水仙にワカバグモ、アミガサユリ Narcissus & Fritillaria verticillata fsthumb
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- Опубликовано: 1 янв 2025
- 水仙は、1月の誕生花です。
古家の一角に、レンガで囲った小さな生垣。
そこへ、毎年のように茎が上がり、花がさきます。
木洩れ陽をふりまくのは、南天の葉。
時には、水仙の花を支えたりしています。
水仙のまわりで芽吹いているのは、紫蘭。
紫色の蘭に似た花が咲くのは、まだだいぶ先。
雪が降ると、南天の葉に、どっさり積もります。
南天の木が、雪や雨を受け止めて、生垣に
水分を補給しています。
生垣に生える、真ん中が丸くて大きい水仙は、
ラッパズイセンです。
「万葉の森」の道端に咲く水仙は、群生し、
八重の花もつけたりする、ニホンスイセン。
水仙は、ヒガンバナ科です。
水仙の蕾は、ドロップみたいな形。
その少しうしろ、別の南天の木の下にも、
同じようなクリーム色の蕾が見えます。
この植物の名前は、花を見るまで、
見つけることができませんでした。
水仙の花びらが立ち上がり、続いて次の花びらも
立ち上がりそうで、しばらく待ってみましたが、
風は冷たく、花も急には咲きませんでした。
なぞの蕾は、少しずつ花びらの分かれ目が見え、
蕾の先が割れ始めました。
トノサマバッタが冬越ししているのは、ヒガンバナ。
冬の間に光合成をして、葉を光らせています。
アケビの冬の黒い葉と、萌えるカラスノエンドウの
若葉にもなじむ、おしゃれな擬態ですね。
やがて水仙の花も落ち着いたころ、なぞの蕾が
花と、開きました。下向きのままで。
下から花をのぞいてみると、外からは想像も
つかなかった、別世界。
花びらには不思議な編み目模様が入っていて
ここでようやく、「アミガサユリ」と分かりました。
水仙の花に、ワカバグモが乗っています。
透明なキミドリ色で、体の細長いこのクモは、
縁起のいいクモ、だそうです。
きんとん雲に乗る、天女?
カニグモの一種で、この個体は脚がピンク色。
乾燥が苦手で、木の葉の上などにいます。
アミガサユリは茎が細いので、葉が他のものに
つかまろうとして、自然に絡まっています。
花が、サイドから少し見えるようになりました。
シックなレース柄の入ったクリーム色の花びらと、
白いボンボンのような、おしべにめしべ。
確かに「編み笠」のようにも見えます。
アミガサユリは、中国原産の帰化植物。
漢方の生薬では、球根が二枚貝に似ている
ところから「貝母(バイモ)」と呼ばれます。
ユリ科。咳止めや痰切りに効能がある一方、
心筋を侵すアルカロイドを含みます。
日本では観賞用。
下から花を見上げると、空の深さや、異世界の
深淵に触れることが出来ます。
アミガサユリの花に届きそうな勢いの、
赤紫色の葉芽は、ボタンです。
アミガサユリには、赤紫色のむかごが出来ます。
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