第367回「黒歴史的な昔の作品、映画『トラペジウム』の感想」【人生思考囲い】

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  • Опубликовано: 20 июн 2024
  • ■黒歴史的な昔の作品
    ・お便り「じんしこ第331回の阿佐ヶ谷リアル囲いの振り返り放送にて、あらばきさんがポーンさんの同人誌を紹介するにあたって、ポーンさんから『みんなも黒歴史的な昔の作品を公開することをためらわないでほしい』というメッセージを貰ったというお話をしていたので、わたしの創作物のことをお便りしようとおもいます。先日、家の整理をしていたところ容量が256メガバイトという現在ではとうてい考えられないようなふるーい型のUSBメモリが見つかりまして、その中をのぞいてみたところ、おそらく自分の人生でほぼ最初のころに書いたと思われる二次創作SSが発掘されました。内容は、デ・ジ・キャラットのでじこがお腹を空かせていたところに、わたし自身である主人公が通りかかり、ファストフード店に連れて行って一緒にハンバーガーセットを食べるというものでした。そのとき、お嬢様であるでじこはいままで一度もハンバーガーを食べたことがなかったので、『これがでじこにとって初めて食べた【ファースト・フード】だにょ』と感謝を言わせるという、ときめきメモリアル2の伊集院メイのルートイベントを丸パクリした代物でした。自分がときメモ2をプレイした時期とデ・ジ・キャラットに夢中になっていた時期を思い起こすにあたり、おそらく当時14~15歳くらいの作品だとおもいます。まさに若さのひと言です」
    ・このお便り、美しすぎる!!→ばき「でじこってそこまでハッキリとお嬢様キャラじゃないのに、この人の頭の中では成立してるんだね…」→別作品、別キャラ同士を掛け合わせるキメラのような二次創作
    ・中野「俺の黒歴史的な作品…バンプの歌詞を引用?イメージ?した漫画とか描いてましたね」→主人公が真っ暗な空間の中で泣いている誰かと出会う→それは幼い頃の自分自身だった…
    ・ばき「烈火の炎と封神演義を混ぜたような作品描いてました」→名作が生まれそうじゃん
    ・創作コラージュ論→デ・ジ・キャラットとときメモ2のかけ合わせ方は人それぞれ違う→作家性が浮かび上がる
    ・中野「でじこっていいですよね…俺、でじこの事をよく知らないから、それ故にずっと恥ずかしさと憧れを抱いている気がする」→思春期の頃に雑誌やビデオ屋さんの片隅で見かけたオタクっぽすぎる可愛いキャラクター
    ・手塚「昔YAIBAが好きすぎて、覇王剣みたいな剣を沢山描いて…その紙を人に見られて恥ずかしかったという記憶があります」→あるある~
    ・幼少手塚命名のミニ四駆「ライシングブーメラン」→『ライジング』という単語の意味を知らないせいで「゛」が抜け落ちた
    ■映画「トラペジウム」の感想
    ・お便り「今回取り上げていただきたいトークテーマは、映画トラペジウムです。お三方はこの作品をご覧になりましたでしょうか?強すぎる光に当てられた少女の、歪ながらも輝かしい青春の姿に私もすっかり脳を焼かれてしまいました。本当に良い作品でした…。アイドルをテーマにした作品はじんしこでも度々取り上げられていたので、是非お三方のご感想をお聴き出来ればと思い、お便りを送らせていただきました。取り上げていただけると幸いです。
    P.S.
    我 東ゆう 
    感謝 蘭子 
    待たせたな くるみ」
    ・手塚とあらばきは視聴済み、中野は未視聴
    ・ばき「トラペジウム、『信用できない語り手もの』だな~って思いました。主人公の東ゆうちゃんの主観で語られているせいで、エピソードが歯抜けになっていて、意図的に視聴者に誤読をさせるようなつくりになってる気がしました」
    ・手塚「読者に対して情報が伏せられたままお話が進みますよね。東ゆうちゃんがどうして学校に侵入してスカウトしてるのかとか、最初は分からないし…」
    ・何でアイドルになりたいのにオーディションを受けなかったの?→東ゆう「全部落ちたんだよ…」→中野「かわいそう!!」手塚「このシーンを見たときに、この映画面白いなって思ったんですよね」→アイドルになれなかった女の子が、それでも諦めずにもがいている話だった事がようやく視聴者に説明される
    ・手段を選ばないもがきっぷりが咎められる→結局グループが瓦解する
    ・手塚「東ゆうを見ているとジャックハンマーを思い出すんですよね」→気持ちだけ強くて肉体がついてこない→ドーピングによる強化と破滅
    ・車椅子の子はアイドルを諦める→東ゆうはその子にアイドルになるよとこっそり宣言する→手塚「最初から諦めてしまう子に対して私はアイドルになると宣言するのって、一見無神経に見えるんですけど、東ゆうがオーディションに落ちまくっていた…という過去を踏まえて考えると、別の見え方が浮かび上がってくる気がしました」
    ・ばき「トラペジウムの難しいところって、東ゆうは悪いことばっかりしてるように見えるけど、作中の端っこの方でさり気なく良いことも沢山してるんですよね。ただ、それが意図的に視聴者に隠されてて…」→東ゆうはアイドルグループ結成の為に奮闘→結果的に4人の間に友情が生まれた
    ・東ゆうの悪辣さばかりが主張され、善行が隠される演出意図とは?→手塚「アイドルって何なんだろう?って事を描こうとしたんじゃないかと思いました」→少ハリ「アイドルとは神か生贄か…」
    ・手塚「トラペジウムにおいてのアイドルは、他者に奉仕する人ではなくて、あくまで自分の為に必死になってる人で、その結果として周りの人が勝手に救われるんだ…という描かれ方だった気がします」→東ゆうの持っているアイドルの才能
    ・東ゆうを好きになれるかどうかでこの映画の評価は大きく変わる
    ・肯定派?否定派?→手塚「どちら派かと聞かれれば、僕は『風水派』です」→!?!?!?
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Комментарии • 1

  • @coyotenougat
    @coyotenougat 12 дней назад +4

    トラペジウムに賛否あるのは、途中まで作品テーマを偽装していたために
    「なんだかんだあっても最終的にみんなでサクセスする話」とか「東ゆうが陰謀を暴かれて因果応報を受ける泥ママ的な話」などの展開を期待していた人が、望んでたのと違う方向に急ハンドルを切られてついて行けずにコースアウトした的なこともありそうだと思いました。
    「東ゆう絶対許せねえ」モードに入ってた場合、被害者のみんながあっさり和解してしまうと、自分の怒りの持って行き場がなくなって「俺だけ器の狭い人間ってことなの?」って感じに辛くなりそう。