SANCTUARY 聖飢魔Ⅱ SEIKIMA II
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- Опубликовано: 12 сен 2024
- 小教典"真昼の月 ~MOON AT MID DAY~”のカップリングとして発表されました。
1997/6/21発布。翌7月に発布される大教典"NEWS"に先駆けた発表です。BMG時代の小教典は購入
したモノが"Brand New Song"のみだった為、このナンバーはこの度の購入で初視聴になります。
先々月、Amazonにて購入し、例によって自分好みの音像に弄ってます。"WORST"のアップロード
を機に(折角だし・・・)とアップさせて頂きました。
念の為(?)Amazonを再び覗くと何と!この小教典が「在庫切れ」になってるではありませんか!
「あっっぶねえええええええ!!!!」と心底戦慄を覚えました。と同時に(買っといて良かっ
た・・・)と安堵もしました。
間違いなく9月に発布された新作"BLOODEIST"と、今現在敢行中の「35++執念の大黒ミサツアー」
の影響によるモノです。正に「布教」の霊験灼かと云うべき出来事です。
サンクチュアリィ。一般的には聖域と訳されます。そして聖域とは
「 聖人の地位または境地。」
「神聖な地域。神社・寺院の境内、神が宿るとされる所など。」
「それに触れてはならないとされている問題や領域。」
等と出ます。(weblio辞書:引用)
個人的経験として、この言葉を初めて知ったのは聖闘士星矢でした。奇しくも聖飢魔Ⅱの地球デビ
ューと同じ、1985年に連載開始されたコミックです。ガキで知識もなかった当時、何となく意味
を調べて「聖地」位の、実に解像度の粗い認識を長い事して参りました。ですがこのナンバーの詞
で表現された「サンクチュアリ」とは当て嵌らなさそうです。この場合は先述した引用のうちの
「それに触れてはならないとされている問題や領域。」
が一番しっくり来そうです。
「13階の4号室だけは 決して泊まってはいけない」
まるで都市伝説や心霊スポットを表現した詞です。ニュアンス的には「アンタッチャブル」と云う
言葉に近い使い方に思えます。13と云う西洋に於ける忌み数と、4と云う日本語圏に於ける忌み数
の複合技で、そのナンセンスとも思える修辞が、より都市伝説の持つ通俗性を強調してますね。
ですが2コーラス目、
「13枚目 4曲目の歌は 愛なしには聴けない Sanctuary」
と又意味深な詞が目を惹きます。13枚目・・・第十三大教典"NEWS"の4トラック目の収録曲と云
えば"Brand New Song"ではありませんか!調べててこの結論に辿り着いた時は鳥肌が立ちました。
やはり閣下にとってこのナンバーが如何に大切な作品なのかと云う事が改めて伝わって来ます。
この2コーラス目の「Sanctuary」の意味は上述のうちの「神聖な地域。神社・寺院の境内、神が宿る
とされる所など。」に近いモノ、聖なるモノとして使用されてる事が実にエモーショナルです。
Brand New~が収録されてる大教典から外れた、シングルのカップリングでそういうアンサーソング
の様なギミックをさり気なく仕込む閣下のエスプリ、機智に富んだこういう所は流石としか言い様
がありません。これだから聖Ⅱはやめられないんです。
に、しても全体的に爽やかなサウンドと、葛藤や哀愁、苦悩と云った心の叫びを赤裸々に表した詞
で構成された楽曲群で埋め尽くされた大教典"NEWS"からのシングルカット、そのカップリングと
してはかなり意外なサウンドと教義(歌詞)です。悪魔的でアグレッシヴ、低音の利いた鋭利なサ
ウンドは従来のデモニックなメタルバンドとしての彼らの姿が表されてます(だからこそ大教典
"NEWS"への収録からは除外されたのでしょう)。
のべつ低音部を地鳴りの様に刻むギターがすこぶるスリリングで、とても心地良いです。
リードギターもこのヘヴィなリフの上で、綾が強く心の弁に気持ちよく引っ掛かる長官特有の旋律
が濃密で堪能出来ます。これはもっと早くに視聴すべきでした。表題曲"真昼の月"とカップリング
のこのナンバー、二曲ともリードギターを長官が担当されてます。こういうパターンのシングルカット
も珍しいですね。普通は両名のギタリストがお互いにどちらかのリードギターを担当するモノですが。
いずれにせよ個人的にかなり好きな聖曲になりました。
作詞 デーモン小暮閣下
作曲 エース清水長官
これだけの曲が「隠れた名曲」になってしまってる現状には正直不満を覚えます
(小教典は軒並み絶版)。
幾度となく極悪集大成盤(ベスト盤)が発表されてる割には、このナンバーの様に「選出漏れ」の
名曲の多い事!新譜を発表された今回が正に好機だと思うので、再び新規の極悪集大成盤も発表して
頂きたいですね。
追記:この動画に広告が勝手についてしまいました。調べたところ2021年6月の利用規約の変更に
よるモノらしいです。この曲が「著作者による利用制限」が無い為に起きた事の様です。
快適な視聴の妨げになってしまい、申し訳なく思います。収益化の申請、その受理が無い動画にも
広告が付く様になってたのですね。。世知辛い(慚愧)