【祝 開通】新幹線よりお先に延伸 究極の私鉄が岩見沢で出発！ もうひとホリ 2022年7月27日放送

このところ鉄道といえば、路線や駅の廃止という
話題が多くなっていますが、そんな中…
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/ @hbc7142
『空知鉄道』金森 涼介 代表
「ここが新しくできた『南赤川駅』です」
夕張市石炭博物館 吉岡 宏高 館長
「こう言うかたちで延伸を果たせるというのは
まさに「令和の奇跡」ではないか」
新駅に路線の延伸？
9年の思いを込めた鉄道が奇跡の出発です！
子ども
「しゅっぱつしんこう！」
岩見沢市の郊外を走ると・・・
家の前になぜか小さな電車の駅が。
「赤川駅」と書いてあります。
作ったのはこの人、金森涼介さん43歳。
実は…
金森さん
「電車の運転士をやっています」
なんと、札幌市電の現役運転士。
実家に9年かけて作り上げた 名付けて「空知鉄道」です。
金森さん
「自分の家でも走らせたら もっと面白いかもと
思って始めた。ここが新しくできた『南赤川駅』
これも3年かけてほぼひとりで作った」
最初にできたのは家の前にある「北村駅」
そこから90度曲がり、まっすぐ行くと「赤川駅」に到着。
ここまでの路線は、3年かけて、2015年に完成。
その後、隣りの土地も購入し、
今度は6年かけて、およそ45メートル延伸させ
今月完成したのが「南赤川駅」です。
金森さん
「工事を始めたのは9年前。ホームセンターで
売っている部品を買って自分で取り付けた。
まあまあな新車が1台買えるくらいですかね」
本物そっくりの「鉄道信号機」に
ヨーロッパで実際に使われている軌間381ミリのレールも。
また運転指令室につながる通話ボックスも
およそ50年前の黒電話を使い自作しました。
金森さん
「運転指令！こちら南赤川駅の金森です！」
「（家族からは？）最初のころは
誰も相手にしてくれないというか、
こんな突拍子もないことを始めたので」
おそよ3分の1スケールで再現したホームやレールの数々。
主役となる電車も、もちろん金森さんの手作り。
「すずかけ」と名付けられた試験車両をベースに
モーターやバッテリーを内蔵。
1年かけて完成させました。
最高時速5キロ。
さらにＡＴＳ＝自動列車停止装置も。
金森さん
「運転士が気を失っても、
安全に止まるようになっている」
安全対策も完璧。
いよいよ 延伸開業式です。
金森さん
「新人の運転士が頑張ってもらえるので、
札幌で市電を運転しているプロですね」
開業式
「赤川駅から南赤川駅間延伸開業
おめでとうございます！」
現役の札幌市電の運転士、
金森さんが作った自作のミニ鉄道。
その名も「空知鉄道」
45メートルの延伸開業セレモニーには、
たくさんの関係者が集まりました。
金森さんの後輩たちが運転士を務めます。
札幌市電 後藤世司 運転士
「ほとんど本物に近いですから 止めるとき、
カーブの時とかちょっと緊張しますね」
子ども
「しゅぱつしんこう！」
渡辺さんの運転で一番列車がスタート。
次の赤川駅では、アナウンスも流れます。
アナウンス
「まもなく上りの電車が参ります」
終点は2015年に完成した「北村駅」
ここまでおよそ90メートルの列車の旅です。
列車に乗った、夕張市石炭博物館」の吉岡館長は・・・
夕張市石炭博物館 吉岡 宏高 館長
「北村でこういう鉄道があるとは、
夕張だったらここでやってみたいかなとか
お金をどう調達しようかと、これを拝見した時は
そういう発想になった」
さらに地元の「北村温泉ホテル」の支配人と
料理長もこの鉄道を見て・・・
北村温泉ホテル 後藤 茂雄 統括料理長
「よくJRで旅をしていた。
やはり駅弁が楽しみだったので
駅弁を、ぜひ北村温泉でやらせていただきたいと」
金森さん
「鉄道はヒトを惹きつける何かがあると思う。
どんどん広がって、輪が大きくなって
空知という地域を盛り上げていけたらいい」
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