1974日産バイオレットバン⑫初代オーナーとの再会

バイオレットで群馬県太田市に行って来ました。目的は「バイオレットの最初のオーナーに元気な姿を見せる」こと。
1974（昭和49）年式の日産バイオレットバン、なんと最初からの記録簿がすべて残っていてオーナーの名前も載っています。個人名義であれば探しようもないですが、商用車なので使用されていた店舗名が書いてありました。その名前は「すえひろ食堂」、バイオレットは太田市の食堂で使われていたのです。
数ヶ月前ふと「すえひろ食堂は今もあるのかな？」と思ってネットで調べてみたらなんと同じ名前の食堂がある、しかも記録簿に書かれていた住所とも一致。50年前にこの車を買った人に間違いありません。前の持ち主が判明したからには、バイオレットが健在であることを知らせてあげたいと思い、余計なお世話なことなのは100も承知で連絡してみることにしました。お店のHPやインスタは無く、メールアドレスもわかりません。いきなり電話して「あなたが50年前に買った車に乗っています」と言うのも新手の詐欺みたいではばかれるので、最後の手段で手紙を出しました。バイオレットは今も元気に走っていることと写真を添えて。すると数日後返信が来ました。手紙への御礼と「ぜひバイオレットに会いたい」と書かれていました。
そこからバイオレット保存会の相方こひさまとバイオレットを群馬県太田市まで見せに行く作戦を開始したのですが片道150kmを走るためには色々と修理が必要でした。ようやく先月中に修理が終わりいよいよ本日決行。バイオレットは好調でトラブルなく太田市へ到着しました。
前（初代）オーナーのすえひろ食堂の親父さんは御年83歳、現在も奥さんと息子さんとでお店を切り盛りされています。ランチタイム終了のタイミングでお店にうかがいいよいよバイオレットとの再会。親父さんの最初の言葉は「おお！カッコイイ」（笑）
色も変わってしまっているし、車高も低くなっているし、ホイールも違う。でもあちこちに親父さんの思い出が残っていました。「ここの穴はオレが開けたんだよ」「ここから雨漏りしたんだよな」「家族4人で新潟に海水浴に行ってあまりに暑かったからこのエアコン付けたんだ」などなどたくさんのお話が聞けました。そして親父さんを助手席に乗せて近所を一周。「音は変わらないね」「こうやって仕入れや配達したんだな」とバイオレットとの対話を楽しんでいるようでした。そしていよいよお別れの時。ずっとバイオレットを見送る親父さんの姿に「また必ずバイオレットの元気な姿を見せに来ます！」と心に誓いました。
50年前の旧車が繋いでくれた不思議なご縁。これからもこのバイオレットを大切に走らせて行きます。

[@圭祐岩瀬]

素晴らしい🎵俺は群馬県太田市在住だよ☺️お疲れ様でした🎵

[@かいがら虫]

20年かぁ愛着はあったでしょう。初代オーナーさんは車を見て、苦しい思い出や楽しい思い出など走馬灯ように思いでしょう。多分、バイオレットバンを見て開口一番、まだ、有ったのか⁉️かなぁ😄

[@24emon37]

懐かしい思い出が蘇ってきました。バイオレット、いい車ですねー。

[@今井和雄-x4i]

走行中のギシギシ音が懐かしい感じです。自分が小さい子供の頃はこういった車はいっぱい走っていました。

[@windroad917]

コメントありがとうございます。バンで後輪はリーフリジットなので跳ねるしギシギシ鳴りますね(笑)

[@kozi3347]

ウチも商売してて30系カローラバンにオヤジが乗ってました。車種は違うけど既視感がする｡｡

[@kanaguchiyutaka8855]

すっげぇ、何時の間にか第12回になってる!!

[@windroad917]

ネタには事欠かないからね(笑)

[@石黒和彦-p4t]

バイオレットのハードトップ代車で乗った事あるけどシート位置がかなり低くくてレースしてる感覚がした。

[@梶浦忠明]

しなやかの車

[@ミスターご立腹]

まだ走ってるとはおどろきだぁ。