【胃腸炎】コロナだけじゃない!?気をつけるべき病気 感染性胃腸炎【トコトン聞いてみた】(2022年2月4日)
HTML-код
- Опубликовано: 9 сен 2024
- 感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの第6波。しかしその陰でじわじわと感染を広げている病気があった?!アルコール消毒が効かないその病気とは!トコトン聞きました。
新型コロナの感染拡大が深刻な状況となっていますがその陰でじわじわと感染を広げている病気…それがこちら「感染性胃腸炎」
感染性胃腸炎とは、何らかの微生物が体内に入って引き起こされる病で、代表的なものでいうとウイルス性ならノロウイルスですとかロタウイルス細菌性でいうとカンピロバクターやサルモネラ菌などが原因です。
症状は激しい嘔吐や下痢、腹痛がほとんどで、まれに発熱を伴うこともあります。数日で症状は治まりますが、小さいお子さんや高齢者の方は
脱水症状に注意が必要だということです
実は愛知県内の感染者数、1月に入ってから1週目が647人、2週目が949人、3週目が1118人とじわじわと増加しているんです。
愛知県衛生研究所によりますと、年末から今の時期にかけてピークを迎え、ここから3月くらいまで感染者が多くなるそうです。
◆非常に感染力が高いのでもし家族が誰か罹れば全員り患する可能性が高い
◆り患した場合入院に直結するわけではないが、コロナで医療がひっ迫している現状を鑑みると自分で予防できる病気は予防してほしい
・・・と担当者は話しています。
ではこの感染性胃腸炎、どのように感染するのでしょうか。感染制御学が専門の清水宜明教授にお話伺いました。
感染経路は
◆カキなどの二枚貝や加熱が不十分な生の海産物を食べて感染
◆感染者の吐しゃ物にもウイルスが含まれているので、嘔吐した後の処理などを他の人がした際に病原体が手に付着してそのまま体内に入って
感染が広がる
というパターンもあります。
ここで問題なのは
◆ワクチンや特効薬がない
◆主な原因となるノロ・ロタはアルコール消毒が効かない
今皆さんコロナ対策としてアルコール消毒されてると思うんですが、これはノロ・ロタの予防策にはならないんです。どういうことかと言いますと、ウイルスというのは、脂質性の膜に覆われているエンベロープウイルス(新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス)と、脂質性の膜に覆われていないノンエンベロープウイルス(ノロウイルスやロタウイルス)に分けられます。
この脂質性の膜というのはアルコール消毒に弱く、消毒されると膜が壊れて、ウイルスもダメージを受けます。しかしノロやロタはこの脂質性の膜がないので、もともとのウイルスのアルコール消毒に対する防御力がある。つまりダメージを受けない。ですので、いくらアルコールで
消毒しても手に付着したウイルスは残ったままなんです。
ではどう防ぐのか。
ウイルスを洗い流す、つまり手洗いが一番の予防に繋がるということなんです。さらに言うと、石鹸も使ってほしいんです。石鹸がノロウイルス自体を弱毒化するのは難しいんですが、石鹸を使えば時間をかけて
手洗いしますよね。それが大切なんだそうです。
また、感染性胃腸炎は生もの、特に海産物の調理で感染します。
ドラッグストアなどで売っている除菌液の一種ですね。「次亜塩素酸ナトリウム」で除菌、これを台所周りや調理器具など次亜塩素酸で拭いて予防(使用上の注意を読むこと)、また、生ものを調理する際はしっかり火を通すですとか、生ものに使った調理器具はその都度洗うですとか
そういったことでも感染性胃腸炎を防ぐにはとても大切だと話していました。
今お伝えした感染性胃腸炎はもちろん、新型コロナウイルス、そして様々な感染症を防ぐためにも、アルコール消毒のみにならないよう、
今一度しっかりと手洗いを心掛けるようにしてください。
ここまでトコトン聞いてみた、でした。
▼チャンネル登録はコチラ↓↓応援お願いします!
/ @aichi-news
▼ニュース公式SNS
◇Twitter(情報提供はこちら)
/ news_tva
◇TikTok
/ tva_news
【主な報道番組】
▼5時スタ 月~金 17:00~17:25
今、気になるニュースを「暮らし」に密着した視点で伝えます。
tv-aichi.co.jp...
▼TXNニュース 土日 17:20~17:30
日本や世界の最新ニュースをコンパクトにお伝えします。
▼映像提供はこちら
tv-aichi.co.jp...