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麻酔科です。20以上の病院の手術室で勤務したことがあり、他施設の麻酔科医と話すことも当然ありますが、おそらく麻酔導入時に自己膨張型のバックバルブマスクを使用している病院は、ほとんどないでしょう。ほとんどの関係者も誤解していますが、非挿管、非気管切開患者へはBVM、挿管または気管切開患者へはジャクソンリースを用いるという使い分けは、間違いだと思っています。BVMの良いところ(と思われているが、実は悪いところ)は、本当は有効な換気ができていなくても、気道コンプライアンスを感じ取りずらいことと自己膨張することで、有効に換気ができていなくてもあたかも人工呼吸ができている感が漂うところです。ジャクソンリース回路を用いていれば、換気不能であれば揉んだ時のバックの抵抗の変化やそもそもバックがすぐに潰れてしまうなどで、換気ができていない状態が一目瞭然になります。よって、ジャクソンリースなどの非自己膨張型のバックで人工呼吸を適切に行える人にとっては、自己膨張型のバックの出番は、病院の建物外や廊下など、酸素供給源へのアクセスがないという時に限定されるはずです。(メリットはほとんどそれだけ)周りの医師などに聞いても動画のような使い分けを言われるかもしれませんが、それぞれの原理とメリットを考え、本質を見極めてください。よく勉強されていて、いい動画をたくさん上げてくださっているので、応援しています。
ご指摘と詳しい解説ありがとうございます!!完全に誤解していました。とても勉強になります🙇♂️このBVMに限らず、しっかり本質を見抜ける看護師になれるよう精進します。今後とも引き続きよろしくお願いいたします!
麻酔科です。20以上の病院の手術室で勤務したことがあり、他施設の麻酔科医と話すことも当然ありますが、おそらく麻酔導入時に自己膨張型のバックバルブマスクを使用している病院は、ほとんどないでしょう。
ほとんどの関係者も誤解していますが、非挿管、非気管切開患者へはBVM、挿管または気管切開患者へはジャクソンリースを用いるという使い分けは、間違いだと思っています。
BVMの良いところ(と思われているが、実は悪いところ)は、本当は有効な換気ができていなくても、気道コンプライアンスを感じ取りずらいことと自己膨張することで、有効に換気ができていなくてもあたかも人工呼吸ができている感が漂うところです。
ジャクソンリース回路を用いていれば、換気不能であれば揉んだ時のバックの抵抗の変化やそもそもバックがすぐに潰れてしまうなどで、換気ができていない状態が一目瞭然になります。
よって、ジャクソンリースなどの非自己膨張型のバックで人工呼吸を適切に行える人にとっては、自己膨張型のバックの出番は、病院の建物外や廊下など、酸素供給源へのアクセスがないという時に限定されるはずです。(メリットはほとんどそれだけ)
周りの医師などに聞いても動画のような使い分けを言われるかもしれませんが、それぞれの原理とメリットを考え、本質を見極めてください。
よく勉強されていて、いい動画をたくさん上げてくださっているので、応援しています。
ご指摘と詳しい解説ありがとうございます!!
完全に誤解していました。とても勉強になります🙇♂️
このBVMに限らず、しっかり本質を見抜ける看護師になれるよう精進します。
今後とも引き続きよろしくお願いいたします!