海上自衛隊の護衛艦『はるさめ』が八代港に【熊本】 (24/09/13

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  • Опубликовано: 10 дек 2024
  • 国内外で警備・防衛を担う海上自衛隊の護衛艦『はるさめ』が先日、八代港に来港し、体験航海が行われました。普段立ち入ることができない動く護衛艦の内部を取材しました。
    八代港の岸壁に近づいてきたのは巨大な船体。
    9月7日、長崎県・佐世保港からやってきた海上自衛隊の護衛艦『はるさめ』です。
    自衛隊熊本地方協力本部や熊本経済同友会が海上自衛隊への理解を深めてもらおうと企画した『自衛隊・艦艇フェスタ』のいわばスペシャルゲストです。
    全長151メートル、高さはなんと47メートル。海にそびえる「動く要塞」。
    ところで『護衛艦』とはいったいどんな役目の船なのでしょうか?
    艦長、教えてください。
    【はるさめ艦長 林大佑2等海佐】
    「汎用タイプの船で、簡単に言うと「何でも屋」の船。平時は警戒監視や災害派遣、国際貢献から有事の戦闘に至るまで様々な任務に対応できる船」
    帝国海軍時代から数えて4代目となる「海の何でも屋」『はるさめ』は、ソマリア沖での海賊対策や中東地域での情報収集任務も行うなど数カ月にわたり海外へ展開することもあります。
    今回のイベントには、学生たちなど約200人が招待され、150人の隊員総出で船乗りの魅力を知ってもらう作戦です。
    一日艦長には、高校生の藤本あかりさんが任命され、いよいよ八代海へと出航です。
    【1日艦長 藤本 あかりさん】
    「めちくちゃかっこよくてやばい。緊張です」
    【熊本 竜太 リポート】
    「中に入ると6~7階のビルの真下にいる感覚です」
    入り組んだ階段を進み、船の指揮を執る艦橋に到着。
    この日は波も穏やかで視界は良好。参加者は巨大な船体を操る仕組みを学びながら艦内を散策します。
    【参加した学生】
    「揺れずに安定感がいい」
    「レーダーが動いているのがかっこいい。大きさがやばい」
    「(海上自衛隊は)家族と会えないイメージがある…」
    海の上でのリクルートですが、
    海上自衛隊の船乗りというと数カ月家に帰れない…スマホが使えない…など若者に敬遠されがちなのも事実。
    海上自衛隊は居住スペースの個室化やリラックスできる環境整備を進めているといいます。
    【林 艦長】
    「最近の若い人は電波がつながらない悩みが多いと聞いている。ワークライフバランスの一環で洋上でもスマホが使えるような環境整備をしている」
    人道支援や被災地にも派遣される『はるさめ』ですが、もちろん、主な任務は日本の海を守ること。
    潜水艦攻撃用の魚雷やミサイル、対空戦闘用の機関砲を備えています。
    最高速度は約60キロ。
    2時間の航海も折り返し地点へ到達。船尾へと進むと艦載型のヘリコプターが公開されていました。
    【1日艦長 藤本 あかりさん】
    「一生に残る思い出になりました。将来は外航船の船乗りとして日本の役に立ちたい」
    【ラッパ演奏】
    ヘリの格納庫では、熊本出身の隊員たちが海上自衛隊の信号ラッパを披露。
    参加者たちはフェリーとは全く違う雰囲気の船旅を楽しんでいました。
    また、八代市内では自衛隊の音楽隊と地元の中学生たちによるふれあいコンサートが行われ、満員の観客が大迫力な音色を楽しんでいました。
    365日、24時間、日本の海を見守る護衛艦。
    隊員と市民の交流を深める2日間の一般公開は『はるさめ』にとって束の間の休息となったようです。

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