消防ロボットシステム：スクラムフォース（音声付き）

【作成者】消防研究センター
【概要】市原市消防局に配備しているスクラムフォースを紹介します。
スクラムフォースは、東日本大震災の発生した石油コンビナートにおける大規模火災や、その翌年に発生した化学プラントにおける爆発火災など、火炎の熱や爆発危険などによって消防隊員が炎の近くで活動することが難しい火災に対応することを目的に研究開発しました。
上空から災害の状況を偵察し、放水などの活動を監視する飛行型偵察監視ロボット：スカイ・アイ、地上から災害の状況を偵察し、放水などの活動を監視する地上走行型偵察監視ロボット：ランド・アイ、放水を行う放水砲ロボット：ウォーター・キャノン、ホースを敷設するホース延長ロボット：タフ・リーラー、そして、各ロボットが収集した情報を解析し、指令を伝える、指令システム、スクラムフォースを搬送する車輌で構成されています。
スクラムフォースには自動的に飛行・走行する、ホースの繰り出しコントロールなどを行う等ロボット自身が判断し作業する自律機能、複数のロボットの画像を相互に利用し的確に放水を制御する、先を走るロボットに追従して走行する協調連携機能高い放射熱に耐える耐熱機能等の先端技術を取り入れています。
平成３０年度にプロトタイプを完成させ、令和元年〜市原市消防局で試験的な運用を開始しました。試験的な運用を基にプロトタイプを改良し、令和３年度〜本格的な運用を開始しています。
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