど。
ピストンバルブにしろロータリーバルブにしろ、産業革命以降、高精度な機械加工可能になってから実現出来た構造ですが、スライド管は手作業で製作出来たので、ラッパ系で最も早くに実用化した構造だそうです。
スライドトランペット🎺もありますよね♪
@@りなこゆりか
スライドペットは行きつけの楽器店に売れ残り展示してありましたが、マッピも含めてフルサイズボーン使ってみたかったのです。
ちなみにJマイケルですが、当時工場が生産中止して入手困難と言われてましたが、馴染みのリペア氏が調達してくれました。
インプレ記事読むと、5万円台(当時)で使い物になりそうなテナーボーンなんて他に無かったからです。
(マッピはさすがにバックの最小サイズを別買いしました。)
おそらく管曲げの時に注入する低温溶融金属のフラックスではないかと思われる茶色い皮膜で管内が覆われ(薬品洗浄省略でしょう)スライドストロークエンドにジャリ感が残っていて、初下ろし前の管内清掃が大変で、これが格安たる所以と納得しました。
(チューニングスライドがやや硬めでオイルラッピングしましたが、管体精度や見栄えはなかなかしっかりしていた。)
スライドサックスもあるんだとか。。
スライド…サックス…!?すごい発想ですね…笑
@@worldgakkibarGlissotar …「グリソター」?と読むのかな?ルーマニアやハンガリーの民族楽器「タロガートー」=クラリネットとサクソフォンの中間みたいな楽器の流れからきているみたいです。
8:13 スヌーピーの学校の先生の声って、トロンボーンだったりします?
打楽器で言えばティンパニーも音程耳でとらなきゃならない楽器だよね。グリッサンドできるし。