「絶対に自分が決める」一家4代続けて“日本一”達成 中村学園女子剣道部キャプテン
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- Опубликовано: 8 фев 2025
- 剣道一家に育った中村学園女子高校のキャプテン・池田胡春さんが、一家4代続けての日本一を目指し、3年ぶりの玉竜旗に挑みました。
◆剣道一家の池田胡春キャプテン
7月、高校剣道の団体日本一決定戦「玉竜旗」が3年ぶりに開催されました。
中村学園女子高校のキャプテン・池田胡春さん、曾祖父の呑さんから代々続く剣道一家に生まれ、幼少期から剣道に励む日々。今回の玉竜旗では5連覇を狙うチームの記録に加え、一家4代での玉竜旗制覇の偉業に挑みました。
◆合宿で監督が「喝」
大会直前、試合前の調整合宿。中村学園女子ではキャプテンが大将を務めるのがチームの伝統。しかし、池田さんの調子がいまひとつ上がりません。
岩城規彦監督「どんな気持ちだ?」
池田胡春キャプテン「申し訳ない」
岩城監督「申し訳ないって、今まで何回申し訳ないがあったよ。申し訳ないからどうしなきゃいけないんだ。副将だからいいの?責任感がないよ。いつになったら3年生になるんだ。いつになったらキャプテンなるの、決めないと心でやるって」
◆岩城監督の期待
3年生に残る大会は玉竜旗とインターハイの二つ。8月のインターハイを見据え、池田さんは今回、副将となりました。
岩城規彦監督「ここで池田が副将で、大将が残っている保険を持った中で、どんな試合をしてくれるかがインターハイにかなり影響する。それがきちんとできるか、もう一皮むけないといけない、気持ちが」
◆「玉竜旗」勝ち抜きトーナメント方式
迎えた玉竜旗本番。
「全員で一つになって勝つよ」
玉竜旗は5対5の勝ち抜きトーナメント方式、全国から集まった女子306チームが頂点を目指します。
中村学園女子は、順調に勝ち進み準決勝進出。会場にはかつて玉竜旗を制した父・康二さんの姿も。
父・康二さん「頑張れっていう気持ちで見ているんですけども、どうしてもイラッとするところもありますけど。目の前の相手に対して集中しているんだろうなと思いながら、僕も冷静になるべく見るようにはしています」
◆準決勝は強豪・八代白百合学園
準決勝の相手は高校剣道3大大会の一つ、春の選抜を制した熊本の強豪・八代白百合学園。中村学園女子はリードを許した展開で、副将の池田さんに出番が回ってきます。
池田胡春キャプテン「ピンチの場面で回ってきたんですけど、練習でやってきたことを出せば大丈夫という思いで試合して」
◆池田キャプテンが二人抜き
負ければあとがなくなる状況の中、連続一本で二人抜き。相手の大将には敗れたものの、副キャプテンの鈴木さんが大将同士の決戦を制します。
◆優勝を決める「一本」
決勝戦、試合を優位に進め残るは相手の大将のみ、中村学園女子は池田さん。
一進一退の攻防が続き5度目の延長戦へ…
「一本」
史上最多タイの玉竜旗5連覇、そして池田さんにとっては一家4代での玉竜旗制覇の偉業を成し遂げました。
◆父「最後の面は100点あげたい」
父・康二さん「本人にとっては親が優勝していたり、祖父が優勝していたりは、少なからずいろんなプレッシャーになっていたのかなと思いますけど、その中でよくしっかり頑張ってくれたかなと思います。最後の面だけは100点あげたい」
池田胡春キャプテン「初戦から仲間がチームのためにという思いで、必死につなげてきてくれて、決勝戦は絶対に自分が決める気持ちで試合しました。本当に純粋にすごく嬉しいですし、ひいおじいちゃんからおじいちゃん、お父さん、そして兄ができなかった分、自分ができたのは、すごく嬉しいです」