吉田裕史氏へ文部科学大臣表彰を授与

【指揮者の吉田裕史氏への文部科学大臣表彰】
９月25日、指揮者や音楽監督としてイタリアオペラの普及など国内外で活躍する吉田裕史氏に文部科学大臣表彰を授与しました。
吉田氏はイタリアオペラの日本人先駆者として国内外で活躍。また、ウクライナ国立オデーサ歌劇場首席客演指揮者として、戦禍の中も公演活動を行い、現地の人々を勇気づけるとともに、寄付活動を通じで、フルオーケストラの来日を実現するなど、日本とウクライナの音楽交流に尽力されました。
盛山大臣から表彰状を授与した後、懇談を行いました。
吉田氏は、文部科学大臣表彰の授与への感謝とともに、本場であり憧れの地であるイタリアでオペラの偉大な力を思い知らされ、愛されて年間何万回と演奏される日本語のオペラを生み出したいと話されました。
また、音楽で我々日本人も世界に出ていく、あるいは世界に貢献することができ、日本が世界から称賛される憧れの国になるよう引き続き頑張っていきますと述べられました。
盛山大臣は、我々も日本のソフトパワーを日本の産業としてもっと海外へ発信し打ち出そうとしているとし、例えばパリのオペラ座に行くのと同じように海外から日本の劇場へ行こうって思ってもらえるようにしていきたいと考えていると述べました。
文部科学省では舞台芸術の水準向上や持続可能な発展を図るため、質の高い公演等の実施や国内外への配信を支援する等、文化芸術の振興に取り組んでまいります。