骨粗しょう症の薬の処方の考え方

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  • Опубликовано: 16 окт 2024
  • 今回のミニ講演会は「骨粗しょう症の薬の処方の考え方」です。担当は高運研代表理事で伊奈病院副院長・整形外科部長の石橋英明先生です。
    骨粗しょう症の治療には様々な薬があります。骨吸収を抑制するビスホスホネート、サーム、抗RANKL抗体、骨形成を促進する副甲状腺ホルモン薬、骨形成促進と骨吸収抑制をあわせもつロモソズマブなど、仕組みも働き方も様々な薬があります。また服用の仕方も、毎日飲むものから、毎日注射するもの、半年に1回の注射のものまで違いがあります。今回はそれぞれの薬の解説や副作用だけでなく、年齢や骨密度、圧迫骨折の有無などによってそれらをどう使い分けているのか、処方するときの考え方をお話ししています。
    ご自身の処方されている薬について、どんな薬なのか、どんな機序なのか、どんな副作用があるのか、知っておくことはとても良いことです。ぜひ参考にしてください。

Комментарии • 31

  • @motohami3359
    @motohami3359 8 месяцев назад +7

    大変勉強になりました。週一のリセドロンとロカルトロール、痛み止めを処方されています。
    転ばない様に気を付けます。有難うございました。

    • @npo2650
      @npo2650  8 месяцев назад +2

      嬉しいコメントをありがとうございます!
      徐々に痛みが良くなるといいですね。

  • @CCC-e8c
    @CCC-e8c 8 месяцев назад +3

    とても詳しく分かりやすい説明で参考になりました
    整形外科では 前腕の骨密度だけで 宇宙飛行士も使っているからと 副作用ほかの説明もあまりないまま ボナロンを処方されました
    いい先生はどうやって探したらいいのでしょうか

    • @npo2650
      @npo2650  7 месяцев назад +2

      ありがとうございます。
      治療効果判定には、腰椎や大腿骨の骨密度を継続的に測っていく必要があります(少なくとも、その方がベターです)。
      クリニックの先生で、腰椎、大腿骨のDXA機器を備えているところは、骨粗鬆症のことがよく分かっていると考えて良いと思います。クリニックのホームぺージを見ると分かります。また骨粗鬆症財団のホームページにもクリニックの一覧と骨密度測定器の有無、種類のリストがありますので、検索してみてください。
      もちろん前腕の骨密度で治療開始して骨代謝マーカーなども見ながら上手に治療を続けていっている先生もいると思いますので、一概には言えませんが。

  • @loverin1615
    @loverin1615 8 месяцев назад +8

    骨粗鬆症と診断されミノドロン(ビスホスホネート)処方され下痢と口内炎の副作用ありました。
    医者に副作用のない薬は無い。と言われ治療が怖くなりました。
    治療を辞めたら悪化するでしょうか。
    SERMも視覚障害の副作用があるとか。
    注射は高いと聞いたので無理です。
    1番副作用がない薬は何ですか?

    • @npo2650
      @npo2650  8 месяцев назад +3

      コメントをありがとうございます。
      なかなかつらい副作用ですね。頻度は多くないですが、ビスホスホネートで下痢や口内炎を起こす方はいます。自分自身に起きる副作用は、全体で多かろうと少なかろうと関係ないですね。ビスホスホネートは合わないということで選択肢から外すしかないです。
      SERMの視覚障害は、網膜静脈の血栓によるもので、これはかなり稀です。頻度は、10000人に1人くらいと考えていいです。他に目立った副作用のないSERMは最も副作用が少ない薬と思っていいです。逆に乳がん予防やコレステロール低下といったメリットもあります。
      今の骨密度があまり低いとSERMでは間に合わないかもしれませんが、ご質問の答えとしては、SERMとビタミンDを飲んで運動と栄養を頑張る、ということかと思います。

  • @タッチ-f1o
    @タッチ-f1o 8 месяцев назад +5

    いつも分かりやすく丁寧な解説をしていただき有難うございます🙇
    アレンドロン酸を飲み始めて3年になりますが、顎骨壊死のことは心配ないと整形外科医師から言われました。20年、30年飲む薬だからということです。
    現在71才ですが、これから先20年近くも飲み続けるしかないのでしょうか?
    最近上顎に骨隆起(?)が出来てしまったので、薬が関係しているのでは?と心配になっています。
    骨隆起と顎骨壊死は全く違うものですか?
    これからもためになる動画の配信楽しみにしています。

    • @npo2650
      @npo2650  8 месяцев назад +1

      先ずは、ありがとうございます!
      アレンドロン酸は良い薬ではありますが、自分の場合は3年くらいで一旦休薬して、SERMなどに変えています。顎骨壊死の頻度は少ないとはいえ、長期間続けているとあり得ないことでもないです。
      気にしながら飲み続けるのもつらいでしょうから、今年中くらいにまた担当に先生に相談してみても良いのではと思います。

    • @タッチ-f1o
      @タッチ-f1o 8 месяцев назад +1

      早速のお返事有難うございます。 
      次回の診察の時に担当の先生にサームの相談してみます。
      常に視聴者の不安や悩みを聞いていただいて、回答してくださることに感謝しております。これからも宜しくお願いします🙇‍♀️⤵️

  • @恭子-z1x6i
    @恭子-z1x6i Месяц назад +3

    今、話題の骨密度上げると言うMBPを飲むのはどうでしょうか?最近、骨粗鬆症と言われました。

  • @ゆめ-e5g
    @ゆめ-e5g 5 месяцев назад +4

    初めてコメントいたします。
    5日前になりますが、骨密度検査結果、重症(腰椎54%、大腿骨65%)です。検査して良かったですね。血液検査の結果を持って骨粗鬆症の薬を決めましょう。とお医者様から言われた時はとてもショックでした。現在、満60歳です。
    早期治療から出遅れましたが、前向きに改善していこうと思います。
    この動画から、現状の骨密度ですとロモソズマブ(イベニティ)なのかなと予想しました。
    ロモソズマブは私の実母が80歳位で使った薬です。
    そうすると実の娘である私は20年も早く使うことになるのかなと少し悲しくなりました。それでも、この動画から「骨の薬の考え方」を理解すると、治療方法が存在する事はとても幸運な事と感謝に変わりました。
    そして、これまで通り身体を動かし、バランスの良い食事を継続していこうと思いました。更にプラスになる生活を勉強しながら可能性がある限り努力しようと思います。
    貴重な動画、本当に有難うございます。

    • @ゆめ-e5g
      @ゆめ-e5g 5 месяцев назад

      追加情報です。
      骨密度低いですが、骨折は一度もありません。

    • @npo2650
      @npo2650  4 месяца назад +1

      嬉しいコメントをありがとうございます。
      正しい理解、認識をして頂いて感謝です。骨密度がかなり低いので、イベニティは良い選択だと思います。
      良い方向へ向かいますように。

  • @柳原節子-k5y
    @柳原節子-k5y 20 дней назад +1

    ベネツトを、16年位飲んでます。大丈夫でしょうかな?

  • @Konkoyuri
    @Konkoyuri 7 месяцев назад +1

    骨密度の高い人は乳がんリスクが高いと医師から聞きました。
    又骨密度と骨折は関係ありますか?
    骨粗鬆症の薬により癌になると
    聞いたこともあります。
    副作用なども教えてください。

    • @npo2650
      @npo2650  6 месяцев назад +2

      骨密度が高いことと、乳がんリスクは結びつく要素があまりありません。
      無理につなげるとすると、女性ホルモンレベルが高い方が骨密度が高く保たれやすい一方で、乳がんの進行には女性ホルモンが促進的に働くので、女性ホルモンが低い方が有利です。強いて言って、その程度の関係です。
      また、骨粗鬆症の薬のうち、SERMという範疇にはいるラロキシフェン、バゼドキシフェンは、女性ホルモンのような働きで骨を強くします。ただ、これらは乳がん予防薬から出た薬で、乳がんリスクを半分以下に減らすことが実証されています。逆にがんを減らす薬ということになります。
      骨粗鬆症の薬全般については、「いきいきロコモちゃんねる」動画の中の、くすりのまとめの話や、それぞれの薬の解説をご覧ください。

  • @高橋樹-y5s
    @高橋樹-y5s 9 месяцев назад +3

    整形外科に勤めている薬剤師です。
    テリボン(週2回)注射していて、エルデカルシドールが併用されるケースがありますが、保険で切られることがあります。
    血液検査も行っていて、カルシウム値もモニタリングしていますが、
    なぜ保険で切られるのでしょうか?
    一般的には併用しないのでしょうか?

    • @npo2650
      @npo2650  8 месяцев назад +4

      高カルシウム血症の心配です。
      テリボンを含む副甲状腺ホルモン薬は、注射後一時的に血中カルシウム濃度を上げます。
      活性型ビタミンDも血中カルシウム濃度を上げるため、両者は併用注意になっています。特にエルデカルシトールは単独でも高カルシウム血症が多いため、基本的には併用しない方が安全です。保険の審査は基準は決まっているものの、最終的には審査をする医師の裁量によるところがあるため、テリパラチドとエルデカルシトールの併用は、危険性の注意喚起のためにも査定しているのかもしれません。
      ただし、ビタミンD欠乏状態ではテリパラチドの効果が減弱します。このジレンマを解決するために、私は天然型のテリパラチドを使う患者さんにビタミンD(非活性型、つまりサプリメントのビタミンD)を、買って飲んでもらうことが多いです。

  • @あき-g3t
    @あき-g3t 9 месяцев назад +3

    先生頼りにさせて頂いています🙇サームで下肢浮腫起こり中止になりました。サームは体重増加のリスクもありますか。

    • @npo2650
      @npo2650  8 месяцев назад +6

      頼りにして頂いて感謝です。
      サームは、副作用のすごく少ない薬です。ただ、頻度は少ないですが静脈血栓症が起きることがあります。頻度は、8000~10000人に1人程度です。
      下肢の浮腫が血栓なのか、何らかの影響(非特異的な副作用で、薬が合わない、といったようなこと)なのかは分かりません。しかし、念のためやめておこうということで中止になったものと思われます。
      ひとつだけ。両足が同時にむくんだのであれば、血栓ではないと考えていいです。
      サームでは、体重増加のリスクはないと思います。少なくとも見たことがありません。

    • @南沢治子
      @南沢治子 Месяц назад

      @@npo2650と

    • @南沢治子
      @南沢治子 Месяц назад

      @@npo2650

    • @南沢治子
      @南沢治子 Месяц назад

      @@npo2650

    • @南沢治子
      @南沢治子 Месяц назад

      @@npo2650

  • @rM-zq6ll
    @rM-zq6ll 8 месяцев назад +1

    医師受診より勉強になりました。 圧迫骨折後1回プラリア注射を受け4か月目です。が、骨折部の痛みが取れずに困っています。今回2回目の圧迫骨折ですが、1回目の圧迫骨折の方が腰椎5番目で酷い状態でしたが2か月したら殆ど痛みがありませんでした。(他院。初期の痛み止め以外、処方薬なし2か月自宅安静後。通常生活)今はVDを飲んでいるだけですが、こんなに長引く痛みに不安。 開業主治医は明確な返事なし、そなことは無い筈と逃げ口上(どうもプラリアを使うのは初めて?で「よく知らない」とまで言います)
    なのでベテラン先生に質問させて頂きましたm(__)m 
    この痛みがある間、この部位は「再骨折しやすくなっている」状態なのでしょうか?
    骨が破壊されてる?ばかりではないかと心配。プラリアは1回ですが止めたいと思います。
    後は、市販のVDだけでは駄目でしょうか。骨系の薬は合わないようです。

    • @npo2650
      @npo2650  8 месяцев назад +1

      ありがとうございます。勉強になって良かったです。
      圧迫骨折後に痛みが長く続く場合の主な理由は2つあり、骨折の治りが悪い場合と、骨折の形が悪い場合です。
      治りが悪い場合は遷延治癒とか偽関節と表現しますが、骨折が完全に治り切らず、そこに荷重がかかったり動きが入ったりして痛みが出ます。X線写真では、完全についていない部分が黒く抜けた線状に見えます。骨折後早期に痛みを我慢して動いていると、骨折が治り切らず、不安定性が残りやすいと言えます。
      形が悪い場合は、圧迫骨折部分が横から見て、本来長方形の椎体が、三角形やそれに近い台形になって治ると、立って歩くときに痛い、上向きに寝ると痛いといった症状が続きやすいです。
      ご質問についてですが、「再骨折しやすくなっている」状態というのは、通常、他の椎体が骨折しやすいことを意味します。2つ圧迫骨折を起こしている状態は「再骨折しやすい」と考えられますが、今の痛みの有無、程度とは直接関係ありません。
      他の部位の骨折予防のためにはプラリアは悪くない選択ですが、今回の圧迫骨折の治癒を促すことや、他の椎体の圧迫骨折の予防を考えるとテリパラチドが最も良い選択肢です。毎日のフォルテオ・テリパラチドBS、あるいは週2回のテリボンです。すべて自己注射です。
      ただ難しいところで、骨粗鬆症薬との相性が悪いことが多い場合、何だか気が進まないといった場合、サプリメントのビタミンDで行きたいということでしたら、それはそれで仕方ないかとも思います。何もないよりは良いとは言えます。
      それでもやはり、この場合の第一選択はテリパラチドです。先生と相談して、使ってみるのはいいかと思います。プラリア1回だけでしたら、そのまま使い始めてもいいでしょう。
      もちろん、今の先生がテリパラチドを使っていることを前提にした話です。

    • @rM-zq6ll
      @rM-zq6ll 8 месяцев назад

      @@npo2650  先生、ご相談して良かったです。前回の治りが早かった?ので同じ経過と思いこんでいました。「テリパラチド」が適しているとのご指導、有難いご返事に感謝です。詳しくご説明頂き何がどうなって痛みがツずいているのか・・再度、検査してテリパラチドを希望治療受けたいと思います。本当に有難うございました。これからも骨に関して詳しいRUclips楽しみにしています。有難うございました。

  • @--sylvie-ze9fw
    @--sylvie-ze9fw 4 месяца назад

    とてもわかりやすく説明してくださりありがとうございます。
    50歳で骨粗鬆症と診断され、SERM製剤とビタミンD製剤を服用していました。現在57歳です。昨年乳がんに罹患し、今年、全摘とリンパ節郭清して、pCRでした。術前抗がん剤中体調が悪くほとんど運動しなかったのも影響し、腰椎がYAM71%から63%へ減り、(大腿骨は67%)、整形医師からフォルテオ注射毎日2年間を提案されています。フォルテオで骨転移しやすくなることはないそうですが、もし骨転移したら症状を悪化させるから薬を変えると言われています。注射の2年間中に知らぬ間に骨転移していて、それに気づかず注射して骨転移が悪化したらと不安です。手術終えて間もない乳がん患者にフォルテオを使うことはありますか。今から3年間は乳がんの再発転移に気をつけていくと言われており、その期間にフォルテオを使うことに迷っていてまだ決められずにいます。

    • @npo2650
      @npo2650  3 месяца назад

      大変な思いをされて、ご心配なことと思います。そんな中、pCR(病理学的完全奏功)とのことで、まずは良かったです。
      さて、確かにフォルテオは骨原発腫瘍と転移性骨腫瘍が疑われる場合は使わないことになっています。また骨転移があると分かってから中止するので良いのかというご心配ももっともと思います。
      フォルテオは乳腺細胞には作用しませんし、そこから派生した乳がん細胞にも作用しないため、原理的に大丈夫なのですが、気持的に心配を払拭するのは難しいです。
      かと言って、骨密度がかなり低いことからすると、ロモソズマブ(イベニティ)が良い選択だと思います。乳がんには全く作用しませんし、骨密度増加効果はテリパラチドに勝ります。担当の先生にイベニティはどうでしょうかと聞いてみてください。

    • @--sylvie-ze9fw
      @--sylvie-ze9fw 3 месяца назад +1

      @@npo2650 温かいお言葉と丁寧なご返信ありがとうございます。何回も拝読しました。
      わかりやすく原理的には大丈夫と説明くださり、そこまでの説明を受けたことが無かったので安心しました。わたしの考え方次第なのかなと感じました。
      イベニティを担当医に提案したところ、骨転移が心配ならイベニティも使わないと言われました。骨の質を上げるためには、まずフォルテオを使うのが一番とのことで、もう少し考えてみることにしました。
      ご返信ありがたく、感謝いたします。これからも動画で勉強させていただきます。