【市民公開セミナー】今、増えている膵臓がんについて

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  • Опубликовано: 30 ноя 2024
  • 【概要】
     本講演では、現在増えてきている膵臓がんを取り上げて解説を加えた。
     近年、膵臓がんは増加傾向にあり、ここ20年で倍増している。2019年では罹患者数は約4万数千人で、男女比はほぼ1:1である。死亡数で見ると、2020年で約3万7千人であった。難治がんの一つであり、死亡率は男性で第4位、女性で第3位になっている。
     膵臓がんのリスクファクター(危険因子)として、家族歴、肥満、糖尿病、喫煙、多量飲酒、慢性膵炎などが挙げられる。リスクを下げるためには、悪い生活習慣の改善が重要である。
     膵臓がんの症状は、胃のあたりや背部がなんとなく重苦しいとか、食欲がないなど漠然としたものが多くつい放置しがちであるが、進行すれば時間とともに明らかな症状が出現してくる。膵臓がんは発見時ほとんどが進行がんで5年生存率は10%弱である。早く見つけて早く治療することが肝要であり、そのためには健診による早期発見が重要となる。
     膵臓がんの根治療法としては、手術で摘出することが望まれるが、こうした症例は全体の20%程度である。そして術後は補助化学療法が追加される集学的治療が行われている。治療成績は2000年の始めに抗がん剤ゲムシタビン(GEM)が出てから徐々に成績の向上がみられるようになった。現在、患者さんの状態が許せば、GEMを中心とした多剤併用療法が行われている。放射線療法は局所進行がんに対して、抗がん剤との併用で行われ、切除可能となれば手術(コンバージョン)が可能となる場合もある。最近、病巣部に集中的に照射する重粒子線治療が保険適応となり、新たな選択肢が増えた。
    【講師】
    大阪がん循環器病予防センター 
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    ■大阪がん循環器病予防センターHP
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