海界の村を歩く 太平洋 間崎島（三重県）

間崎島は、真珠のふるさと英虞湾のほぼ中央にある小さな島。元文元年（1532年）頃、本土から４戸が移住したのが始まりといわれる。リアス式海岸の波静かな湾内では真珠養殖の筏がカスリ模様を描く。住民の大部分が真珠養殖業を営み、平成７年には約４億円の水揚げ高を誇ったそうだ。
そのような背景は、集落を構成する建物が小さな島に似合わず高いグレードのものであることからも容易に理解できる。集落町並みとしてはどこにも紹介されていない発見の島集落である。
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