思わず「疲れたー」連日ブルペン投げ込み楽天最年長・岸投手40歳で迎えるシーズンの目標は「防御率を0.01でも下げるとか去年を1つでも上回る」【沖縄キャンプ】

春季キャンプ中の楽天イーグルス。チーム最年長の岸孝之投手にこのキャンプで意識して取り組んでいることや今シーズンの目標などを聞きました。楽天イーグルス　岸孝之投手：
「キャンプは何年やっても疲れます。準備をしっかりしてきているつもりでもユニフォームを着て動いていみると疲れます。（ブルペンでは）実戦に入るまではバランス、タイミング、リズムこの3つを意識しています。ブルペンに入るのはその日の体調や気分で決めています」キャンプ中、気になるトレーニングが。2月3日、ブルペンで石嶺捕手を横に立たせてピッチングをしていました。楽天イーグルス　岸孝之投手：
「バランスを考えてなるべく後ろに倒れないように壁をしっかりつくれるようにという意識で。投げていて違和感があるなとか、ちょっと体が流れているなとか開きが早いかなと思ったときにたまにやっています」
「開幕投手」へ意欲
プロ19年目、40歳で迎える今シーズン。心境の変化は。楽天イーグルス　岸孝之投手：
「心境の変化はそこまでないですね。チーム最年長だからと言って言葉とか何かで引っ張っていこうという気持ちもあまりないですし、引っ張っていけるとも思っていないので、とりあえず自分のできることを変わらず精一杯やっていきたい」現役のプロ野球の先発投手で40歳を超えているのは、岸投手と球界最年長の45歳、ヤクルトの石川投手の2人です。岸投手にとって、石川投手はどんな存在なのでしょうか。楽天イーグルス　岸孝之投手：
「同じ東北出身でいろいろ交流もあって。去年初めて食事にも行って。いろいろ話をさせてもらって刺激になりました。目標とする先輩の1人です」その石川投手。先日のキャンプで「何歳になっても開幕投手を目指すことは大事だだと思っているので、そこを目指して頑張りたい」と思いを語っていました。これに対し岸投手は？楽天イーグルス　岸孝之投手：
「僕もです。もちろん。先発投手としてやらせてもらっている以上はそこは目指してやりたいなと。開幕投手をつとめた試合でまだ勝ったことがないので。そういうのは目標としてありますよね」そんな岸投手を師匠と慕う投手がいます。
弟子からの熱い言葉に・・・
岸投手を師匠と慕い、毎年自主トレも一緒にしているのが藤平投手です。楽天イーグルス　藤平尚真投手：
「去年活躍できたのもそこまでに至るところで岸さんから正しい方向に矢印を向けてくれてそっちに進めている結果が去年1年間できたところであると思うので、
感謝しきれない思いですし、岸さんがいるということが自分の中で大きいので
キャンプ中も良い雰囲気の中でできていると思います」後輩の熱い言葉に岸投手は。楽天イーグルス　岸孝之投手：
「今までは先発として枠を争うライバルでもありましたが（藤平投手が）中継ぎになって見守る感じです。がんばれって。あの力強いまっすぐは武器になるし、もっともっと結果を残せるようにがんばってほしいなと思います。」
1つでも去年を上回る
最後に岸投手の今シーズンの個人としての目標を聞きました。楽天イーグルス　岸孝之投手：
「全部を求めてもちょっと…厳しいのかなというのもありますし。勝ち星や防御率を0.01でも（去年より）下げてとか1イニングでも多く…ぐらいの気持ちでいたほうがうまくいくんじゃないかなと。なるべく妥協しないようにがんばりたいと思います」
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