ブルースの共演・競演 八代亜紀・サムテイラー
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- Опубликовано: 3 фев 2025
- 八代亜紀さんがテナーサックス奏者のサム・テイラーさんの演奏で日本のブルースを歌っています。曲は、「東京ブルース」「港町ブルース」「柳ヶ瀬ブルース」「あなたのブルース」の4曲です。サムテイラーさんは日本の演歌歌手との共演はわずか数人しかありません。八代亜紀さんはその数少ない歌手の一人になります。彼は1916年7月12日、テネシー州レキシントンに生まれ、彼の母と姉はピアニスト、父親はギタリスト、兄の一人がコーラスの指揮者で、もう一人がドラム奏者という音楽一家で、子供の頃から音楽に親しんでいます。そして、インディアナ州にあるルーズベルト・ハイ・スクールに進学した頃クラリネットを吹き始め、間もなく兄のポール・テイラーの楽団に加わって演奏活動を始めました。次いでアラバム州立大学に入学。そこでアルト・サックスを習い、間もなくテナーに転向しました。彼はジャズは勿論、強烈なロックやしびれるような甘い官能的なムードも得意という多彩なレパトリーを持つ才人で、八代亜紀さんのブルースにもその素晴らしさが表れています。しかし、その名手に伍して日本の演歌を歌い上げる八代亜紀さんも見事なものです。彼女はこの時、弱冠25歳です。柳ヶ瀬ブルースを聴いていると、歌っている最中に明らかに笑みを浮かべて歌ったと思われる箇所があります。相当余裕があったんだなと推測できます。これは本題と少しそれますが、あなたのブルースの♪あなた、あなた、あなた、あなた・・・♪と歌い上げる箇所がありますが、この声があの”ためしてガッテン”のレギュラー山瀬まみさんに非常に似ていると感じます(笑)。皆さんはどうですか?サムテイラーさんは音楽に関しては人一倍うるさかったとのこと。八代亜紀さんとの共演の時はどうだったのでしょう?何か注文があったのでしょうか?それとも演歌の女王(この時はまだこの様には言われておりませんが)が、美貌とその歌唱力で彼を魅了させてしまったのでしょうか(笑)。サムテイラーさんは既に1990年10月5日に74歳で亡くなっており、誰も彼と共演することは出来ませんが、1916年生まれのサムテイラーさんと1950年生まれの八代亜紀さんが最盛期のアーティストとして共演できる期間はわずかしか無かったと思います。この奇跡的な企画をした当時の音楽関係者も素晴らしい才能を持った人たちだと思います。