和（やわら）の夢(Dream of Peace 2)

【聖徳太子の時代ソング（再現歌）とは？】
この再現歌は、
聖徳太子の教えと飛鳥時代の文化的背景を表現したものです。
仏教の精神、調和の大切さ、人々の希望が込められた歌詞で、
古代日本の精神を現代に再生する試みです。
当時の日本における自然観、神仏混淆思想、そして未来志向が、
歌詞の中で融合されています。
和歌の調子を取り入れ、
飛鳥時代特有の優雅さや素朴さを感じられる音楽に仕上げています。
【聖徳太子とは？】
聖徳太子（574年 - 622年）は飛鳥時代の日本を代表する政治家・思想家で、
仏教を基盤とした国家統治の精神を築きました。
「和を以て貴しと為す」という十七条憲法の教えに象徴されるように、
調和を重視し、人々が争わずに共に生きる社会を理想としました。
また、仏教経典の注釈書を著し、
宗教的寛容や文化の発展にも寄与しました。
彼の思想は、現代にも続く日本の精神文化に大きな影響を与えています。
【聖徳太子の時代】
聖徳太子が活躍した飛鳥時代（6世紀後半から7世紀）は、
日本が国家としての基盤を整え始めた時代です。
仏教の伝来や、隋や朝鮮半島との交流によって、
中国文明の影響を受けながらも、日本独自の文化が形成されていきました。
太子は天皇中心の中央集権体制を整え、冠位十二階や十七条憲法を定め、
和と調和を基盤とする政治を行いました。
また、法隆寺の建立など、
仏教を中心とした文化振興にも力を注ぎました。
「和（やわら）の夢」
Verse 1
あさかげの　露（つゆ）したたれど
みゆきの山（やま）に　陽（ひ）は照りぬ
人の道（みち）　ひとつ心（こころ）に
和（なごみ）の風（かぜ）　吹きわたる
Chorus
ともに生（い）く　この世（よ）の幸（さち）
争（あらそ）い捨てて　愛を結ばん
和（やわら）の調（しらべ）よ　天（あめ）に響き
未来（あす）の国（くに）へと　道をつなげよ
Verse 2
はるかなる　大海（おおうみ）の波（なみ）
月（つき）さやけく　夜を照らす
み仏（ほとけ）の　教え仰（あお）ぎて
和（なごみ）の夢（ゆめ）　ともに見る
Chorus
ともに生（い）く　この世（よ）の幸（さち）
争（あらそ）い捨てて　愛を結ばん
和（やわら）の調（しらべ）よ　天（あめ）に響き
未来（あす）の国（くに）へと　道をつなげよ
Bridge
青（あお）き山々（やまやま）　花（はな）薫（かお）りて
緑（みどり）の里（さと）に　歌は響く
共（とも）に手（て）取りて　道（みち）を拓（ひら）き
和（なごみ）の心（こころ）　光（ひかり）満（み）つ
Outro
あさひさす　この世（よ）の果（はて）まで
和（やわら）の夢（ゆめ）を　広げ続けん
人々（ひとびと）よ　心（こころ）をひとつに
千代（ちよ）の未来（あす）まで　愛を奏（かな）でん